rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ17節プレビュー PART2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事では、ラ・リーガ17節の中から現地日曜及び月曜開催の5試合のプレビューについてかいていきます。16節&ヨーロッパカップ戦の振り返り、金曜及び土曜開催の5試合プレビューに関してはPART1の方で触れていますので、ぜひ下記リンクから、ご覧ください。 

2、ラ・リーガ17節プレビュー

1、ビジャレアルvsラージョ

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 ホーム ビジャレアルの16節はセビージャ相手に0-1で惜敗。終盤はとにかく攻め続けたが1点が遠く、これで連敗となってしまった。順位も13位に沈み、相変わらず厳しい戦いが続いている一方で、CLではアタランタベルガモの地で3-2で勝利。見事2位でグループ突破を決めた。前回CLに参戦した時を見てもリーグとCLの両立が難しいのは、クラブ規模的に仕方ないものがあるのかもしれないが、その前回のように降格するわけにはさすがにいかず、そろそろ巻き返しをかけたいところだ。ただ、この試合に向けてネックとなるのはアタランタ戦が雪の影響で現地木曜開催になってしまったこと。これで中4日のはずが中3日になり、それもランチタイムキックオフと、影響は小さくないものがあるはずだ。そんな中、注目はジェラール・モレノ

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 前節から復帰を果たした彼は、セビージャ戦では中々インパクトを残すことができなかったが、アタランタ戦では良い形でのチャンスメイクもあり、アシストも記録。まだベストとはいかないが、徐々に調子を取り戻しており、絶対的エースとしての活躍が期待される。右HSを取りながら、決定的な仕事ができる彼の存在は、トリゲロスやダンジュマなどのパフォーマンスにも良い影響を与えることができ、個々からリーグでの巻き返しにおいて間違いなく不可欠な存在。ケガ明けなだけに無理はさせたくないだろうが、この試合彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待したい。


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 一方 アウェイ ラージョはホームでエスパニョールに勝利。先日、日本のニュースサイトでも翻訳され取り上げられていたが、今季の5大リーグにおいてホームで最も勝ち点を稼いでいるチームであるラージョ。しかし、その一方、アウェイ戦は未だ1勝のみと難しい戦いが続いている。とはいえ、シーズン前の前評判を考えるとこの6位という位置は奇跡といってもいいくらいの快挙であり、あとはこれをどこまで保って、シーズンを終えられるかというところに焦点を移しても良い時期になってきたと言えるだろう。この試合、注目選手に挙げたいのはイシ

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 先日2025年まで契約を延長した彼は右のハーフスペースを取りながら決定的な仕事をするという点で、ジェラールとの共通項も多い。また逆サイドのハーフスペースにはそれぞれ、トリゲロスとトレホというこれまた間受けの達人がいるという点で、この2チームの攻撃時の構造には似つかわしい部分も多く、この点においてどちらが上回れるかは注目ポイントだ。そんな中でカギを握るのがやはり選手個々のクオリティの部分。その点においてイシが決定的な仕事をできるのか、はたまたビジャレアルDF陣に上手く消されてしまうのか。注目していきたい。


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7、オサスナvsバルセロナ

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 ホーム オサスナは前節レバンテに勝ちきれず、スコアレスドロー。これでチームは7試合連続未勝利と暗いトンネルの中にすっぽり入ってしまっており、順位も10位まで落ちてしまった。ただオサスナにとって本来の目標は決して、ヨーロッパカップ戦出場ではなく、あくまで残留。その点ではまだバタバタする段階ではなく、しっかりと地道に勝ち点を拾いつつ、復調のきっかけをつかみたいところだ。今節の相手はいくら低迷期かつCL敗退直後とはいえ、バルサバルサパンプローナの後押しを武器に粘り強い戦いを見せたいところだ。この試合の注目はマヌ・サンチェス。

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 アトレティコからローン中の彼は、攻撃時は絶大な存在感を誇る一方、改善中とはいえ未だ守備には不安が残る。この試合ではおそらくデンべレorアブデとのマッチアップが予想され、右でアイソレーション的な形を作ってくるバルサの崩しに対し、マヌが底の1vs1でどれだけ耐えられるかはこの試合の鍵を握るポイントだ。来期以降アトレティコで戦えるだけの力が本当にあるのか。その試金石になる試合だ。


