rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ30節プレビュー

1、初めに

 皆さんこんにちは。よろしくお願いいたします。

 今回は2節ぶりの更新となってしまい、申し訳ありません。この間にもマドリー、アトレティコビジャレアルのCLベスト8進出を筆頭にリーガにとっては嬉しいニュースもありましたね。当方大学生のため、今後新学期の開始とともに更新が滞ることもあると思いますが、温かくお待ちいただければありがたいです。

 今回のブログではいつも通りの前節振り返り、そして次節のプレビューについて書いていきたいと思います。

 徐々にではありますが、閲覧回数も増えてきており、感謝しております。部分部分のみでも構いませんので、ぜひ読んでいただき、コメント等いただけたらありがたいです。

 

2、リーガ29節振り返り

 今節最大のPartidazoは言わずと知れたサッカー界最高の1戦。世界中の注目が集まるEl Clasico。約2年ぶりのベルナベウ開催。また、伝統に反し、両チームともに黒と黄色という1stユニフォームではないもので行われることとなったこの1戦はまさかの0-4という大差でバルセロナが勝利。ベンゼマ、メンディを欠いたマドリーはモドリッチの偽9番という今季どころかモドリッチ入団以来一度も試したことのない形でスタート。序盤こそ、この奇策は流石に想定外であったはずのバルサを混乱に陥れることには成功したが、徐々にバルサが本来のペースを取り戻しだした15分ごろには主導権を奪われる形に。ハイプレスもブスケツ、ペドリ、両CBを中心に剝がされだし、左ラテラルのナチョはデンべレに圧倒されるなど完全に劣勢モード。オーバメヤン、アラウホのゴールを許し2-0で後半へ。後半アンチェロッティは3バックに変更。ナチョ、ミリトン、アラバを並べ勝負をかけたが、付け焼き刃の戦術が機能するほど今のバルサは甘い相手ではなかった。後半早々にフェラン、そしてオーバメヤンのゴールで4点差となり勝負あり。バルサがペースを緩めたことでこのまま終了したものの、マニータあるいはそれ以上になっていてもおかしくない内容の1戦となった。詳しくは両チームのプレビューにて。

 首位マドリーが勝ち点0に終わったことで優勝の可能性を高めるチャンスだった2位セビージャだが6位ラ・レアルにドロー。けが人の影響もあって不調が続くセビージャはこれで3戦連続の引き分け。3位バルサはすぐそこだ。

 4位アトレティコは難所バジェカスの地でラージョに辛勝、5位ベティスはセルタ相手にスコアレス、7位ビジャレアルはCLの影響からターンオーバーを実施するものの残留争い中のカディスに敗戦。これら結果からCL権争いは3位バルセロナ、4位アトレティコが一歩抜け出した形になった。

 一方の残留争いにおいての大一番となった試合前19位アラベスと17位グラナダの1戦。双方負けが許されない白熱した1戦となったが、結果は2-3でグラナダが競り勝つことに。これでグラナダは2022年初勝利を挙げるとともに、順位も1つ上げ16位に。一方、敗れたアラベスはこれで残留圏との差は5に。かなり厳しい結果となった。他チームは20位レバンテがオサスナに1-3で敗戦、18位カディスは先述の通り、強敵ビジャレアル相手に値千金の勝ち点3ゲットで17位浮上。一方、久保が先発から外された16位マジョルカエスパニョールに惜敗し、降格圏の18位に転落。チームも6連敗とここにきてかなり悪い流れに陥っている。

 今週のPick Up Player はこの人しかいないでしょうということでバルセロナからオーバメヤン

f:id:rintorres9:20220322192055j:plain

 2得点1アシストを挙げクラシコでの大勝に大きく貢献したオーバ。冬の加入以来既に7Gと圧倒的な活躍を見せている。(オーバだけはなぜ取ったのかわからないと言っていたのが恥ずかしい。) プレミアで得点王に輝くなど素晴らしい実績に裏付けされている得点面での貢献はある程度想定できたものの、それ以上に想定外だったのが動きのバリエーションの多さとタイミングの良さ。降りてきてポストに入るタイミング、DFラインと駆け引きしてライン間にスペースを作る動きなど、判断のミスが殆どなくペドリやフレンキーが前を向きうけることができているのはオーバあってこそだ。アーセナルでキャプテンも剥奪され、終わったとみられていた選手の復活は1サッカーファンとして非常に嬉しいところ、今季残りリーガ、ELともにどこまで得点を伸ばし、チームに貢献できるか、そして気は早いが来季CLの舞台でどこまでできるのか、今から楽しみは尽きない。10節全試合の結果、暫定順位は下記の通り。

f:id:rintorres9:20220402185045j:image
f:id:rintorres9:20220402185042j:image

と振り返りはここまでにしていつも通りベストイレブンと準候補を置いたうえで、この後はリーガ30節プレビューへ移っていきたい。

f:id:rintorres9:20220402185642p:plain

f:id:rintorres9:20220402185623p:plain

3、ラ・リーガ30節プレビュー

 今節最大のPartidazoの紹介の前に今回書かなければいけないこととしてサマータイムへの移転がある。筆者自身EUサマータイム廃止というニュースを見た気がしていたため、今年からはてっきりないものだと思っていだが、どうやら昨今のコロナなどによって社会への影響を鑑み、廃止は延期になった模様。個人的には21時キックオフはその時間にサッカーを見られるだけの余裕を作ることが難しく、また早朝キックオフも4:00と今までと比べ仮眠の時間が前倒しになるため辛く、サマータイムは好きではないのだが、皆さんはどうであろうか。

 さて今節最大のPartidazoはクラシコに完勝し、もはやその勢いは止めることができないものになっている絶好調暫定3位バルセロナとその一方で怪我人を多く出し、調子を落としている2位セビージャの1戦。両チームの勝ち点差は3、前半戦での直接対決では1-1のドローに終わっているためこの試合にバルサが勝つと勝ち点で両チームが並び、リーガのレギュレーションでは直接対決の結果が優先されるため、1試合少ないながらバルサが2位に躍り出ることとなる。クラシコ、そして代表ウィークを終え、ラストスパートとなる残り8節、この最初の試合をどのように両チームが迎えるのか、注目だ。

 

 1、ヘタフェvsマジョルカ

f:id:rintorres9:20220324185340p:plain

 ホーム ヘタフェの29節は金曜開催 サンマメスに乗り込んでの対アトレティック戦で1-1のドロー。アランバリ、マクシモビッチという中盤の要2人を負傷で欠き、DOGSOでクエンカが退場して以降の約25分間10人で戦いながらもなんとか勝ち点1を持ち帰れたのは、非常に大きな収穫だ。下位のグラナダカディスが勝利したことによって降格圏との差は3に縮まってしまったものの、十分自力で余裕を持っての残留は果たせるだけのチーム状態といえるだろう。とはいえ、その目標のためにはホームで迎える降格圏18位マジョルカとの直接対決となるこの試合、勝ち点3の獲得が必須だ。完成度、個の質ともに十分勝利するだけの力を持っているヘタフェではあるが、大きな懸念点も。それは欠場者の多さ。前節退場処分となったクエンカ、ヤンクトに加えミトロビッチも累積警告で出場停止。キケ就任以来ほぼ固定化してきたスターティングCBを2枚欠くというのはムリチ、アンヘル、久保などの優れたアタッカー陣を擁するマジョルカとの対戦んにおいては大きな不安だ。その中で注目はマティアス・オリベラ

f:id:rintorres9:20220322232510j:plain

 左ラテラルに入るであろうこのウルグアイ代表は以前にはアトレティコが興味を示しており、現在ナポリユヴェントスの両チームが獲得レースを繰り広げていることが証明するようにオトラリーガ屈指の好選手。ウルグアイ人らしく戦える選手であり、対人守備において非常に高い能力を持っている。それでいて攻撃性能も高く、ポジショニングのミスをせず、90分間アップダウンを続けられる穴のない選手だ。あえて弱点を言えば、ドリブルで1人を外してクロスということを得意とはしていないことか。とはいえ、それもある程度できるレベルにはあり、全体的には穴のないプレーヤーと言えるだろう。そんなオリベラが今回マッチアップするのが久保建英(のはず・・・)。オトラリーガ屈指のドリブラーとラテラルの1vs1勝負。ここを制したものが大きく試合の主導権を握るはずだ。クエンカのバックアップがないこの試合いつも以上のオリベラの奮闘に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ マジョルカの29節はエスパニョール相手に1-0で敗戦。この試合、久保を先発から外し、イガンインを起用してきたルイス・ガルシア。イガンイン自体のプレーは悪くはなかったものの、この変更の効果は感じられず、結果久保の打開力を失っただけに見えた。この敗戦で6連敗となり順位もとうとう降格圏の18位に沈んだこのタイミングでルイス・ガルシアを解任。代わりには元日本代表監督のハビエル・アギーレが就任することとなった。アギーレ氏は19-20シーズンのレガネス以来 2年ぶりにリーガで指揮を執ることとなる。その際にも降格圏に沈んでいたレガネスの巻き返しに貢献し、あと一歩で残留の所まで浮上させるなど、その実績とリーガでの経験、そして残留争いの経験も豊富な彼の就任はポジティブなものをもたらすだろう。ネックなのはタイミングの遅さ。残留を争っているレバンテ、アラベスカディスグラナダ、ヘタフェは皆マジョルカより早く監督交代をしており、それぞれ結果が出つつある。その一方アギーレに残された時間はたったの8節であり、劇的なフットボール面での変更は期待しずらい。残留に向けどれだけチームの士気を上げ、所謂新監督ブーストを起こすことができるか。そのためにもこの初戦、残留に向けての直接対決。是が非でも勝ち点3が欲しい試合だ。注目はヴァリエント

f:id:rintorres9:20220324185445j:plain

 この試合ではライージョが累積警告で出場停止。おそらく代わりにはルッソが入ることになるだろうが、やはりライ―ジョとルッソではやはり大きな格の違いがあり、いつも以上にヴァリエントにかかる負担は大きくなることが予想される。更にヘタフェのストライカー陣は得点ランク2位を走るエネス・ウナルを筆頭に駒ぞろい。ここを抑えない事にはマジョルカの勝利はないといって良いだろう。逆転残留に向けて無失点で乗り切り、何とか1点を奪うことでヘタフェを残留争いに巻き込むとともに、降格圏脱出を図りたいところだ。


www.youtube.com

 

 2、レバンテvsビジャレアル

f:id:rintorres9:20220326215846p:plain

 レバンテの前節はオサスナ相手にエル・サダールで1-3の敗北。この敗戦によって18位マジョルカとの差は7に広がり、残り8節での9pt差逆転という通常には厳しいと言わざるを得ない状況に追い込まれた。更に今後の日程を見ても、ビジャレアルバルサ、マドリー、セビージャ、ラ・レアルといった強豪との対戦を控えており、最終節を待たずしての降格決定も十分に考えられる状態だ。更にそこに追い打ちをかけるようなデフルートスの離脱。負傷を負った彼は今季絶望と言われており、今季のレバンテで一人息を吐いていた彼の負傷離脱はあまりにも痛い。ただかれこれ17-18シーズン以来4年間プリメーラの地で戦い、攻撃的フットボールで魅了したチームのプライドを見せ、来季以降につなげるためにも最後まで勝ち点3を目指す戦いに期待したい。注目はカンパーニャ

f:id:rintorres9:20220401193821j:plain

 昨季から負傷離脱を繰り返し、その不在が今季チームの低調を招くことになってしまったカンパーニャ。そんな彼もエスパニョール戦で途中出場を果たし復帰。前節こそ出番がなかったものの、彼の復帰は絶望的な状況にいるチームにとって唯一のポジティブなニュースだ。降格した場合は1部クラブへのローンが条項として含まれていると言われている通り、レバンテでのラストシーズンになる可能性の高いカンパーニャ。6年間在籍したクラブへの恩返しのため、そして来夏でのステップアップのためにも自身の価値を証明したいところだ。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ ビジャレアルは前節カディスに0-1で敗北。ミッドウィークにCLがあったこともあり、大胆なターンオーバーをして臨んだ1戦だったがカディスの前に自分たちのサッカーができず、時折見られたライン間を取ったロチェルソからのチャンスシーンも活かし切れず、これで4位アトレティコとの差は9に。現実的に考えてCL圏確保は厳しくなった今、CLベスト8はもちろんだが、リーガで狙いたいのは5位ベティスのポジション、ただここも勝ち点5の差があり、ここから先の試合で全勝するくらいの勢いが必要だ。試合後のミッドウィークにバイエルンとのCLベスト8がある中で迎えるこのレバンテ戦。ある程度ターンオーバーを使うことが予想される。この代表ウィークではパウ、ピノがラ・ロハに選出されたのを始めに、ルジ、フォイス、チュクウェゼ、ダンジュマ、マンディ、ディア等々主力陣がしっかりと召集されている。その一方で大きいのはケガ明けのエース ジェラールの回復の時間が取れること。ということでこの試合の注目はジェラール・モレノ

f:id:rintorres9:20220324185650j:plain

 ユヴェントス戦では復帰早々さすがのクオリティを見せつけた彼だが、リーガではまだらしくないミスが目立つなど本調子には程遠いプレーを見せていた。今後のバイエルン戦、そして最終盤のリーガを戦い抜くうえでエースの絶好調は欠かせない条件となる。この2週間どこまで回復できるのか、そしてミッドウィークに控えるバイエルン戦に向けての前哨戦となるこの試合。どのようなインパクトを残してくれるのか。注目したいところだ。


www.youtube.com

 

3、セルタvsレアル・マドリー

f:id:rintorres9:20220326215922p:plain

 ホーム セルタの前節はベティス相手にスコアレスドロー。順位の近いライバルたちが総じて勝利したため、トップハーフからは落ちてしまったが、それでも強敵相手に勝ち点1を拾う結果は悪いものではないだろう。特にハビ・ガランをサスペンションで欠いた中、懸念されたビルドアップの部分ではベルトランがいつも以上に存在感を発揮。ベティスのプレッシングをものともせず、上手いポジショニングを保ちながら見事な運びを見せた。今節の相手はさらに中盤の支配力に優れるマドリー相手。戻ってくるガランとともに、マドリーのプレッシングをいかに回避し、できるだけ自分たちの時間を増やしたいところだ。注目選手はケビン・バスケス

f:id:rintorres9:20220325182928j:plain

 前節ウーゴ・マージョが右ひざの負傷を負い、診断結果は今季絶望。チームのカピタンであり、右の大外で攻守ともに違いを作れる彼の離脱はチームにとっては大きな痛手だ。彼の代役を務めると思われるのがケビン。無難に攻守ともで貢献できるプレーヤーではあるがマージョと比べるとクオリティの差は否めず、不安が残るところ。そしてこの試合においてはマッチアップがヴィニシウス。彼自身クラシコでのプレーにかなりの批判を食らっており、この試合、そしてチェルシー戦で見返さなければいけないような状況。そんな相手にケビンがどこまで良い勝負を繰り広げられるのか。大きく勝敗を左右するだろう。


www.youtube.com

 

 アウェイ マドリーの29節は先述の通りベルナベウの地で行われたエル・クラシコに0-4で敗戦。順位差、CLなどを考慮し、ベンゼマを無理させずに臨んだ1戦ではあったものの、この大敗は今後のチームに大きな影響を及ぼしかねない敗北となった。特にやり玉に挙がっているのはアンチェロッティモドリッチの偽9番という初めての戦い方でスタートし、2点ビハインドの後半、修正として行った3バックへの変更も中途半端のまま穴だらけ、その上交代1枚目がアザール、ヨビッチ、セバージョスらを差し置いてのマリアーノとこの試合の采配はもちろん、メンバーを固定化し、ベンゼマ不在のオプションをこの長いシーズンで試してこなかったことに対しても批判の声が集まっている。この批判を払拭し、自身の価値を再証明するためにはリーガ・CLの双方で今後圧倒的なパフォーマンスを求めたいところだ。注目はカルバハル

f:id:rintorres9:20220326220058j:plain

 かつて世界最高のラテラルだった彼も怪我の影響かパフォーマンスの低下が顕著となっており、パリ戦、クラシコクラスの試合になると明確な穴になってしまう状態が続いている。もちろん前のアセンシオの立ち位置やサポートの問題があることも間違いはないが、その点を含め右サイドには修正が必要だ。とはいえオフシーズンではなく、重要な試合が毎週のように襲ってくるこのタイミングで新たな選手、戦術を試すのは現実的ではない。となると期待するのは各選手の奮起だ。 チェルシー戦前最後となるこの試合、カルバハルがどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか。期待したい。


www.youtube.com

 

4、アトレティコvsアラベス

 ホーム アトレティコの29節はラージョ相手にバジェカスで勝利。ユナイテッド戦での激闘から日も浅く、交代によってリズムを失い、コレアが暴言によって退場となり残り約10分間を10人で戦うなど、難しい試合にはなったが、何とか勝ち点3を獲得し4位の座を死守した。そして迎えるこの試合、同じ週のミッドウィークにCLシティ戦を迎える中、ホームの地で余裕を持って勝利したいところだ。この試合に向けては先述の通り、コレアがサスペンションで欠場、またコケも累積5枚ということでお休みとなる。この試合の注目はカラスコ

f:id:rintorres9:20220327192041j:plain

 前半戦のアトレティコをコレアとともに引っ張ってきたカラスコだが、ここ最近はCLでの3試合出場停止の影響、そしてその間のロディの台頭によりポジションは安泰とはいえなくなってきている。ミッドウィークのシティ戦1stレグも出場停止が続くこともあって、この試合チームを楽にするような活躍を期待したいところだ。アラベス相手にシーズンダブルを食らうわけにはいかないこの試合、前半戦の屈辱を晴らす勝利が欲しいところだ。


www.youtube.com

 

  一方、アウェイ アラベスの前節は残留をかけての大一番 ホームで迎えたグラナダ戦に2-3で敗れるという結果に。これで残留圏内の17位カディスとの差は5に広がり、16-17シーズン以来5シーズンにわたって成功してきた残留という目標はかなり厳しいと言わざるを得ない状況だ。今季のアラベスに一貫している課題は得点力不足。得点数はリーガ最低の23。更にそのうち半分以上の12点は絶対的エース ホセルが決めているもので、そのホセルに次ぐゴールゲッターは2点のCBラグアルディアと、守備的CHであるエスカランテ、ルームと、この記録がなにより得点力不足、そしてホセル頼りの現状を象徴している。奇跡の残留に向けて、欠かせないのはホセルに次ぐスコアラーの台頭。このブログでもこれまでミゲル・デラフエンテ、ファクンド・ペリストリ、ルイス・リオハ、エドガル・メンデス、ジェイソン、マヌ・バジェホ、マヌ・ガルシアとほぼすべてのアタッカーの名前を挙げてきたが、そのすべてが期待を裏切っているのが現状だ。この絶望的な状況で持ち前の堅守を復活させつつあるアトレティコから得点を期待するのは難しく、できる限り0に抑え、ホセルの一発に駆けるという戦い方が可能性は低いが、唯一残された道と言えるだろう。注目選手はテナグリア

f:id:rintorres9:20220402191925j:plain

 シモ・ナバーロの負傷離脱を受け、冬にタジェレスからローンで獲得したアルゼンチン人右ラテラルである彼は、加入以来非常に高いレベルのパフォーマンスを見せており、アラベスにとって唯一の希望といえる存在になっている。フィジカル的には特別優れているわけではない彼だが、その魅力はラテラルとしての平均値の高さ。元々はCBを務めており右ラテラルを本職としてやりだしたのは2019年と、ラテラルとしての歴は浅い彼だが、そのポジショニングは非常に的確で、決断の質も高く、その決断を支えるだけの基本技術をしっかりと兼ね備えている。特にペナルティエリア付近からハーフスペースに抜け出したエスカランテやホセルに浮き球で出すスルーパスは彼の加入後アラベスの1つ武器となっており、この形はアトレティコ相手にも見せたいところ。残留のために勝利が欲しいこの試合。前半戦に続くジャイアントキリングを再び起こし、前年度覇者にダブルという最高の結果を求めたい。


www.youtube.com

 

5、アトレティックvsエルチェ

f:id:rintorres9:20220401193939p:plain

 ホーム アトレティックの29節はヘタフェ相手に1-1。約30分間を10人で戦いながら相手GKソリアのパラドン連発もあり、ホーム サンマメスで勝ち点1に終わってしまった。現在の勝ち点は41。ヨーロッパ圏内の6位ラ・レアルとの差は7と少々難しくなってきたが、トップハーフフィニッシュのためにもホームで迎えるこの1戦。勝利が欲しいところだ。代表ウィークではシモンがラ・ロハ、サンセ、ニコ・ウィリアムスがU21、ニコ・セラーノがU19に召集。彼らの疲労蓄積は気になるところではあるが、ケガの影響で召集を見送られたイニゴ・マルティネスをしっかり休ませられたのは大きい。イェライが出場停止となるこの試合、ビビアン、イニゴのコンビに期待したいところだ。注目選手はレンゲル

f:id:rintorres9:20220401193915j:plain

 昨季、加入1年目で8G4Aをあげ、チームMVPといっても過言では無いほどの活躍を見せた彼だが、今季は序盤から不調が続いた。結果がついてこないのはもちろん、ボールを受けてもミスやロストの回数が圧倒的に多く、とうとうそのポジションはニコ・ウィリアムスやサラガに奪われることも。しかし、スーペルコパ明けくらいから徐々に復調し始め、最近ではアシストを量産。得点は未だ1にとどまっているがアシストは既に6とその数字を伸ばしている。前節もオリベラ相手に互角以上の戦いぶりを見せ、チャンスメイクを連発。完全に復調したといって過言はないだろう。サンセ、ニコ×2の成長で更にアタッカー陣の層が厚くなったアトレティック。それでもベレンゲルがチームにもたらすものは替えのきかないものだ。


www.youtube.com

 

 アウェイ エルチェの29節はバレンシア相手に0-1で敗戦。降格圏とは未だに勝ち点6の開きがあるものの、余裕を持っての残留を達成するためにもこの試合、連敗だけは避けなければならない。バレンシア戦ではまたもいつも通りの形を崩し、ペレ・ミジャを右、ポンセをボジェと組ませる形でスタート。しかし、この形では右の大外を取る人がいなくなってしまい、攻撃が左に寄った結果停滞するというシーンが多く見られた。途中ラテラルにホサンを入れてから多少良くはなったものの、やはりその後、テテ・モレンテが投入されて以降のプレー内容を見ると右からテテ・モレンテ、ペレ・ミジャ、ルーカス・ボジェ、フィデルの並びが最適解であることに疑いはないはずだ。この試合注目はルーカス・オラサ

f:id:rintorres9:20220401194045j:plain

 前節モヒカが審判に暴言を吐いたことで、2試合の出場停止となり(その後出場停止のの取消が決定。オラサの出番はないかも)、代役としての活躍が期待される今冬バジャドリーから加入したウルグアイ人だ。その実力はセルタ時代に証明済みであり、リーガでの実績も抜群。控えに置いておくのがあまりに勿体ないクラスの選手であり、モヒカが不在であっても彼であれば十分その穴は埋められるはず。彼の一番の持ち味はキック精度の高さ。彼のクロスは一線級のものがあり、モヒカほどの爆発力はないが、左からのチャンスメイク力に関してはモヒカ以上おいっても過言のない人物だ。あとはフランシスコがしっかりと前線のユニットを整え、左右にしっかりと揺さぶることができればアトレティックの堅いDFを打ち破ることも十分可能だ。


www.youtube.com

 

6、ベティスvsオサスナ

f:id:rintorres9:20220401194311p:plain

 ホーム ベティスの前節はセルタ相手にバライードスでスコアレス。フェキル不在の穴はやはり大きく、ライン間の危険な位置で時間を作ることができず、カナレスからファンミのダイアゴナルランという形以外にチャンスらしいチャンスを救ることができなかった。アトレティック戦のラフプレーの影響で2試合の出場停止となり、この試合まで欠場となるフェキル。そして負傷による離脱が決まったカナレス。この2人の穴をどのように埋めるのかは注目だ。CL圏内の4位アトレティコまでの勝ち点差は既に4まで広がっており、これ以上の取りこぼしは致命傷となる。CL圏内への望みをつなぐためにも勝ち点3が絶対条件だ。注目選手はロドリ

f:id:rintorres9:20220402183706j:plain

 今季序盤こそ大きなインパクトを残した彼だが、カナレスが右に固定化され、ファンミが台頭したタイミングとロドリ自身の負傷やコロナによる離脱期間が被ったことによって大幅に序列を落としてしまい、最近は出番が非常に限られている。とはいえ10番を背負ったU21でのパフォーマンスを見てもその実力は確かなものがあり、フェキル、カナレスの両雄が不在の今、ライン間での仕事を担わすべき存在ではないだろうか。ベティスの将来を背負うカンテラーノの奮起に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ オサスナの前節はレバンテ相手に3-1の勝利。チミー、ブディミルと得点が欲しかった2人に結果がついたのはポジティブ。バルサ戦での4-0での大敗によってできた悪い雰囲気をしっかり払拭した状態で代表ウィークを迎えることに成功した。奇しくも現在の順位は19-20の昇格以来、10位、11位となっているこの2シーズンと変わらず10位。残留の心配もなく、ただヨーロッパカップ戦圏内は現実的ではないという位置だ。そんな宙ぶらりんともいえる状態の残り8節。どこにモチベーションを見出して戦っていくのかは1つの注目点となる。その1つの選択肢となるのが、来季に向けた構想のスタート。マヌのアトレティコへのローンバックがほぼ確定的であり、ダビド・ガルシア、モンカジョラらにも引き抜きの噂がありオイエルやイニゴ・ペレスといった一時代を支えたベテランの退団が濃厚である一方、ウエスカのセオアネらの名前が既に補強プランとして挙がっているなかで、注目したいのがキケ・バルハ

f:id:rintorres9:20220401195942j:plain

 先日25歳の誕生日を迎えたこのカンテラーノはシーズン序盤こそ右ワイドの一番手として出場機会を得ていたが、自身の負傷離脱、そしてその間のチミーの右サイド固定により出場機会を激減させている。最近では19歳イケル・ベニートの後塵を拝するようになってきており、インテンシティの高いフットボールを推し進めるアラサテの下で序列の低下は明らかだ。とはいえそのポテンシャルは間違いないものがあり、彼をどのように扱っていくのかは残りの8節で答えを出したいところ。同じくカンテラーノのハビ・マルティネスとともにアラサテがどのように使っていくのか注目だ。


www.youtube.com

 

