rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ9節プレビュー

1、前段

 みなさん。こんにちは。

 代表ウィークも終わり週末より各国リーグ戦が再開になります。この代表ウィークでは我らが日本代表のいろいろな意味でカロリーが高かった2戦を1勝1敗で乗り切った他、スペインはネーションズリーグ決勝であと一歩フランスに及ばず準優勝という結果になりました。優勝という最大の目標こそ叶わなかったものの、ペドリやジョレンテ、ジェラールといった主力を欠きながら、ピノ、ガビといった若手を使い、素晴らしい内容でイタリアに勝利、フランスをあと一歩まで追い詰めたルーチョ率いるこの大会のラ・ロハは十分賞賛に値する出来だったと個人的には評価しています。アンス、フェラン、オヤルサバル、オルモ、ピノ、ブライアン・ヒル、ペドリ、ガビ、ソレール、パウ、シモン等々次々と東京世代以下のタレントがこのレベルで台頭しているラ・ロハの1年後、3年後、5年後に今からワクワクが止まりません。

2、ラ・リーガ8節振り返り

 さあ話をクラブに戻し代表ウィーク前の試合となった第8節の振り返りに行きたいと思います。まず8節最大のビッグマッチであったアトレティコvsバルセロナは2vs0でアトレティコの勝利。格の違いを見せつける内容になりました。それ以外では波乱が2つ。ここまで無敗を維持していたマドリーとセビージャが其々エスパニョールとグラナダにまさかの敗戦。これで無敗はベティスを圧倒したビジャレアルただ1つとなりました。他にはラージョの連勝がストップ、ヘタフェは初勝ち点をあげ、バレンシアカディス相手にいろいろな意味で難しい試合となり、4試合勝ちなしとなりました。チームごとの雑感は各チームのプレビュー時に付け足すことにして、いつも通り8節のベストイレブンとそのサブチームを置き9節のプレビューに移りたいと思います。

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3、ラ・リーガ9節プレビュー

1、レバンテvsヘタフェ

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 まずプレビュー云々の前に触れなければならないのが、パコ・ロペスについてだろう。約4年の在任期間でレバンテのプリメーラ歴代最多勝利、昨季のコパデルレイ準決勝進出など数々の実績を残した彼は、内容面でもスペインらしい攻撃的かつ魅力的なフットボールを披露。3強にも決してひるまず熱い点の取り合いを行い勝利した。自分も含めた数々の人にリーガ、そしてオトラの魅力を再認識させてくれたパコ・ロペスに対して敬意と感謝を示すとともに、彼がまたリーガの舞台で指揮をふるうことを楽しみにしていることを添えておきたい。


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 さてプレビューに入ろう。この代表ウィークで指揮官を代えた両チーム。ホーム レバンテは中国の河南嵩山龍門からハビエル・ペレイラ氏を新監督として招聘した。アシスタントコーチとしての実績が豊富でかつてレバンテの所属経験もある彼だが監督としてのキャリアは1年ちょっとと不透明な部分が大きい人事となった。現状、開幕以来勝ちなし&3連敗中という最悪な流れの中、彼には早い段階で内容、結果を両立させるという高いハードルが求められる。ただその高いハードルを満たせるだけのタレントは特に中盤より前には十分すぎるほど抱えており、ペレイラが解任ブーストだけではなく継続的に良い形でシーズン通して盛り返すことができれば、そのハードルを越え、トップ10も目指せるはずだ。再スタートとなるこの試合、ハビエル・ペレイラ率いる申請レバンテがどのようなフットボールを見せてくれるのか注目したい。


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  一方アウェイ ヘタフェもまたこの中断期間でミチェルを解任。新たにリーガファンにとってはお馴染みのキケ・サンチェス・フローレスを招聘した。ボルダラスという偉大過ぎる前任の後を継ぎ、ポゼッション施行への移転を図ったミチェルであったが、ヘタフェの選手たちの属性と施行するフットボールのギャップがあまりにも大きく、結果8試合でわずか勝ち点1という結果に終わってしまった。そして新体制での初戦となるこの試合良い内容、そして勝ち点3が欲しいのはヘタフェも同様。残留のためにも早くまず初勝利を挙げ、嫌な流れを新監督とともに払拭したいところだ。注目選手はフロレンティーノ。フォーメーションがどうなるかは不透明だが、今夏加入したポルトガル期待のピボーテは徐々にチームにも馴染み中盤のフィルターとして、自らの良さを見せ始めている。彼が今後さらに存在感を増すようになってくれば、アランバリやアレニャといったタレントの攻撃面での良さもより引き出されるはず。新生ヘタフェpart2の中心としてのプレーを期待したい。