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 一方、アウェイのバルサは16節、ベティスカンプ・ノウでチャビ体制初の敗戦を喫すと、続くミッドウィーク CL最終節バイエルン戦でも0-3で完敗。チームは連敗になり、04-05シーズンぶりの決勝トーナメント進出を逃す結果となり、新設のELプレーオフに回ることとなった。CL敗退以来、フレンキーやデストらに放出の噂が出るなど、暗い雰囲気は続いているが、いつまでもCL敗退を引きずっている余裕はなく、来季のCL出場権確保のため、ここからリーガでの巻き返しが当面の目標となる。唯一ポジティブな情報といえば、負傷離脱中だったアンス、ペドリの2人に復帰のめどが立っていること。この試合での復帰は難しいだろうが、既に世界トップクラスのスターになっている2人の復帰はチームを良い方向に進めてくれるはずだ。そんな中、迎えるこの試合、注目はメンフィス

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 開幕以来、3トップの真ん中の位置でエースとして振舞い、ここまで8Gと結果自体は期待に応える活躍をしているメンフィス。しかし、低調なチームとともに、オフ・ザ・ボールの質やトランジションの難などといった欠点が、徐々に明確に露呈してしまっており、更にビックマッチでは存在感を示すこともできておらず、バルサのエースとしては明らかに物足りなさが残ってしまっている。しかし、アンス、ブライスワイトがまだ戻らず、ルークは事実上戦力外状態の今、スコアラーとして期待できるのは彼のみであり、今季彼がどこまで結果を残せるかがバルサの最終順位に直結するといっても過言ではないのが、今のバルサの苦しさ。この現エースがこの試合以降、どんなプレーを見せてくれるのか、注目していきたい。


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8、ベティスvsラ・レアル

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 ホーム ベティスは前節フェキル不在の中、カンプ・ノウバルサを撃破。カウンターから絶好調ファンミが今季9点目となるゴールを挙げ、守備ではバルトラが古巣相手に絶対的な存在感を見せつけ、見事勝利を果たした。一方、ミッドウィークのELでは1.8軍くらいで臨んだこともあって、セルティックに2-3で惜敗。ただ中々、リーガでは出番の得れていない🐼ことボルハ・イグレシアスがドブレーテを達成するなど、決してネガティブな出来ではなく、プレーオフに回ることとはなったものの、今後のELでの躍進にも期待したい。今節の注目はウィリアン・ジョゼ。

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加入当初こそ、ゴールを量産した彼だったが、最近はインパクトの残せない試合が多く、前述のとおり、🐼が活躍を見せていることからも、その地位は決して安定的なものではない。ただ、いわゆる純粋なストライカータイプの🐼とは異なり、2列目に降りながら中盤とよいコンビネーションを作れるのはジョゼならではの良さでもあり、それを生かしつつどのように結果を出していくか。その両立が求められる。古巣との対戦となるこの試合、彼がゴールを挙げることができるのか、注目したい


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 一方、アウェイ ラ・レアルは前節マドリーに0-2で敗戦。今季初の連敗となってしまい、順位も4位まで落ちてしまった。やはりメリーノ、シルバをケガで失った影響は大きく、結果的にヤヌザイ、オヤルサバルの2人にかかる負担が大きすぎてしまい、良い形を作ることができなかった。その一方、、ミッドウィークのEL PSV戦では3-0で完勝。逆転で2位に食い込み、ELプレーオフの出場権を得ることに成功した。ハンドからのPK、相手のミス、退場などラ・レアルにとって幸運な事象が多かったとはいえ、この勝利はネガティブなムードになっていたチームの状況を一変させるものであり、気持ち良い形でベティス戦に臨めるはず。ターンオーバーを実行したベティスに対し、ラ・レアルはフルメンバーで臨んだことから、コンディション面での差には不安が残るが、ジョゼ、カナレス、ファンミと元ラ・レアル所属選手が中心となっているベティスに負けるわけにはいかない。注目はエルストンド

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 彼が出場停止になっていたちょうど2試合で連敗をしたことが、皮肉にも彼の存在の大きさを証明することになった。DFリーダーそして、サリーダの起点として彼の行っているタスクは質・量ともに素晴らしいものがあり、替えのきかない存在。強力ベティス攻撃陣相手に、彼がどんなプレーを見せられるのか、注目だ。


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9、レアル・マドリーvsアトレティコ

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  ホーム マドリーは前節アノエタの地でラ・レアルを粉砕。上位対決をしっかりと制すと、ミッドウィークのCL第6節 インテル戦でも2-0で見事勝利をあげ、公式戦9試合連続勝利。絶好調の状態が続いている。スタメンこそ固定傾向にあるものの、前節のヨビッチやCLでのアセンシオ等、主力の離脱による代役、あるいは途中出場からといった形でスタメン11人以外の活躍も垣間見られ、現状ネガティブな話題といえば不良債権となっているゴルフおじさんとハンバーガーおじさんの2人に関することくらいだ。デルビーとなるこの試合、2位セビージャとは1試合多いとはいえ、勝ち点8差、アトレティコとはこれまた1試合多いとはいえ勝ち点10差と、この試合に勝てば一気に独走街道を気付けるだけの差をつけることとなる。注目はカルバハル