7、グラナダvsラージョ

f:id:rintorres9:20220401200014p:plain

 ホーム グラナダの29節はアラベス相手に3-2で見事勝利。19位vs17位の直接対決を個での優位性を活かし見事制し、ようやく2022年初勝利を挙げた。この勝利で順位は1つ上がり16位へ。降格圏の18位マジョルカとはまだ勝ち点差2ということで、依然危ない状況であることに変わりはないが、新監督の下悪すぎた今までの流れに終止符を打てたのは非常に大きい1戦と言えるだろう。代表ウィークを挟んだとはいえ、この勢いを持続したいグラナダ。逆にこの代表ウィークによる休養は新監督の戦い方をチームに浸透させるうえで大きく、最終盤に向けた準備をどこまでできたのかが試される試合だ。注目選手はホルヘ・モリー

f:id:rintorres9:20220401200107j:plain

 冬の補強以来、ロベルト・モレノ前政権下では序列が低下し、出番も減っていた彼だが、やはりその存在感は別格。ロングボールの基準点としてはもちろん、得点能力、見方を活かす動き、守備での貢献等々いずれも素晴らしいパフォーマンスレベルで今月で40歳になるプレーヤーとは到底思えないような出来だ。当然ながらこの活躍を見せている衰え知らずの選手をグラナダが手放すわけはなく、前節終了後には23年までの契約延長を発表した。ラージョがハイプレスをかけてくると予想されるこの試合、モリーナのアバウトなボールを処理する能力の高さがチームの前進を大きく助けるような状況は容易に想像でき、彼のスタメン起用、そし活躍に期待したい。残留確定ラインと呼ばれる40まで残り12pt。多少下がるとしても後2.5~3勝分くらいのポイントは不可欠であり、今後セビージャ、アトレティコベティスといった強豪との対戦が待っていることを踏まえても、ホームに低調ラージョを迎えるこの試合、前半戦のリベンジおなるような勝利が欲しい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ ラージョの29節はアトレティコ相手に0-1で敗戦。得意のハイプレスによるショートカウンターアトレティコを押し込む時間も見られたが、ギリギリのところでオブラクらに阻まれウノゼロでの勝利を許す結果となった。これでリーガでは10戦勝ちなし。前半戦にはヨーロッパ圏内だった順位も今や降格圏と勝ち点差6の13位とプリメーラの難しさを痛感する後半戦になっている。実際残留も安泰とは全く言えない位置におり、代表ウィーク明け1戦目となるこの試合、直接のライバルであるグラナダにはアウェイとはいえ勝ち点3の確保が絶対条件だ。ポイントとなるのはやはり左サイド。困ったときほどチーム最大のストロングポイントに立ち返るべきであり、ラージョにとってのそれはフラン×アルバロのガルシアコンビを置いて他にはない。その中でも注目はフラン・ガルシア

f:id:rintorres9:20220401200151j:plain

 カスティージャ出身の彼は現在もマドリーが保有権の半分を所持しており、来夏の買戻しを狙っていると言われるほど優秀なラテラル。身長は170(167とも)しかなく、明確な欠点という程ではないとはいえ、爆発的なスプリント力やフィジカルを持っているわけではないのでマドリーで通用するのかは未知数だが、ポジショニングにセンスを感じる選手であり、クロスの精度も抜群。インナーラップ、オーバーラップの使い分けも上手で対人守備やビルドアップにおいても、ラテラルらしい優秀なパフォーマンスを発揮できるいぶし銀よりのプレーヤーだ。そんなフランと縦突破型のWGであるアルバロとの相性は非常によく、内外を入れ替えながら侵入するラージョの左サイドはかなりの破壊力。この1戦でもグラナダの右サイドを破り、決定的な仕事で勝利に導くことができるのか。フラン・ガルシアに注目しながらこの1戦を見ていきたい。


www.youtube.com

8、バレンシアvsカディス

 ホーム バレンシアの29節はエルチェ相手に1-0で勝利。ソレールのフィードからゲデスが沈めた1発をしっかりと守り切り、難敵相手に敵地で勝ち点3を持ち帰ることに成功した。この勝利で2022年初勝利となったマジョルカ戦以来リーガでは4戦で3勝1分と負けなし。順位も9位まで浮上しており、2年ぶりのトップハーフフィニッシュに向け視界は良好だ。ホーム メスタージャで迎えるこの試合、ガヤ、シレッセン、ガブリエウといった離脱組の復帰が濃厚となっており、ベストメンバーで戦うことのできる1戦になりそう。コパのベスト8で下したカディス相手にリーグでもしっかりと勝ち点3をあげ、この無敗街道を進めていきたいところだ。注目はソレール

f:id:rintorres9:20220401200244j:plain

 代表帰りということもあってコンディションに一抹な不安が残る彼ではあるが、その支配力はバレンシアの中では群を抜いており、組み立て、崩し、セットプレーどれをとてもバレンシアにとって必要不可欠な要中の要だ。後半戦バジャドリーのドブレピボーテをセットで獲得し、中盤での支配力を高めているカディスに対抗するためには、ソレールの活躍が欠かせないだろう。中盤を制し、より多くの決定機を作ることができるか。ソレールにかかる期待は大きい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのカディスは前節ビジャレアル相手に値千金の勝ち点3ゲット。この勝利を持って降格圏からの脱出に成功。もちろんまだ18位マジョルカとの勝ち点差はわずか1ということで油断ができる位置ではないが、良い風が吹いているのは間違いない。冬の補強によって戦力を大幅にアップさせたカディスはセルベラ時代の堅い442からの速攻という形だけではなく、能動的にボールを保持し、仕掛けることで相手DFを崩すというフットボールに取り組んでおり、CBのルイス・エルナンデスとチュスト、ピボーテのアルカラスとサン=エメテリオの活躍もあって、この形はビジャレアル相手にも通用するようなレベルまで仕上がっている。アウェイで迎える1戦とは言え、今後セビージャ、バルセロナ、マドリー、ベティス、ラ・レアル、アトレティックと強敵が勢ぞろいしていることを考えると、この1戦はどうしても勝ち点3が欲しい1戦。中盤を支配し、自分たちがペースを握り押し込んでいけるのか。注目だ。注目選手はアカポ

f:id:rintorres9:20220401200329j:plain

 赤道ギニア代表の彼は生まれはバレンシア州エルチェであり、バレンシアカンテラーノでもある。トップチームで活躍することはなかったものの、通算4年間ほどバレンシアの下部組織でプレーしており、この試合にかける気持ちは人一倍強いものがあるはずだ。セルヒオ・ゴンザレス監督就任後、カルセレンからポジションを奪った彼はアフリカ系のプレーヤーらしい身体能力を生かした対人守備はもちろん、ビルドアップにおいても一定の働きを期待でき、スペインとアフリカ系の両方にルーツにある選手らしい器用なプレーヤーだ。そんな彼が、この試合でマッチアップすることになるのがおそらくブライアン・ヒルバレンシアの中心にして現在のリーガでも屈指のドリブラーだ。彼相手にアカポがどこまでできるのか、これはこの試合においてのカディスとして重要になるのはもちろん、アカポの今後のキャリアを考えたときにも1つの指標になるマッチアップ。アカポの検討に期待したい。


www.youtube.com

 

9、バルセロナvsセビージャ

f:id:rintorres9:20220401200439p:plain  

  今節最大のPartidazoであるこの試合、ホームにセビージャを迎えるバルセロナは前節クラシコでマドリーに4-0でも完勝。後方からの配給で圧倒的な存在感を見せた両CB、圧巻の中盤3枚、そして結果をだしたトリデンテとチーム全体が機能しての大勝だっただけにこの勝利がもたらす意味は大きい。またクラシコでの勝利でポジティブな話題がカタルーニャ側のMundo Deportivo、Sportを中心にこの代表ウィーク中も飛び回っており、チャビに対する絶賛、ラ・ロハでのバルサ勢の活躍、ケシエ、クリステンセンの獲得確定報道、終いには99.9%ないだろうが恒例のレヴァンドフスキ個人合意の報道もでるなど、良い意味で騒がしい2週間となった。そして迎えるこの1戦、気づけば2位セビージャとの勝ち点差はバルサ側が消化試合が1少ない現状でも3にまで縮まっており、今節勝利することができれば、2位の座に立つこととなる。注目はエリック・ガルシア

f:id:rintorres9:20220401200642j:plain

 クラシコでは圧倒的な配給力で素晴らしいパフォーマンスを見せたエリック。シティからの移籍時のゴタゴタ、プレミアでの低パフォーマンスからネガティブな捉え方をされることが非常に多いプレーヤーではあるが、そういった声を黙らせる素晴らしいプレー内容だったと言えるだろう。アラウホがおそらくCBに戻るであろうこの試合、エリックはベンチからの出場になる可能性も高いが出場した場合、サイド攻撃が多いセビージャに対し、エリックはしっかりと跳ね返すことができるのか。彼のパフォーマンスはこの試合でもカギを握ることになる。クラブ、ラ・ロハともにピケの後継者として期待されるエリック・ガルシア。その期待に応える素晴らしいパフォーマンスを期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ セビージャの前節はラ・レアル相手にスコアレスドロー。これで公式戦3試合勝ちなしと難しい状況が続いている。その間に1試合少ない3位バルサ、同試合数の4位アトレティコとの勝ち点差は3に縮まっており、この代表ウィークを巻き返しのきっかけとしたいところだ。ポジティブなニュースとしては少しずつではあるが怪我人が復帰しているというもの。特に離脱期間が長かったラメラの復帰はチームに新たな活気を生み出すことになる。、加入直後、セビージャのメッシと言われたほどの活躍を見せた彼にかかる期待は大きく、テカティート、マルシャル、オカンポスらを合わせアタッカー陣はタイプの異なる一線級の選手を使い分けることのできる強力な陣容だ。そんな中で迎えるこの試合、注目はボノ

f:id:rintorres9:20220401214750j:plain

 前節、負傷によりゴールマウスをドミトロビッチに譲った彼は復帰後向かったモロッコ代表でも負傷。ただ幸か不幸かその症状は脳震盪だったようで、順調にいけばこの試合には間に合うはずだ。圧倒的なパフォーマンスを見せるクルトワの陰に隠れてしまっているが、今季のボノは世界トップの一人といっても良いくらいの素晴らしいパフォーマンスを見せており、現在、世界中のキーパーで一番実力と知名度に差があるプレーヤ―だ。そのシュートストップ技術はさながら、キックやハイボール処理等幅広いタスクにも対応できる現代型のGKであり、ユナイテッドが関心を示しているという報道があったように、更にもう一段階上のクラブにステップアップしてもおかしくないくらいのタレントだ。バルサ相手に押し込まれることが予想されるこの試合、クンデ、ジエゴ・カルロスの最強CBコンビでも抑えきれないシーンは間違いなくあるはず。その状況でボノがどこまで無失点を保っていけるかがポイントとなる。リーガ最少失点のDFを支える最高の守護神に注目だ。


www.youtube.com

 
10、レアル・ソシエダvsエスパニョール

 ホーム レアル・ソシエダの29節はセビージャ相手にスコアレスドロー。オヤルサバルの長期離脱が発表されて以降初めての1戦となったこの試合。ラ・レアルはセビージャ相手に優位に試合を進め、いくつかのチャンスを作るなどポジティブな内容ではあった。特にこれまでラ・レアルの悪い時に起きていたラテラルが低い位置でハメられるという最悪の形がスビメンディがCBの脇に入ることで、ラテラルを押し上げ、ビルドアップを上手く成立させていたのも好印象だった。このドローで順位は6位のまま、CL圏内の4位アトレティコまでは勝ち点6、EL確定圏内の5位ベティスまでは勝ち点差2。アトレティコの位置は現実的ではないが、調子を落としつつあるベティスの位置は十分射程範囲内であり、残り8節の現実的な目標は2年連続の5位確保になるだろう。とはいえ残りの日程を見ると、ベティスとの直接対決に加え、バルサアトレティコビジャレアルといった強敵との対戦を残しており、そこに余裕を持って挑むためにもホームで迎えるこの1戦は勝利がmust。前半戦敗れた屈辱を晴らし、5位確保へ勝ち点3以外は許されない。注目はポルト

f:id:rintorres9:20220402184004j:plain

 先述の通りオヤルサバルが長期離脱中。更にこの試合ではヤヌザイがサスペンションにより欠場。バレネチェアも負傷離脱中とトップチームのアタッカーはポルトゥを除いて全滅状態。ロベーテやジュワラ、マルティン、ソラといったサンセ組もいることは確かだが、彼らに期待を持ちすぎるのもかわいそうな話。ということで奮起が期待されるのがポルトゥというわけだ。今季のポルトゥは28試合に出場しているものの、ヤヌザイの台頭もあり、先発出場はわずか15。更に結果は0G2Aと何とも寂しいものになっている。とはいえまだ29と老け込むには早すぎる年齢であり、本来であれば代表に名前が挙がってもおかしくないほどの選手。奮起に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ エスパニョールの前節はマジョルカに1-0で勝利、ダルデルからRDTというお得意の必殺パターンでワンチャンスを生かし、見事勝利した。この勝利で3戦無敗となったエスパニョールは現在12位。降格圏の18位マジョルカとの勝ち点差は10であり、決まりとまでは言えないが残留はほぼほぼ安泰とみて間違いないだろう。ということで目指したいのは下ではなく上、トップハーフでのフィニッシュ。現在10位オサスナとの差はわずか2であり十分に射程圏内だ。ホセル、オリバンでのフリー獲得が濃厚など、復活に向けさらに充実したシーズンに来季をするためにもこの昇格1年目で10位以内でのフィニッシュという実績が欲しいところ。そんなエスパニョールの今節はアノエタでのラ・レアル戦。難所での強敵の対戦ということで厳しい一戦になることは間違いないが、ホームでの前半戦同カードでは1-0で勝利しており、十分勝ち点1を持ち帰るという目標は狙える範囲。代表で怪我を負ったRDTの状態は不安が残るところだが、離脱せずにいることから見てもこの試合にはベストに近いコンディションで臨めるはずだ。注目選手はケイディ・バレ

f:id:rintorres9:20220402184140j:plain

 モルラネスが出場停止ということでピボーテでの出場がほぼ確定といっていい彼はこの代表ウィーク、アルバニア代表としてプレー。RCDEスタジアムで迎えたスペイン戦では本拠地のサポーターから拍手で迎えられた。そんな彼はガタイこそ大きくないものの、動きながらボールを受けることに長けている選手であり、守備でも激しく戦える好プレーヤー。アトレティコカンテラ出身であり、マラガを経由して20年に加入しただけあってリーガでの経験も豊富。スペインらしい引き出し方やパウサなどの技術も高い。スビメンディ(ゲバラ)、メリーノ、シルバ(ラフィーニャ)というラ・リーガ屈指の中盤トライアングルを相手にするこの試合、ケイディ・バレが後方からどれだけダルデル、ヤンヘルの2枚を支えられるかが、結果を左右することになるだろう。


www.youtube.com

ラ・リーガ27節プレビュー

1、初めに

みなさんこんにちは。

今回はラ・リーガ26節の振り返りと、27節の全10試合のプレビューについて書いていきたいと思います。コメント等いただけたらありがたいです。

よろしくお願いいたします。

 

2、ラ・リーガ26節振り返り

 今節最大のPartidazo El Gran Derbiことデルビ・セビジャーノの1戦はセビージャが2-1で勝利。前半、今季最高のインテンシティを持ってプレッシングに入ったセビージャが終始、攻勢の状態を保ち、PKとミスからの得点という形ではあったものの、2点を先取。後半ホアキンを投入し、カナレスを中に入れたこと、そしてセビージャの疲労が目立ちだしたことで、一転ベティスが攻勢となったものの、反撃をアディショナルタイムの1点に抑えきったセビージャが見事勝利。荒れすぎることはなくダービーらしい熱さと最高の環境を作り出したラモン・サンチェス・ピスファンの下、最高のデルビとなった。

 その他の試合では首位マドリーは苦しみながらも難所バジェカスで勝利。バルサはミッドウィークのコパに向け、ターンオーバーを敷いたアトレティックに4点を取り快勝。アトレティコはユナイテッド戦で見せた形を継続し、セルタに2-0で快勝。ビジャレアルピノのポーケルを含むマニータでエスパニョールに完勝した。その他の結果、暫定順位は下の通り。

f:id:rintorres9:20220304173021j:imagef:id:rintorres9:20220304173023j:image

 

 今節のPick up Player はビジャレアルからジェレミ・ピノ

f:id:rintorres9:20220301160841j:plain

 ラテラルながらドブレーテを達成したロディ、途中出場から圧巻のプレイを見せたデンべレ、レバンテの2勝目に大きな貢献を果たしたデフルートスも候補ではあったが、やはりポーケルを果たしたピノを選出しないわけにはいかないということで、ピノを取り上げることになった。

 今節のビジャレアルは右ラテラルにフォイスではなくオーリエを置いたことで、ラテラルに右の大外を担当させる形に。そしてロチェルソとトリゲロスがライン間でボールを引き出す役割を担い、その分ピノとダンジュマは自由に内外を使い分けながら動くことができる形となった。その分、ピノは本来最も得意なボールに触れながら、自由に動き、ランニングでゴールに迫るという形が数多く作れるようになり、見事4得点を達成した。

 プリメーラの舞台でのポーケルはスペイン人としては21世紀に入って以来、モリエンテスソルダードネグレド、ブエノ、ミナに続く6人目。20歳以下の選手としては2015年のミナ以来、その他にも過去にはロナウド、メッシ、スアレスグリーズマンネイマールなどリーガを代表するプレーヤーが達成してきている。さらに今回のポーケルは右、左、頭でそれぞれゴールを決めたパーフェクトハットトリックも内在したもので素晴らしい快挙といえる。今後ピノがどんな選手になっていくのか、ビジャレアルの宝、スペインの宝、そして世界の宝として見守っていきたい。

 最後にいつも通り今節の個人的ベストイレブンとその準候補を置いてプレビューに移りたい。

f:id:rintorres9:20220302224157p:plain

f:id:rintorres9:20220302224142p:plain

 

3、ラ・リーガ27節プレビュー

・全体雑感

 今節最大のPartidazoはCL出場権争いを占うベニート・ビジャマリンでのベティスvsアトレティコバルセロナの現在の調子の良さを考えると、この試合は両チームにとってシーズン1の大一番といっても過言では無く、この試合に勝利したチームが来季のCL出場権に大きく近づくことになるだろう。

 首位マドリーはラ・レアルをベルナベウに迎えうち、絶好調バルサはエルチェの本拠地マルティネス・バレーロに乗り込む。2位セビージャは金曜開催の試合でアラベス、6位ビジャレアルは要塞 エル・サダールでの1戦。残留争いでは最下位レバンテはアウェイの地でアトレティック、カディスはホームでラージョ、マジョルカはアウェイでセルタ、グラナダもアウェイでバレンシアとの試合となる。

 

1、アラベスvsセビージャ

f:id:rintorres9:20220304165931p:plain

 金曜開催のこの試合、セビージャをメンディソローサに迎えるホーム アラベスは26節ヘタフェに2-2のドロー。アウェイでの勝ち点1と結果だけを見れば悪いとは言い切れないが、約60分間もの間、数的優位な状態で戦っていたのも関わらず、わずか勝ち点1に終わってしまったのは残留争いの上で大きな痛手と言えるだろう。とはいえ25節終了時点で、アラベスと残留圏17位グラナダとの勝ち点差は4。まだ十分挽回できる勝ち点差ではあり、3/21に予定されているグラナダとの決戦がアラベスにとって何よりも重要な試合となる。ここでの勝利のためにセビージャ、レアル・ソシエダと続くこの難敵との2連戦を結果・内容両面においてどういった形で乗り切れるかは1つカギになってくるだろう。注目はルベン・ドゥアルテ

f:id:rintorres9:20220301173822j:plain

 ヘタフェ戦で左からのクロスで見事2アシストを挙げたドゥアルテ。彼からホセル、あるいはエドガル・メンデスという形は今季のアラベスにおいてほとんど見られなかった形であり、相手が1人少なかったとはいえ、ホセル、リオハ以外から得点の形が作れたのは大きい。セビージャとの対戦となるこの試合ではオカンポス(テカティート)&ナバス(モンティエル)というリーガでも最強クラスの右サイドとのマッチアップとなり、彼の攻撃面での良さを出せる機会は殆どないかもしれないが、カウンターに幅をつける意味でも彼のオーバーラップからのチャンスメイクには期待したいところだ。


www.youtube.com

 

ジエゴ・カルロスへメンバー外に。代わりはグデリか。

 一方 アウェイのセビージャは大一番デルビ・セビジャーノに見事勝利。クンデ、オカンポスをサスペンション、マルシャル、レキク、スソ、ラメラを負傷、更にパプも前半で負傷交代、ジエゴ・カルロスはケガ明けということもあり45分のみの出場と非常に厳しい状況の中で、見事特に前半はシーズンベストといっても過言では無い出来で、コパで受けた屈辱のリベンジを果たした。これでCL圏内とは9pt差となり安泰といえるところまで来ることができ、残るターゲットは6pt差で追う首位マドリーの背中とEL優勝。とはいえ、先述の通り怪我人が圧倒的に多く、チーム状態も決していいわけではないセビージャ。このデルビでの勝利をどれだけ、自分たちの勢いにし、残りの3か月をチーム全員で戦い抜けるかがカギになる。注目はテカティー

f:id:rintorres9:20220228214527j:plain

 デルビにおいて見事なスルーパスで1点目に繋がるPKを演出し、守備でも対面のアレックス・モレノに仕事をさせないなど、オカンポス不在の穴を全く感じさせない活躍を見せたテカティート。負傷もあって連携面での不安もあったナバスとの関わりも見事な出来であり、ベティスの武器である左サイド、セビージャ側からすると右サイドを完全に制圧した。この試合ではオカンポスの復帰もあり、左右どちらを務めるのかは不明だが、彼の南米人らしい技術と、献身的な守備は既にセビージャにとって大きな武器になっている。負傷等で攻撃の駒が減っている今、彼がどれだけ離脱することなく活躍できるかは、最終盤のセビージャにとって非常に重要なポイントになるだろう。


www.youtube.com

 

2、オサスナvsビジャレアル

f:id:rintorres9:20220301173918p:plain

 ホーム オサスナの25節はアノエタに乗り込むものの1-0で敗れる結果に。ラ・レアルがターンオーバーを敷いていたことを加味するとアウェイとは言え勝ち点を拾いたい試合ではあったが悔しい結果に終わった。相手がアトレティコ、ラ・レアルと難しい相手だったとはいえ、これで連敗となりこの後もビジャレアルバルセロナ、1つ挟んでベティスと苛烈を極めるCL出場権争い勢との連戦が続く。最悪の場合、この連戦勝ち点0に終わる可能性も十分にあり、その悪い流れを作らないためにも、ホーム エル・サダールで迎えるこの1戦、勝ち点1でも拾いたいところだ。注目選手として挙げたいのがキケ・ガルシア

f:id:rintorres9:20220301174004j:plain

 最近の試合では先発の座をブディミルに譲っており、ベンチからのスタートが続いているキケ・ガルシア。しかし、そのブディミルは前節ル・ノルマン、パチェコというそこまで対人に優れているわけでもない選手たちに完全に抑えられ、全くボールを収められず、クロスに対しても完全にシャットアウトとなってしまった。現在のオサスナにおいて前で時間を作り、クロスに対して相手に脅威を与えられる9番の存在は必要不可欠であり、その役割を果たせるのはやはりキケ・ガルシアであろう。パウ&アルビオル(マンディ)とリーガ内でも質の高いCBコンビ相手にどれだけ仕事ができるのか。キケ・ガルシアの奮闘に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ ビジャレアルの26節はエスパニョール相手に先述したピノのポーケル、更にディアのゴールで5-1で完勝。ミッドウィークの激しい試合も考慮の上でフォイス、ペドラサをベンチに置き、パウ、キャプー、ロチェルソにも一定時間休みを与えられるなど理想的な形でCL明けの難しい試合を攻略することに成功した。そして迎える今節は要塞 エル・サダールでの1戦。今季オサスナがホームで結果を出せていないとはいえ、やはりエル・サダールの雰囲気は独特なものもあり、難しい1戦になることは間違いないだろう。ダビド・ガルシア、ファン・クルス、ルーカス・トロを中心とする堅固な中央の守備を、どれだけ引き出しその背後を取りに行けるかがポイントになるだろう。ジェラールの復帰ももう間もなくとなっており、この試合にはベンチ入りする可能性も。現状最大の大一番であるアウェイに乗り込んでのユヴェントス戦に向け、勢いをつける勝利を挙げたいところだ。注目はトリゲロス

f:id:rintorres9:20220228214627j:plain

 ユヴェントス戦1stレグではポジションをアルベルト・モレノに譲ったトリゲロスだが、エスパニョール戦ではロチェルソとともにライン間で見事な引き出しを見せ決定的なチャンスメイクを見せた。確かにCLという舞台でインテンシティのポイントで穴になる可能性も大きい選手ではあるが、限定的な形であっても彼の力はユヴェントス撃破には不可欠。オトラリーガの中では高いインテンシティとフィジカル強度を擁するオサスナ相手に彼がどのようなパフォーマンスを見せ、エメリに自身の存在をアピールできるか。注目したい。


www.youtube.com

 

