rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ 4節 プレビュー part1

1、前段

 どうも!みなさんこんにちは。お久しぶりです。

 代表ウィークも明けようやくリーガが再開となります。これからはミッドウィークの試合も入るようになり、週2日体制となります。全節書くことは目標としつつ、できないときも忙しかったんだなあくらいに思っていただけると嬉しいです。また、3節まで続けてきた全試合視聴も難しくなります。それに応じてベストイレブンも、全試合からのセレクトとはなくなってしまいますが、一応続けたいと思っていますので、楽しんでいただけたら幸いです。

2、リーガ3節の振り返り

 3節は、アトレティコ、セビージャの引き分けにより早くも連勝チームがいなくなるという形になりました。その中でマジョルカバレンシアはそれぞれペリコ、アラベスに完勝し、未だ負けなしと予想に反した好調なスタートを遂げました。更にはラージョがグラナダ相手にまさかの4点差勝利。他にも信じられないようなビジャレアルのOGやアディショナルアイムにセットプレーから2点を取ったオサスナカディスに逆転勝ちを遂げるなど、相変わらずトピックスの多いMatchdayになりました。

 振り返りはここまでにして、いつも通り個人的3節のベストイレブンを置いて、プレビューに移りたいと思います。べスイレについての意見・批判は優しい形であれば()受け入れていますので、ジャンジャンコメント宜しくお願い致します!

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左 一番手 右二番手

3、第4節プレビュー

1、レバンテvsラージョ

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 ホーム レバンテは前節ラレアルに敗戦。勝ち点2の勝ちなしで開幕3節を終えた。ただ一方で内容面を見ると復帰したカンパーニャはモラーレス、デフルートス、メレーロといったタレントといい形で連携を見せており、充実したものにはなってる。今節はデフルートスの欠場が濃厚視されているが、代わりに入るバルディorカンテ―ロも十分期待が持てるタレントであり、攻撃面の心配はそれほどないと言うことができるはずだ。その一方で課題となるのは相変わらず3試合で5失点を喫しているディフェンス。ヴェーゾ、ドゥアルテ、ピエルといったCB陣はどれもリーガレベルに達しているとは言い難く、昨季まで一人でゴールを死守していたアイトールもまだ例年並みのスーパーセーブは見られていない。そんな中、期待されるのがデッドラインデーにアーセナルより移籍し、久々のリーガ復帰となるムスタフィ。アーセナルでは厳しいシーズンも多かったと聞くが、バレンシア時代彼が見せたプレーは確かなものがあり、その時のようなプレーを見せられれば、DFリーダーとして失点減少、そしてその後の勝ち点3獲得に大きな王権ができるはずだ。ラージョとの対戦となるこの試合、まずは前節グラナダ相手に4得点を挙げたラージョ攻撃陣をしっかり抑えたい。


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 一方のアウェイ ラージョは前節グラナダ相手にまさかの4得点勝利。トレホのキープ力、アルバロの仕掛け、エンテカのポストワーク等々前線のタレントのストロングポイントがうまく発揮された良い形で初勝利を挙げた。そして代表ウィーク明けとなる今節、代表に帯同した選手が他に比べて少なかったこともあり、しっかりと2週間リーガの舞台で戦えるだけの形、そしてレバンテ対策を作ってきたはず。前節はフロックだっのか、それとも本当にリーガで戦っていけるだけの実力があるのか。ラージョの本当の意味での実力が試される一戦だ。注目は移籍期間終了間近に獲得したセルジ・グアルディオラ、ウナイ・ロペス、そしてなんといってもラダメル・ファルカオ。前節見せたように個性豊かな面白いタレントがそろう前線でセルジ・グアルディオラファルカオがどのようなプレーを見せるのか。目標である残留達成のためにはエンテカを合わせた彼ら3人の中で2桁ゴールを記録するレベルの結果を残すプレーヤーが欲しいところだ。


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2、アトレティックvsマジョルカ

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 ホームのアトレティックは前節セルタ相手にかなり攻め込まれながらも1点を取り勝利。開幕3試合は負けなしの勝ち点5と上々の滑り出しを見せた。しかしこの試合ではここまでバイタルエリアに侵入し数多くのチャンスをクリエイトしていたサンセットがラ・ロヒータの練習中に怪我したことで出場が微妙に。ただ代わりを伺うのはラウール・ガルシアやビジャリブレといった実力十分なタレントであり、チーム力の大幅な低下は避けられるはずだ。更に同じく出場が危ぶまれていたベレンゲルやデ・マルコスは出場が濃厚視されており、イェライの復帰も間近に迫るなどポジティブな要素は多い。この試合の注目はムニアイン。対峙することが予想されるマフェオはメッシのマンマークでご存じの方が多い通り、対人にはなかなかの能力を持っている。そんな中でアトレティックの絶対的中心にして崩しのタクトを握る彼が、どのようなポジショニングをとり、どのような絵を描いていくのか。抜群の精度を誇るセットプレーと合わせ注目したい。