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 アトレティコはトリッピアーを欠き、WBにジョレンテを置いていることから右サイドからの崩しは昨季ほどの破壊力をもてておらず、コレアが出てこない限りは十分メンディであれば対応しきれるはず。対して左サイドのカラスコ、レマル、エルモソのトライアングルは昨季に続き、大きな脅威を与えており、このポイントが今のアトレティコ最大の強み。特にカラスコの単独突破は大きな武器になっている。そのカラスコとマッチアップするのがおそらくカルバハル。今季長期離脱から復帰し、ここまでらしくないミスこそあるが、さすがの存在感を見せている彼が、このアトレティコ最大の武器を無効かできるか。注目してみたい。


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 一方 アウェイ アトレティコは前節マジョルカにまさかの逆転負けを喫し、4位転落。更にヒメネス、サヴィッチの両CBが離脱となり厳しい状況に追い込まれた。そんな中、迎えたミッドウィーク、ポルトに3-1で何とか勝利し、ぎりぎりでグループ突破に成功。厳しい状況の中でもチーム一丸となり結果を出したこと、そしてこの試合MOM級の活躍を果たしたのがグリーズマンであったことから、チームの雰囲気は180度変わり、一気に好転。メンタル上は最高の状態でデルビーに向かうこととなる。ただ如何せん欠場者の多いこと、、そしてそもそもやっているフットボールの質に問題があること等々含め、まともに戦ってはマドリーに勝つのはかなり難しいと言わざるを得ないのが現状だ。ただここでの敗戦は優勝戦線からの事実上の脱落を意味するものになりかねず、マドリーを走らせないためにもこの試合は勝ち点3が欲しい1戦となる。そんな中、注目はジョアン・フェリックス

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 負傷離脱から復帰以来、ベンチにこそ入っているものの出場機会が限られているため彼の状態がどこまで変わっているのかは分からないが、本調子を取り戻しているようであれば、アトレティコにとってこれ以上ない大きな武器となる。厳しい前評判を覆すためにも、周囲に関係なく1人で試合を決定づけてしまうだけの力を持つフェリックスにかかる期待は大きい。加入以来、負傷が多く期待に応えきれていはいないフェリックス。デルビーでコルチョネロスのヒーローとなることができるのか。今季のリーガを大きく左右するこの首都決戦、必見だ。


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10、カディスvsグラナダ

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 ホーム カディスは前節エルチェに3-1で敗れ3連敗。更にその3試合で負った失点は11と守備の崩壊が顕著になっている。順位も19位に沈み、セルベラの首もいつ切られるかわからないような状態。5年以上にわたってチームを支え続けてきた功労者のためにも、ホームで迎えるこの試合 勝ち点3がなんとしても欲しい1戦だ。注目はソブリーノ

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昨季ローンで加入し、今季正式加入が決まった彼は加入以来2トップの一角としてロサーノとコンビを組みながらも、彼の周りを衛星的に動きながら攻守において多大な仕事量をこなしている。ただ実際、その働きチームの勝利に貢献することはできておらず、これまで0ゴールと結果を見ても、厳しい評価を下す声が多いのも無理はない。9.5番としての役割に加え、ストライカーとして仕事を決める仕事ができるか。ソブリーノの奮起に期待したい。


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 一方、アウェイ グラナダの16節はアラベスに2-1で競り勝ち、3試合ぶりの勝利。順位も15位まで浮上した。一時の最悪な時期からは抜け出したグラナダだが、できるだけ余裕をもって残留するためにも、1ポイントでも降格圏から離れる必要があり、シックスポインターとなるこの試合、勝ち点3を持ち帰りたいところだ。注目はプエルタス

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 これまでチームの絶対的中心として攻撃を牽引していたロチーナの負傷離脱によって出番が再び回ってきた彼は、その期待に応えるように前節、見事な先制弾を挙げ勝利に貢献した。ロチーナとは利き足もタイプも異なる彼だが、その実力はここ数シーズンのパフォーマンスを見れば明らかであり、十分その穴を埋めることはできるはずだ。同ポジションにコジャドの獲得が決まっている中で、彼がNo10にふさわしい自らの価値を証明できるか。注目したい。


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ラ・リーガ16節振り返り&17節プレビュー PART1

1、前段

 皆さん こんにちは!よろしくお願いします!