3、エスパニョールvsヘタフェ

f:id:rintorres9:20220301174636p:plain

 ホーム エスパニョールの26節はビジャレアル相手に1-5で完敗。カブレラがマーキングをミスし、ピノに頭で押し込まれて以降、ビジャレアルのビルドアップ、そしてその中でライン間を取りに行くロチェルソ、トリゲロスへの対応が全くできず、ケイディ・バレの両脇を思うように使われてしまった。元旦のバレンシア戦以来、公式戦8試合未勝利で順位も13位と残留争いに巻き込まれる危険性が出てきている。この悪い流れをどうにか切るためにもホームで迎える順位の近い相手との1戦。勝利が必要不可欠となる。注目はヤンヘル・エレーラ

f:id:rintorres9:20220228220609j:plain

 今季夏にグラナダから保有元のマンチェスター・シティを経由して移籍してきた彼。グラナダでのパフォーマンスが非常に質の高かったものだったことから、高い期待を寄せられ加入ものの、ここまで怪我等の影響もあり、スタメン出場はわずか9試合。出た試合でもそこまでのインパクトは残せていない。彼の特徴でもある中盤での強度の高いボール奪取力もここまで鳴りを潜めており、実際前節もアンカー脇(彼の背後)を自由に使われてしまった。エスパニョールがこの悪い流れを改善するためには不安定な最終ラインを支える屈強な中盤での強度が必要不可欠。アランバリやマクシモビッチ等を擁するヘタフェの中盤相手のハイインテンシティ対決を制し、主導権を得ることができるのか。注目したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ ヘタフェは25節アラベス相手に2-2のドロー。ホームで降格圏の相手に勝ち切れなかったのは非常に痛い結果とはいえ、60分間数的不利の中、勝ち点1をもぎ取ることができたのは非常に大きく、またチームとしての底力がついてきた証拠だろう。順位こそ未だ15位と残留に向け気の抜けない順位ではあるが、直近のチーム状態及び完成度の高さを見れば余裕を持っての残留は十分実現可能な目標だ。とはいえこの試合ではチームの要となっていた左CBのクエンカが不在。更にアレニャ、ダミアン・スアレスも出場停止により欠場となることが確定している。アレニャの代役はオスカルで十分務まると考えられ、ダミアン・スアレスの代わりも質こそ落ちるものの、イグレシアスが一定のプレーを見せてくれることは予想されるが、問題はクエンカの不在。左足から質の高いボールが供給できる彼の存在は押し込まれた際にチームが前進するための大きな武器となっており、このタスクを務めることのできるプレーヤーは他にいない。ここをどのようにチーム全員でカバーしていくかが大きなカギとなるだろう。注目はミトロビッチ

f:id:rintorres9:20220301174333j:plain

 シーズン序盤の不安定っぷりから比べると見違えるように3CBの中央として良いパフォーマンスを見せている彼ではあるが、その要因として横にいるクエンカの存在は大きく、ミトロビッチの苦手なフィードやスピード系アタッカーの対応をクエンカがこなしていたことで、より自信を持って得意なプレーに専任できたという部分は大きい。それ故にクエンカ不在で迎えるこの試合、彼にとっては開幕からここまででどれだけリーガにフィットし、どれだけ成長することができたのか見極める試金石となる。リーガ屈指のデランテーロであるRDT相手にミトロビッチがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、注目したい。


www.youtube.com

 

4、バレンシアvsグラナダ

f:id:rintorres9:20220303194010p:plain

 前節、アウェイでマジョルカ相手に1-0で勝利し、新年初のリーガでの勝利を挙げたバレンシア。長期離脱から復帰したガブリエルのスーペルゴラッソもあり、守備でもクリーンシートと理想的な結果となった。しかし、理想的だったのは結果のみ。そのガブリエルを中央に据えた532の形は全くと言っていいほど整理されておらず、中盤3の脇を一発のサイドチェンジで完全に開けてしまい、久保やダニ・ロドリゲスといったタレントにいいようにやられてしまった。その一方、ミッドウィークのコパでは内容も含め、十分満足のいく戦いぶりでマルセリーノラストシーズン以来の決勝進出を達成。あの夏、マルセリーノ、パレホ、コクラン、ロドリゴ等々を悲劇的な形で失うなど、関心がないどころか悪影響しかもたらさないくそオーナーの下でも、ソレールとガヤを中心に作り上げたものがようやく1つの形として花開いた。とはいえ代償も小さくはなく、この試合でガヤとガブリエウの2人が怪我を再発させ、この試合では欠場が濃厚。他の選手たちも疲労もあり、この試合ではある程度ターンオーバが予想される。そんな中で迎えるこの1戦、何とか良い流れをリーグ戦に持っていくためにも勝ち点3が欲しい1戦だ。注目はディアカビ

f:id:rintorres9:20220303193611j:plain

 今季はボルダラスの下、成長を果たし、好パフォーマンスが続いているディアカビ。アルデレーテが出場停止、ガブリエウが怪我で欠場が予想されるこの試合。ディアカビにかかる期待と負担は大きい。スアレスモリーナ、アレソといった強力FW陣をいかに抑えられるか。この試合の勝利のため、ディアカビの活躍が不可欠だ。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ グラナダの26節はカディス相手に0-0のスコアレスドロー。序盤こそ、コジャドを上手く生かした形でカディスのプレッシングを外し、前進することができていたものの、ヘルマンの軽率なミスでドミンゴス・ドゥアルテが退場して以降は一方的に攻められる展開に。それが押し込む展開をそもそも想定してチーム作りがされていないカディスにはアドバンテージとなり切らず、結果的に勝ち点1を何とか拾うことはできた。しかし、状況はかなり厳しく年明け8戦未勝利で順位も降格圏とわずか4pt差の17位と残留に向けて黄信号が灯りだしている。週中には関係者によってロベルト・モレノの進退についての話し合いの場も持たれたようで、そこでは続投を支持することとはなったものの、このままでは最終盤での監督交代というギャンブルに挑まなければならなくなる可能性が高くなる状況。同じく年明け以来調子を崩しているバレンシアに挑むこの1戦、アウェイとはいえ何とか勝ち点3が欲しいところだ。注目はマチス

f:id:rintorres9:20220302222546j:plain

 冬にMLSへの移籍が殆ど決まりかけていながらも、最終的に残り半年の残留が決まったマチス。しかし監督、クラブ、本人すべてが移籍を前提として進めていたため、それぞれ関係性わ著しく悪化しており、ベンチorベンチ外の日々が続いている。しかし、マチスの代役として冬に獲得したウズニはマチスに比べると遥かに見劣りするのはこれまでの試合でも明らかであり、実際ハーフタイムでウズニに代わってマチスが投入された前節の後半45分を見てもチームにおけるマチスの存在の大きさは一目瞭然。最悪なチーム状況の中で、迎える最終盤の残留争いにおいて生き残るためにはマチスの存在は必要不可欠だ。何としてでも勝利の欲しいこの試合、1つのターニングポイントとすることが出来るのか。注目したい。


www.youtube.com

 

5、レアル・マドリーvsレアル・ソシエダ

f:id:rintorres9:20220304170156p:plain

*フェデの風邪による欠場が濃厚。代わりはカマヴィンガか。

 

 ホーム マドリーの26節は難所バジェカスの地でラージョに0-1の勝利。序盤から主導権こそ握れたものの、ルカ・ジダンの好セーブもありゴールを取り切れない展開が続き、それどころかラージョの強度の高いプレッシングの前に軽率なミスを連発。特にカゼミロは61分までの出場で14回のボールロストを記録した。CLパリ戦前後より思ったようにいかない試合が続いており、その中でも確実に勝ち点3を積みあげていっているのは流石の一言だが、パリ戦に向けては不安の残る試合が続いている。このラ・レアル戦明けミッドウィークに開催されるこの試合、ターンオーバー等も含めどういったマインドでアンチェロッティ及びマドリーの選手たちが向かっていくのかは注目だ。注目選手はヴィニシウス

f:id:rintorres9:20220301174901j:plain

 前節も見事な形でのアシストでベンゼマのゴールを演出するなど、結果自体は相変わらず見事なものを出しているヴィニシウスであるが、ここ数試合のパフォーマンスレベルは明らかに落ちており、疲労の色を感じざるを得ない試合が続いている。パリ戦での逆転突破に向けここの復調は間違いなく重要なものであり、パリ戦に向けて、復調のきっかけとなるプレーに期待してこの試合も出し続けるのか、それともしっかりと休みを与え、パリ戦へフレッシュな状態で挑めるようにするのか。アンチェロッティがこの試合をどのように考えるのかは気になるところだ。この試合の結果云々以上にパリ戦の逆転突破のためにこの試合をどう捉え、どのように使うのか。アンチェロッティの選択に注目したい。


www.youtube.com

 

*アイヘンが負傷の影響でメンバーに帯同せず。リコも同様のため、この試合でも右からエルストンド、ルノルマン、パチェコ、ゴロサベルの形か。もしくはサルドゥアを右に入れ、エルストンド、ルノルマンをCBとするか。

 

 一方 アウェイ ラ・レアルの25節はオサスナ相手に1-0で勝利。ライプツィヒに敗れてのEL敗退、バスクダービーでの4-0での完敗など嫌な流れが続いていただけに内容がどうであれ、この勝ち点3という結果は非常に大きいものとなるだろう。更にこの試合では今まで出番を与えられていなかった者たちにも出場機会が与えられ、カピタンのイジャラメンディ、Bチーム登録のマルティン、ジュワラ、パチェコはそれぞれ自分の特徴を十分に生かしたプレーができていた。戦力のさらなる充実という意味でもこの4名の活躍は大きいがそれ以上に大きかったのが主力に休養を与えられたこと。週2試合ペースで試合を積み重ね、更に夏のユーロや五輪から蓄積した疲労が再びじわじわと効いてくるであろうオヤルサバルやスビメンディなどに少しとはいえ余裕を与えられたのは非常に大きいと言える。そしてミッドウィークの延期分マジョルカ戦ではほぼいつも通りのメンバーで2-0で勝利した。そんな中迎えるベルナベウに乗り込んでの1戦。まず気になるのはこの試合をどれくらいのテンションで臨むのかという点。この試合の後は1週間空くとはいえ、2週間連続の週2ペースであり、水曜開催のマジョルカ戦から中3日のいう厳しい日程での試合となる。そしてアウェイで相手がマドリーと全力でぶつかっても勝ち点の保障は全くない1戦。あえてこの試合をターンオーバー気味に使うことで主力に休みを与えるのか、それともヨーロッパカップ戦出場権争いを1ptでも優位に進めるため全力で勝ちに行くのか。このスタンスに注目したい。注目選手はエルストンド

f:id:rintorres9:20220301174958j:plain

 前節決勝点を挙げチームの勝利に貢献した彼だが、注目したい部分はそこではなくもちろんDFリーダーとして、そしてビルドアップの中心としての役割。実際彼をベンチに置いたバスクダービーではビルドアップのフェーズで完全にアトレティックのハイプレスにはめられ続ける結果となってしまった。その過ちを再び繰り返すわけにはいかず、マドリーがセットしてくるか、それとも前から当たってくるかは読めないところではあるが、どちらにせよエルストンドの存在はラ・レアルにとってキーポイントとなるだろう。彼を中心とした守備ブロックでマドリーの攻撃陣を抑え、ボールを保持しゴールに迫るラ・レアルらしいフットボールで敵地から勝ち点3を持ち帰りたいところだ。


www.youtube.com

 

6、カディスvsラージョ

f:id:rintorres9:20220304170743p:plain

 ホーム カディスの26節はアウェイでグラナダ相手に0-0のスコアレスドロー。前半で一人少なくなった相手に対し、効果的な崩しをほとんどできないまま、残留争いの上での直接のライバル相手に勝ち点2を落とす結果となった。これで17位グラナダとの差は4のままであり、残りの試合数を考えても、これからは何としてでも勝ち点1はもぎ取る粘り強い戦いが求められる。戦術面でいくと、前々節より採用している3412/3421気味でのハイプレスはうまく機能しており、高い位置でのボール奪取からのカウンターが増えているのも事実。とはいえ、それはヘタフェ、グラナダとどちらも3バックでミラーゲーム的な形となった相手に対してのものであり、4231で来るであろうラージョに対してどこまで通用するのか、そもそもこの形で来るのかは疑問の残る点でもある。ここをセルヒオ・ゴンザレス監督がどのように考えるのかは1つの注目ポイントだ。注目選手はルイス・エルナンデス

f:id:rintorres9:20220302222713j:plain

 今冬にマッカビ・テル・アビブから移籍してきた32歳のベテランCBは出身がマドリーのカスティージャであり、過去スポルティング・ヒホンやマラガでのプレー経験もあるなど、リーガを良く知った選手。それだけにフィットも早く既にカディスのDFにおいて大きな役割を背負っている。3バックの右で起用されている彼がこの試合でマッチアップすることになるのはおそらくアルバロ・ガルシア。ラージョはミッドウィークにコパ準決勝を控えているだけにターンオーバー的に他の選手が出てくる可能性もあるが、どちらにせよラージョの左サイドはチーム1のストロングポイントであり、難しい対応が迫られることになるのは間違いないだろう。そんな中でルイス・エルナンデスがどのようなプレーをできるのか。ヒホン、マラガで厳しい残留争いを戦った経験を持つ彼のベテランならではのプレーに注目したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ ラージョの26節はマドリーをバジェカスに迎えての1戦。結果は0-1で敗戦となった。前からの強度の高いプレッシングはうまく機能しており、古巣相手となったルカ・ジダンが好パフォーマンスを見せるなど、全体的にも十分ポジティブな部分が見られた試合ではあったが、公式戦5連敗、リーガでも5連敗&7戦未勝利と完全に悪い流れに飲み込まれてしまっており、前半戦の躍進で一時は4位まで上昇した順位も気づけば12位まで転落してしまった。また、ミッドウィークに行われたコパ準決勝vsベティスの2ndレグでも敵地で質の高いパフォーマンスを見せ、一時はべべのスーペルゴラッソで2戦合計スコアでタイに持ち込んだものの、アディショナルタイムでの失点で敗退と、強敵相手に良い内容を見せながらも結果がついてこない状況が続いている。とはいえ、一時に比べれば大外からのクロスと中でのライン間で引き出しての崩しという2つの使い分けができるように再びなってきており、状況としては悪くないのもまた事実。きっかけとなる勝利さえ上げることができれば、再び連勝街道に乗ることも夢ではないだろう。注目はコメサーニャ

f:id:rintorres9:20220304171239j:plain

 ベティス戦ではシスにポジションを譲った彼だが、中3日で迎えるこの試合ではスタメン出場が予想される。ラージョ全体において1つの課題となっているのが、プレス回避のフェーズ。積極的にハイプレスをかけるラージョだが、一転それを受ける側になった場合脆さが出るのがラージョの不安点だ。更にこの試合では、DFリーダーでありビルドアップの要でもあるカテナがサスペンションにより出場停止となり、3421移行後かなり前からはめる意識が強くなっているカディスのプレッシングをどのように外していくかがキーとなる。その中で注目なのがコメサーニャ。2CB+2CHでビルドアップを行うラージョだが、コメサーニャはプレス回避時の判断に少々難があり、彼の所で何度か引っかかるシーンが散見されている。この試合、ここでうまくカディスのプレッシングを裏返せるか、それともいつも通りハマってしまうのか。ここが試合全体の行く末を左右するだろう。


www.youtube.com

 

7、エルチェvsバルセロナ

f:id:rintorres9:20220301235529p:plain

 ホーム エルチェの26節 レバンテに0-3で完敗。エース ルーカス・ボジェの復帰戦となった試合を最下位相手に3失点で敗れるという最悪の形で落としてしまった。カリージョとボジェというポストワークとクロスへの入り込みが上手いタイプの選手を並べた2トップは、チームの外循環でのポゼッションに繋がってしまい、相手がセットした状態での大外からのクロスという一番可能性の薄い形が続いてしまいクロス数は脅威の31本。ボジェの復帰がフランシスコの決断に悪い意味での影響を与えてしまい、調子のよいエルチェの形を全く作れなかった。そんな中迎えるこの試合、絶好調のバルセロナをホームに迎える1戦。現在リーガで最も調子の良いチームといっても過言では無いバルセロナ相手に勝ち点を拾うというのは極めて難しいミッションだが、少なくともレバンテ戦で作ってしまった悪い流れを切るような戦いぶりを見せたいところだ。注目はフィデル

f:id:rintorres9:20220301233723j:plain

 エルチェの副キャプテンであり、前監督のエスクリバからは絶対的な中心として絶大な信頼を受けていた彼だが、フランシスコ政権ではペレ・ミジャが左サイドに回り、フィデルはその後塵を期す場合も多く、前監督ほどの信任は得られていない。とはいえ彼のハーフスペースにおいてライン間で顔を出し、そこから決定的なチャンスメイクができる彼の存在は冬の移籍市場でルーカス・ペレスを放出してしまったことで唯一無二のであり、彼のこの能力を活かさない手はない。今後の最終盤、余裕を持った形での残留という目標達成のためにもフィデルとフランシスコがどのような関係を築けるのかがカギになる。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイ バルセロナの26節はアトレティック相手に4-0で完勝。前半オーバメヤンのゴールで先制したものの、後半序盤は選手を変えてきたアトレティック相手に押し込まれる展開に。しかし、デンべレ、フレンキーの投入で一気に流れを引き戻し、終いには途中出場のルーク、メンフィスのゴールもあって4発快勝。ベンチスタートとなった選手が結果を残すという理想的な展開での勝利となり、チームの雰囲気は最高なものになっている。この調子であれば、余裕を持ってのCL出場権獲得、そしてEL制覇は十二分に射程範囲であり、そのためにもアウェイで乗り込むこのエルチェ戦、できるだけ楽に&良い形で勝ち点3を拾い、ミッドウィークのEL ガラタサライ戦へ向けたコンディション調整に使いたいところだ。注目はガビ

f:id:rintorres9:20220301235313j:plain

 開幕以来圧倒的なパフォーマンスで一躍ニューヒーローとなったガビ。最近の試合でもそのパフォーマンスは落ちることなく素晴らしいプレーを見せているが、それでもポジションが安泰とは言えないのが今のバルセロナ。インテリオールではフレンキーとペドリが世界最高といっても良いだけのパフォーマンスを見せており、左エストレーモの位置にはフェランが地位を築いている、更にメンフィスやデンべレもこのポジションを今後争っていくものと考えられ、なんと贅沢な悩みか、非常にレベルの高いポジション争いが繰り広げられている。この激しい競争の中でガビがペドリのようにもう一段階覚醒を見せ、世界最高峰のインテリオールとなることができるか。既に脅威でしかない17歳のさらなる成長に期待したい。


www.youtube.com

 

8、セルタvsマジョルカ

f:id:rintorres9:20220303194211p:plain

 ホーム セルタの26節はアトレティコ相手に0-2で敗北。ユナイテッド戦と同様の形での戦い方をしてきたアトレティコに対し、ベルトラン、デニス・スアレスを中心としたビルドアップからブライス・メンデス、アスパス、セルビらが上手くライン間を取ることによって、ユナイテッドに比べるとチャンスも多く作ったが、ロディのアイソレーションには対応しきれず2失点で敗れることとなった。チームの状態としては悪くなく、攻撃の形が上手く整えられているセルタだが、これで3戦未勝利と結果は良くない流れに入ってきつつある。アトレティコ戦はともかく、カディス、レバンテの連戦でそれぞれ勝ち点1にとどまったのが痛恨であり、今後ビジャレアルベティス、マドリーと難敵との連戦が続くことも考えるとこれ以上の取りこぼしは避けたいところ。そういった意味でも今節の相手であるマジョルカは確実に勝利しなければいけない相手だ。注目はハビ・ガラン

f:id:rintorres9:20220302222837j:plain

 左ラテラルを務める彼はこの試合、久保とのマッチアップが予想される。今のマジョルカにとって久保は絶対的な攻撃の要であり、リーグ屈指のチャンスメーカーでもある彼相手にガランが攻守において優位に立つことができれば、セルタの勝ち点3は大きく近づく。とはいえガランは1vs1の守備に特徴を持っているタイプではなく、そのことから考えても、やはり彼に期待したいのは持ち味の低い位置で相手を一枚剥がしてのプレス回避。昨季リーガ1のドリブル成功数を記録した彼のプレス回避はセルタが誇る大きな武器の一つであり、ここで久保を外し、マジョルカを自陣ゴール前に張り付かせることがこの試合におけるガランの大きなタスクだろう。彼の良さが多く見られる試合になるか、それとも守備に追われる時間が長くなるか。彼のパフォーマンスが勝敗を左右する指標となるだろう。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイ マジョルカの前節はバレンシアにホームで0-1の敗戦。相手CBガブリエウのスーペルゴラッソ以降はバレンシアの先述したとおり、不十分の53ブロック相手に押し込む展開が続き、右のライン間を取った久保からのチャンスメイクで決定的なチャンスを何度も作った。しかし、あまりに1点が遠く痛すぎる勝ち点0という結果に。更にミッドウィークでのvsラ・レアル戦にも0-2で敗れた。残留争い中のチームも中々勝ち点を積みあげることができていないため、未だ降格圏とは勝ち点5差の16位という位置を保ってはいるものの、バレンシア戦を後々の大きな後悔としないためにも、セルタの本拠地 バライードスに乗り込むこの試合、勝ち点を持ち帰りたいところだ。注目選手として挙げるのはアントニオ・サンチェス

f:id:rintorres9:20220302222943j:plain

 前節のバレンシア戦では長期離脱を強いられたガラレタの負傷を受けてドブレピボーテの1角に入ったアントニオ・サンチェス。本来1列前が本職な選手でありながら、巧く相手の1stプレッシングから外れる位置を取り、2列目と後ろをつなぐ良い潤滑油となった。ガラレタの離脱はチームにとってあまりに痛すぎるものではあるが、バレンシア戦でのアントニオ・サンチェスのパフォーマンスはその穴を見事埋めることができると確信を持って言えるだけの内容であり、それをリーガ屈指のクオリティを誇るセルタの中盤相手に証明したいところだ。彼がしっかりとボールをキープし、前に進めどれだけセルタのゴールを脅かせるようなチャンスを作れるのか。彼の活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

9、ベティスvsアトレティコ

f:id:rintorres9:20220302223035p:plain

一方、ホーム ベティスの26節はデルビ・セビジャーノにおいて1-2の敗北。特に序盤はセビージャの強度の高いプレッシングに圧倒されてしまいミスから2点を献上。ホアキンを投入した後半は徐々にセビージャ側のインテンシティが落ちてきたこともあって、押し込む展開が続いたが反撃はアディショナルタイムでのカナレスの直接FKのみと悔しい結果に終わった。しかし一転、ミッドウィークのコパ準決勝vsラージョの2ndレグではラージョに1-1のドロー。2戦合計2-1で決勝への進出が決まった。アディショナルタイムでの劇的なゴール、更にそれをおぜん立てしたのがホアキンと、チームにとって最高の形での突破はデルビでの敗退で一気に落ち込みかけた雰囲気を回復させるものになったと言えるだろう。そして迎えるこの超重要3連戦の最後はCL出場権争いの大一番。この試合はカナレスがサスペンションで欠場、コパ組のコンディションにも不安が残るところで、いくら良い雰囲気のチームとは言え、厳しい1戦になることは間違いないだろう。何とか勝ち点3の欲しい1戦、注目はルイバル

f:id:rintorres9:20220304172645j:plain

 カナレス欠場、ロドリ、ライネスはコンディション不良、ホアキンも90分は厳しいということで、この試合右サイドでのスタメン出場が濃厚なアイトール・ルイバル。とはいえ、彼のプレースタイル的にカナレスと同じタスクをこなすのは不可能。現在のアトレティコのハイプレスの構造的に空きやすいライン間でボールを引き出せるカナレスの不在は極めて痛いものであり、質より数で勝負するタイプのルイバルがアトレティコ相手にどんなタスクを担い、どれだけ脅威を与えられるかはこの試合において非常に重要となるサイドの攻防を左右するはず。おそらく途中から出てくるであろう、ホアキンとともに、どれだけアトレティコの最終ライン、及び中盤のラインに脅威を与え、相手のプレッシングを回避する助けとなれるのか、注目したい。

 

アウェイ アトレティコの26節はセルタ相手に2-0の完勝。CLでユナイテッドを内容面では圧倒した布陣&人選を採用し、その期待に応えるように各選手が質の高いパフォーマンスを見せた。来季のCL出場権獲得のためにも相手の本拠地ビジャマリンでの1戦とは言え、この試合だけは落とすわけにはいかない試合であり、アトレティコにとってシーズン最大の大一番となる。気になるのは人選。この試合、コンドグビアとサヴィッチの欠場が確定しており、長期離脱中のヴァス、クーニャも同様。一方でカラスコ、レマル、グリーズマンといったユナイテッド戦orセルタ戦に向け急ピッチでコンディジョンを整えてきた彼らの状態は日に日に良いものになっており、カピタン コケの状態も未だ不透明、スアレスの起用法含め、チョロがどのような布陣、人選、戦術を構成してくるのかが最大の注目ポイントだろう。注目はカラスコ

f:id:rintorres9:20220302223145j:plain

 CLではグループリーグの暴力行為によって3試合の出場停止を受け、ユナイテッド戦での出場は叶わなかったカラスコ。それ故に彼自身リーガに懸ける気持ちは人一倍強いものがあるとみられ、今季のリーガを占う大一番へのモチベーションは非常に高いはず。とはいえ、気になるのがカラスコの起用法。彼の最適なポジションである左WBはユナイテッド戦以来、ロディが素晴らしいパフォーマンスを見せており、オプションでもある右WBはタスク的に低い位置に留まることも多く、彼の良さが活きるかと言ったら疑問の付くところ。しかし、彼の突破力はアトレティコにとって間違いなく大きな武器であり、この武器をどのタイミングでどういった形で使っていくかはこの試合のポイントとなる。この調子を維持し、CL圏獲得に向け一気に加速することができるのか。ここぞという時のチョロの采配に注目したい。


www.youtube.com

 