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2、レアル・ソシエダvsマジョルカ

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*オヤルサバルの欠場が確定。代わりはヤヌザイか。

 前節アウェイとはいえヘタフェ相手に勝ちきれず連勝が止まったラレアル。ただ開幕戦にバルサ戦以降EL含め9戦無敗と調子の良さは見せており、この代表ウィークでもオヤルサバルやイサクが各国代表で存在感を見せた。更にこの代表ウィークによって主力陣の戦線復帰も予想されており、シルバ、セルロートといったあたりはこのマジョルカ戦からの復帰も可能性としては挙げられている。この試合注目はエルストンド。現状マドリードの両チームに並ぶ勝ち点17という成績を見せているラレアルにおいてDFリーダーとして、そしてサリーダの1stステップ担当として存在感を見せているエルストンド。今回こそ見送られたが、ラロハの右CBは人材難に襲われているだけに今後の招集、さらにはW杯というルートも夢物語ではなくなってきている。今年こそ2年連続で4強の後塵に屈してきたラレアルがCL圏という目標をつかむためにも去年の多くをケガで棒に振った彼の活躍が今後も求められてくる。


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 一方、アウェイのマジョルカは前節4試合ぶりの勝利を挙げた。レバンテの出来がひどかったのも事実だが、ルッソ、マフェオとDFラインに2人の主力が帰ってきたのも大きな要因として挙げられる。近くライ―ジョの復帰も予想されていることから、マドリー戦で足を痛めた久保以外の主力はほぼ揃い、改めて仕切り直しとなる今節。8月の無敗から9月の未勝利とリーガで戦える部分と厳しい部分を早くも経験したマジョルカにとってこの10月をどのように乗り越えていくのかは大きな焦点となる。そんな中で注目したいのがホッペ。今季シャルケから加入した彼はターンオーバーやニーニョのケガの間出場し、フィジカルを生かしたポストプレーや空中戦などニーニョとはまた違う武器を見せた。久保、ダニ・ロドリゲス。イガンイン等、良い形のチャンスメイクができるタレントは2列目に多くいることもあり、ニーニョとホッペ、更にはアンヘルやアブドンといったストライカーを上手く使いこなせれば更なる得点力アップも見込める、改めて残留という目標をまずは念頭に置きつつチームの完成度を高めるためにもこの中断明けの1戦良い形で終えたいところだ、


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3、ラージョvsエルチェ

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 ホーム ラージョは前節エルサダールに乗り込みオサスナと対戦。終了間際に失点し連勝は3でストップした。ただ試合内容としては敵地ながらいつも通り一歩も引かないフットボールを見せており、彼らの状況を考えても決してネガティブになる必要のない敗戦といっていいはず。代表ウィークも終え、改めて仕切り直しとなる今節、ホームでしっかりと戦い、内容・結果ともに良いものにしたいところ。そんな中この試合の注目は右SHに入るであろうイシ。この試合でのマッチアップおそらくモヒカになると思われる。身体能力を生かしたアジリティとふぃじあるを武器にするモヒカに対し、スペイン人らしいテクニックとポジショニング、状況判断で勝負するイシという全くタイプの異なる2人のマッチアップは間違いなく興味深い戦いになり、そこで優勢をとれたチームがこの試合をも優位に進めていけるはずだ。