 今回の記事ではラ・リーガ16節の簡単な振り返りとうとう最終節を迎えたCL・EL最終節についての振り返り、そして17節の中から、金曜及び土曜開催の5試合のプレビューについて書いていきたいと思います。よろしければ最後までお付き合いください!

2、ラ・リーガ16節振り返り

 まずはリーガから。リーガ16節最大の注目を集めたのは、結果的にはアトレティコvsマジョルカとなった。とはいえアトレティである私からすると絶望の2文字以外のなにものでもなかったのだが() まあそれはさておき、我らが日本が誇るスター久保建英がついに今季初ゴールを復帰2戦目で挙げることになった。それがワンダでのアトレティコ戦、しかもアディショナルタイムでの決勝点というところはさすがとしか言いようがないが、これからも久保選手には被害者が私たちのみにならないよう、よりゴールという具体的な結果を期待したいところだ() また、上位対決のラ・レアルvsマドリーはベンゼマの負傷によって出番を得たヨビッチの活躍でマドリーが勝利、バルサベティス相手にカンプ・ノウながらチャビ政権初黒星。セビージャvsビジャレアルはセビージャが1点を守り切り勝利となった。他の結果、順位に関しては下記画像をご覧あれ。

 

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3、16節のピックアッププレーヤー

 ルカ・ヨビッチ

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 今夏、フランクフルトへの半年間の出戻りローンから帰ってきた彼はベンゼマの負傷により17分からピッチに立つと、中央に留まっての体を張ったポストワークという彼自身の武器を生かし始め、見事その形からヴィニシウスの10点目となるゴールをおぜん立て。更には、セットプレーからカゼミロのすらしたボールに飛び込み、チームの2点目、彼個人としては2020年10月2日オサスナ戦以来(調べが正しければ)となるゴールを挙げ、鬼門アノエタでの強敵ラ・レアル撃破に大きく貢献した。自らのライバルとして絶対的な存在であるベンゼマがおり、中々出番が回ってこない厳しい状況に加え、大きな覚悟を背負ってマドリーに挑戦したのにもかかわらず、わずか1年半でローンという形ではあったがフランクフルトに戻されるという屈辱を味わいながらも、腐ることなく、ベンゼマの離脱というチャンスを見事に生かした彼の活躍には敵ながらあっぱれといわざるを得ない。ベンゼマ不在の間、そして彼の復帰後、ヨビッチがどのような形で存在感を見せていくのか、注目したいところだ。

いつも通りその更に下に、個人的16節のベストイレブンとそのサブ組を画像で置いておくので、ぜひぜひそれについてのコメントもお願いします!

4、CL・ELグループリーグ最終節振り返り

 まずはCL。突破を決めたのはマドリー、アトレティコビジャレアルの計3チーム。最終節を前に突破を決めていたマドリーはインテルに勝利し、リーガ勢唯一の首位突破を達成。厳しい状況に追い込まれていたアトレティコはアウェイのポルト戦で見事勝利し、土壇場での2位突破。雪で1日延期になったアタランタ戦に臨んだビジャレアルは3点を先取。そこからの巻き返しもなんとか2点に抑え、見事2位突破を果たした。

 一方、敗退となってしまったのがセビージャとバルセロナジョルダンの退場もあって、最終節のザルツブルク戦で敗れ、ELプレーオフに回ることとなったセビージャ。絶対的強豪クラブがいないグループGを引き、比較的楽なグループに入ったともいわれていたが、序盤3戦の低調な戦いぶりが尾を引くような形で、結局3位敗退となってしまい今季から導入されたELプレーオフに臨むこととなった。また、バイエルンベンフィカに後れを取っていたバルセロナは最終節バイエルンに0-3で敗れ、04-05シーズン以来のグループリーグ敗退。復権の道は厳しいことを改めて、形として突き付けられることとなった。

 ELではすでに2位以上を決めていたベティスセルティックに惜敗し、2位。プレーオフに回ることとなった。また、前節の敗戦で3位に転落していたラ・レアルは直接対決となったPSV戦を3-0で完勝。2位に浮上し、こちらもプレーオフに。これでELプレーオフバルサ、セビージャ、ベティス、ラ・レアルの4チームが参加することとなった。