10、アトレティックvsレバンテ

f:id:rintorres9:20220304003506p:plain

 ホーム アトレティックの26節はバルセロナ相手に4-0の大敗。コパに向けて大規模なターンオーバーを行ったとはいえ4失点という結果はやはり多少のダメージを残すことになるはずだ。そしてそのターンオーバーの目的となったコパ準決勝2ndレグ バレンシア戦 死闘の末に惜しくも敗退となり、昨季に続いて優勝が現実的に見えた地点での敗退となってしまった。このコパでは2強を撃破し、勢いに乗っていただけにこの敗退のショックも中々のものがあることは容易ではなく、チームとして非常に悪い流れが流れているのは間違いないだろう。とはいえ、今後の現在厳しい状況にあるとはいえ、狙えないこともないヨーロッパカップ戦の出場権獲得、そしてより現実的な目標であるトップハーフでのフィニッシュのためにも、ホームで最下位を迎えるこの1戦、確実に勝利が欲しいところだ。注目はニコ・セラーノ

f:id:rintorres9:20220304003305j:plain

 サンセ、ニコ・ウィリアムスに続き台頭しだしているアトレティックカンテラの逸材は冬のモルシージョの退団以来、ムニアインの休養時を中心に先発しており、18歳ながら既に初ゴールを記録するなど、その存在感を日々高めている。しかし、今回のコパでの敗退により、これで週1のペースでの試合が続き、更にはベレンゲル、ビジャリブレの復調、ニコ・ウィリアムスの復帰等で更に充実感を増したアタッカー陣の中で、彼の出番は減少すると考えられる。その中で出場時間を得、自身の成長につなげるためにも出スタメン出場が予想されるこの試合、インパクトを残したいところだ。最終盤リーグ1本に集中することとなったアトレティックの中で逸材たちがどのような成長を見せてくれるのか、期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのレバンテは26節 エルチェ相手に3-0で完勝。シーズン2勝目を挙げた。ここにきて、3戦無敗とようやく良い流れを掴みつつある。とはいえ残留圏内の17位グラナダとの勝ち点差は未だに7と厳しいものがあり、残り11節という試合数を考えてもこの良い流れを切らすことなく最終盤に向かうことが残留へのわずかな希望を掴み取るための絶対条件だ。そのためにもサン・マメスに乗り込むこの試合、少なくとも勝ち点1の奪取が欠かせない1戦となる。幸いなことにアトレティックはミッドウィークにコパで敗退しており、肉体的、精神的の両面で疲労がたまっていることが予想される。後ろの3枚+2で構成するビルドアップのフェーズでしっかりと相手のハイプレスを外し、絶好調デフルートスを中心とした強力アタッカー陣にボールをつなぐことができれば、難敵アトレティック相手にも十分優位に立ち振舞えるはずだ。注目選手はドゥアルテ

f:id:rintorres9:20220304003230j:plain

 ムスタフィ、ヴェーゾが怪我した今、レバンテにおいてDFリーダーとなれる存在はこのコスタリカ代表ベテランCBを置いて他になく、実際前節もエルチェの挙げた30本オーバーのクロスに対し、ボジェやカリージョといった強力ヘッダー相手に素晴らしいパフォーマンスで仕事をさせなかった。とはいえ、今節の相手であるアトレティックのアタッカー陣は質、タイプ的にもエルチェ アタッカー陣と比べるとさらに強力であり、特にサンセの細かいところでの技術やポジショニング、そしてイニャキのスピードに対してドゥアルテを中心としたレバンテDFがどれだけ踏みとどまれるかは少々不安の残るところだ。リーグ最多失点を喫しているレバンテDFを立て直し、奇跡の残留へ後ろから頼もしい支えとなれるか。注目したい。


www.youtube.com

ラ・リーガ26節プレビュー

1、初めに

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回はラ・リーガ25節の振り返りとスペイン勢のヨーロッパでの戦い、そして26節のプレビューについて書いていきたいと思います。コメント等いただけるとありがたいです!よろしくお願いします。

 

2、ラ・リーガ25節振り返り

 25節最大のPartidazoとなったのはアトレティック・クルブvsレアル・ソシエダバスクダービー。前半アトレティックが押し込みながらもスコアレスで終えたこの試合だったが、後半サンセの投入、そしてセットプレーによってアトレティックが先制点を挙げたことで大きな動きを見せ、結果的には4-0という意外な大差をつけての決着となった。

 その他の試合では、首位マドリーはアラベスに3発快勝。2位セビージャはクンデの退場もあり、エスパニョール相手にドローと優勝争いは勝ち点差が再び広がる結果となった。一方でCL出場権争い勢は3位ベティスマジョルカ、4位バルサバレンシア、5位アトレティコオサスナに、6位ビジャレアルグラナダにそれぞれ快勝し、ここから終盤へ向けた更なる競争の激化に期待を抱かせる結果となった。残留争い含めたその他の結果と暫定の順位表は以下の通り。

f:id:rintorres9:20220225195044j:imagef:id:rintorres9:20220225195047j:image

 今節のPick up Player はバルセロナからペドリ。

f:id:rintorres9:20220225164657j:plain

 ミッドウィークのELによって週2日体制が続くことからこの日はベンチスタートとなったペドリだが、60分にフレンキーに代わって投入されると圧巻のパフォーマンスを披露。最近のバルサの傾向となっている60分、65分以降の息切れによる強度低下の影響もあり、バレンシア相手にかなり押し込まれる展開の中で投入されたペドリは間延びしきった中盤において、上手く相手のギャップやライン間を取りながらボールを受け前身。そしてエリア付近での決定的なチャンスメイクと素晴らしいプレーを見せた。アスリート化が進む現代のフットボールにおいて、スピードにもフィジカルにも特別優れているわけではないこのペドリのパフォーマンスは衝撃的なものであり、チャビも監督という立場を忘れたように大絶賛。この若き天才が偉大な先輩の高すぎる壁をも乗り越え、世界最高のインテリオールとして君臨する日は遠くないだろう。

 25節振り返りは最後に今節のrinセレクトベストイレブンと準候補を置いて、終了とし、次の章に移りたい。

f:id:rintorres9:20220225163521p:plain

f:id:rintorres9:20220225163530p:plain

 

3、リーガ勢のヨーロッパカップ

 CL決勝トーナメントにマドリー、ビジャレアルアトレティコの3チーム。ELプレーオフバルセロナ、セビージャ、ベティス、ラ・レアルの4チームが参加中のリーガ勢。その中で開催されたCL組の試合が、ビジャレアルvsユヴェントスアトレティコvsユナイテッドの2試合。ビジャレアルはホーム セラミカの地で開始30秒強でヴラホビッチに決められながらも、後半パレホのゴールで追いつき、1-1のドロー。アトレティコもまたホーム ワンダ・メトロポリターノで1-1のドロー。フェリックスのゴールで幸先の良いスタートを切るものの、後半一瞬のスキをエランガに突かれ、ホームで勝ち点3を逃す結果となった。どちらも内容的には十分勝利に値する試合だっただけに、今回のドローという結果は満足のいくものには程遠いが、その一方で十分2ndレグでの勝利&突破も狙えるだけの内容を見せたのもまた事実。それぞれ難しい舞台での決戦とはなるが、挑戦者としての積極的な姿勢に期待したい。

 次にELプレーオフの4チーム。1stレグカンプノウで1-1のドローに終わったバルサナポリ相手に2-4で快勝。順当にラウンド16まで駒を進めた。1stレグ ピスファンで3-1で勝利したディナモ・ザグレブを相手とするセビージャは敵地で0-1の敗戦。しかし2戦合計のスコアで上回りこちらも順当にプレーオフ突破。フェキル、カナレス不在の中ロシアで勝ち切って帰ってきたベティスはゼニト相手にビジャマリンでスコアレスドロー。いろいろな意味で難しい状況となったものの、こちらも駒を進めることに成功した。唯一プレーオフで敗退となってしまったのが、強敵ライプツィヒとの対戦となったラ・レアル。敵地での1stレグこそ何とか2-2の同点という形でアノエタに戻ってきたものの、1-3で敗れヨーロッパの舞台から姿を消すこととなった。

 

4、ラ・リーガ26節プレビュー

 今節最大のPartidazoはセビージャvsベティスのデルビ・セビジャーノ。他にも因縁となりつつあるバルセロナvsアトレティック。マドリーは要塞バジェカスに乗り込み、アトレティコはセルタとの対戦となる。

1、レバンテvsエルチェ

f:id:rintorres9:20220221225157p:plain

  ホーム レバンテの25節は月曜開催となったバライードスでのセルタ戦。結果は1-1のドローと力関係、また敵地であったことを考慮すれば悪くない結果とはなったが、決定機も何度かあっただけに逆転残留のため勝利が必須であったことを考えても、勝ち点2を逃した試合という表現が正しいだろう。残り13試合で残留圏まで勝ち点9と非常に厳しい戦いは続き、本拠地で迎えるこの試合は何としてでも勝ち点3が欲しいところだ。5枚でブロックをセットしつつぺぺル、バルディのキープ力を使って強力な2人のアタッカーでのカウンターという形はセルタ相手にもかなり効いており、53の守備ブロックさえしっかりと組むことができれば十分勝機は見えてくる。注目はクレルク

f:id:rintorres9:20220224213643j:plain

 負傷による離脱から前節復帰し、この試合では3試合ぶりのスタメン起用が予想される。その3試合代役を務めていたソンが逆足のWBとして及第点のパフォーマンスを残し、更に未所属となっていた元ウルグアイ代表のサラッチを獲得したことで一気に競争の激しいポジションとなった左WBの位置。とはいえクレルクの持つ最終ラインからの組み立てに貢献できるだけの技術、そして左足のキック精度は唯一無二のものであり、現在の2トップによるカウンター戦術においても大きな武器になる可能性を秘めたもの。対峙することになるであろうテテ・モレンテとのデュエルでの健闘にも期待しつつクレルクの持ち味を生かしたプレーに注目したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ エルチェの25節はラージョ相手に逆転勝利。序盤から押し込まれる苦しい展開ではあったものの、相手の決定力不足にも助けられながら、何とか最少失点で抑え、少ないチャンスをものにし切って勝利した。この勝利でエルチェは年明け以降のリーガ7試合で4勝2分1敗と完全に良い流れに乗っておりギリギリの残留争いを強いられていたはずのチームは今やトップハーフまでわずか2ptと新たな目標を掲げられるような位置にまで上昇させることに成功。絶対的エース ボジェが離脱している間も、同様のプレーモデルを共有した中で、各選手の特徴が最も活きるような形を作れている。その中でも注目はペレ・ミジャ

f:id:rintorres9:20220223213943j:plain

 フランシスコ監督の就任までは主力とは言い切れないくらいの扱いだった彼だが、新体制になって以降は絶対的中心選手として君臨。夏に獲得して以来、好パフォーマンスを見せていたルーカス・ペレスを放出するほどの信頼を得ている。そしてペレ・ミジャ自身もその信頼にこたえるように躍動。監督交代以来6G2Aと数字の残るインパクトを残すことでチームの好調を支えており、ボジェ不在のチームにおいて相手に脅威を与え続けている。プレー内容としては簡単なロストやミスは少ないとはいえず、危険なエリアでのロストでピンチを招くシーンも1試合に1度くらいのペースであるものの、どこのエリアでも変わらないプレーをすることができ、ハードワークを欠かさず、最終的に危険なゾーンで決定的な仕事をするところは職人技。エルチェでの100試合出場も果たしたエースにこの試合も期待したい。


www.youtube.com

 

2、マジョルカvsバレンシア

f:id:rintorres9:20220221233501p:plain

 ホーム マジョルカの25節はベティス相手に2-1で敗北。先制を許しながらもムリチのゴールで追いつくなど、好調ベティス相手に奮戦したが、不運な形でのPKで勝ち点0に終わることとなった。この敗戦で連勝は2でストップすることとなったものの、それ以上に痛いのが、ガラレタの負傷離脱。ビクトル・ルイスの危険なタックルによって左膝前十字靭帯断裂の大けがを負い、全治8~10か月で今季絶望となってしまった。今季のマジョルカにおいて、ボールを所持・非所持に関わらず、効果的な配給と位置取り、そしてハードワークでチームの中心となっていた彼の離脱はマジョルカにとってあまりにも痛い。更にアフリカ選手権以来、ババも同じく負傷によって離脱中とピボーテはレギュラー2人を欠く非常事態であり、少なくともババが戻ってくるまでの期間、残留のためにもその他の選手の奮起は求められる。そこで注目はやはりサルバ・セビージャ

f:id:rintorres9:20220223214027j:plain

 日本の久保ファン、リーガファンにはもはやお馴染みといって良いセビ爺ことサルバ・セビージャ。現在37歳と現役生活の晩年に入ってきている彼だが、この緊急状況においては彼の奮起に頼るほかないだろう。今季の出場は15、スタメンは9でアベレージの出場時間も52分に留まるなど、流石に90分のフル出場や連戦には耐えきれなくなっている彼だが、持ち前の展開力は残されたピボーテバタグリアやマルチのアントニオ・サンチェスにはないものであり、彼をどのように使い生かしてあげられるかが、今後最終盤の残留争いを生き残る上でカギになるのは間違いない。6ptの余裕を生かし、リーガ残留を果たすため、ホームで迎えるこの1戦。負けは許されない。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ バレンシアの25節はメスタージャでバルセロナに1-4完敗。相性の良い対戦だっただけに悔しさが残る試合にはなったが、圧倒された前半から持ち直し、後半は決定機を何度も作ったなどポジティブな要素も多くあり、ネガティブに考えすぎる必要はないくらいの出来ではあったように見えた。とはいえ、これでリーガでは6試合連続未勝利。コパでは健闘しているだけに中々指摘されない点ではあるが、そろそろリーガでの勝利が欲しいところだ。注目はモリバ

f:id:rintorres9:20220223214139j:plain

 冬にライプツィヒからローンという形で加入した彼だが、ここまではイマイチチームにフィットできておらず、同時期にローンで加入したリーガ出身者と共通点の多いブライアン・ヒルと比較すると、明らかに上手くいっていないのが現状だ。バルサ戦までは底気味に位置し、ボールを配給するという慣れないことをやらされていたこともあって、簡単なパスミスなどが散見されたが、バルサ戦からはギジャモンとコンビを組むようになり、そのタスクをギジャモンに任せ、モリバの持ち味である中盤でのフィジカルと前線への飛び出しが活きるようなタスクになった。バルサ戦では押し込まれたこともあって、良さは中々見られなかったが、対等もしくは格下相手になった時、そのタスクの中で、彼がどのようなプレーを見せてくれるかは楽しみなところだ。代理人の関係もあり、幼少期から育ててもらったバルサと後味の悪い別れ方をし、ライプツィヒでもうまくいっていない状況だっただけに、このバレンシアでの半年間はモリバにとってキャリアを左右するほど重要なもの。彼の意地を見せるようなプレーでチームを再び上昇気流に押し上げたいところだ。


www.youtube.com

 

3、ヘタフェvsアラベス

f:id:rintorres9:20220222230257p:plain

 ホーム ヘタフェは前節カディス相手にアウェイの地で1-1のドロー。マジョラルのPKで先制しながらも、前半終了間際にネグレドの同点弾を許すと、それ以降は中々自分たちの流れに持ち込めず勝ち点1を持ち帰る結果となった。18位カディスとの対決だったこともあり、残留へ向け絶対安泰の位置まで行くためには勝利が欲しい1戦ではあったが、敵地での勝ち点1は十分満足できる結果といっても良いだろう。前節同様降格圏に沈む、19位アラベスをホームに迎えるこの試合、しっかりと勝ち点3を掴み、残留に向け着実にポイントを稼いでいきたいところだ。注目はアランバリ

f:id:rintorres9:20220225171343j:plain

 オフの度にビッグクラブからのオファーがありながらも、そのたびに残留をしてきたヘタフェの絶対的中心は532を基調としている現在のキケ・フローレスのもとでも絶大な存在感を発揮。ピボーテ、インテリオール問わず、求められた要求の高いタスクをしっかりこなせる彼は、3でピッチ全体をカバーしなければならないこのシステムにおいてのキーマン。更に守備面のみならず、中盤でプレスをハメられそうになった時も、上手くターンを使い相手を外すなど、プレス回避の質も高く、ウナル、マジョラルの強力2トップを活かすうえでの中継役としての存在も絶大だ。この試合ある程度積極的にハイプレスを仕掛けてくるであろうメンディリバル率いるアラベス相手にアランバリが中心となって、そのプレスを裏返すことができるのか、期待したい。

 


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのアラベスの25節はマドリー相手に0-3の完敗。とはいえ、マドリーとの力関係、またベルナベウでの1戦であったことを考えても、この結果はそこまで悲観的にとらえる必要のあるものではなく、むしろ前半は0に抑えきり、高い位置でのボールカットからチャンスにつながるシーンもあったという収穫点をどのように今後、結果という形で生かしていくかに頭を切り替える必要がある。残留圏の17位グラナダまで4ptであり、そのグラナダが5連敗中と1つのきっかけで上昇気流に乗れさえすれば、一気に降格圏脱出も可能な現状において、同じく残留争い中のヘタフェをアウェイで下すことによって、その上昇気流を作りたいところだ。この試合の注目はルーム

f:id:rintorres9:20220223214249j:plain

 ハイプレスによってボールを奪ったはいいけど、ターゲットがホセルのみであり、リオハの突破からのホセルが唯一の攻めの形という一時期の状況はアフリカ選手権から帰ってきたルームを左インテリオールの位置に入れたことで解決しつつあり、ルームのペナルティエリアへの侵入、あるいは高い位置でのキープは可能性を感じるプレーを生み出している。あとはそれを結果に繋げられるか。この試合ルームを生かした形でのゴールで勝利し、最終盤の残留争いに向けた、新たな形での崩しを確立したいところだ。


www.youtube.com

 

4、ラージョvsレアル・マドリー

f:id:rintorres9:20220222231125p:plain

 ホーム ラージョは25節 エルチェ相手に1-2の逆転負け。これでリーグ戦は4連敗となり、順位も11位とボトムハーフに沈むなど開幕以来の好調さに陰りが見えている。とはいえ、エルチェ戦はそれまでの連敗中のようなトレホやイシの不調or不在によって外循環からのクロス一辺倒に終始し、流れが全く持てないような試合とは異なり、久しぶりにミッドウィークの試合がなかったことからか、上手くライン間を取りながらラテラルの上がりを活かし、決定機を数多く作ることには成功していた。特にイシやアルバロの両エストレーモにはそれぞれ2本ほど、決めなければならないような決定機があり、それを決めることができてさえいれば、結果は大きく変わったはずだ。とはいえ結果として勝ち点0に終わり4連敗。そして今節の相手は首位マドリーと極めて難しい状況であることに変わりはない。更にその後もコパ準決勝のベティスカディスを挟んでセビージャ、アトレティコと難敵との連戦が続き、このまま一気に下位へ沈む可能性も否定しきれない。その悪い流れをここで一回断ち切るためにもホーム 要塞バジェカスの地で前半戦バルサから勝利を挙げたようにマドリー相手に何とか勝ち点をもぎ取りたいところだ。注目はバリウ

f:id:rintorres9:20220223214442j:plain

 ラ・マシア出身の右ラテラルである彼はタイミングの良いオーバーラップと緩急をつけたドリブル突破が武器の攻撃的なラテラル。イシが内側に位置取ることで空く右大外のスペースを一人で担当している。ガルシアコンビが強烈なインパクトを残す左サイドの陰に隠れながらも、彼の右からの攻め上がりとチャンスメイクは立派なラージョの武器の一つだ。その一方で守備には少々難を抱えており、軽い対応で振り切られたり軽率に足を出してしまいPK献上というシーンも散見される。ヴィニシウスとのマッチアップが予想されるこの試合、彼がどこまでヴィニシウスに対抗できるかはラージョの勝ち点奪取の上で非常に重要なポイントとなる。バリウ個人としてもヴィニシウスを上手く抑え、チームで彼の良さが出るような戦い方ができれば、首位マドリーから勝ち点を奪うことも不可能ではないだろう。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ マドリーの25節はアラベス相手に3-0の完勝。前半こそ崩し切れず無得点に終わったものの、アセンシオのスーペルゴラッソを皮切りに3発を叩き込み無事勝ち点3は獲得した。とはいえ、今のマドリーにとって重要なのはリーガでの勝ち点3以上にパリとの2ndレグをどのように戦っていくのか。特にプレス回避の点で何もできなかった1stレグからどのように立て直すのか、そしてカゼミロ、メンディのサスペンションに対してどのような人選を用いるのか。この2点が最優先課題となる。その点から見ると、この試合でもアラベスのプレッシングに対し、簡単なミスで相手に決定機を与えるなど、相手がアラベスだったから何とかなったような形でのロストはいくつか見られ、ゴラッソを沈めたアセンシオも試合の大半で消えてしまっていたなど、課題解決には程遠い出来だったといっても良いだろう。注目はフェデ・バルベルデ

f:id:rintorres9:20220223214623j:plain

 パリ1ndレグでは試合終盤からアセンシオに代えて右エストレーモで出場という形になったものの、そこまでインパクトを残せなかったフェデだが、彼のスプリント力やフィジカル、強度を出せる守備は2ndレグで逆転突破するには必要不可欠。特にアラベス戦でも見せたフェデ得意の右のハーフスペースへのランニングは停滞する傾向のあるマドリーの右サイドからの攻撃に変化を加え、促進させるきっかけに十分なり得るもので、パリ戦までの2試合はアンチェロッティがフェデをどのように大一番のキーマンとして使っていくのか。そのプランが垣間見える試合になるだろう。この試合の勝敗はもちろんパリ戦に向けてマドリーがどのようなアップデートをしてくるのか注目したい。


www.youtube.com

 

5、アトレティコvsセルタ

f:id:rintorres9:20220224215715p:plain

 ホーム アトレティコの25節はオサスナに3-0の快勝。相性の良い相手とはいえ、公式戦7試合ぶりの無失点勝利ということで、少しではあるが直近の悪い流れを払拭することはできた。そしてミッドウィークに行われたユナイテッド戦。カピタンであるコケが負傷欠場、カラスコが出場停止、レマル、グリーズマンの2人は何とか戻っては来てもののコンディションは未知数という厳しい台所状況で迎えたこの試合、シメオネ率いるチームはミドルゾーンでの強度の高いプレッシングでユナイテッドに対して満足にボールを運ばせず、相手のミスを誘い決定的なチャンスを何度も作るなど特に前半45分は圧倒。後半こそ若干押し返されたものの、理想的に近い内容の試合を作ることができた。しかし結果はホーム ワンダ・メトロポリターノの地で1-1。内容、そして2ndレグがオールド・トラフォードであることを考えてると、このスコアは非常に悔しさの残る結果となった。しかし、これまでのリーグでの低調ぶりを考えれば、いくら不調とはいえ世界トップクラスの選手が揃うユナイテッド相手にここまでの内容を作ることができたのは非常にポジティブ。同勝ち点で並ぶバルサ、勝ち点1差のベティスらとのCL権争いへ向け最終盤勢いをつけるきっかけにしたいところだ。注目はエレーラ

f:id:rintorres9:20220224215646j:plain

 ここまでリーガでは先発はわずか3試合のみとチョロからの信頼を得ることができていないエレーラではあるが、コケの離脱等もあり出場したこのオサスナ、ユナイテッドの2連戦では素晴らしいプレーを披露。細かいダイレクトとキープからの大きい展開をうまく使い分ける展開により、今まで約束事が定まっておらず、停滞する一方であったアトレティコのビルドアップを上手く促進させた。彼のこの力は今のアトレティコにとって不可欠なものであり、最終盤に向けエレーラの力を必ず必要になってくる。彼個人のため、そしてチームのためにも好パフォーマンスも見せ、その存在をアピールしたいところだ。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ セルタの25節はレバンテ相手に1-1のドロー。決定的なチャンスもいくつかあったものの、最下位レバンテ相手に攻めきれずホームで勝ち点1にとどまった。とはいえ内容的にはベルトラン、デニスでうまく組み立てながらセルビ、アスパス、ブライスらが上手くポジションを入れ替えながら侵入し、良いシーンも多く作った。結果的にもこのドローで直近5試合無敗と着実に勝ち点を稼いでおり、順位も9位と序盤の低迷からは完全に抜け出したと言えるだろう。アトレティコを相手にワンダ・メトロポリターノに乗り込むこの1戦。この良い流れを何とか継続し、勝ち点を拾いたいところだ。注目はアイドゥー

f:id:rintorres9:20220224221227j:plain

 今季圧倒的な存在感を放っているこのガーナ代表はレバンテ戦でもマッチアップのダニ・ゴメスを完全に封じ込み、決定的なピンチもギリギリで対応。圧巻なプレーを見せた。コレアやフェリックス、スアレスなどのタレントを相手に回すこの試合、セルタの勝ち点獲得にはアイドゥーの活躍が必要不可欠だ。相方に入るCBをうまくコントロールしつつ、ビルドアップも含めた貢献に期待したい。


www.youtube.com

 

6、ビジャレアルvsエスパニョール

f:id:rintorres9:20220223154004p:plain   

 ホーム ビジャレアルの25節はグラナダ相手に4-1で完勝。これで4戦負けなしでCL権争いに食いついている。とはいえ内容的にはコンパクトさを保てないまま、DFラインの裏を簡単に突かれるシーンも多く20本のシュートを浴びるなど苦しいものがあり、満足とは程遠いものであったと言えるだろう。そして迎えたミッドウィークのユヴェントス戦、開始30秒超でヴラホビッチに先制点を許し、それ以降ユヴェントスがかなり低い位置にラインを置いた5バックでブロックをセットしたこともあって苦戦。試合が進むにつれ、段々と相手を引き出し、ライン間を良い形で突くシーンも増え、パレホのゴールで同点には追い付いたものの、勝ち越し点は挙げられず。1-1のイーブンな状況でトリノでの2ndレグに臨むこととなった。そして中4日で迎えるこの試合。CLはもちろん重要であるが、来季のヨーロッパカップ戦出場のためにも、取りこぼしは許されない。注目はディア

f:id:rintorres9:20220223214727j:plain

 ここまでリーガでは4G4Aとまずまずの成績を残しているディアだが、エメリからの信頼は獲得しきれておらず、ユヴェントス戦でも出場は90分からの数分間にとどまった。とはいえ、パスワークにスムーズな形で絡みながらもフィジカルを活かしたボールキープや高さ、ストライカーならではの得点感覚のようなものは今のチームに欠けているもので、最終盤のCL権争い、そしてユヴェントス戦2ndレグを勝ち抜くうえで彼の存在は必ず重要になるだろう。アフリカ王者のストライカーがどのようなプレーを見せ、エメリに自身の価値を証明できるか。注目していきたい。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイのエスパニョールの25節はセビージャ相手に勝ち点1をゲット。クンデの件を筆頭にジャッジが目立ってしまう試合とはなってしまったが、実際出足の良い守備から相手のミスを誘い、決定機もいくつか作っており、十分ドローという結果にふさわしい内容のパフォーマンスは見せたと言える。ただ、この引き分けによりチームは6試合連続未勝利と苦しい状況が続いており、順位も13位とまだ残留に向け安泰といえる位置にまではいれていない。とはいえ、RDTとダルデルの2枚看板を中心にスタメン組のパフォーマンスは十分満足のいく内容であり、そこまで悲観的な状態とは言えないだろう。この試合でも相手は強敵ビジャレアルと厳しい試合が予想はされるが、しっかりといつも通りのプレーができれば、ミッドウィークに試合があり疲れをためているであろうビジャレアル相手に勝ち点を持ち帰ることもできるはずだ。注目はエンバルバ

f:id:rintorres9:20220223214812j:plain

 先述の通り、スタメン組+2(エレーラ、モルラネス)のパフォーマンスは新加入のヴィレヘナ含め、高評価に値するものを見せている。その一方、それ以外の選手たちのパフォーマンスにはかなりの物足りなさがある現状。その筆頭格がエンバルバだ。昨季14アシストでセグンダのアシスト王を獲得し、RDTとともにチームの看板となっていた彼だが、プリメーラに舞台が移った今季は大苦戦。ここまで0G2Aと結果は全く出ておらず、実際プレー内容も簡単なロスト、キックのミスがあまりにも多く、遂にスタメンの座をはく奪されることになってしまった。プリメーラ初挑戦ならともかく、既に1部でもかなりの実績を積んでいるだけに、今季のここまでの不調は予想外だった。ヴィレイナの加入により、プアドが右に回る形でその穴は上手く埋めているが、如何せん攻撃のカードを切る際の物足りなさが強く、ロレン、ディマタらと合わせ、RDTに頼り切りとなっている現状を招いている。これからの最終盤、余裕を持った残留、そしてトップハーフ入りに向け、途中交代による攻撃の活性化は不可欠であり、その中心とならなければいけないのがエンバルバ。チームの看板としてのプライドを残りの試合で見せてほしいところだ。


www.youtube.com

 

