rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガここまでの振り返りと第7節 プレビュー

1、前段

皆さん。お久しぶりです。大学とバイト、そして過密日程のリーガ観戦の関係で更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。

3節まで続けてきたリーガ全試合観戦も4節のグラナダvsベティスが見れなかったことを皮切りに、ラージョvsヘタフェ、アラベスvsオサスナエスパニョールvsアラベスグラナダvsラレアル、バルセロナvsカディスオサスナvsベティスの計7試合を見れていない状態になってしまいました。WOWOWで放送のあったグラナダラレアル、バルセロナカディスの2試合は代表ウィーク期間にでも見ようと思いますが、自分自身楽しんでリーガを見ていくためにも、できる限りの範囲で見ていきたいと思っています。

また、プレビューに関してもなかなか時間的にあげれない場合も出てきてしまうことが今後もありそうですが、こちらもできる範囲でやっていきたいと思っております。よろしくお願いします!

2、前節までの振り返り

 初のミッドウィークを終え既にバルセロナ、セビージャ、アラベスビジャレアルの4クラブを除く16クラブが6試合を終えたラ・リーガ。負けなしはマドリー、アトレティコ、セビージャ、バルセロナビジャレアルのCL出場組5チーム。一方勝利なしはレバンテ、グラナダ、ヘタフェ、アラベスの計4チーム。中でもヘタフェとアラベスは未だに引き分けすらなく連敗を継続してしまっている状況です。

 個人としてはマドリーのベンゼマ、ヴィニシウスが計13ゴールを挙げ絶好調。特にベンゼマは8G7Aとメッシがいなくなったリーガの新たな王様として君臨しています。新加入組ではマドリーのカマヴィンガ、セビージャのラメラ、ラージョのファルカオといったタレントが結果を残しており、若手からベテランまで幅広く活躍しているというリーガらしいシーズンになっています。

 その中で今回はここまでのベストイレブンという形で2チーム作ってみました。上がAチーム、下がBチームです。異論反論等々あるとは思いますが、ぜひそちらは建設的な形でコメントにお寄せいただければ幸いです。その上で本題の7節プレビューに移りたいと思います!

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チーム構成を考えたうえで、かなり悩んだのはGKと右ラテラルです。GKはタレントが多かったという意味で、一方で右ラテラルは選出に値する選手がいないという点で。ちなみに改めて言っておきますが、自分はコルチョネロス(アトレティコサポーター)です。

3、リーガ第7節プレビュー

今節はミッドウィークにリーガ6節があったこともあって、各チーム準備の時間が満足にとれず、特にターンオーバーの対象にならなかった選手にとってはコンディションも含め難しい一戦になる。ただそんな中でもバレンシアアトレティック、マドリービジャレアルバルサレバンテ等今節も引き続き注目試合は目白押しだ。

 1、アラベスvsアトレティコ 

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  ホーム アラベスはここまで延期分を除く5試合で全敗。得点1はリーグ最少、失点11はリーグ最多タイと攻守ともにうまくいっていないのが現状だ。更に敗北した相手もエスパニョール、オサスナマジョルカといった残留争いの直接のライバルになりそうなチームが多く早急の改善が求められる。現状、アラベスの根本的な課題は最適解が見つかっていないこと。マヌ・ガルシアやペリストリ(ローン延長)など才能ある中盤のボールプレーヤーを獲得した一方で、フィニッシュワークで違いを見せられるルーカス・ペレスを放出した今オフの影響を悪い意味で受けており、マヌ・ガルシアやペリストリの才能は中々生かしきれず、前線のホセルとグイデッティ(シーラ)の2トップはあまりに直線的で、中々相手の守備陣に危機を感じさせるところまで行けていない。特徴のある攻撃的なタレントはいるだけに如何に彼らを配置し、どのようなタスクを負わせるのか。そこをしっかりと作り直し、修正できなければ、昨季チームを救ったカジェハの解任はそう遠くはないだろう。それを回避するためにもホームで迎える今節、アトレティコ相手とはいえなんとか連敗をストップさせ、新たな希望を見つけ出す一戦にしたい。