5、ラ・リーガ17節プレビュー

 1、マジョルカvsセルタ

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  ホーム マジョルカは第16節 ワンダ・メトロポリターノでアトレティコに劇的勝利。更に、その決勝弾を挙げたのはケガによる長期離脱からの復帰2戦目となったエース 久保建英と、ここまでの7試合連続未勝利という嫌な流れを最高な形で、追い風に変えた。そんな中、ホームで迎えるこの17節セルタ戦。この良い流れを維持するためにも勝ち点3が欲しいところだ。この試合に向けてはマジョルカにとってポジティブなニュースは多く、相手は大エース アスパスが不在、さらにマジョルカは直近4試合でホーム負けなし、さらにさらに、ここ10年間のvsセルタ戦 Head to Headでもまた無敗と、この試合を後押ししてくれるのは、前節からの良い流れに留まらない。そんな中、注目はあえて久保でも、イ ガンインでもなくダニ・ロドリゲス

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ここまで開幕当初は久保と、久保の離脱後はイ ガンインとコンビを組んで、ファイナルサードでの崩しをともに作っていた彼だが、久保の復帰に伴うイ ガンインと久保の共存可能性により、彼の立ち位置やタスクもまた変わってくるはず。3番手の2列目として、フリーランなどで貢献していくのか、それとも彼ら2人と近い距離感をとって足元での連携を作っていくのか。久保、イ ガンインはもちろんだが、このダニ・ロドリゲスがどのように存在感を放っていくかが、これからのマジョルカの鍵になるだろう。


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 一方、アウェイ セルタは前節バライードスでバレンシアに逆転負け。復調してきたアスパスのスーペルゴラッソで先制したものの、そのプレーでアスパスは負傷離脱。アスパスの残してくれたその置き土産も、軽率なプレーで無駄にしてしまい、ホームの地で不覚をとることとなった。連敗は避けたいこの1戦。最大の焦点となるのはアスパスを欠いた中で、いかにゴールを奪っていくか。代役のガリャルドもまた負傷離脱中であり、アスパスの穴にはブライス・メンデスが入ることが濃厚。ただブライスは合うまでチャンスメイカーであり、年々FWとしての色が強くなり結果も残しているアスパスの代役を務めるのは不可能。そんな中でコウデがどのようなプランをもって、得点力を担保していくのか。注目はセルビ。

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 今夏ベンフィカから加入した彼は、4132の3の左の位置をノリートと争っている状態だ。スタメンとなった、バレンシア戦ではハビ・ガランといい関係を見せ、局面では可能性を感じさせるプレーを見せたが、決定的な仕事ができないまま58分に交代。コパで2Gを挙げた勢いを生かすことができなかった。アスパス離脱を受け、2列目により具体的な結果が求められる中で、セルビが存在感を示すことができるか。注目したい。


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2、エスパニョールvsレバンテ

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 ホーム エスパニョールの16節はラージョに惜敗。これでアウェイ3連敗、さらには開幕以来、未だアウェイでの勝ちなし。一方でホームでは直近6戦無敗。今季ホームでの敗戦はあの伝説の10分アディショナルとなったアトレティコ戦のみと、相変わらず、極端な内弁慶っぷりを披露している。その意味ではホームで迎える今節は非常にポジティブなデータをもって戦える1戦であり、勝ち点3が確実に求められる試合だ。前節は負けたとはいえ、チームの調子としては決して悪くなく、ディエゴ・ロペスを中心とした守備陣、上手さと強さを兼ね備えた中盤の3センター、そしてようやく調子の上がりだしたサイドアタッカー陣に絶対的エースの存在と後ろから前まで穴のない陣容になっている。そんな中、注目はプアド

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 五輪の疲れもあってか、開幕直後はキレがなく、ケガによる離脱もあった彼だが、ここ数試合では彼の特徴でもあるスペイン人アタッカー離れした直線的にゴールへ向かうプレーが増えている。未だ結果は出せていないが、彼が得点を奪えるようになってくればRDTに依存気味のフィニッシュのフェーズで、より幅が生まれ得点力強化につながるはず。彼がどんなプレーを見せ、結果を残すことができるのか注目していきたい。


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 一方、アウェイのレバンテはアレッシオ・リッシ新監督の初陣となった16節 オサスナ戦をスコアレスドローで終える結果に。攻守において可変の形を使い、ぺぺルを左に落としてサリーダの中心とさせつつ、カンパーニャにはトップ下のような位置でフリーロール的に振舞わさせる形は、可能性を感じるプレーも見せており、今後に期待が持てる1戦とは言ってもいいように思える内容だった。36歳の若年、それもリーガには珍しいイタリア人監督(アンチェロッティはいるけど)ということで、リッシ監督がこれからどのようにチームを作っていくのか、圧倒的に守備がもろいレバンテにイタリア伝統のカテナチオの文化を組み込むことができるのか注目したい。そんな中、この試合のキープレーヤーとして挙げたいのが、カンパーニャ