7、セビージャvsベティス

f:id:rintorres9:20220225181431p:plain

 ホーム セビージャの25節はエスパニョール相手に1-1のドロー。クンデのレッド等ヒルマンサーノに試合を壊されてしまった感は否めないが、そもそもそれ以前よりリズムが悪かったことも事実であり、エスパニョールの決定力がもう少しあれば、早々に結果が決まってしまっていただろう。続くミッドウィークのELディナモ・ザグレブ戦でも2戦合計で突破できたとはいえ、良くない流れができているのも事実。この試合でジエゴ・カルロスが負傷を負ったように如何せん怪我人は多く、中々フルでメンバーが揃わないセビージャ。更にこの試合に向けてはサスペンションの関係でオカンポスとクンデの欠場が確定しており、チームを支えてきたエースと両CBを欠く可能性が高い。とはいえ、ホーム ピスファンの地で迎えるデルビ―、更にコパで起こった投げ込み事件の因縁を晴らすためにも、この試合簡単に負けることは許されず、デルビーである以上、勝利は絶対条件となる。注目はラファ・ミル

f:id:rintorres9:20220225171808j:plain

 今夏ウルブス(昨季はウエスカにローン)から獲得したラファ・ミル。アトレティコとの獲得レースに勝利したこともあって、大きな期待を寄せられた彼であったが、ここまでは期待外れの出来。結果自体は8Gと決して極めて悪いというような数字ではないが、中々チームのパスワークに絡めずポストワークでもミスが目立ち、決定機逸も多いなど、セビジスタからは批判の声に晒されていた。しかし、エン=ネシリが負傷、そしてアフリカ選手権から帰還したくらいのタイミングからラファ・ミルのパフォーマンスにも改善が見られ、今ではベストとは言えないまでも一定の評価が得られるようなパフォーマンスを見せられるように。ライバル エン=ネシリの不調もあってここの序列も逆転しようとしており、1年で最も重要といっても過言ではないこの試合、ロペテギがどちらをスターターとして起用してくるのか、そしてそのデランテーロがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。期待したい。


www.youtube.com

 

 一方でアウェイ ベティスの25節はマジョルカ相手に2-1で勝利。これで再びリーガ連勝となった。前半相手のスキを突いたアレックス・モレノのゴールで先制するものの、その後は中々マジョルカ相手に崩し切れず、ムリチのゴールで一時追い付かれるなど厳しい流れにもなったが、幸運な形のPKで見事勝ち越しに成功。こういった難しい試合でもしっかりと勝ち切ることができるのが、今季のベティスが3位という高位置につけられている何よりの理由であり、その勝負強さをこのデルビ―にも活かしたいところだ。この試合に向けては前節のカードでファンミが出場停止。今季左からのオフザボール、そしてアレックス・モレノとのコンビネーションで攻撃を支えていたファンミの欠場はかなりの痛手にはなる。代わりを務めるのがテージョになるかホアキンになるか、あるいはカナレスを左に回してライネスやロドリ、ルイバルを使うかはスタメン発表の瞬間までわからないところではあるが、その代役となる選手のパフォーマンスがこの試合の行方を左右するだろう。その他に注目選手を挙げるならば、アレックス・モレノ

f:id:rintorres9:20220223215044j:plain 

 先述のようにファンミと良い関係を築き左の大外でベティスの大きな武器となっている左ラテラル。彼の立ち位置、そしてパフォーマンスによって試合の形勢は見えてくる。相手の右サイドに入ることが予想されるテカティートやナバスを押し込み、堅固なセビージャDF陣を崩す槍となるか、はたまた押し込まれることであまり得意ではない守備対応に追われ、相手の右サイドにポイントを作られるか。このベティスの左サイドvsセビージャの右サイドに注目して、このエル・グラン・デルビことデルビ・セビジャーノを見ていきたい。


www.youtube.com

 

8、レアル・ソシエダvsオサスナ

f:id:rintorres9:20220224221442p:plain

 ホーム ラ・レアルの25節はサン・マメスでのバスクダービー。まさかの4-0で敗戦を喫し、ライバルとの勝ち点差はわずか1となった。前半は0で抑え、失点も1、2失点目はセットプレーであったのも事実ではあるが、序盤から完全にハイプレスでハメられ、全く自分たちのフットボールができなかったのも事実。特にラテラルが深い位置でハメられ、そこからのバックパスやボールロストで流れを悪くしてしまうシーンが目立った。今季のラ・レアルにおいてその問題は継続した課題となっており、今後アルグアシルがどのようにこの部分を考えていくのかは注目だ。プレーオフライプツィヒにも敗れ、この2試合で最悪の雰囲気になってしまった状況で迎える相手を変えての2試合連続のバスクダービー。来季のヨーロッパカップ戦出場のためにもここで悪い流れを切ることはマストであり、勝利の欲しい試合となる。注目はゴロサベル

f:id:rintorres9:20220225172732j:plain

 先述のように低い位置でラテラルがハメられてしまうことの多い今季のラ・レアル。この原因となっているのはチーム構造の部分が大きいものの、その一方でラテラルの質といった点で懸念が残るのも事実。ゴロサベル自身も低い位置でプレスをかけられたときに個人でなんとかできるようなタレントではなく、やはりあらかじめの準備の部分での工夫が求められるだろう。高い位置でのヤヌザイ、シルバとローテーションしながら侵入する形は大きな武器になっているだけに、プレス回避のフェーズでしっかりと相手を外し、得意な局面をどれだけの数作ることができるのか。これがゴロサベル自身の好パフォーマンス、そしてチームの勝利への鍵となるだろう。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ オサスナは前節アトレティコに0-3で完敗。ここ直近の両者の完成度を比較すると試合前にはオサスナにもチャンスがあるように見えた試合であったものの、開始早々のセットプレーからのフェリックスのゴールで流れが崩れ、エレーラのミスとスアレススペシャリティが同時に起こってしまった2失点目で勝負を決されてしまった。とはいえ、ここまで作ってきた形は十分アトレティコ相手にも通用しており、この敗戦から早く切り替え、ここからの最終盤トップハーフ維持のために戦い抜きたいところだ。今節の相手ラ・レアルは同じバスク自治州を本拠地とするバスクダービーであり、相手の絶対的中心メリーノも、元はと言えばオサスナカンテラ出身の若き司令塔。このようにラ・レアルとの関係は深く、両者ともにリスペクトの中で熱い戦いが見れるはずだ。注目はチミー・アビラ

f:id:rintorres9:20220225174329j:plain

 2度の大きな離脱から復帰し、今季は24試合に出場とコンスタントに出番を得ているチミー。得点こそ未だ3点のみと物足りない数字ではあるが、ファイトする姿勢は流石の物。4123にフォーメーションが固定されて以来、チミーは右のエストレーモのポジションで起用されている。外に開きながらテクニックをもって相手をはがすキケ・バルハやロベルト・トーレスと異なり、デランテーロの近くでフィニッシュに関わるチミーが相手DFに与えている脅威は十分にあり、自陣ゴールラインまで戻ってスライディングをするような献身的な守備貢献も含め、今のオサスナにおいて非常に重要なポイントの一つになっている。その上で更にチミーに求めたい部分がやはりゴールという結果。ここまでチーム合計で25得点とオサスナは得点力に課題を抱えており、さらに上の順位へ挙げていくためにはこの部分の改善が絶対条件となる。エース チミーの勢いをもたらすスーペルゴラッソに期待したい。


www.youtube.com

 

9、バルセロナvsアトレティック・クルブ

f:id:rintorres9:20220225182916p:plain

 ホーム バルセロナの前節はバレンシア相手に1-4で快勝、鬼門メスタージャの地で見ごろ完勝を挙げ、新戦力オーバメヤンハットトリック。アダマ・トラオレの代わりに入ったデンべレも好パフォーマンスを見せるなど、特に前半はポジティブな内容でバレンシアを圧倒した。ここ最近恒例となっている60分以降になると急に失速するという現象はこの試合でも起きてしまったが、それはチャビが途中就任である以上、致し方ない部分でもあり、純粋にこの結果をほめるべきだろう。ミッドウィークには強敵ナポリも圧倒しEL決勝トーナメント本選への出場権も確保したバルサ。現在リーガで1番状況の良いチームと言えるバルサの次節は因縁のアトレティック。見事なハイプレスでバルサのビルドアップを封じ、コパ敗退に追い込まれたことでも記憶に新しいアトレティックはチャビバルサがもう一つ上のレベルに行くためにも必ず越えなければいけない壁だ。注目はオーバメヤン

f:id:rintorres9:20220225180901j:plain

 バレンシア戦ではハットトリックを達成するなど、移籍早々ながら早くも結果を出しているガボンの点取り屋は、持ち前の決定力はもちろん懸念視されていたパスワークへの参加という部分でも上手さを見せており、想像以上に早いフィットを見せている。冬の移籍市場がクローズする前に行われたアトレティックとの前回対戦と比べ、バルサにとって明らかな上澄みとなっているのがオーバメヤンとアダマ・トラオレという2人のスピードスターの加入。これによってアトレティックのハイプレスに対しての背後という危険性を相手に与えることができる分、より自分たちのフットボールができやすくなることは間違いない。中2日という厳しい日程の中迎えるこの試合、新エース オーバの活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ アトレティックの25節は本拠地サン・マメスで迎えたバスクダービー         vsラ・レアルで4-0の完勝。しかしスコア差ほど楽な試合であったわけではなく、実際先取点は68分のセットプレーということで、難しい試合をしっかりと勝ち切ったという言い方が正しいだろう。しかし、その難しい試合をセットプレーでこじ開け、そこから4点を叩き込んでしまうのは流石。今節カンプ・ノウに乗り込むこの1戦でも前半バルサの猛攻を何とか耐え、バルサが失速してきたタイミングでセットプレーでもぎ取るといったシチュエーションは十分に想定できるシナリオだろう。注目はサンセ

f:id:rintorres9:20220225182748j:plain

 バスクダービーでも63分の投入以来、流れを一気に変え、30分間で1G1Aの結果を残した21歳のアタッカーは、ここにきて一気に覚醒しもう一つ上のレベルに到達したようなパフォーマンスレベルを見せている。ライン間でボールを引き出すという彼の一番の武器はもちろん、CBと競り合ってのボールキープでも屈強な相手にも上手くを体を使いながらコントロールするシーンが目立っており、ラ・ロハ選出、更なるステップアップも夢物語ではないだろう。この1戦マルセリーノがサンセを頭から使ってくるか、それともスーパーサブ的に投入するのか、注目したい。


www.youtube.com

 

10、グラナダvsカディス

f:id:rintorres9:20220225194550p:plain

 ホーム グラナダの25節はビジャレアル相手に1-4の大敗。何度か決定機はあったものの、それをものにできない間に、失点を重ねこのようなスコアになってしまった。これで7戦未勝利の5連敗中と最悪な流れの中におり、年明け前まで安泰かと思われていた残留というラインももはや18位カディスとわずか4pt差の所まで来ており、どこかでこの流れを切る勝利が欲しいところだ。そして迎える今節はそのカディスとの6ポインター。ホームで迎えるこの大一番に勝利することで勝ち点3を獲得し、降格圏との差を広げ、悪い流れを断ち切りたいところだ。注目はトレンテ。

f:id:rintorres9:20220225193056j:plain

 今季途中から抜擢されているレフティの20歳カンテラーノCB。彼自身のパフォーマンスとしてはまだ課題も多く、デュエルでの競り負けやマーキングミスなども散見される一方で、左足からの供給は確かなものがあり、スピード・フィジカルともに平均以上の能力を持っているなど将来性を感じさせる選手だ。年明け前ごろから起用されだした彼はここまで14試合に参加しておりドミンゴス・ドゥアルテをベンチに座らせるだけの信頼を得ている。実際彼が先発しなかったビジャレアル戦では4失点と守備が崩壊しており、現在のチームにおける彼の存在は大きなものがある。ネグレドやロサーノ、ルーカス・ペレスの強さ、速さ、巧さをそれぞれ備えたカディスの強力3トップに対して、トレンテがどのようなパフォーマンスを見せられるのか、注目したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ カディスは前節 ヘタフェをホームに迎えての1戦で1-1のドロー。前半早々に失点を許す厳しい展開ではあったものの、それ以降はミラーゲーム的にセットした3412の形が効果を発揮し、アルカラスを中心とした主導権を握る展開に。その中でもルーカス・ペレスをトップ下に置きネグレドとロサーノを並べた攻撃陣は非常に強力な攻撃を見せており、この形は残留を目指すうえで大きな武器になるはずだ。残留に向け直接対決となるこの試合。アウェイとはいえ勝ち点3を持ち帰る試合にしたいところだ。注目はアルカラス

f:id:rintorres9:20220225194350j:plain

 加入以来、高いパフォーマンスレベルを見せており、現在はアレックス・フェルナンデスの不在もあってチームのビルドアップの全権を握っているアルカラス。どのようなフォーメーションでスタートしたとしても、この試合でも彼を中心としたビルドアップが行われることは間違いなく、グラナダのビルドアップで全権を握るミジャとアルカラスのどちらが主導権を握れるかによって、この試合の形勢は決まってくるだろう。


www.youtube.com

ラ・リーガ24節プレビュー Part1

1、初めに

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回はラ・リーガ23節の簡単な振り返りと、24節全10試合のプレビューについて書いていきたいと思います。楽しんでいただけたら幸いです。

2、ラ・リーガ23節振り返り

 23節最大のpartidazo バルセロナvsアトレティコバルセロナが4-2で勝利し、CL圏内の4位浮上。スコア以上の差を感じさせる内容であり、敗れたアトレティコはかなり不安な状態に陥っている。残留争い直接対決となったヘタフェvsレバンテ、エルチェvsアラベスマジョルカvsカディスは全て上位側のチームが勝利。特に前者2つの試合では両チームの完成度に差が見られ、実質的にはアラベス、レバンテ、マジョルカカディスグラナダを加えた5チームでの残留争いが濃厚になりそうだ。もう一つの注目カード ベティスvsビジャレアルビジャレアルが完勝。首位マドリーはWエースを欠きながらもアセンシオのゴラッソでグラナダに勝利、2位セビージャはオサスナとスコアレス。その他の結果は下記画像の通りである。

今節のピックアップはバルサからダニ・アウベス

f:id:rintorres9:20220208111518j:plain

アダマやヘタフェのエネス・ウナルらとも迷ったが、やはり今節はこの男だろう。前にアダマが入ったことにより、大外を完全に任せられるようになった結果、アウベスは中に位置取り、場合によってはブスケツの位置でボールを裁く役割も。常にチームの循環を良くしつつ、アダマのサポートもできる適切なポジショニングを見せ続けた。その上で1G1Aと申し分のない結果も出すという文句の言いようがないパフォーマンス。のはずが・・・70分ごろカラスコへのラフプレーで一発退場。年齢からくる疲労などの影響もあったのだろうが、非難されてしかるべきプレーだった。とはいえ、1G1A1レッドと圧倒的な存在感を良くも悪くも放ったアウベス。改めて彼のバルサ復帰はよりリーガ全体にポジティブな話題を提供してくれる素晴らしいディールになったと言えるだろう。

さて振り返りはここまでにして、いつも通り23節のベストイレブンを置いたうえで、プレビューに移りたい。

f:id:rintorres9:20220211213557p:plain

3、リーガ24節プレビュー

 今節のリーガも注目試合が多く、その中でもビジャレアルvsレアル・マドリーのPartidazoは必見だ。エスパニョールvsバルセロナバルセロナダービーも控える他、躍進中のアンダルシア2つはそれぞれセビージャがエルチェ、ベティスはレバンテ、崖っぷちのアトレティコは好調ヘタフェとのホームゲームに挑む。

1、セビージャvsエルチェ

f:id:rintorres9:20220211212358p:plain金曜ゲームはセビージャがホームでエルチェを迎えうつ一戦。

 ホーム セビージャの前節はオサスナスコアレスドロー。試合直前のオカンポスの怪我、また試合早々のモンティエルの負傷交代でサイドプレーヤーの大半を失ってしまったセビージャにとって、この日のオサスナの組織された守備を崩すことは難しく、頼みのエース エン=ネシリの不調、期待の新戦力マルシャルのフィット不足、そして試合終了直前のラキティッチのPK失敗もあり、ホームで格下相手に勝ち点1に留まることとなってしまった。この取りこぼしは優勝争いの上では非常に痛いものだが、元々セビージャの狙いはあくまで4位以内であり、それを考えればあの内容での勝ち点1は悪い結果ではないだろう。引き続き多くの怪我人を抱えて臨むであろうこの試合の相手は難敵エルチェ。現在3戦連続引き分けと調子の上がり切らないセビージャには非常に難しい相手になるだろう。

 そんな中で注目はアクーニャ

f:id:rintorres9:20220208111425j:plain

 この試合に間に合う可能性のあるプレーヤーもいるとはいえ、ナバス、モンティエル、オカンポス、スソ、ラメラ、テカティートという自慢のサイドプレーヤーの大半が離脱している中、ベストなコンディションでこの試合を迎えることができる純粋なサイドプレーヤーはアクーニャとその控えのアウグスティンソンの2人のみ。そんな中、アクーニャには左の大外で幅を取り、DFを広げる動き、そして対面のテテ・モレンテに対する堅実な対応がタスクとして求められる。苦しむチームにおいて違いを作り出せるか、アルゼンチン代表ラテラルに期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのエルチェは前節アラベス相手に勝利し、降格圏の18位カディスとの勝ち点差を8にまで拡大した。これでリーガでは直近5試合無敗と、フランシスコ就任以来ポジティブな結果が続いている。エスクリバ体制と比べて、結果が出ている最大の要因はビルドアップの定型化とサイドの崩しでの関連性。エスクリバ政権下では3バック+ピボーテの形で組み立てていたものを、今はグンバウが左に降りての3-1で運ぶ形。そしてサイドの崩しも右はテテ・モレンテの単独突破、左は内をとるフィデルと大外のモヒカとなり、WBのモヒカ、パラシオスの個頼みだったエスクリバ体制と比べて、より効率的な戦い方ができている印象だ。この調子を継続できれば残留はもちろんたった4pt差のトップ10も決して夢ではなく、その快挙実現のためにも、セビージャ相手にピスファンとはいえ勝ち点が欲しい1戦だ。注目はペレ・ミジャ

f:id:rintorres9:20220211213229j:plain

召集メンバー発表直前で、絶対的エースのボジェが大腿四頭筋の不快感により、この試合を欠場することが決定。冬にルーカス・ペレスとベネデットを失ったエルチェに残された選択肢はカリージョとペレ・ミジャの2トップほぼ1つといっていいだろう。今季のリーガ全体で見ても最高レベルのデランテーロであったボジェの欠場はチーム作りの根本から影響を与えうるものだ。そこで期待したいのがペレ・ミジャ。ミスも目立ち、技術的には厳しい部分も垣間見える彼だが、ここまで7得点と結果は残しており、更にそのうちの5Gが直近4試合以内と絶好調。ボジェを欠き、ジエゴ・カルロス、クンデリーガの最強コンビとのマッチアップが予想されるこの試合、彼の活躍なくしてエルチェの勝ち点奪取はないといっても良いだろう。


www.youtube.com

2、カディスvsセルタ

f:id:rintorres9:20220208111946p:plain

 ホーム カディスは前節マジョルカ相手に1-2で勝利。アルカラスのゴラッソで先制したものの、その後は中々ペースをつかめず、残留争いにおける直接のライバルに敗れ、残留圏との勝ち点差も5にまで広がってしまった。もう余裕がなくなった今、相手がセルタとはいえホームの地で簡単に勝ち点3を持って帰られるわけにはいかない。というより、勝ち点3が欲しい1戦といっていいだろう。アレックス・フェルナンデス、アルカラスで組むドブレピボーテは高い安定感を誇っており、レデスマも神がかったパフォーマンスを披露している今、アタッカー陣にもう少し結果がつくようになれば、勝ち点を拾っていくことは難しい課題ではないはないはずだ。注目はロサーノ

f:id:rintorres9:20220208191508j:plain

今季5Gを挙げ、ネグレドに代わる新エースとしての価値を示してきた彼だが、ここにきて中々得点が奪えず、最後に取ったゴールは11月29日のアトレティコ戦。約2か月にわたって結果がついてきていないのが現状だ。チームの序列という意味でも、ルーカス・ペレスやソブリーノの補強もあって、その地位は安泰ではなく、もう一度自らの価値を示すようなパフォーマンスを見せたいところだ。残留に向け貴重な勝ち点3に繋がるゴールをロサーノがとり切ることができるか。注目したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのセルタは前節ラージョ相手に2-0で勝利。ラージョが一時期に比べると調子を落としているとはいえ、難敵相手にしっかりと勝ち切り、順位も遂に10位とトップ10に食い込んでくるようになった。アイドゥー、ベルトランの成長、セルビのフィット、アスパスの復調と好調の原因自体は様々なものがあるが、苦しい状況でもコウデを信じ戦ってきた成果が今のチーム状態に繋がっていると言えるだろう。冬にピネダを取ったとはいえ、トップチームの選手を22人用意できないという点で、選手層面での不安があることは否定しきれないが、現状怪我人が出ておらず、ヨーロッパカップ戦も、コパももうないことを考えればちょうどよいスカッドのボリュームということもできる。注目はベルトラン

f:id:rintorres9:20220208191455j:plain

 ここまで未来を嘱望されながら、周りの高い壁にも阻まれ中々大成できなかった大器が今季遂に大きな成長を見せている。昨季ベストイレブン級の活躍を見せたタピアからピボーテのポジションを奪い、さすがの展開力とキープ力、そして安定した守備でチームを支えている。1月には2026年までの契約延長も果たし、今後もセルタの顔として君臨するであろうベルトラン。今回の相手 カディスはセルヒオ就任以来、ボール保持のフェーズにもかなり力を入れており、アルカラス、アレックスで組むドブレピボーテの完成度は中々のものだ。その中でベルトランが自分たちのリズムを作り、チームを勝利に導けるか。注目したい。


www.youtube.com

3、ビジャレアル vs レアル・マドリー

f:id:rintorres9:20220208123023p:plain

今節1のPartidazoである6位ビジャレアルvs首位レアル・マドリーの1戦。

 ホーム ビジャレアルの前節はベティスに0-2で勝利。ベニート・ビジャマリンの歓声の下、序盤からかなりインテンシティ高くハイプレスに来るベティスに戸惑ってはいた

ものの、次第に冷静に前進できるようになり、セットプレーからパウが決め先制。その後は相手にある程度握らせながらも、持つシーンではしっかりと運び、終了間際のキャプーのゴラッソで勝負あり。CL圏を争う直接のライバル相手に完勝し、これでシーズンダブルを達成した。序盤から勝ち切れない試合が続き、苦しんでいたビジャレアルだがここにきて、一気に調子を上げCL圏内までわずか3pt差というところまで来ている。前節ジェラールを再々負傷で失ったのは非常に大きな痛手ではあるが、戦力的には彼なしでも戦えるだけのメンツは十分揃っており、この試合でも首位マドリーに傷をつけることは可能だ。注目はダンジュマ

f:id:rintorres9:20220208123146j:plain

 CLのGL最終節アタランタ戦以来、負傷やコロナで離脱していたダンジュマが遂に前節から復帰。得点力や守備強度など不安な点も多くあるとはいえ、あのスピードと突破力は何もないところから大きな脅威を1人で作れる存在であり、大きな武器になる。この試合ではミリトンやカルバハルとのマッチアップも予想され世界トップ級のDF相手の彼のパフォーマンスという点ではデリフトやキエッリーニと当たるCLラウンド16 ユヴェントス戦に向けても、1つ試金石となり得る試合だろう。ジェラールのいない今、攻撃陣を引っ張り、首位マドリーに一泡吹かせられるか。期待したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ マドリーは前節グラナダ相手1-0で勝利。前半こそ苦しんだものの、クロースをピボーテの位置に入れ、フェデをインテリオールとしてハーフスペースを突かせた後半は、相手GKマクシミアーノの奮闘こそあったものの、危なげない試合展開で、ベンゼマ、ヴィニシウスの両エースを欠く試合をしっかりと勝利で終えた。ミッドウィークにはCLラウンド16 vsパリも控えており、その試合に向けターンオーバーを敷くのか、ケガ明けのベンゼマ、メンディをどうするかは一つこの試合の注目だ。とはいえ、中途半端な形で戦って勝てるほど、今のビジャレアルは甘い相手ではなく、パリ戦前に難しい試合となるのは必定だろう。スタメン組から、控え組までそれぞれがベストなパフォーマンスをすることが求められる。この試合の注目はフェデ・バルベルデ

f:id:rintorres9:20220208123201j:plain

 前節後半から起用された彼は右インテリオールの位置に入ると、そこからのFWを追い越すランニングでチームを活性化。イスコの0トップを使っていたこともあり、動きが少なくなっていた中、裏へのランニングで相手に脅威を与えた。相変わらず、出場時にはハイパフォーマンスを披露する彼だが、モドリッチ、カゼミロ、クロースの中盤3枚の牙城は如何せん高く、他のチームであれば間違いなく中盤の絶対的中心になり得るはずのフェデでさえ、出場機会が限られているのが現状だが、今後CL決勝ラウンド、リーガ後半戦を戦っていくうえで、彼の存在は間違いなく重要になる。絶対的3枚とは違った「インテリオール」として彼がどのようなプレーを見せてくれるのか。そのヒントになるようなパフォーマンスに期待したい。


www.youtube.com

 