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 一方、アウェイのエルチェは前節プレビューで期待した通りベネデットが今季初ゴールを挙げ、見事セルタ相手に勝利。連敗ストップにも成功した。ここ2試合、相手の長所を消す形での戦術勝負を試みているエスクリバ。前節は左サイドからのドリブルでプレス回避を行うハビ・ガランをホサンに睨ませることでセルタが誇る豊富な前線のタレントへの効果的な供給を止めることに成功した。今節のラージョもまたハビ・ガランとは違う形で左サイドが一つのストロングになっているチーム。ガルシア×2のスピード感ある推進力に対しどのような人選で封じてくるのかエスクリバの采配にも注目だ。前節の勝利で14位まで上昇したものの、チーム自体の完成度、そしてタレントの質はもう一つ上のステップを目指せるだけのものがあり、まだまだ伸びしろを感じるチーム。この試合好調ラージョに勝利し、更なる躍進への足掛かりとしたいところだ。


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4、セルタvsセビージャ

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*クンデの欠場が確定。代わりはグデリか。

*パプの欠場も確定。ジョルダンラキティッチディレイニーのうち2人がインテリオールに入ると思われる。

 

 昨季8位と好成績を残し、今季こその欧州カップ戦出場を期待されていたセルタだったが、ここまでは2勝1分5敗の16位と大苦戦を強いられている。その主要因として挙げられるのが、以前も触れたがやはり絶対的エース アスパスの不調。これまで2G1Aと結果で見ればそこまで悪い数字ではないが、昨季依然と比べると簡単なロストやミスが格段に増加。本人もうまくいかないことを実感しているのか、相手と揉めるシーンも多くみられている。そんなアスパスに代わり1人気を吐いているのがブライス・メンデス。右HSあたりからバイタルに侵入。そこからのチャンスメイクで攻撃陣を牽引している。前節負った怪我の状態は心配だが、それによって代表に行かなくて済み、良いコンディションでこの試合を迎えることができるのもアドバンテージ。この2人が両者ともにいい形で試合を迎え関係性を作れれば、ジエゴ・カルロス不在のセビージャ相手であれば十分決定的チャンスは作れるはず。ホームの舞台で巻き返しのきっかけとなる1勝が欲しい試合だ。


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  一方アウェイのセビージャは前節グラナダにまさかの敗北を喫し開幕から続いていた公式戦無敗記録がストップ。グラナダ戦ではスソとラメラの同時起用を試みるも全く機能せず、ケガのエンネシリに代わって入ったラファミルもなかなかボールに絡めないなど、特に攻撃面での組み合わせに課題が残った。さすがに連敗は避けなければならないこの1戦で注目したいのはジョルダンラキティッチ、パプなど今季は相棒のインテリオールのパフォーマンスがパッとしない試合が多い中、ジョルダンはシーズン通して好パフォーマンスを維持しており、チームの心臓として機能している。ラロハに未だ未招集というのが驚きなほどオトラではトップクラスの実力を誇っている彼がタピア不在のセルタの中盤を完全に制圧できればセビージャの勝利は大きく近づく。ジョルダンを中心にセルタを圧倒し、前節の嫌な雰囲気を払拭する1戦にしたいところだ。


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5、ビジャレアルvsオサスナ

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 ホーム ビジャレアルは前節トリゲロスをゼロトップ気味に置いた形でベティスに完勝。圧倒的に引き分けが多いとはいえ、未だに無敗を維持している唯一のチームである。新加入ダンジュマの爆発はもちろんトピックスの一つであるが、それ以上にジェラールやディア、パコ、チュクウェゼ等前線のタレントの多くがケガで離脱している中でも、エストゥピニャンやコクランといった昨季厳しいパフォーマンスに終わった選手に新たなタスクを与えるなどで復活させ、トリゲロスを頂点に置いたひし形気味のストライカーを置かない形を開発するなどウナイ・エメリの手腕は見事としか言えないものを見せている。そして今節とうとう先程挙げた選手たちの復帰が予想されている。特に注目はやはりジェラール。開幕からコンディションが上がらない中で怪我を抱えてしまった絶対的エースがこの復帰初戦どのようなパフォーマンスを見せるのか。そしてその中でピノやダンジュマといったタレントとどのようなかかわりを見せるのか、楽しみは尽きない。イエローサブマリンのさらなる躍進へいい形で勝利したいところだ。