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前述のとおり、オサスナ戦では守備時は左サイド、保持時は中に入ってきて、トップ下のような位置で比較的フリーロールっぽく動いていた彼だが、バルディ投入後はそれまでぺぺルが担当していた左落ち担当に。テクニックレベルが高く器用な彼であれば、どちらの役割でもよい働きができるだろうが、リッシ監督がこの絶対的司令塔をどのように扱っていくのか。今後のレバンテの巻き返しに期待したい。


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3、アラベスvsヘタフェ

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 ホーム アラベスの16節はアウェイでグラナダに敗北。5戦負けなしという良い流れから一転、連敗。順位も17位まで再び転落と厳しい状況になろうとしており、この状況を改善するためにも勝利が欲しい1戦だ。やはり課題となるのはホセルに続くスコアラーの存在。グラナダ戦でもトニモヤの致命的なチャンス逸があったが、このホセル頼みの状況を改善しなければ、本当の意味で良い方向へとは向かわない。良い形で前線に飛び出し、崩しに絡んでいるインテリオール2人の得点に期待したいところだ。そんな中、注目はあえてのマヌ・ガルシア

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 前述のインテリオールのポジションでスタメンを取り切れず、ベンチスタートが続いている彼だが、そのポテンシャルの高さは前節、途中出場からのプレーを見ても明らか。特に、相手が退き押し込む展開となることが予想されるこの試合では、彼のイマジネーションは一つの武器になるはず。彼をより現実的なオプションとしてプランに入れることができるのか。それはチームに幅をもたらし、今後の残留争いにおいて大きな武器となるはずだ。


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 一方、アウェイ ヘタフェの16節はアトレティック相手にスコアレスドロー。17本のシュートを打つなど、全体的に優位な展開だっただけに、勝ち点1に終わってしまったのは残念でもあったが、それ以上にアトレティック相手に勝ち点1をもぎとれたという収穫の方が上回った1戦といってもいいだろう。キケ・フローレス新体制の復調傾向にあるヘタフェはこれでリーグ3試合負けなし。順位こそ未だ19位だが、大きく離れていた残留圏内の17位とは残り2ポイント差と、着実に結果が出ているということができるだろう。そんな中、その17位アラベスとの対戦というどうしても勝ちの欲しい1戦に臨む今節、注目はアランバリ

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 キケ新体制の下、532の3の中央に入ることの多い彼は、しっかりと中央で侵入を防ぎつつ、攻勢時には相手エリアまで飛び込み、ロスト後は高いネガティブトランディションの意識で、セカンドボール回収も担当するなど、非常に広範なタスクをこなしている。今節の相手 アラベスもまた、ルーム、トニモヤ、ペレ・ポンスの3センターがそれぞれいい働きを見せるようになっており、この3人相手に、アランバリ、マクシモビッチ、アレニャの3人がどのようなプレーを見せてくるのか。中盤を飛ばしがちな両チームだが、この試合のキーになるのもまた、中盤の争いだろう。


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4、バレンシアvsエルチェ

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 ホーム バレンシアの16節はアウェイ バライードスの地でセルタに見事逆転勝利を挙げ、勝ち点3を持ち帰る結果に。負傷離脱中のガブリエウに加え、ディアカビ、フルキエの2人を出場停止で欠く、非常に難しい試合にはなったが、効果的なプレッシングもあり、安定した守備を見せた。これで5戦連続無敗となり、一時の主力の怪我続出によって途絶えてしまったシーズン当初の良い流れが再び、来ようとしている。そんな中迎える、メスタージャでのエルチェ戦、勝ち点3が確実に欲しい、この試合において注目はマキシ・ゴメス

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 今季これまで2Gと怪我による離脱があったとはいえ、物足りない成績となっている今季のマキシ。離脱中に定位置もゲデスに取られかけている状況の中迎えた、前節のセルタ戦。ゲデスの休養という意味もあってか、スタメン起用されると、見事決勝点を決め、チームの勝利に直接貢献するエースの一撃を叩き込んだ。今後、マキシがチームの中でどんな存在感を示し、ゲデスとどのように共存の道を進んでいくのか。ボルダラスの起用にも注目だ。


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 一方、アウェイ エルチェの16節はホームにカディスを迎え3-1での勝利。フランシスコ監督の初陣を勝利で飾った。エスクリバ前政権下では出番の少なかったバディアやテテ・モレンテが良いパフォーマンスを見せるなど、監督交代による効果は確実に出ており、これで7試合未勝利という悪い流れを断ち切ることに成功した。442の形ながらSHのテテ・モレンテが幅を取り、パラシオスがサポート役、落ちるルーカス・ペレスがハーフスペースをとる右サイドに対し、左サイドはSHのフィデルが内を取り、ラテラルのモヒカが大外のレーンを担当する形と、サイドによって配置を変えつつ、その中でうまく選手の特性を生かした起用ができているように見えた初陣となった。この試合の注目はテテ・モレンテ