4、ラージョ vs オサスナ

f:id:rintorres9:20220208193528p:plain

 ホーム ラージョは前節、セルタ相手に2-0で敗戦。これでリーガは直近4戦未勝利となり、前半戦に見せたような勢いはすっかり影を潜めている。その影響として考えられるのが、トレホの不調及びイシの序列低下。サイドプレーヤーが多いラージョにおいて、相手のライン間を取り、そこから決定的な仕事を中央のバイタルエリアでできるこの2人の存在は前半戦のラージョを語る上で欠かせないものだが、最近はトレホは中々危険な位置でボールを引き出せず、入っても潰されるシーンが目立ち、イシは勤続疲労等もあるのか出番が一時期に比べると限られており、その結果、外回りからのクロスを跳ね返され続けるという展開が続いている。この試合のオサスナもクロス対応は高い質を誇るチームであり、同様の展開になるといくらホームとはいえ、勝ち点を手にするのは厳しいだろう。そんな中、注目はやはりトレホ

f:id:rintorres9:20220208193639j:plain

 今季のラージョにおける絶対的中心であり、いくら不調といえど、彼の代わりとなれる選手は存在しない。彼自身の復調こそがチーム復調への唯一といってもいい希望だ。この試合はルーカス・トロやモンカジョラといった非常に強度の高い中盤とのやりあいにはなるが、そんな中で彼らしいプレーを見せられるか。期待したい。


www.youtube.com

 

5、アトレティコvsヘタフェ

f:id:rintorres9:20220209194738p:plain

 ホーム アトレティコは前節カンプ・ノウバルサに完敗。2-4というスコア以上の差を感じる形での敗戦となってしまった。CL出場圏を争う上での6ポインターだったこのゲームを落としたことでチームは5位に転落。4位バルサとは勝ち点2とまだ1試合分以下の差ではあるが、ビジャレアル、ラ・レアルが勝ち点1差、アトレティックが勝ち点2差の所まで迫っており、この悪い流れが続くようならCL圏どころではなくなる可能性すらある。ドン引きしているのにも関わらず、ろくな対抗もできずにやられるというシーンが相次いでいる一方で、試合途中から見せるハイプレスからのショートカウンターは一応の成功を収めている。しかし、この形が90分続かないこともまた、バルサ戦の試合終盤で証明されており、それ以外の時間をどのように使うのかという点で、最低限の構築すらままならないシメオネに批判が集まるのは当然だろう。ただ歪な関係性にあるアトレティコシメオネの間でシーズン途中の解任というのは無いことが予想される以上、何とかシメオネのもとCL圏を確保するための戦いが求められる。そのためにもホームで迎えるこの試合敗北は許されない。注目はコレア

f:id:rintorres9:20220209220916j:plain

チーム構造においてろくな崩しのプランもない中で、コレアは今季8G4Aを早くも記録。出番も限られているなか、この数字は賞賛に値するだろう。個人戦術に長け、相手にとって危険なエリアをとることができ、更にそれが細かい密集したエリアであっても体の使い方の上手さや南米人らしいタッチでフィニッシュまで持っていくその能力は、選手のアドリブ任せになっている今のアトレティコの崩しにおいて欠かせないものだ。しかし、中々序列は安定せず、前節のバルサ戦でもベンチスタート。しかし、現状のアトレティコにおいて彼の活躍なくして、CL圏確保は不可能。このヘタフェ戦。アトレティコが誇るAngel👼の活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのヘタフェは前節レバンテに3-0で勝利。金曜開催となったこの試合だったが、開始早々のエネス・ウナルのゴールをきっかけにレバンテを終始圧倒した。これで降格圏の18位カディスとの勝ち点差は8となり、残留争いから一歩抜け出したといっても良いだろう。キケ・フローレス就任後の好調さを考えれば、下よりも上を意識しても良い状態であり、勝ち点6差のトップ10入りも夢物語ではないだろう。キケ就任後セットした532の形は日に日に練度を増しており、得点面でも好調エネス・ウナルは既に9G、冬に加入したマジョラルもインパクトを残している。そして攻守において躍動するウルグアージョの両ラテラルもまた要の存在であり、現状の完成度でいえば、ワンダ・メトロポリターノであっても勝ち点3を持ち帰るだけの力は持っている。注目はダミアン・スアレス

f:id:rintorres9:20220209221146j:plain

 前述の通り、今のヘタフェは完成度勝負ならアトレティコ相手でも十分互角以上の戦いができるレベルにあり、故に差がついてしまうフェーズがあるとすればそれは個での勝負。ダミアン・スアレスはこの試合カラスコとのマッチアップが多くなることが予想される。現在のアトレティコにおいて一番の武器といってもいいカラスコ相手にダミアン・スアレスがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。ここを抑えきることができれば勝ち点3奪取は大きく見えてくるはずだ。


www.youtube.com

 

6、アラベスvsバレンシア

f:id:rintorres9:20220209220808p:plain

 ホーム アラベスは前節エルチェに1-3で完敗。前半こそ何とかリードで折り返したものの、後半早々に失点を許してからは一方的といえるような内容で敗れてしまった。これでメンディリバル就任以来の公式戦5試合未だ未勝利&3連敗中と非常に難しい状況に陥っており、残留圏内の17位マジョルカとは勝ち点6差と早くも残留に黄信号が灯りだしている。試合によってプレスの位置を変えたり、強度を変えたりなどメンディリバルも何か変化を加えようとはしているものの、たとえ良い形で奪えたとしても、その後の質が厳しく、結果ただ消耗するだけというような形が続いてしまっている。しかし、そんな中ホームで迎えるこの試合、残留のためには最低でも勝ち点1、できれば勝ち点3が欲しいところ。そこで注目したいのがペリストリ

f:id:rintorres9:20220209223415j:plain

 ユナイテッドからのローン2シーズン目を迎えている彼だが、ここまでスタメンはわずか6試合のみと出番は限られている。その原因として考えられるのが、守備強度の低さと選択肢の少なさ。まずアラベスが守備から入るチームである以上、ハイプレ時、ブロック時どちらにおいてもSHには高い守備意識と強度が求められる。この点においてペリストリはジェイソンやエドガルと比べると非常に厳しいと言わざるを得ない。更に肝心の攻撃でも課題は多い。昨季こそいくつかの試合では、良いドリブル突破を見せていたが、今季は対策の早いリーガの特徴の通り、完全に研究され、然るべき対策が打たれている。そして、彼はドリブル以外の選択肢が少なく、相手に実質的な脅威を与えられないのは大きな問題点だ。とここまで、ペリストリを批判する内容を欠いてきたが、最近ではもはや全くといっていいほど出番がない現状。南米予選ではスタメンとしてMOM級の活躍も見せており、成長に期待したいところ。ホセル、リオハ頼みの攻撃陣を活性化する意味でもペリストリの起用、活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ バレンシアの前節はラ・レアル相手にメスタージャでスコアレスドロー。コパの影響もあってある程度ターンオーバーをして迎えた1戦だったが、ハイプレスが上手く機能しつつ、カウンターから良い形で裏を突くシーンもあり、レミーロの好セーブがなければ2点リードで勝っていたといっても良い内容だったと言える。冬の新戦力はチュメルトとモリバはまずまずのプレー内容というくらいだったが、ブライアン・ヒルは流石のパフォーマンス。得意のドリブルはもちろん、絶妙な位置取りからのスルーパスやタイミングのいい裏抜けなどでチームを牽引。ゲデス、ソレールがターンオーバーでいないこともあって、ほぼ1人で攻撃を成り立たせていたといっても過言では無いほどのプレー内容だった。この試合の注目はマキシ・ゴメス

f:id:rintorres9:20220210220549j:plain

19-20の夏にセルタから加入した彼はここまで、10G、7Gとまずまずの成績を上げていたが、今季は未だ2Gにとどまっており、前線から強度の高い守備、そしてアスリート能力を生かしたカウンターというフットボールを志向するボルダラスの下で出番も限られている。そういった状況もあって来夏でのプレミア方面への売却が有力視されている彼だが、その実績が示す通り実力に疑いようはなく、まだ25歳と高いポテンシャルも備えている。コパとの両立の中、ターンオーバーを実行している今こそ、彼にとってはアピールどころであり、自らの価値を示すチャンス。試合を決めるゴールに期待したい。


www.youtube.com

 

7、レバンテvsベティス

f:id:rintorres9:20220210220723p:plain

 ホーム レバンテの前節はヘタフェ相手に0-3で完敗。モラーレスとカンパーニャの2大中心を欠いたチームはヘタフェの532ブロックの前に為すすべなく敗れた。これで残留圏内の17位マジョルカとの勝ち点差は12となり、奇跡が起きない限り残留という目標達成は難しいだろう。とはいえ5シーズンにわたってプリメーラで戦い続け、その魅力的なフットボールで存在感を放ったレバンテがこのまま何もできず終わってしまうのは1リーガファンとしては望まないところであり、最後まで意地を見せた素晴らしい戦いを期待したいところだ。この試合の相手は絶好調ベティス。リーガ、コパでも躍進中のベティス相手に一泡吹かせることができるか。注目はやはりモラーレス

f:id:rintorres9:20220210220805j:plain

 前々節の無駄なイエローでヘタフェとの重要な1戦をスタンドから見守ることになってしまったレバンテの誇るコマンダンテ。今季も彼個人としてはここまで6Gと苦しームチームを何とか牽引しているが、結果に繋がっていないのが現状だ。1年間ローンでエイバルに出ていたとはいえ、カンテラからレバンテのために戦い続けたモラーレスにとって1つの区切りになるであろうこのシーズン。彼の雄姿を目に焼き付けたい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ ベティスの前節はビジャレアルに0-2で敗戦。開始早々から強度の高いハイプレスを仕掛けたものの、それを裏返される難しい展開となった。しかし、ミッドウィークのコパ準決勝1stレグvsラージョではアウェイ バジェカスの地で2-1での逆転勝利。試合全体を通してラージョの厳しいハイプレスの前にゲームを支配されたが、イグレシアスとカルバーリョの個の力での強引なこじ開けで、超難所バジェカスの地で先勝した。苦しい展開でも最少失点に抑え、プレーヤーの個人能力で得点をもぎ取り勝つ姿はレアル・マドリーすら彷彿とさせる。そして迎えるこの試合。コパでの疲労があるとはいえ、上昇傾向にあるバルサ、更にアトレティコ、ラ・レアル、ビジャレアルが迫っていることを考えても、最下位レバンテ相手に取りこぼしは許されない。注目はロドリ

f:id:rintorres9:20220210220847j:plain

カナレスがコロナ感染により不在が続いている中、コパ準決勝では右SHに入ったのはルイバル。彼個人としては良いドリブル突破を見せるシーンもあったが、右サイドの攻撃全体を見ると、停滞感が否めず、ライン間で引き出して展開or決定的な仕事ができるタレントが求められる。そのタスクを期待したいのがロドリ。序盤戦ではスタメンとしてインパクトを残し、今季のセンセーショナルなスターとして一躍その名前を売った彼だが、カナレスの右SH定着とともに出番は激減。ペジェグリーニは彼の守備強度の低さを指摘するようで厳しい状況が続いている。カナレス不在の今、もう一度自らの存在価値を証明できるか。ロドリの活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

8、レアル・ソシエダvsグラナダ

f:id:rintorres9:20220210221056p:plain

 ホーム ラ・レアルは前節バレンシア相手に0-0のスコアレスドロー。ボルダラス率いる前線からの強度の高い守備にボール保持のフェーズから苦しみ、CBの裏を取られるなど決定的なピンチを何度も迎えた。レミーロがいなければ勝ち点1すら持ち帰ることはできなかっただろう。直近3戦無得点での勝利なしが続いているラ・レアル。これ以上の取りこぼしはCL圏確保に向けて許されないものであり、アノエタで迎えるこの試合は勝利が絶対条件となる。注目はイサク

f:id:rintorres9:20220210221026j:plain

 昨季、圧倒的なポテンシャルの高さと実績を見せつけ、夏冬問わずオフにはアーセナルを中心にあらゆるチームへの移籍報道があったイサク。とはいえ、今季は未だ4得点のみと、ケガの影響もあってベストコンディションとは言えず、昨季のような理不尽じみたスーペルゴラッソも中々見られていない。後半戦ラ・レアルの浮上、そしてCL圏獲得という夢に向かって彼の力は間違いなく重要。奮起に期待したい。


www.youtube.com

 

  一方、アウェイのグラナダは前節レアル・マドリーに0-1で敗戦。相手がベンゼマ、ヴィニシウス不在だったとはいえ、特に前半は互角の戦いを見せており、攻め込まれた後半もマクシミアーノの大活躍でアセンシオのスーペルゴラッソまでは無失点を保ててはいた。しかし、直近は3連敗中&5試合未勝利と厳しい流れが続いており、順位も気づけば降格圏とわずか6pt差の16位と気の抜けない状況に陥っている。冬の補強でもアレソ、ウズニ、ペトロビッチといったタレントを補強したものの、いずれもラ・リーガでのプレー経験のない5大リーグ外からの未知数な選手たちであり、監督としての経験が浅いロベルト・モレノが1pt差を争うような厳しい残留争いになったとき、どれほどのリーダーシップを持てるかにも不安は残る。そのような不安を払拭し、できる限り残留争いに巻き込まれない位置をキープするためにも、この試合最低でも勝ち点1は持ち帰りたいところだ。注目はヘルマン

f:id:rintorres9:20220210222440j:plain

 チームを牽引するカピタンでもあるこのベテランCBは元来、不安定なプレーが多く信頼の置ききれない面があったが、ここ最近の試合では安定感あるプレーを披露。経験の浅く能力にもまだ不安があるトレンテの横で上手くコーチングをしつつ、個人としても質よ高いプレーを見せている。今後の終盤戦、こういったベテランの存在は各チームにとって重要なものであり、チームの中心として、プレー面、精神面の両方でヘルマンの存在意義は大きくなっていくはずだ。イサクorセルロートという強烈なデランテーロとのマッチアップが予想されるこの試合。トレンテとともに相手を封じ込めることができるか。期待したい。


www.youtube.com

 

9、エスパニョールvsバルセロナ

f:id:rintorres9:20220211194718p:plain

 ホーム エスパニョールは前節アトレティックと対戦。新戦力ヴィレイナのゴールで先制こそしたものの、わずか15分の内に2点を返され敗北。RDTのいないことを考慮すれば、メレンドやプアド、ヴィレイナにダルデルなどテクニックを備えたプレーヤーたちを上手く組み合わせゴールに迫ったという評価もできるが、やはりRDTなしでは最後の局面で試合を決定づけることができないという引き続きの課題も残った。そんな中迎える2回目のバルセロナダービー。チャビの初陣となった1回目の対戦では、チャンスも数多く作りながら1-0で敗北。ホームで迎えるこの試合、シーズンダブルを許さないためにも、結果が求められる1戦だ。注目はヴィレイナ

f:id:rintorres9:20220211194607j:plain

クラスノダールからローンで加入したヴィレイナは、前節スタメンデビューを果たすと、中間ポジションを上手くとりながら左のハーフスペースでボールを引き出しチャンスメイク。更に先制ゴールとなるエスパニョール初ゴールを挙げるなど、インパクトを残した。ヴィレイナの加入によって、メレンドやプアド、ニコに刺激心を与えるとともに、彼らの選択肢を広げてあげることにもなり、チーム全体にプラス材料をもたらすはずだ。バルサ撃破へ。彼がバルサの中盤相手にどのようなパフォーマンスを見せられるのか注目したい。


www.youtube.com

 

 一方のアウェイ バルセロナの前節はアトレティコに4-2で快勝。これで順位もCL圏内の4位に浮上した他、冬の新戦力であるアウヴェス、フェラン、アダマ・トラオレの3人もインパクトを残し、批判の声も挙げられていたフレンキーやアルバも見事なパフォーマンスを見せるなど、チーム全体にとって非常に大きな勝ち点3となった。この勝利を無駄にしないためにも、勝ち点3が絶対条件のバルセロナダービー。この試合に向けての懸念点といえばやはりアウヴェスの欠場。前節素晴らしいパフォーマンスながらも、途中で退場となり、この試合ではサスペンションで欠場。ということで注目はその代役になるであろうデスト

f:id:rintorres9:20220211194429j:plain

 クーマンの下では一定の地位を築き、それなりの活躍を見せていたデストだったが、チャビ政権移行後は全く評価されておらず、一部ではチャビの「ポジショナルプレーを全く理解していない人がいる」という発言の対象がデストなのではという意見も出ており、冬には移籍リストに入っているとも。とはいえ、ミンゲサに信頼がおけず、セルジ・ロベルトが長期離脱中の今、デストの奮起は必要不可欠。ELのアウヴェス登録外も決まったことから、彼の出番は今後も必然と多くなる。そんな中で彼がチャビの信頼を勝ち取ることができるのか。注目したい。


www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

ラ・リーガ23節プレビュー

1、初めに

 皆さんこんにちは。お久しぶりです。

 私生活の方が忙しく約1ヶ月半ぶりの更新となってしまいました、もし、待っていて  くださった方がいたのなら申し訳ありません。これからは、できる限り週1のペースで続けていきますので、よろしくお願いいたします。

 

2、22節振り返り

f:id:rintorres9:20220204223403j:image

f:id:rintorres9:20220204223353j:image

 22節は首位マドリーがエルチェに土壇場で追いつき勝ち点1、セビージャもマドリー同様2点差を追いつきセルタ相手に1-1、ベティスエスパニョールに快勝、アトレティコバレンシア相手にアディショナルタイム劇的2Gで逆転勝ち、バルサアラベスに終了間際のゴールで何とか勝利。他の試合は上記画像の通りの結果となった。

今週のピックアッププレーヤーはルーカス・ボジェ。

f:id:rintorres9:20220204224446j:plain

エルチェの絶対的エースである彼は、途中負傷による離脱がありながらも今季すでに7得点と下位に沈むエルチェの中で絶対的エースとして君臨している。22節のベルナベウでのマドリー戦では珍しい簡単なミスもいくつかあったが、1G1Aと結果を残し、敵地での貴重な勝ち点1確保に大きく貢献した。渡欧以来、セルタやトリノを経由した苦労人だが25歳にしてようやくそのポテンシャルを見せつけている。アトレティコやセビージャ、バルセロナなど強豪からのオファーの噂もあったが、今冬は残留。降格圏とは5ポイント差の15位につけるエルチェの1部残留のためにも彼の後半戦での活躍は引き続き求められる。

 振り返りはここまでにして、22節のベストイレブンとその準候補を置いたうえでプレビューに移りたい。

f:id:rintorres9:20220205002814p:plain

f:id:rintorres9:20220205003424p:plain

3、ラ・リーガ22節プレビュー

 代表ウィーク明けとなる今節。とはいっても、欧州はお休み、アフリカは引き続きネーションズリーグの真っ最中で一部を除くと直接的に影響を受けるのは、南米勢のみといったところ。また、1月いっぱいをもって閉まった冬の移籍市場後、最初の試合ともなり、各チームがシーズン終了に向けどのようなメンバーで挑むのか。その方針が見える1戦にもなるはずだ。最大の注目はカンプノウで行われるバルセロナvsアトレティコ。苦しいシーズンを送るこの両チームによるCL圏を欠けた直接対決。今後の両チームそしてリーガ全体の流れにとっても非常に注目したい1戦だ。その他にもヘタフェvsレバンテ、エルチェvsアラベスマジョルカvsカディスの15位以下のチームによる残留を争うクラブの直接対決も行われる。今後のラ・リーガの情勢を変化させるような試合が多く、各チームにとって非常に重要な節となる。

1、ヘタフェvsアラベス

f:id:rintorres9:20220130223236p:plain

 ホーム ヘタフェは前節アノエタの地でラ・レアル相手に勝ち点1を持ち帰ることに成功。キケ・フローレス就任以降、試合ごとに練度を増している532システムはこの試合でも守備面ではよく機能しており。残留争いのチームの中では1番状態のいいチームといえるだろう。その上、今冬には積極的補強を実施。ローマからマジョラルとビジャール、セビージャからオスカル、セルタからオカイを獲得。中盤の人材過多感は否めないがそれでも攻撃にイマジネーションを加え、保持においてもより高い貢献のできる彼らの獲得はチームに大きな力をもたらすはずだ。この戦力がうまくかみ合い、マジョラル、ウナル、マタ、サンドロらに得点が来るようになれば、残留はもちろんトップハーフを目指すことも無理ではないはずだ。この試合の注目はマジョラル

f:id:rintorres9:20220204224353j:plain

マドリーからのローン中でローマではEL得点王も獲得し、リーガでの経験も豊富な信頼のおける得点源を新たに迎えたヘタフェ。前節はオスカルと2トップのような関係を組みつつ、スピードを生かした1発での入れ替わりをよく狙っていた印象だ。そして迎える今節、サスペンションで出場停止だったウナルとサンドロが復帰する予定となっており、その中でマジョラルがどのようなパフォーマンスを見せてくれるのかは大きな注目ポイント。ヘタフェで爆発し、ベンゼマのサブを探しているマドリーに戻ることができるのか。彼個人としても大きな意味を持つ後半戦だ。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイのレバンテは前節 逆天王山となったカディス戦にホームで0-2で敗戦。攻めても攻めても点を決めきれず、結局カウンターとミスで失点という今季のレバンテそのものの形で敗戦となってしまった。前々節の初勝利でつかんだ勢いを1試合で手放すことになってしまったレバンテ。その上、冬の移籍市場においても獲得はなく、残留に向けた状況はかなり厳しいと言わざるを得ない状況だが、もう一度再スタートのきっかけに知るためにも勝利の欲しい1戦だ。しかし、この試合に向けての状況もまた芳しくなく、モラーレスとカンパーニャというチームの要2人がサスペンションで出場停止。冬の補強もなく、プラス材料は殆どないといっていいだろう。そんな中で注目はデフルートス。

f:id:rintorres9:20220204224652j:plain

モラーレスが左幅、右ラテラルに右幅という形での攻撃配置が固定化してきた中、デフルートスの序列は段々と下がってきている。とはいえ彼の能力の高さは昨季のパフォーマンスを見れば明らかであり、今後奇跡の残留を果たすためには、彼の活躍が不可欠。この試合、不在のモラーレスの代わりに出場することが濃厚な彼が苦しいチームにおいて救世主になり得るのか。彼の奮闘に期待したい。


www.youtube.com

 

2、エルチェvsアラベス

f:id:rintorres9:20220203224648p:plain

 ホーム エルチェは前節ベルナベウでマドリーに2点を先行し、あと一歩のところまで追いつめるも、残り10分で2点を取られ追い付かれる悔しい結果に。それでも、リーガでは直近4試合負けなしとフランシスコ就任以降チームは間違いなく良い方向に向かってきている。順位も15位まで上昇し、降格圏までは5ポイント差。この試合でアラベスを下し、より余裕を持った形でここからの終盤戦につなげたいところだ。懸念点はケガを負ったテテ・モレンテ、そしてデットラインデーに引き抜かれたルーカス・ペレスの代役。 この両者のこの場所をどうしていくかはフランシスコの考えどころだ。注目はラウール・グティ

f:id:rintorres9:20220204224754j:plain

フランシスコ就任以降、マルコーネやグンバウにポジションを取られつつあった彼だが、マルコーネ、マスカレルの離脱で出番を得たマドリー戦では読みの良さと運動量をベースにしたカバーエリアの広い守備でチームに貢献。素晴らしいパフォーマンスで自分の存在意義を見せつけた。ハイプレスで来るアラベスを迎えるこの試合、今度は保持のフェーズでどれだけの存在感を見せられるか注目したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのアラベスは前節ホームにバルセロナを迎えての1戦。ハイプレスとリトリートを使い分ける形でバルサを苦しめたが、取った後の形がいつも通り上手くいかず、結果的には終盤のゴールに沈んだ。メンディリバル就任以降2分2敗とここまで勝利を挙げられておらず、順位も気づけば残留圏とは3pt差の19位と中々に厳しい状況が続いている。この嫌な雰囲気を払拭するためにも何より勝利が必要だ。戦術の通り、回収は一定の成果を見せており、求められるのは取った後の崩し。ホセルターゲットの放り込みと、リオハの単独突破ではいくら何でも無理があり、そこに関わる第3、第4の選手が必要だ。そのことも踏まえ注目はジェイソン

f:id:rintorres9:20220204224855j:plain

バレンシアから今冬始めに移籍してきた彼はすでにメンディリバルの信頼を得ており、442の右サイドに入っている。バレンシアではクオリティ面で厳しいものがあり、中々出番を得られなかった彼だが、アラベスでは右からのクロスやセットプレーなど崩しの中心として存在感を示している。とはいえ、その質自体はやはり難しいものがあり、チームの厳しい結果にも繋がっているのが現状だ。南米予選では同ポジションのペリストリが好パフォーマンスを披露していることもあって、その地位は決して安定的なものではない。彼の新天地での奮起に再度期待したい。


www.youtube.com

 