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 一方のアウェイ アトレティコは前節、先制を許しながらも敵地でなんとかヘタフェに逆転勝ち。開幕からの負けなしは継続した。ただコケ、レマルというチームの要2人を欠いたチームは運び出しの部分から苦戦し、未だ未勝利のヘタフェ相手にもかかわらず決定機すらほとんど作ることができなかった。今節もレマルはもちろんコケも練習にこそ帰ってきたが、欠場が予想される。その中で誰が中心となり、どのような形で運び、崩していくのか。これを確立しコケ、レマル依存から脱却しなければリーガ連覇、そしてCLでの上位躍進は望めない。更にそれ以上に問題なのが前線。開幕から好調を維持するコレアはさておき、スアレスは前節2Gをあげたものの、如何せん体のキレはなく、出戻りのグリーズマンはコンディション的にも、チーム的にもフィットにはまだまだ時間がかかりそうな形、フェリックスは出場停止とネームバリュー的には豪華だが、実際の得点力には課題が残る。個人的には前節、好プレーを見せていたクーニャの起用も期待したいがどうなるか。ミッドウィークにはCLミラン戦を控える中で迎えるこの一戦。早々に結果を出し、大差をつけてジョレンテやCB陣など継続的に出場しているメンバーを休ませたいところだ。


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2、バレンシアvsアトレティック

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 ホーム バレンシアは4戦負けなしで迎えた前週のマドリー、セビージャの2連戦を連敗。その上、負け方も80分間圧倒しながらも残り10分で逆転されたマドリー戦、前半30分までに勝負をつけられたセビージャ戦とそれぞれ違う良くない形での敗北となってしまった。更にさらに、ソレール、ガヤ、コレイア、チェリシェフという両サイドの前後4人が総じてケガによって離脱という状況に追い込まれ絶好調だったチームは急速に正念場に追い込まれた。そして迎える非常に大事な今節の相手はアトレティック・クルブ。かつてバレンシアを率いた名将に率いられたチームはターンオーバーを使った前節ラージョに敗れ今季初黒星となったがフルメンバーがそろったときのハイプレスは凄まじい威力がある。正念場に迎える相手としてはあまりに難しい相手だが、ホーム メスタージャで3連敗となる黒星を上げるわけにはいかない。体を張ったキープなどで貢献こそしているものの未だ1得点とフィニッシュの面で物足りなさが残るマキシ・ゴメスに期待したい。


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 一方のアウェイ アトレティックはターンオーバーを行った前節アディショナルタイムファルカオのゴールを許し、今季初黒星となった。サンセットの欠場以降、バイタルスペースを利用としたチャンスメイクがムニアイン一辺倒になりつつあるところは不安材料といえるだろう。更には前節ビジャリブレもけがを負いアタッカー陣に一抹の不安は残る。ただビビアンも試合を重ねるごとに安定感を上げており、イニゴ・マルティネスと組むCBはかなりの堅さを誇る。またラテラルもレクエやバレンシアガといった本来のサブ組が特徴を出し始めチームとしていい方向に向かっているのは間違いない。今節の相手となるバレンシアは目標となるヨーロッパの出場権争いにおいて直接のライバルとなり得る存在であり、ダメージの色が濃い今のうちにしっかりと倒しておきたい相手。前節フラン・ガルシアの前に良さが出せず、プレッシング時も逃げ道となってしまったニコ・ウィリアムス、そしてリーガ連続出場記録の更新が目前に迫っているイニャキ・ウィリアムスのウィリアムス兄弟の爆発に期待したい。