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 昨季、好パフォーマンスを見せ、チームの残留に大きく貢献した彼だったが、今季352へのフォーメーション変更を機に定位置を失い、厳しい状況が続いていた。しかし、新体制初戦、あれは与えられたチャンスを見事活かし、MOMに輝く活躍。改めて自分の価値をフランシスコ新監督にアピールした。そして迎える今節、勢いそのままに結果を残したいところだが、今日のマッチアップはリーグ最高クラスの左ラテラルであるガヤ。テテ・モレンテがこの強敵相手にどのようなパフォーマンスを見せられるのか。注目したい。


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5、アトレティックvsセビージャ

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  ホーム アトレティックは前節 ヘタフェ相手にスコアレスドロー。力関係を考えると勝ち点3が欲しい1戦だったが、試合内容では押し込まれる展開が続き、シモンのおかげでなんとか勝ち点を拾った形に。これでチームは7戦未勝利と完全に暗いトンネルの中に入ってしまっており、その中でセビージャ、ベティス、マドリーと難敵との3連戦に向かわなければいけないのは非常に厳しい日程といわざるを得ない。失点はセビージャと並びリーグ最少にもかかわらず、こんな状況になってしまっているのは、得点力不足の一言に尽きる。ここまでアタッカーの得点はイニャキ3点、ラウガル3点、ムニアイン2点のみであり、絶対的ストライカーの存在もなければ、チーム全体で点が取れるわけでもないと、これまた厳しい状況。アドゥリス晩年から言い続けてきた、イニャキの成長に期待というのも、もはや望みが薄いことを証明してしまっており、ブレイク中のニコ、サンセットも得点源になれる存在ではなく、純粋ストライカーのビジャリブレは怪我により長期離脱中。そんな中、注目したいというか期待せざるを得ないのはやはりベレンゲル

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昨季2桁Gを挙げチームのトップスコアラーになったものの、今季は開幕から不調が続き、とうとうスタメンの座を奪われることになってしまった彼。しかし、代わりに入っているニコやサラガも決定的な仕事はできておらず、であれば彼の復活に期待を寄せる方が、まだこの危機的状況を回避できる可能性は高いのではと考えているのは私だけだろうか。彼がこの試合、何かしらのきっかけによって復調の兆しを見せることができれば、アトレティックの風向きは一気に変わるはずだ。


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 一方、アウェイのセビージャはビジャレアルを迎えた16節は16分のオカンポスのゴールを何とか守り切り勝利。そして迎えたCL最終節、ザルツブルクの地に乗り込んだが、50分に先制を許し、ジョルダンの退場もあって、3位で敗退。ELプレーオフに回ることとなった。更に離脱中だったラメラ、スソはシーズンアウトレベルの長期離脱になってしまい、フル稼働中のオカンポスやモンティエル、そしてボノ、クンデ、ジエゴ・カルロス、フェルナンドもまたいつ怪我するかわからないような状況と、悪い流れが続いている。とはいえ今後の相手を考えても、ここでの勝ち点は是が非でも欲しいもので、ロペテギがどのような人選かつプランをもって望んでくるのかは見物だ。この試合の注目はラファ・ミル

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 新加入ながらここまで5Gと期待を裏切ったとは言い切れない結果は残しているものの、それ以上に逸してしまった決定機の方が圧倒的に多く、エン=ネシリの穴を埋める存在としては、大きな物足りなさが残る。オカンポスもこの試合の帯同メンバーから外れ、アタッカー陣に離脱者が多く出ている中、屈強なアトレティックDF陣から、ゴールをもぎ取ることができるのか。スペインの未来を背負うストライカーの活躍に期待したい。


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ラ・リーガ16節プレビュー Part2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事ではラ・リーガ16節全10試合から現地日曜、月曜開催5試合のプレビューについて触れていきたいと思います。金曜、土曜開催の5試合、また15節の振り返りについてはPart1の方で触れていますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