3、マジョルカvsカディス

f:id:rintorres9:20220204222215p:plain

 ホーム マジョルカは前節ビジャレアルに0-3で完敗し、これでリーガ4連敗。更にコパ準々決勝ではラージョに敗れ、敗退が決定。シーズン当初の好調はどこへやらといった形で、厳しい流れが続いており、順位も気づけば17位で降格圏まで後2ptのところまで迫っている。更に冬の補強でも獲得したのは溢れに溢れているデランテーロにムリキを取ったのみと満足のいく補強には程遠い。そんな中で迎える18位カディスとの直接対決。何としてでも、勝利が必要な1戦となる。注目はガラレ

f:id:rintorres9:20220204225007j:plain

 ババがせっかくANCから帰ってきたのにも関わらず、負傷離脱となってしまったことで、再びガラレタにかかる負担は大きくなった。とはいえ、彼自身も1人で中盤を制圧するタイプではなく、その横でいぶし銀的な役割を果たせる選手だ。しかし、ババが離脱、サルバ・セビージャもフル稼働はきびしく、バタグリアもそれほどのパフォーマンスが見せられていない今、ガラレタに期待される仕事は質量ともに高いレベルにある。豊富な前線のタレントを生かすためにも水を運ぶガラレタの活躍に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイのカディスは前節、逆天王山となったレバンテ戦に2-0で勝利を挙げ、18位浮上。コパでの敗退はあった者の、リーガに限っては未だ無敗と監督交代による効果は出ており、これからはその好調が一時的なブーストではないことを証明していく戦いになる。その上で頼もしい存在になり得るのが冬の新加入選手たち。セルヒオの古巣バジャドリーからサン=エメテリオとアルカラスのドブレピボーテをセットで強奪。更にセビージャで戦力外になっていたイドリシ、エルチェからルーカス・ペレスも獲得。その上で移籍の噂も一部あった、アレックス・フェルナンデスの慰留にも成功し、後半戦を戦えるだけの戦力は十分揃ったと言えるだろう。この試合の注目は、エスピノ

f:id:rintorres9:20220204225027j:plain

左ラテラルとして絶対的な地位を築いている彼はウルグアイージョらしいファイトするプレースタイルと運動量を武器にカディスを支えている。この試合では久保とのマッチアップが予想されており、アジア帰りの久保にとっては簡単ではない相手だ。前節のvsペドラサ同様、サイドの制圧権を取られてしまうのか、逆にエスピノを攻略し決定的な働きができるのか。注目のマッチアップだ。


www.youtube.com

 

4、セルタvsラージョ

f:id:rintorres9:20220204222411p:image

 ホーム セルタの前節はセビージャに2点を先行しながらも勝ちきれず、勝ち点1に留まる結果に。とはいえピスファンでの勝ち点1という結果は決してネガティブなものではなく、十分評価してしかるべき結果だろう。リーガ直近5試合は3勝1分1敗と徐々にではあるが良い流れができつつあり、順位的にも少しづつトップ10に迫ってきている。そんな中迎えるこのラージョ戦、順位的には下なれど、ラージョの直近の調子を鑑みても勝利が求められる1戦だ。注目は冬の新加入選手ピネダ

f:id:rintorres9:20220204225136j:plain

欧州初上陸とはいえ、メキシコ代表では既に10番をつけるなど実績は十分。プレースタイル的にもセルタにハマりそうな選手であり、夏の間からずっと獲得を模索していたことを考えてもその期待は大きい。プレー可能なポジションもかなり多いようだが、当面はトップ下もしくは左SHでの起用が中心となるはずだ。ブライスやデニス、セルビなどとは違った良さを出し、自身の存在を示せるか。初出場に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方のラージョは前節ホームでアトレティックに敗北。イラオラの古巣との対決となったが今季無敗のバジェカスの地で辛酸をなめることとなった。厳しい相手との対戦が続いているとはいえ。直近3戦勝ちなし、それ以上に心配なのが内容面の低下だ。主力陣の疲れ、相手の研究等、前半戦の躍進チームが後半戦に苦しむのは恒例だが、監督m選手ともに自らの存在価値を示すためにも、再起を図るためのきっかけにしたい1戦だ。注目はやはりトレホ

f:id:rintorres9:20220204225221j:plain

リーグアシスト王に君臨するトレホは何度か触れているように、ライン間でのボールを引き出す能力に長けたプレーヤーであり、それがラージョ自体の大きな武器になっているが、その反面そこが封じられると外からのクロス一辺倒になってしまうという欠点も抱えている。実際、前節のアトレティック戦はそのような戦いを強いられる結果になった。チーム最大の武器といってもいいトレホをどのようにチームとして生かし、そしてトレホ自身がどのように生かされようとするのか。後半戦も躍進を継続させるために、越えなければいかない課題の答えを見つけたいところだ。


www.youtube.com

 

5、オサスナvsセビージャ

f:id:rintorres9:20220204222425p:image

 ホーム オサスナは前節、グラナダ相手に0-2で勝利。チミーを右寄りにした433/442可変気味の形はある程度機能していたが、未だにベストな形が定まっていないように見えるのは不安なところだ。冬の補強もなく、序盤の貯金によって11位にいるとはいえ、少々懸念点が多いのも事実ではある。とはいえ、戦力的には十分充実したメンツが揃っており、後半戦を戦えるだけのラインナップは十分揃っていると言えるだろう。ただこの試合では、ナチョ・ビダルとブラサナクの2人がサスペンションで欠場。そんな中で特に注目したいのはハビ・マルティネス

f:id:rintorres9:20220204225447j:plain

一昨年から台頭してきた期待のカンテラーノだが、今季はこれまで先発わずか3試合と中々出番がない状況が続いている。ブラサナク、モンカジョラ、ルーカス・トロの3センターは確かにクオリティの高いセットではあるが、ハビ・マルティネスにもそこに割って入るだけの実力は十分に備わっており、後半戦の巻き返しに期待したいところだ。冬の補強がなかった以上カンテラーノの突き上げによる刺激が必要となる後半戦。その筆頭としてハビ・マルティネスに注目したい。


www.youtube.com

 

 一方のセビージャは前節、クンデを欠きセルタ相手に2点を先行される苦しい展開であったが、途中投入のパプ、オリベルの活躍によってピスファンでかろうじて勝ち点1を拾う結果となった。優勝戦線においてはホームでの取りこぼしは痛いところだが、パプに復調の兆しが見え、新加入のテカティートも輝きを放ったのは後半戦を戦う上で非常にポジティブな点。冬にはイドリシやオスカルといった余剰戦力になってしまっていた選手たちを放出し、代わりにテカティートに加え、ユナイテッドからローンでマルシャルを獲得。マドリーと優勝を争いながらCL圏の確保&EL優勝という目的達成に向け十分なタレントが揃ったと言えるだろう。その上でこの試合の注目はマルシャル

f:id:rintorres9:20220204225635j:plain

 移籍後初の公式戦ということで、どれほど出番があるのかは定かではないが2シーズン前プレミアで20点近い数字をたたき出しているその実績は確かなもので、上手くロペテギの下で、ハマることができれば爆発も夢ではない。更に彼の獲得によってラファミルのパフォーマンスレベルの低さに苦労していたCFの控え、明らかに右においたほうが良さが出るオカンポスの穴埋めといった意味でも理想的な補強といえるだろう。攻撃陣への対策が早いリーガの各チーム。故にこの移籍後初戦どのようなパフォーマンスを見せられるのか、自らの価値を証明したい。


www.youtube.com

 

6、バレンシアvsレアル・ソシエダ

f:id:rintorres9:20220204235030p:plain

 ホーム バレンシアは前節アトレティコ相手に2点を先行しながらもアディショナルタイムに2得点を許し痛恨の逆転負け。とはいえ、シレッセン、ガブリエウのいない中、ワンダ・メトロポリターノで少なくとも前半の間はアトレティコを圧倒していたことから見ても532の形は機能していたと言えるだろう。コパでもカディスに勝利し準決勝に進出。更に冬の移籍市場では相変わらずチームへの感情がないオーナー ピーター・リムの限られた予算の中でスタッフ陣が懸命に働き十分評価できるビッグウィンターに。まずはガブリエウの怪我、また元々頭数が足りていなかったCBにアルデレーテとコンビを組んだ経験のあるチュメルトをバーゼルから獲得すると、契約残り半年だったヴァスをアトレティコに売却し、代わりにモリバをローンで獲得。更に戦力外になっていたマヌ・バジェホを放出した前線にブライアン・ヒルをローンで獲得。上手くローンを使いながら的確に補強ポイントに良質な選手を連れてきた今冬の動きは評価されてしかるべきである。特に注目はブライアン・ヒル

f:id:rintorres9:20220204225726j:plain

 昨季エイバルで強烈なインパクトを残し、A代表デビューも果たした彼だがスパーズではコンテの就任もあって中々立ち位置を築けず。半年でローンという形でのリーガ帰還となった。とはいえその実力は折り紙付きといって良いものであり、ゲデスとのコンビは敵のバックラインにとっては恐怖以外の何物でもないだろう。懸念はどこで起用するのか。前述のように532が機能しているバレンシアだが、このフォーメーションには彼の得意とするエストレーモのポジションはなく、個々をどう考えるかは注目だ。ヨーロッパカップ戦返り咲きへ。目指せるだけのタレントは揃った中での後半戦、注目していきたい。


www.youtube.com

 

 一方のラ・レアルは前節ヘタフェ相手にアノエタでスコアレスドロー。上手く532を作りながら、構えたヘタフェの前に攻撃が単調になってしまい、最後までその牙城を崩すことはできず。ラフィーニャの獲得で、シルバ不在時の穴は完璧に埋まった一方、やはりメリーノ不在の影響が露骨に出てしまうような流れになってしまった。更にコパではベティスに大敗と上手くいかない流れが続いている。そんな中、冬の移籍市場ではアーセナルへの移籍のうわさが絶えなかったイサクの慰留に何とか成功。ラフィーニャ以外の補強はなかったものの、充実したラインナップは揃っている。そんな中でも特に期待したいのはゲバラ

f:id:rintorres9:20220204225824j:plain

スビメンディとどちらがピボーテの位置に入るかは不明だが、バレンシアがハイプレスで来ようと、退いて来ようとこの試合において、ピボーテに係る部分は大きい。前節ではよくボールには触っていたものの、無難なパスに終始し、単調なリズムを崩せなかったゲバラ。この試合でももう一つの武器であるヤヌザイの個人能力はガヤ相手ということもあり、簡単にはいかないことが予想されるだけにピボーテのかじ取りは非常に重要。前節の反省を顧み、バレンシア相手にしっかりと崩し切ることができるか。注目したい。


www.youtube.com

 

7、バルセロナvsアトレティコ

f:id:rintorres9:20220204234940p:plain

 ホーム バルセロナの前節はアラベス相手に試合終盤に1点をもぎ取り、何とか勝利。ただ、内容的にはコパのアトレティック戦に続き、前線での脅威が少ないことからハイプレスを仕掛けてくる相手に対し効果的な策が打てず、ロングボール一辺倒になるという悪循環が続いている。それを改善するためか、移籍市場終盤にアダマ・トラオレとオーバメヤンの2人を獲得。デンべレが干され、アンスは長期離脱となった今、右でアイソレーションを作ってもらい、個で打開できる選手と、左から入ってきて、結果を残せるストライカーをフリー(アダマはローン)でとれたのは、さすがアレマニーといったところ。そして迎える代表ウィーク明け&冬の移籍市場閉幕後の初戦。来期のCL出場権確保に向け、シーズンで最も重要といっても過言では無い試合が待ち受ける。この試合に勝利すれば4位浮上&良い波に乗れる一方、カンプノウの地で直接負けることがあれば、そのもたらす影響は図りしえない。注目は新戦力からアダマ・トラオ

f:id:rintorres9:20220204230017j:plain

言わずと知れたスピード&フィジカルモンスターが何周りもの成長を経て帰還。奪いに行く守備が基本であることから、広大なスペースが生まれる一方で、DF陣が高いフィジカルやアジリティレベルを持つプレミアから、スペースを作らせないセットする守備が基本な一方でフィジカルレベルは劣るリーガでアダマがどのようなパフォーマンスを見せられるのかは期待だ。とはいえ、メンフィスが3節ほどで完全に対策されるようになったように、研究からの実行が優秀なリーガにおいて、初戦で一番のライバルアトレティコと当たれるのは、バルサにとってもアダマにとっても幸運。痛烈なインパクトを残し、チームをCL圏に導く大きな一歩を踏み出させることができるのか。アダマのプレーに期待したい。


www.youtube.com

 

一方、カンプ・ノウに乗り込むアトレティコの前節は90分以降に2点を奪い、バレンシア相手に何とか勝利。スーペルコパ、コパと続いた連敗&敗退の嫌な流れをきることには成功した。とはいえ、前半の内容はあまりにもお粗末なものであり、後半もフェリックスとレマルを下げてパワープレーに近いような形でなんとか勝ったような試合であり、この流れを今後にも生かせるのかといわれると疑問が残る。とはいえ、バルサの方で触れたようにこの試合はCL権争いの上で何よりも重要な1戦であり、アウェイとはいえ勝ち点3が欲しい試合。ここぞという時の強さに期待したい。注目はサヴィッチ

f:id:rintorres9:20220204230001j:plain

怪我で長期離脱していた彼がこの代表ウィークに伴う休養の間に帰ってきており、この試合でもスタメン起用が予想されている。スぺ体質で毎年のように長期離脱しているとはいえ、やはり出るとその安定感は素晴らしいものがあり、その存在の大きさは彼が欠場していた間のアトレティコのバック陣を見れば明らか。試合勘の面で不安は残るとはいえ、敵地でのバルサ撃破には彼の活躍が欠かせない。改めて限界が叫ばれだしているチョロ政権、この不安を払拭し、大功労者である指揮官に気持ちの良い形での洗濯をしてもらうためにも、この試合、勝ち点3が欲しいところだ。


www.youtube.com

 

8、ベティスvsビジャレアル

f:id:rintorres9:20220204235014p:plain

 ベティスは前節エスパニョール相手に4-1で大勝。幸運な形でのPK奪取までは苦しんだが、PK、CKで逆転してから個の暴力で圧倒するのは流石としか言いようがない。コパでも強敵ラ・レアルを4-0で粉砕。チームの完成度という意味ではそこまで高いとは思えないベティスだが、最低限の約束事のもとフェキル、カナレスを中心とした層々たるタレントの個の能力に任せるという形のフットボールははまっており、現状リーガ3位、コパ準決勝進出と見事な成績を上げている。しかし、今節の相手であるビジャレアルは前半戦、中盤の配置で剥がされ続け完敗を喫した相手。このような状況で難敵ビジャレアル相手にどこまでできるのか。後半戦もこの調子を維持しCL圏確保という目標を本当に達成できるだけの力が備わっているのか確かめる試金石になるだろう。注目はボルハ・イグレシアス

f:id:rintorres9:20220204230302j:plain

今夏ウィリアン・ジョゼの加入以来、控えに回っていた彼だが、起用されていたELなどでは流石の得点力を見せていた。更に直近ではリーグでも素晴らしい活躍を見せており、その好調さをアピール。スタメンの座を脅かす存在になっている。この試合又前述のコパ準々決勝も含めペジェグリーニがこの両者をどのように使ってくるかは不明だが、好調パンダの存在はビジャレアルにとっても非常に大きな脅威になるだろう。


www.youtube.com

 

 一方、ビジャレアルは前節マジョルカ相手に3-0で完勝。ジェラール、ダンジュマ、ディアなどの前線のタレントを欠く中、アルベルト・モレノの1トップなどという信じられない布陣でスタートしながらも、相手を圧倒しきって勝つのは流石エメリといったところ。終盤にはジャクソンやニキータなどのカンテラーノたちにも出番が与えられるなど、余裕を持った状態で勝ち点3を積みあげることに成功した。順位も気づけばヨーロッパ圏一歩手前の7位と序盤戦の低調さを挽回するだけの結果を残しており、このベティス戦に勝利する事でさらにその勢いに拍車をかけたいところだ。注目はロチェルソf:id:rintorres9:20220204230526j:image

デッドラインデーに駆け込みの形でローンという形とはいえ、最高の人材の補強に成功。リーグ屈指の中盤が更に豪華なラインナップとなった。プレミアでは苦しんだようだが、リーガでの実績はベティス時代に十分残しており、トリゲロスやパレホの負担軽減のためにも理想的な人材といえるだろう。合流からまだ日が浅く、更に南米予選に参加していることからもこの試合でもデビューは微妙だが、今後の後半戦、厳しいヨーロッパカップ戦争いにおいて彼の存在は非常に重要になるはずだ。


www.youtube.com

9、レアル・マドリーvsグラナダ

f:id:rintorres9:20220204234604p:image

 ホーム マドリーは前節ベルナベウでエルチェ相手に2-2のドロー。格下相手にホームでドローという結果は決して満足のいく結果ではないが、残り10分の時点で2点のビハインドを負う展開ながらも、そこから追い付き勝ち点1を粘り取ったのは賞賛に値する。しかし、ミッドウィークのコパではアトレティック相手に敗戦。ベンゼマ不在の中、アトレティックの堅い守備陣を崩し切れずベスト8で敗退となった。

この試合ではベンゼマが引き続き負傷により出場が微妙視され、ヴィニシウスはサスペンションでお休み。格下相手のホーム戦とはいえ、2大エースを欠く中で退かれるであろう相手にアトレティック戦の反省を生かし、どのようなパフォーマンスを見せられるかは注目だ。そんな中でも注目したい選手はやはりアザール

f:id:rintorres9:20220204230828j:plain

かれこれ3シーズン目となるアザールだが、知っての通り圧倒的に物足りない結果に終わっている。来夏にはムバッペ+αの補強が濃厚視されている中、この後半戦がアザールにとってのラストチャンスになるだろう。限られた期間&厳しい立場の中で、自らの存在意義を示すには、この試合は非常に重要なものとなる。彼の奮起に期待したい。


www.youtube.com

 一方、アウェイのグラナダは前節オサスナに0-2で敗戦。これで連敗&4戦勝ちなしと、クリスマス休暇前の良い雰囲気から一転、厳しい状況が続いている。順位も14位とまだ予断を許さない位置であり、ベルナベウでの対マドリーとはいえ、簡単に落とすわけにはいかない1戦だ。冬にはラバ、アレソ、コジャドといった前線のタレントを補強し、怪我人が多いとはいえ、アタッカー陣の顔触れは十分豪華なもの。あとはドゥアルテが序列を落とし気味の最終ラインにおいて、昨季以前のような安定した守備ブロックを作ることができれば、復調は十分に見えてくるだろう。注目はコジャド

f:id:rintorres9:20220204231147j:plain

前半戦、新加入ながら司令塔として崩しを一身にになっていたロチーナの長期離脱によって獲得され期待が集まるコジャド。前節はよく動き、ボールを引き出していたようにも見えたが、前半のみで交代とまだ、監督からの信頼は得られていないよう。とはいえ、アジリティ系orフィジカル系が多いアタッカー陣の中でしっかりとボールを握り攻撃をコーディネートできる彼の存在は貴重。生粋のラ・マシア育ちなだけあってこの試合にかけるモチベーションも高いはず。彼の活躍に期待したい。


www.youtube.com

10、アトレティックvsエスパニョール

f:id:rintorres9:20220205001017p:plain

 アトレティックは前節 イラオラとの再会となったラージョ戦に勝利。バジェカスの地はどのチームにとっても鬼門となっている中で、勝ちきることができたのは、非常に大きい。更には直近ニコ・ウィリアムス、サンセの2人がまた一つスケールの大きい選手に成長してきており、ニコ・セラーノも新たに台頭。前半戦苦しんでいた攻撃のフェーズで期待できる若手が育ってきた。そんな中迎えるこの試合、コパによる疲労蓄積は不安が残るが、サン・マメスで勝利を挙げ、ヨーロッパカップ戦圏内獲得に向けて勢いをつけたいところだ。注目はレンゲル

f:id:rintorres9:20220205000103j:plain

 コパのマドリー戦において、ニコ・ウィリアムスの負傷を受け、後半から出場した彼は、ニコとは違う自身のストロングを生かした形で右サイドからチャンスメイク。試合終盤には相手のミスから貴重な決勝弾を挙げ、ベスト4進出に大きく貢献した。前半戦から不調に苦しんでいたべレンゲルにとって直近のパフォーマンス、そして今回の結果は非常に価値のあるものであり、後半戦に向け頼れるアタッカーが復活を果たしたのは大きい。この試合でもその好調さをアピールしたいところだ。


www.youtube.com

 一方のエスパニョールは前節ベティスに1-4で大敗。良い形で試合に入りながらも、不運な形でのPK献上とセットプレーで逆転を許して以降は修正できず、最終的にはフラストレーションをためたRDTが退場するという最悪の結果で試合を終えることとなってしまった。順位は13位とまずまずの結果を残しているとはいえ、1つ間違えるといつ残留争いに巻き込まれてもおかしくないくらいの位置であり、この試合でも勝利が欲しいところだ。注目はロレン

f:id:rintorres9:20220204231738j:plain

 RDTがサスペンションで不在のこの試合、代わりを務めると思われるのがロレンだ。今夏にベティスから加入しながらここまでインパクトを残せておらず、厳しいパフォーマンスが続いている。しかし、RDTの欠場試合では勝てないどころか、全く責められなくなってしまうこれまでを考えるとRDTの代わりとして、攻撃を循環させられるタレントの存在は不可欠。この後半戦、ロレンがその役を務めることができるのか。リーグ屈指のディフェンス陣相手に彼の実力が問われる1戦だ。


www.youtube.com

ラ・リーガ17節プレビュー PART2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事では、ラ・リーガ17節の中から現地日曜及び月曜開催の5試合のプレビューについてかいていきます。16節&ヨーロッパカップ戦の振り返り、金曜及び土曜開催の5試合プレビューに関してはPART1の方で触れていますので、ぜひ下記リンクから、ご覧ください。 

2、ラ・リーガ17節プレビュー

1、ビジャレアルvsラージョ

f:id:rintorres9:20211210230147p:plain

 ホーム ビジャレアルの16節はセビージャ相手に0-1で惜敗。終盤はとにかく攻め続けたが1点が遠く、これで連敗となってしまった。順位も13位に沈み、相変わらず厳しい戦いが続いている一方で、CLではアタランタベルガモの地で3-2で勝利。見事2位でグループ突破を決めた。前回CLに参戦した時を見てもリーグとCLの両立が難しいのは、クラブ規模的に仕方ないものがあるのかもしれないが、その前回のように降格するわけにはさすがにいかず、そろそろ巻き返しをかけたいところだ。ただ、この試合に向けてネックとなるのはアタランタ戦が雪の影響で現地木曜開催になってしまったこと。これで中4日のはずが中3日になり、それもランチタイムキックオフと、影響は小さくないものがあるはずだ。そんな中、注目はジェラール・モレノ

f:id:rintorres9:20211210232719j:plain

 前節から復帰を果たした彼は、セビージャ戦では中々インパクトを残すことができなかったが、アタランタ戦では良い形でのチャンスメイクもあり、アシストも記録。まだベストとはいかないが、徐々に調子を取り戻しており、絶対的エースとしての活躍が期待される。右HSを取りながら、決定的な仕事ができる彼の存在は、トリゲロスやダンジュマなどのパフォーマンスにも良い影響を与えることができ、個々からリーグでの巻き返しにおいて間違いなく不可欠な存在。ケガ明けなだけに無理はさせたくないだろうが、この試合彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待したい。


www.youtube.com

 一方 アウェイ ラージョはホームでエスパニョールに勝利。先日、日本のニュースサイトでも翻訳され取り上げられていたが、今季の5大リーグにおいてホームで最も勝ち点を稼いでいるチームであるラージョ。しかし、その一方、アウェイ戦は未だ1勝のみと難しい戦いが続いている。とはいえ、シーズン前の前評判を考えるとこの6位という位置は奇跡といってもいいくらいの快挙であり、あとはこれをどこまで保って、シーズンを終えられるかというところに焦点を移しても良い時期になってきたと言えるだろう。この試合、注目選手に挙げたいのはイシ

f:id:rintorres9:20211210234031j:plain

 先日2025年まで契約を延長した彼は右のハーフスペースを取りながら決定的な仕事をするという点で、ジェラールとの共通項も多い。また逆サイドのハーフスペースにはそれぞれ、トリゲロスとトレホというこれまた間受けの達人がいるという点で、この2チームの攻撃時の構造には似つかわしい部分も多く、この点においてどちらが上回れるかは注目ポイントだ。そんな中でカギを握るのがやはり選手個々のクオリティの部分。その点においてイシが決定的な仕事をできるのか、はたまたビジャレアルDF陣に上手く消されてしまうのか。注目していきたい。


www.youtube.com

7、オサスナvsバルセロナ

f:id:rintorres9:20211211153305p:plain

 ホーム オサスナは前節レバンテに勝ちきれず、スコアレスドロー。これでチームは7試合連続未勝利と暗いトンネルの中にすっぽり入ってしまっており、順位も10位まで落ちてしまった。ただオサスナにとって本来の目標は決して、ヨーロッパカップ戦出場ではなく、あくまで残留。その点ではまだバタバタする段階ではなく、しっかりと地道に勝ち点を拾いつつ、復調のきっかけをつかみたいところだ。今節の相手はいくら低迷期かつCL敗退直後とはいえ、バルサバルサパンプローナの後押しを武器に粘り強い戦いを見せたいところだ。この試合の注目はマヌ・サンチェス。

f:id:rintorres9:20211211154620j:plain

 アトレティコからローン中の彼は、攻撃時は絶大な存在感を誇る一方、改善中とはいえ未だ守備には不安が残る。この試合ではおそらくデンべレorアブデとのマッチアップが予想され、右でアイソレーション的な形を作ってくるバルサの崩しに対し、マヌが底の1vs1でどれだけ耐えられるかはこの試合の鍵を握るポイントだ。来期以降アトレティコで戦えるだけの力が本当にあるのか。その試金石になる試合だ。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのバルサは16節、ベティスカンプ・ノウでチャビ体制初の敗戦を喫すと、続くミッドウィーク CL最終節バイエルン戦でも0-3で完敗。チームは連敗になり、04-05シーズンぶりの決勝トーナメント進出を逃す結果となり、新設のELプレーオフに回ることとなった。CL敗退以来、フレンキーやデストらに放出の噂が出るなど、暗い雰囲気は続いているが、いつまでもCL敗退を引きずっている余裕はなく、来季のCL出場権確保のため、ここからリーガでの巻き返しが当面の目標となる。唯一ポジティブな情報といえば、負傷離脱中だったアンス、ペドリの2人に復帰のめどが立っていること。この試合での復帰は難しいだろうが、既に世界トップクラスのスターになっている2人の復帰はチームを良い方向に進めてくれるはずだ。そんな中、迎えるこの試合、注目はメンフィス

f:id:rintorres9:20211211160612j:plain

 開幕以来、3トップの真ん中の位置でエースとして振舞い、ここまで8Gと結果自体は期待に応える活躍をしているメンフィス。しかし、低調なチームとともに、オフ・ザ・ボールの質やトランジションの難などといった欠点が、徐々に明確に露呈してしまっており、更にビックマッチでは存在感を示すこともできておらず、バルサのエースとしては明らかに物足りなさが残ってしまっている。しかし、アンス、ブライスワイトがまだ戻らず、ルークは事実上戦力外状態の今、スコアラーとして期待できるのは彼のみであり、今季彼がどこまで結果を残せるかがバルサの最終順位に直結するといっても過言ではないのが、今のバルサの苦しさ。この現エースがこの試合以降、どんなプレーを見せてくれるのか、注目していきたい。


www.youtube.com

8、ベティスvsラ・レアル

f:id:rintorres9:20211211160738p:plain

 ホーム ベティスは前節フェキル不在の中、カンプ・ノウバルサを撃破。カウンターから絶好調ファンミが今季9点目となるゴールを挙げ、守備ではバルトラが古巣相手に絶対的な存在感を見せつけ、見事勝利を果たした。一方、ミッドウィークのELでは1.8軍くらいで臨んだこともあって、セルティックに2-3で惜敗。ただ中々、リーガでは出番の得れていない🐼ことボルハ・イグレシアスがドブレーテを達成するなど、決してネガティブな出来ではなく、プレーオフに回ることとはなったものの、今後のELでの躍進にも期待したい。今節の注目はウィリアン・ジョゼ。

f:id:rintorres9:20211211162900j:plain

加入当初こそ、ゴールを量産した彼だったが、最近はインパクトの残せない試合が多く、前述のとおり、🐼が活躍を見せていることからも、その地位は決して安定的なものではない。ただ、いわゆる純粋なストライカータイプの🐼とは異なり、2列目に降りながら中盤とよいコンビネーションを作れるのはジョゼならではの良さでもあり、それを生かしつつどのように結果を出していくか。その両立が求められる。古巣との対戦となるこの試合、彼がゴールを挙げることができるのか、注目したい