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 一方アウェイのオサスナは前節マヌの終了間際の劇的ゴールでマジョルカを下し、エルサダールでの今季初勝利を挙げた。開幕からけが人を出しながらも堅実に勝ち点を重ねマドリードの2つ、ラレアル、セビージャに次ぐ5位と出来すぎといってもいい序盤戦を迎えているオサスナ。そして今節は今季3戦全勝と圧倒的な強さを誇るアウェイでの1戦となる。今季のオサスナは出来が特別いいかといわれるとそこまでではないように感じるが難しい試合でもエレーラやダビド・ガルシア中心に耐え、接戦を何とかものにする試合が多い印象。すでに8人がスコアラーとなっていることからもわかるように土壇場で思いがないプレーヤーのゴールというのも多い。そんな中この試合注目したいのはマヌ・サンチェス。前節ストライカーかよという素晴らしいクロスへの反応でゴールを挙げたように攻撃での自由なポジショニングからの良いチャンスメイクをしている一方、やはり上がったスペースを狙われることも多く、現状ではルベン・ガルシアらが何とか対応してくれてはいるが、ビジャレアルレベルになると一瞬のスキでも決定的なものになってしまう。更にマッチアップするピノは18歳の若さでA代表デビューを果たすと、イタリアやフランスの一流選手相手にも十分脅威を与えており、実力自信共に更にも一つ上のレベルへ到達したといってもいいくらい絶好調。そんなピノ相手にマヌがどのようなパフォーマンスを見せ、両チームのストロングの一つでもあるサイドをどちらが制圧するか。これが試合全体の流れにも大きく左右してくるはず。エメリにも負けず劣らずの名将アラサテがどのようなプランを授け強敵ビジャレアルに対抗してくるか。チームの本当の意味での実力が試される1戦となる。


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6、バルセロナvsバレンシア

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※アラウホの欠場が確定。代わりはエリック・ガルシアか。

 ホーム バルセロナは前節アトレティコに全くかなわず0-2で完敗。これで公式戦でも連敗となり、クーマンも違約金の問題で解任できないなど光が全く見えない状況になっている。更にそこにある意味追い打ちをかけるような形で、この代表ウィークではブスケツネーションズリーグMVP、ガビも17歳ながら一歩も引かないプレーを見せ、デストやメンフィスといったほかのプレイヤーも大活躍。タレントが足りないと嘆いていたクーマンに対しての痛烈な皮肉のような形になってしまった。この代表ウィーク期間で切れなかったことを見ると今後も滅多なことが起きない限りクーマン政権は当分の間続いてしまいそうだが、滅多なことが起こってしまいかねないのが今のバルサ。更にこれからはバレンシア、2連敗中のCLvsディナモ・キエフ、そしてエル・クラシコと非常に大切な強敵との3連戦になる。この3連戦をどのように乗り切るか、そしてその後のラージョ戦采配をとっているのは誰なのか。崖っぷちどころか、既に崖から崩れ落ちているバルセロナがここから這い上がれるのか。勝負の1stラウンドが始まる。


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 一方 アウェイのバレンシアは4戦負けなしの後、4戦勝ちなしとマジョルカ同様ジェットコースターのような序盤戦に。ただこの中断期間を経てガヤ、ソレール、チェリシェフ、コレイアという両サイドの前後ろのスタメン計4人が復帰。出場停止のアルデレーテを除くほぼベストメンバーでカンプ・ノウに乗り込むことになりそうだ。この試合注目はギジャモン。NLで圧倒的なプレーをみせ相変わらずラロハでの存在の大きさを見せつけたブスケツ。その後釜候補として今名前が挙がっているのがシティのロドリ、ラレアルのスビメンディ、そしてギジャモンである。今季ピボーテにコンバートされた彼は開幕戦での退場劇などはありつつも、徐々に中盤で存在感を出し始め、テンポの良い供給とサイドを変える散らしでバレンシアの遅攻を支えている。更に労働者タイプのヴァスとの補完性もピカイチで、このドブレピボーテの完成度はポゼッションにおいてもカウンターにおいてもかなり高い。この2人がバルサが誇る極上の中盤3枚に風穴を開けるようなことがあればバレンシアの勝利は大きく近づく。戦力もそろいまさに再スタートとなるこの1戦。勝ち点3をカンプノウから持ち帰り、大きな勢いを手に入れたい。