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 一方のアウェイ マジョルカは前節ホームで同じく昇格組のエスパニョールを圧倒し、見事勝利。開幕3試合を勝ち点7という出来すぎのような結果で終えた。更には移籍期間終了間際にイ・ガンインとマシュー・ホップという才能ある若手を獲得。更に攻撃面でのタレントを増やしている。我らが久保建英は前節右のハーフスペースに位置し、バイタルを攻略する動きで勝ちに大きく貢献。更に代表でもトップ下に入り別格さを見せつけた。しかし、厳しいようだが今季の彼に求められるのはどんなスーパープレーよりも結果。10回のポスト直撃弾より、1つのゴールである。マドリーとの契約が今季終了時点で残り2年となる彼にとって、自分に慣れ親しんだ舞台であり、自分が主役になれる昇格組のマジョルカを選んだ時点で、彼は今季マジョルカの王としての圧倒的な結果が求められるのが現実だ。中国戦で見せたポスト直撃弾やエスパニョール戦で見せたカットインからのシュート。どちらも素晴らしいプレーだったが、マドリーというクラブを目指す以上、これらは確実に決めていかなければならないものだ。今季そしてこれからの久保建英にために今節目に見える個人の結果を手にしたい。


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3、エスパニョールvsアトレティコ

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 ホームのエスパニョールは前節マジョルカに敗戦。開幕3試合を2分け1敗の勝ち点2で終えた。その結果以上に深刻なのが未だ得点が0であること。これはリーグ全体でも唯一の成績であり、早急な改善が必要だ。とはいっても、RDTとディマタの2トップはそれぞれいい動きは見せており、より問題なのはプアドとエンバルバで構成する2列目。どちらも間違えなく能力のあるタレントながらこの3戦、ほぼいいところを見せられていない。更にエンバルバは和解こそ報じられたものの前節ビセンテモレノの握手を拒否しており、プアドはケガによってこの試合の出場が不透明と厳しい状況は続く。そんな中光となり得る存在が33番のニコ・メラメド。前節も投入以降比較的自由に動きボールを触ることでリズムを作った彼はこの試合での先発起用も十分想定でき、アトレティコ相手であっても可能性を作ることができるプレーヤーなはずだ。アトレティコ相手とはいえ、簡単に無得点で負けることは許されない試合になる。ビセンテモレノの采配とともに実力ある選手たちの奮起に期待したい。


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 一方のアウェイ アトレティコは前節奇跡の()OGでビジャレアル相手に何とか追いついてドロー。内容は圧倒していたが得点がとりきれず、また失点はどちらもミスからと、自分たちで試合を難しくしてしまうなどいくつか課題が残る試合となった。ただそれでもプレーの質自体はリーガ内だと頭一つ抜けたものを見せていたのもまた事実であり、選手層から考えても今季のリーガを牽引する存在であることは間違いない。移籍関係ではデットラインデーにサウールをチェルシーに放出し、グリーズマンを復帰させた。これに関してはコルチョネロス(アトレティコサポーター)の中でも賛否両論大きく分かれる問題であり、コレア、フェリックスがいる中でどのように使っていくのかは不明だが、タレントとして間違えないものを持っているのもまた事実であり、期待は集まる。

 この試合ではコレア、デポール、ヒメネス、クーニャといった南米予選組の出場は厳しく、コケ、ジョレンテ等欧州代表組も疲労がたまっていることは想定できるが、それでも選手層は圧倒的なものがあり、この試合の勝利は絶対条件。早めに勝敗をはっきりさせミッドウィークのポルト戦に向けた調整ができれば、最高の展開になるだろう。


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4、オサスナvsバレンシア

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 ホーム オサスナは前節カディス相手に土壇場の逆転劇で見事勝利。開幕3戦で負けなしの勝ち点5と上々の滑り出しを見せた。更にこの代表ウィークではほとんどの選手が狩り出されなかったことで名将ジャコバ・アラサテの下、更なる充実が期待される。そのことからもわかるようにおそらくバレンシア対策というのも十分に立てられていることは予想でき、持ち味である柔軟かつアイディアのサイドと堅実かつ堅固な中央のバランスをもって絶好調のボルダラスバレンシアに挑むことが予想される。その中でキーとなるのが、昨季に引き続きローンでアトレティコから来ている左ラテラルのマヌ・サンチェス。攻撃において内外使い分け、時にはストライカー張りの位置に入りチャンスメイクを行う彼の存在はバレンシアの442ブロックに対し効果的であるはず。ただその一方で彼が空けるスペースがリスクになることもたしかであり、カウンター時そこのエリアからの侵入を試みる可能性は十分。更にちょうどマッチアップとなるのが現在絶好調のカルロス・ソレールであることもあって、ここの攻防は一つターニングポイントになるはずだ。


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 一方 アウェイのバレンシアは前節メスタージャでアラベス相手に3-0で完勝。開幕3戦で2勝1分けの勝ち点7を獲得と相手に恵まれた部分はあったとはいえ、新監督ボルダラスの下で順調すぎるスタートを切った。442で設定する守備ブロックからゲデス、チェリシェフの推進力、マキシのキープ、ソレールの飛び出しといった前線のタレントの特徴に、ピボーテやラテラルが絡んでいくカウンターはかなりの切れ味を誇っている。守備でも新守護神候補のママルダシュヴィリは好セーブを見せ、広いカバーエリアを持つガブリエウと対人で強さを見せるアルデレーテのコンビは良い補完性を持っている。サイドでも、ガヤはもちろん移籍期間終了間際に獲得したフルキエは身体能力化け物であり、対人で無類の強さを発揮するラテラルだ。そして迎える今節はカピタンであるガヤが代表中のケガで出場が厳しく、右コレイア、左フルキエの形が予想されている。ガヤの不在は大きすぎる痛手であり、サイド突破に強みを持つオサスナ相手に厳しい形にはなるが、持ち味の堅守速攻を見せることができれば十分勝機はある。この開幕3戦がフロックではなかったことを示すためにも、この1戦良い形で乗り切りたい。


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