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ ラ・レアルは前節マドリーに0-2で敗戦。今季初の連敗となってしまい、順位も4位まで落ちてしまった。やはりメリーノ、シルバをケガで失った影響は大きく、結果的にヤヌザイ、オヤルサバルの2人にかかる負担が大きすぎてしまい、良い形を作ることができなかった。その一方、、ミッドウィークのEL PSV戦では3-0で完勝。逆転で2位に食い込み、ELプレーオフの出場権を得ることに成功した。ハンドからのPK、相手のミス、退場などラ・レアルにとって幸運な事象が多かったとはいえ、この勝利はネガティブなムードになっていたチームの状況を一変させるものであり、気持ち良い形でベティス戦に臨めるはず。ターンオーバーを実行したベティスに対し、ラ・レアルはフルメンバーで臨んだことから、コンディション面での差には不安が残るが、ジョゼ、カナレス、ファンミと元ラ・レアル所属選手が中心となっているベティスに負けるわけにはいかない。注目はエルストンド

f:id:rintorres9:20211211164301j:plain

 彼が出場停止になっていたちょうど2試合で連敗をしたことが、皮肉にも彼の存在の大きさを証明することになった。DFリーダーそして、サリーダの起点として彼の行っているタスクは質・量ともに素晴らしいものがあり、替えのきかない存在。強力ベティス攻撃陣相手に、彼がどんなプレーを見せられるのか、注目だ。


www.youtube.com

9、レアル・マドリーvsアトレティコ

f:id:rintorres9:20211212014642p:plain

  ホーム マドリーは前節アノエタの地でラ・レアルを粉砕。上位対決をしっかりと制すと、ミッドウィークのCL第6節 インテル戦でも2-0で見事勝利をあげ、公式戦9試合連続勝利。絶好調の状態が続いている。スタメンこそ固定傾向にあるものの、前節のヨビッチやCLでのアセンシオ等、主力の離脱による代役、あるいは途中出場からといった形でスタメン11人以外の活躍も垣間見られ、現状ネガティブな話題といえば不良債権となっているゴルフおじさんとハンバーガーおじさんの2人に関することくらいだ。デルビーとなるこの試合、2位セビージャとは1試合多いとはいえ、勝ち点8差、アトレティコとはこれまた1試合多いとはいえ勝ち点10差と、この試合に勝てば一気に独走街道を気付けるだけの差をつけることとなる。注目はカルバハル

f:id:rintorres9:20211212010756j:plain

 アトレティコはトリッピアーを欠き、WBにジョレンテを置いていることから右サイドからの崩しは昨季ほどの破壊力をもてておらず、コレアが出てこない限りは十分メンディであれば対応しきれるはず。対して左サイドのカラスコ、レマル、エルモソのトライアングルは昨季に続き、大きな脅威を与えており、このポイントが今のアトレティコ最大の強み。特にカラスコの単独突破は大きな武器になっている。そのカラスコとマッチアップするのがおそらくカルバハル。今季長期離脱から復帰し、ここまでらしくないミスこそあるが、さすがの存在感を見せている彼が、このアトレティコ最大の武器を無効かできるか。注目してみたい。


www.youtube.com

 

 一方 アウェイ アトレティコは前節マジョルカにまさかの逆転負けを喫し、4位転落。更にヒメネス、サヴィッチの両CBが離脱となり厳しい状況に追い込まれた。そんな中、迎えたミッドウィーク、ポルトに3-1で何とか勝利し、ぎりぎりでグループ突破に成功。厳しい状況の中でもチーム一丸となり結果を出したこと、そしてこの試合MOM級の活躍を果たしたのがグリーズマンであったことから、チームの雰囲気は180度変わり、一気に好転。メンタル上は最高の状態でデルビーに向かうこととなる。ただ如何せん欠場者の多いこと、、そしてそもそもやっているフットボールの質に問題があること等々含め、まともに戦ってはマドリーに勝つのはかなり難しいと言わざるを得ないのが現状だ。ただここでの敗戦は優勝戦線からの事実上の脱落を意味するものになりかねず、マドリーを走らせないためにもこの試合は勝ち点3が欲しい1戦となる。そんな中、注目はジョアン・フェリックス

f:id:rintorres9:20211212012326j:plain

 負傷離脱から復帰以来、ベンチにこそ入っているものの出場機会が限られているため彼の状態がどこまで変わっているのかは分からないが、本調子を取り戻しているようであれば、アトレティコにとってこれ以上ない大きな武器となる。厳しい前評判を覆すためにも、周囲に関係なく1人で試合を決定づけてしまうだけの力を持つフェリックスにかかる期待は大きい。加入以来、負傷が多く期待に応えきれていはいないフェリックス。デルビーでコルチョネロスのヒーローとなることができるのか。今季のリーガを大きく左右するこの首都決戦、必見だ。


www.youtube.com

10、カディスvsグラナダ

f:id:rintorres9:20211212200031p:plain

 ホーム カディスは前節エルチェに3-1で敗れ3連敗。更にその3試合で負った失点は11と守備の崩壊が顕著になっている。順位も19位に沈み、セルベラの首もいつ切られるかわからないような状態。5年以上にわたってチームを支え続けてきた功労者のためにも、ホームで迎えるこの試合 勝ち点3がなんとしても欲しい1戦だ。注目はソブリーノ

f:id:rintorres9:20211212014621j:plain

昨季ローンで加入し、今季正式加入が決まった彼は加入以来2トップの一角としてロサーノとコンビを組みながらも、彼の周りを衛星的に動きながら攻守において多大な仕事量をこなしている。ただ実際、その働きチームの勝利に貢献することはできておらず、これまで0ゴールと結果を見ても、厳しい評価を下す声が多いのも無理はない。9.5番としての役割に加え、ストライカーとして仕事を決める仕事ができるか。ソブリーノの奮起に期待したい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ グラナダの16節はアラベスに2-1で競り勝ち、3試合ぶりの勝利。順位も15位まで浮上した。一時の最悪な時期からは抜け出したグラナダだが、できるだけ余裕をもって残留するためにも、1ポイントでも降格圏から離れる必要があり、シックスポインターとなるこの試合、勝ち点3を持ち帰りたいところだ。注目はプエルタス

f:id:rintorres9:20211212014530j:plain

 これまでチームの絶対的中心として攻撃を牽引していたロチーナの負傷離脱によって出番が再び回ってきた彼は、その期待に応えるように前節、見事な先制弾を挙げ勝利に貢献した。ロチーナとは利き足もタイプも異なる彼だが、その実力はここ数シーズンのパフォーマンスを見れば明らかであり、十分その穴を埋めることはできるはずだ。同ポジションにコジャドの獲得が決まっている中で、彼がNo10にふさわしい自らの価値を証明できるか。注目したい。


www.youtube.com

 

ラ・リーガ16節振り返り&17節プレビュー PART1

1、前段

 皆さん こんにちは!よろしくお願いします!

 今回の記事ではラ・リーガ16節の簡単な振り返りとうとう最終節を迎えたCL・EL最終節についての振り返り、そして17節の中から、金曜及び土曜開催の5試合のプレビューについて書いていきたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください!

2、ラ・リーガ16節振り返り

 まずはリーガから。リーガ16節最大の注目を集めたのは、結果的にはアトレティコvsマジョルカとなった。とはいえアトレティである私からすると絶望の2文字以外のなにものでもなかったのだが() まあそれはさておき、我らが日本が誇るスター久保建英がついに今季初ゴールを復帰2戦目で挙げることになった。それがワンダでのアトレティコ戦、しかもアディショナルタイムでの決勝点というところはさすがとしか言いようがないが、これからも久保選手には被害者が私たちのみにならないよう、よりゴールという具体的な結果を期待したいところだ() また、上位対決のラ・レアルvsマドリーはベンゼマの負傷によって出番を得たヨビッチの活躍でマドリーが勝利、バルサベティス相手にカンプ・ノウながらチャビ政権初黒星。セビージャvsビジャレアルはセビージャが1点を守り切り勝利となった。他の結果、順位に関しては下記画像をご覧あれ。

 

f:id:rintorres9:20211210223838j:imagef:id:rintorres9:20211210223841j:image

3、16節のピックアッププレーヤー

 ルカ・ヨビッチ

f:id:rintorres9:20211207231421j:plain

 今夏、フランクフルトへの半年間の出戻りローンから帰ってきた彼はベンゼマの負傷により17分からピッチに立つと、中央に留まっての体を張ったポストワークという彼自身の武器を生かし始め、見事その形からヴィニシウスの10点目となるゴールをおぜん立て。更には、セットプレーからカゼミロのすらしたボールに飛び込み、チームの2点目、彼個人としては2020年10月2日オサスナ戦以来(調べが正しければ)となるゴールを挙げ、鬼門アノエタでの強敵ラ・レアル撃破に大きく貢献した。自らのライバルとして絶対的な存在であるベンゼマがおり、中々出番が回ってこない厳しい状況に加え、大きな覚悟を背負ってマドリーに挑戦したのにもかかわらず、わずか1年半でローンという形ではあったがフランクフルトに戻されるという屈辱を味わいながらも、腐ることなく、ベンゼマの離脱というチャンスを見事に生かした彼の活躍には敵ながらあっぱれといわざるを得ない。ベンゼマ不在の間、そして彼の復帰後、ヨビッチがどのような形で存在感を見せていくのか、注目したいところだ。

いつも通りその更に下に、個人的16節のベストイレブンとそのサブ組を画像で置いておくので、ぜひぜひそれについてのコメントもお願いします!

4、CL・ELグループリーグ最終節振り返り

 まずはCL。突破を決めたのはマドリー、アトレティコビジャレアルの計3チーム。最終節を前に突破を決めていたマドリーはインテルに勝利し、リーガ勢唯一の首位突破を達成。厳しい状況に追い込まれていたアトレティコはアウェイのポルト戦で見事勝利し、土壇場での2位突破。雪で1日延期になったアタランタ戦に臨んだビジャレアルは3点を先取。そこからの巻き返しもなんとか2点に抑え、見事2位突破を果たした。

 一方、敗退となってしまったのがセビージャとバルセロナジョルダンの退場もあって、最終節のザルツブルク戦で敗れ、ELプレーオフに回ることとなったセビージャ。絶対的強豪クラブがいないグループGを引き、比較的楽なグループに入ったともいわれていたが、序盤3戦の低調な戦いぶりが尾を引くような形で、結局3位敗退となってしまい今季から導入されたELプレーオフに臨むこととなった。また、バイエルンベンフィカに後れを取っていたバルセロナは最終節バイエルンに0-3で敗れ、04-05シーズン以来のグループリーグ敗退。復権の道は厳しいことを改めて、形として突き付けられることとなった。

 ELではすでに2位以上を決めていたベティスセルティックに惜敗し、2位。プレーオフに回ることとなった。また、前節の敗戦で3位に転落していたラ・レアルは直接対決となったPSV戦を3-0で完勝。2位に浮上し、こちらもプレーオフに。これでELプレーオフバルサ、セビージャ、ベティス、ラ・レアルの4チームが参加することとなった。

5、ラ・リーガ17節プレビュー

 1、マジョルカvsセルタ

f:id:rintorres9:20211207235639p:plain

  ホーム マジョルカは第16節 ワンダ・メトロポリターノでアトレティコに劇的勝利。更に、その決勝弾を挙げたのはケガによる長期離脱からの復帰2戦目となったエース 久保建英と、ここまでの7試合連続未勝利という嫌な流れを最高な形で、追い風に変えた。そんな中、ホームで迎えるこの17節セルタ戦。この良い流れを維持するためにも勝ち点3が欲しいところだ。この試合に向けてはマジョルカにとってポジティブなニュースは多く、相手は大エース アスパスが不在、さらにマジョルカは直近4試合でホーム負けなし、さらにさらに、ここ10年間のvsセルタ戦 Head to Headでもまた無敗と、この試合を後押ししてくれるのは、前節からの良い流れに留まらない。そんな中、注目はあえて久保でも、イ ガンインでもなくダニ・ロドリゲス

f:id:rintorres9:20211207234655j:plain

ここまで開幕当初は久保と、久保の離脱後はイ ガンインとコンビを組んで、ファイナルサードでの崩しをともに作っていた彼だが、久保の復帰に伴うイ ガンインと久保の共存可能性により、彼の立ち位置やタスクもまた変わってくるはず。3番手の2列目として、フリーランなどで貢献していくのか、それとも彼ら2人と近い距離感をとって足元での連携を作っていくのか。久保、イ ガンインはもちろんだが、このダニ・ロドリゲスがどのように存在感を放っていくかが、これからのマジョルカの鍵になるだろう。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ セルタは前節バライードスでバレンシアに逆転負け。復調してきたアスパスのスーペルゴラッソで先制したものの、そのプレーでアスパスは負傷離脱。アスパスの残してくれたその置き土産も、軽率なプレーで無駄にしてしまい、ホームの地で不覚をとることとなった。連敗は避けたいこの1戦。最大の焦点となるのはアスパスを欠いた中で、いかにゴールを奪っていくか。代役のガリャルドもまた負傷離脱中であり、アスパスの穴にはブライス・メンデスが入ることが濃厚。ただブライスは合うまでチャンスメイカーであり、年々FWとしての色が強くなり結果も残しているアスパスの代役を務めるのは不可能。そんな中でコウデがどのようなプランをもって、得点力を担保していくのか。注目はセルビ。

f:id:rintorres9:20211210015047j:plain

 今夏ベンフィカから加入した彼は、4132の3の左の位置をノリートと争っている状態だ。スタメンとなった、バレンシア戦ではハビ・ガランといい関係を見せ、局面では可能性を感じさせるプレーを見せたが、決定的な仕事ができないまま58分に交代。コパで2Gを挙げた勢いを生かすことができなかった。アスパス離脱を受け、2列目により具体的な結果が求められる中で、セルビが存在感を示すことができるか。注目したい。


www.youtube.com

2、エスパニョールvsレバンテ

f:id:rintorres9:20211210022129p:plain

 ホーム エスパニョールの16節はラージョに惜敗。これでアウェイ3連敗、さらには開幕以来、未だアウェイでの勝ちなし。一方でホームでは直近6戦無敗。今季ホームでの敗戦はあの伝説の10分アディショナルとなったアトレティコ戦のみと、相変わらず、極端な内弁慶っぷりを披露している。その意味ではホームで迎える今節は非常にポジティブなデータをもって戦える1戦であり、勝ち点3が確実に求められる試合だ。前節は負けたとはいえ、チームの調子としては決して悪くなく、ディエゴ・ロペスを中心とした守備陣、上手さと強さを兼ね備えた中盤の3センター、そしてようやく調子の上がりだしたサイドアタッカー陣に絶対的エースの存在と後ろから前まで穴のない陣容になっている。そんな中、注目はプアド

f:id:rintorres9:20211208231500j:plain

 五輪の疲れもあってか、開幕直後はキレがなく、ケガによる離脱もあった彼だが、ここ数試合では彼の特徴でもあるスペイン人アタッカー離れした直線的にゴールへ向かうプレーが増えている。未だ結果は出せていないが、彼が得点を奪えるようになってくればRDTに依存気味のフィニッシュのフェーズで、より幅が生まれ得点力強化につながるはず。彼がどんなプレーを見せ、結果を残すことができるのか注目していきたい。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのレバンテはアレッシオ・リッシ新監督の初陣となった16節 オサスナ戦をスコアレスドローで終える結果に。攻守において可変の形を使い、ぺぺルを左に落としてサリーダの中心とさせつつ、カンパーニャにはトップ下のような位置でフリーロール的に振舞わさせる形は、可能性を感じるプレーも見せており、今後に期待が持てる1戦とは言ってもいいように思える内容だった。36歳の若年、それもリーガには珍しいイタリア人監督(アンチェロッティはいるけど)ということで、リッシ監督がこれからどのようにチームを作っていくのか、圧倒的に守備がもろいレバンテにイタリア伝統のカテナチオの文化を組み込むことができるのか注目したい。そんな中、この試合のキープレーヤーとして挙げたいのが、カンパーニャ

f:id:rintorres9:20211210015610j:plain

前述のとおり、オサスナ戦では守備時は左サイド、保持時は中に入ってきて、トップ下のような位置で比較的フリーロールっぽく動いていた彼だが、バルディ投入後はそれまでぺぺルが担当していた左落ち担当に。テクニックレベルが高く器用な彼であれば、どちらの役割でもよい働きができるだろうが、リッシ監督がこの絶対的司令塔をどのように扱っていくのか。今後のレバンテの巻き返しに期待したい。


www.youtube.com

 

3、アラベスvsヘタフェ

f:id:rintorres9:20211210185743p:plain

 ホーム アラベスの16節はアウェイでグラナダに敗北。5戦負けなしという良い流れから一転、連敗。順位も17位まで再び転落と厳しい状況になろうとしており、この状況を改善するためにも勝利が欲しい1戦だ。やはり課題となるのはホセルに続くスコアラーの存在。グラナダ戦でもトニモヤの致命的なチャンス逸があったが、このホセル頼みの状況を改善しなければ、本当の意味で良い方向へとは向かわない。良い形で前線に飛び出し、崩しに絡んでいるインテリオール2人の得点に期待したいところだ。そんな中、注目はあえてのマヌ・ガルシア

f:id:rintorres9:20211208060829j:plain

 前述のインテリオールのポジションでスタメンを取り切れず、ベンチスタートが続いている彼だが、そのポテンシャルの高さは前節、途中出場からのプレーを見ても明らか。特に、相手が退き押し込む展開となることが予想されるこの試合では、彼のイマジネーションは一つの武器になるはず。彼をより現実的なオプションとしてプランに入れることができるのか。それはチームに幅をもたらし、今後の残留争いにおいて大きな武器となるはずだ。


www.youtube.com

 一方、アウェイ ヘタフェの16節はアトレティック相手にスコアレスドロー。17本のシュートを打つなど、全体的に優位な展開だっただけに、勝ち点1に終わってしまったのは残念でもあったが、それ以上にアトレティック相手に勝ち点1をもぎとれたという収穫の方が上回った1戦といってもいいだろう。キケ・フローレス新体制の復調傾向にあるヘタフェはこれでリーグ3試合負けなし。順位こそ未だ19位だが、大きく離れていた残留圏内の17位とは残り2ポイント差と、着実に結果が出ているということができるだろう。そんな中、その17位アラベスとの対戦というどうしても勝ちの欲しい1戦に臨む今節、注目はアランバリ

f:id:rintorres9:20211210021016j:plain

 キケ新体制の下、532の3の中央に入ることの多い彼は、しっかりと中央で侵入を防ぎつつ、攻勢時には相手エリアまで飛び込み、ロスト後は高いネガティブトランディションの意識で、セカンドボール回収も担当するなど、非常に広範なタスクをこなしている。今節の相手 アラベスもまた、ルーム、トニモヤ、ペレ・ポンスの3センターがそれぞれいい働きを見せるようになっており、この3人相手に、アランバリ、マクシモビッチ、アレニャの3人がどのようなプレーを見せてくるのか。中盤を飛ばしがちな両チームだが、この試合のキーになるのもまた、中盤の争いだろう。


www.youtube.com

 

4、バレンシアvsエルチェ

f:id:rintorres9:20211210185203p:image

 ホーム バレンシアの16節はアウェイ バライードスの地でセルタに見事逆転勝利を挙げ、勝ち点3を持ち帰る結果に。負傷離脱中のガブリエウに加え、ディアカビ、フルキエの2人を出場停止で欠く、非常に難しい試合にはなったが、効果的なプレッシングもあり、安定した守備を見せた。これで5戦連続無敗となり、一時の主力の怪我続出によって途絶えてしまったシーズン当初の良い流れが再び、来ようとしている。そんな中迎える、メスタージャでのエルチェ戦、勝ち点3が確実に欲しい、この試合において注目はマキシ・ゴメス

f:id:rintorres9:20211210022257j:plain

 今季これまで2Gと怪我による離脱があったとはいえ、物足りない成績となっている今季のマキシ。離脱中に定位置もゲデスに取られかけている状況の中迎えた、前節のセルタ戦。ゲデスの休養という意味もあってか、スタメン起用されると、見事決勝点を決め、チームの勝利に直接貢献するエースの一撃を叩き込んだ。今後、マキシがチームの中でどんな存在感を示し、ゲデスとどのように共存の道を進んでいくのか。ボルダラスの起用にも注目だ。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイ エルチェの16節はホームにカディスを迎え3-1での勝利。フランシスコ監督の初陣を勝利で飾った。エスクリバ前政権下では出番の少なかったバディアやテテ・モレンテが良いパフォーマンスを見せるなど、監督交代による効果は確実に出ており、これで7試合未勝利という悪い流れを断ち切ることに成功した。442の形ながらSHのテテ・モレンテが幅を取り、パラシオスがサポート役、落ちるルーカス・ペレスがハーフスペースをとる右サイドに対し、左サイドはSHのフィデルが内を取り、ラテラルのモヒカが大外のレーンを担当する形と、サイドによって配置を変えつつ、その中でうまく選手の特性を生かした起用ができているように見えた初陣となった。この試合の注目はテテ・モレンテ

f:id:rintorres9:20211208225123j:plain

 昨季、好パフォーマンスを見せ、チームの残留に大きく貢献した彼だったが、今季352へのフォーメーション変更を機に定位置を失い、厳しい状況が続いていた。しかし、新体制初戦、あれは与えられたチャンスを見事活かし、MOMに輝く活躍。改めて自分の価値をフランシスコ新監督にアピールした。そして迎える今節、勢いそのままに結果を残したいところだが、今日のマッチアップはリーグ最高クラスの左ラテラルであるガヤ。テテ・モレンテがこの強敵相手にどのようなパフォーマンスを見せられるのか。注目したい。


www.youtube.com

5、アトレティックvsセビージャ

f:id:rintorres9:20211210185221p:image

  ホーム アトレティックは前節 ヘタフェ相手にスコアレスドロー。力関係を考えると勝ち点3が欲しい1戦だったが、試合内容では押し込まれる展開が続き、シモンのおかげでなんとか勝ち点を拾った形に。これでチームは7戦未勝利と完全に暗いトンネルの中に入ってしまっており、その中でセビージャ、ベティス、マドリーと難敵との3連戦に向かわなければいけないのは非常に厳しい日程といわざるを得ない。失点はセビージャと並びリーグ最少にもかかわらず、こんな状況になってしまっているのは、得点力不足の一言に尽きる。ここまでアタッカーの得点はイニャキ3点、ラウガル3点、ムニアイン2点のみであり、絶対的ストライカーの存在もなければ、チーム全体で点が取れるわけでもないと、これまた厳しい状況。アドゥリス晩年から言い続けてきた、イニャキの成長に期待というのも、もはや望みが薄いことを証明してしまっており、ブレイク中のニコ、サンセットも得点源になれる存在ではなく、純粋ストライカーのビジャリブレは怪我により長期離脱中。そんな中、注目したいというか期待せざるを得ないのはやはりベレンゲル

f:id:rintorres9:20211210192137j:plain

昨季2桁Gを挙げチームのトップスコアラーになったものの、今季は開幕から不調が続き、とうとうスタメンの座を奪われることになってしまった彼。しかし、代わりに入っているニコやサラガも決定的な仕事はできておらず、であれば彼の復活に期待を寄せる方が、まだこの危機的状況を回避できる可能性は高いのではと考えているのは私だけだろうか。彼がこの試合、何かしらのきっかけによって復調の兆しを見せることができれば、アトレティックの風向きは一気に変わるはずだ。


www.youtube.com

 

 一方、アウェイのセビージャはビジャレアルを迎えた16節は16分のオカンポスのゴールを何とか守り切り勝利。そして迎えたCL最終節、ザルツブルクの地に乗り込んだが、50分に先制を許し、ジョルダンの退場もあって、3位で敗退。ELプレーオフに回ることとなった。更に離脱中だったラメラ、スソはシーズンアウトレベルの長期離脱になってしまい、フル稼働中のオカンポスやモンティエル、そしてボノ、クンデ、ジエゴ・カルロス、フェルナンドもまたいつ怪我するかわからないような状況と、悪い流れが続いている。とはいえ今後の相手を考えても、ここでの勝ち点は是が非でも欲しいもので、ロペテギがどのような人選かつプランをもって望んでくるのかは見物だ。この試合の注目はラファ・ミル

f:id:rintorres9:20211210215005j:plain

 新加入ながらここまで5Gと期待を裏切ったとは言い切れない結果は残しているものの、それ以上に逸してしまった決定機の方が圧倒的に多く、エン=ネシリの穴を埋める存在としては、大きな物足りなさが残る。オカンポスもこの試合の帯同メンバーから外れ、アタッカー陣に離脱者が多く出ている中、屈強なアトレティックDF陣から、ゴールをもぎ取ることができるのか。スペインの未来を背負うストライカーの活躍に期待したい。


www.youtube.com