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7、アラベスvsベティス

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 ホーム アラベスは前節アトレティックとのバスクダービーに惜敗し、連勝とはならず。ただ541でブロックを引きつつカウンター狙いというスタイルに間違えはなく、これを継続していきつつ、ポイントを粘り強く拾っていきたいところ。この試合の注目はシモ・ナバーロ。前節5バックの右センターとして左に流れてくるイニャキやムニアインを監視した彼だか、地上戦の対応はほぼパーフェクトな出来。イニャキのスピードにも決して負けず良い対応を見せた。ただその一方、空中戦及びクロス対応では明確な穴となっており、失点シーンも彼のマーキングのミスから起こってしまった。今節相手にするのがカナレスやテージョ、ファンミあたりというところから彼の良さが出るシーンの方が多くなるとは思うが、ジョゼが流れてきたとき等々しっかりとボールウォッチャーにならず対応しきれるかはこの5バックの強度を占う試金石にもなる。しっかりとしたブロックを築き、一瞬のスキを突いたカウンターで勝利をつかみたい・


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 一方 アウェイのベティスは前節ビジャレアルに完敗。カナレス不在という弁明はあるものの直接のライバルに全くいいところなく敗れてしまったのはダメージが大きい。ここまで3勝3分2敗と何とも言えない成績の中、しっかりとヨーロッパ争いに絡んでいくためにも格下相手にはアウェイでもしっかり勝ち点3を拾っていきたいところ。この試合の注目はベジェリン。アーセナルから今夏移籍した彼は来季以降もベティスにいたいというコメント等、チームへの忠誠は誓っているようだがパフォーマンスは可もなく不可もなくといった印象。ただ前節のビジャレアル戦はダンジュマ相手に完敗。更にはミスとサボりから2失点と散々な結果に終わってしまった。そして今節おそらくマッチアップとなるのがリオハ。ダンジュマと比べるとさすがに劣るが、それでもオトラ屈指のドリブラーであり、アラベスのチャンスメイクを一身に受け持つ彼相手にどのようなパフォーマンスができるかは注目だ。カウンターの芽を摘み、退いてくるであろうアラベスのブロックをしっかりと崩すことで、確実に勝ち点3を持ち帰りたい。


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8、エスパニョールvsカディス

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 ホーム エスパニョールは前節マドリー相手に大金星をあげ、今季2勝目を達成。中々今季良さを出せていなかったエンバルバが素晴らしいパフォーマンスを挙げ、バレやアレイシ・ビダルといったタレントも好パフォーマンスを見せた。今季通しての成績自体は2勝3分3敗の13位と決して特別良いものではないが8失点という失点の少なさはお見事。特に39歳ながらGKのディエゴ・ロペスは見事なパフォーマンスを見せておりここはチームとしても大きなストロングとなっている。あとはそこにどれだけ得点を重ねられるか。エースRDTに加えエンバルバやメレンド、またディマタやロレンらの得点に期待したいところだ。守備に特徴を持つカディスとの対戦となる今節。カディスのブロックを崩し、得点を沈めることができるか。残留のためにもマドリー戦でつかんだ良い流れをキープし、ホームでしっかり勝ち点3を勝ちとりたい。


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 一方アウェイのカディスは前節バレンシアスコアレスドロー。(試合途中からおきたあの非常に不快な案件についてはここでは触れないでおく。) 主力を多く欠いていたとはいえバレンシア相手にしっかりと勝ち点を拾うことができたのはポジティブ。ただシーズン通して未だに1勝と厳しい状況は続いている。更にもう一つの問題点としては試合ごとに選手の配置や人選が大きく変わること。もちろん、強度が求められるフットボールをしているだけに、疲労や怪我という要素が他のチームに比べて影響しやすいのは事実だが、それでもある程度はしっかりと自分たちの形を作りたい。その上で注目したいのはファリ。DFリーダーとしての役割を果たしつつ試合によってはピボーテの位置で中盤を締める彼の存在はカディスにとって非常に重要であり、彼をどのような位置でどのようなタスクを与えるかはチームの方向性を示すうえで非常に重要といえる。残留に向けた直接対決ともなるこの試合、彼をどのような位置に置き、チーム全体として何を志すのか。しっかりと明確に組み立て、アウェイで勝ち点3を持ち帰りたいところだ、


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