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3、セビージャvsエスパニョール

 ホーム セビージャは前節バレンシアに完勝。チームの完成度、大半の選手のコンディション共にベストとは言えないが、それでも未だ無敗をキープとさすがの成績を残している。南米勢が多いセビージャにとって代表ウィークは最大の敵でもあり、その前にしっかりと成績を残すことは必要不可欠。その上でミッドウィークのCLに向けたコンディショニングもしたいところで、エスパニョール相手に早い時間で勝敗を決めてしまうような試合運びが理想だ。注目は左のエストレーモに入ることが予想されているルーカス・オカンポス。開幕からケガやコロナ感染、南米予選等々の影響で出だしが遅れた彼だが、徐々にパフォーマンスを上げてきている。彼の得点力、推進力、そして何よりメンタリティは今のセビージャが熱望するもので、ここらへんで彼に当たりが出るとチームとしても勢いが出るはず。ピスファンに昇格組エスパニョールを迎えるこの1戦。敗北は許されない。


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 一方アウェイのエスパニョールは前節アラベス相手に何とか初勝利。これまでも内容は悪くなかっただけにようやく結果がついてきたことは非常に大きい。このまま、一気に流れに乗っていきたいところだが、このタイミングでのアウェイ セビージャは非常に嫌な対戦カードだ。ただもちろん簡単に負けるわけには行かず、この流れを継続させるためにも実りある試合にすることが求められる。そのうえで注目は23番のエンバルバ。昨季セグンダで圧倒的な存在感を放った彼も今季ここまで中々インパクトを残せずにいる。時折セットプレー等で可能性こそ感じるプレーはあるがそれが結果に結びついていないのが現状だ。チームのさらなる浮上のため、このチャンスメーカーの復調に期待したい。


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4、レアル・マドリーvsビジャレアル

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 ホーム マドリーは前節若手中心の布陣でマジョルカを6vs1で破り内容でも圧倒的なものを見せた。6戦5勝1分で首位に立つマドリーはエース ベンゼマが王として君臨すると、ヴィニシウスも覚醒。ロドリゴ、カマヴィンガ、バルベルデといった若手も存在感を発揮しており、それに押されるようにしてアセンシオ、アザールといった苦しんでいた主力たちも段々と調子を戻しつつあるなど好循環が生まれている。それを引き出しているのは名将アンチェロッティの存在。世界一マドリーの監督に適任な男といっても過言ではない彼はチーム全員をうまく使い分けながら、その試合、そして長いシーズンを考えながらベストなチョイスができている。一方で課題があるのは最終ライン。メンディ、カルバハルの両ラテラルが不在なこともあり、そしてCB陣もそれぞれ守備者としての課題が露骨に出てしまう場面が多くクルトワの好セーブがなければ失点は更に多くなっていただろう。元来マドリーはこの能力で解決するクラブであることからも、特にミリトンの成長はこのシーズン勝ち続ける中で必須。ジェラール不在とはいえダンジュマやディア、パコなどの強力アタッカー陣にどう対応するか注目だ。


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 一方のアウェイ ビジャレアルは前節エルチェに大勝し、ようやく今季初勝利をあげた。やはりパレホ、パウの復帰によりビルドアップに余裕が生まれ、トリゲロスを1列前で使えるようになったことからライン間をとる動きが増えた。更にここにきてパコ・アルカセルが結果を残すなどアタッカー陣にも競争による活性化が生まれてくるなど、ポジティブな要素が見え始めてきた。しかしエメリは今節の相手である対マドリー戦での戦績が最悪。強豪(特に2強)相手へのリスペクトしすぎる癖はチームを変えても変わらず、本気でCL圏確保、そしてCLでの躍進を狙うならこの点は要改善だ。更にミッドウィークにはCLユナイテッド戦を控えマドリーとユナイテッドの連戦という地獄のような日程が続く。せっかく勝利によってつかんだ勢いを無駄にしないために、この2戦で満足のいく結果もしくは内容が欲しいところだが、エメリがどっちにプライオリティを持っていくのかにも注目だ。選手として注目はダンジュマ。段々とチームにフィットし、出場時間も伸びてきた彼が高い移籍金と評判に合うだけのプレーヤーになれるのか。ジェラールが離脱中の今彼にかかる期待は大きい。


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