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2、ラ・リーガ16節プレビュー

 6、ラージョvsエスパニョール

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 ホーム ラージョは前節バレンシア相手に1-1のドロー。先行されながら追いついての勝ち点1という結果になったが、内容を見ると、そのまま勝ち越しててもおかしくないだけのものであり、難所メスタージャでの試合だったこと、そしてトレホがしゅつっ上停止だったことを踏まえても、内容・結果ともに納得のいくものだったのではないだろうか。そして迎える今節は今季6勝1分無敗と圧倒的好成績を残しているホームでエスパニョールとの1戦。ミッドウィークのコパでPK戦までもつれ込んだことから、一部メンバーの疲労は不安要素だが、控え組中心のメンバー構成となっていたことから、そこまで影響を心配することはないか。この試合、注目はイシ

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 15節でもゴールを挙げるなど、彼初のプリメーラの舞台で存在感を放っているイシ。ハーフスペースでボールを引き出してからのチャンスメイクは見事なものだ。vsエスパニョールという視点でも、互いにセグンダの舞台で戦った昨季、当該対決2試合どちらもでゴールを挙げ、MOMに輝くなど相性はいいといえる。彼が堅守を誇るエスパニョールDF陣を崩すようなプレーができるのか注目だ。


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 一方、アウェイ エスパニョールの前節はラ・レアル相手に1-0で勝利。格上相手にホームでの強さを見せつける結果となった。ケイディ・バレ、ヤンヘル・エレーラ、ダルデルで構成する中盤3枚は素晴らしい補完関係を見せ、ラ・レアルがメリーノ、シルバを欠いていたとはいえ、リーグ屈指のレベルであるラ・レアルの中盤を制圧した。開幕以来、勝利はホームのみと極端に偏った成績が出ており、アウェイでの1戦となるこの試合では苦戦が予想されるが、その悪いデータを乗り越えて勝つには、中盤を制することがカギとなる。注目はケイディ・バレ

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 アトレティコカンテラ出身であるアルバニア人の彼は、174と決して大きくはない体ながら、ヤンヘルとともに中盤で高い強度を見せるほか、保持時も良い引き出し方と、高いテクニックでサリーダを上手く成立させている。相手のキーマンであるトレホとのマッチアップが予想されるこの試合、どちらが相手にとって嫌なプレーができるのか。ここの攻防が試合全体に大きな影響を与えることになりそうだ。


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7、エルチェvsカディス

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  ホーム エルチェは前節パンプローナオサスナ相手に勝ち点1を持ち帰る結果に。エスクリバ解任による影響も、まだアシスタントコーチによる指揮であったこともあってあまり見られず、これで連続未勝利は7に。そんな中、苦しい状況が続くチームを指揮する監督がフランシスコ・ロドリゲスに。これまでウエスカマジョルカアルメリアなどで指揮を執った監督とのことだが、自分がオトラまでしっかりとみるようになったのはここ数シーズンということもあり、どんなフットボールを志向する監督なのかは不明だ。とはいえ、ホーム、そして相手は18位カディスと好条件が揃うこの試合、フランシスコ監督の初陣を勝利で飾り、この悪い流れを変える1戦にしたいところだ。注目はモヒカ

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 シーズン当初、圧倒的な存在感を見せ、左サイドを一人で制圧していた彼だが、チームの不調に尾を引かれる形で、ここ最近はなかなかインパクトを残せない試合が続いている。新監督の就任により、序列がわからなくなるとはいえ、モヒカの定位置が脅かされる可能性は殆どなく、主力として活躍が期待されることはほぼ確実。そんな彼がどのようなプレーを見せられるかはフランシスコ体制の今後を大きく左右するはずだ。


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 一方、アウェイ カディスの15節はアトレティコ相手に後半だけで4点を取られ、これで2戦連続の4失点とリーグ最低の守備陣がさらに崩壊している状況だ。この敗北をもって順位もとうとう降格圏の18位となり、それより下のヘタフェが復調中、レバンテもタレントは揃っているため、きっかけさえあればという状況であることを踏まえると、カディスはかなり厳しい状況にあるといえるのではないだろうか。悪い流れを何とか改善し、残留に向け勢いに乗っていくためにも、ある意味、裏天王山ともいえるこの試合、勝ち点3を持ち帰ることは必須といってもいいだろう。注目はヨンソン

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 崩壊中の守備陣において、もはや最終ラインどうこうで守り切れる次元ではなく、一列前でどれだけ侵入を防ぐことができるかが今後のディフェンス改善には不可欠。開幕より相棒としてドブレピボーテを構成してきたアラルコンが離脱中の今、中盤の守備において中心とならなければいけないのがヨンソンだ。442同士での1戦となるであろうこの試合、中盤のヨンソンにどんなタスクを与え、どこに取りどころを設定するのか。セルベラ監督のプランとともに彼のパフォーマンスにも期待したい。


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8、レバンテvsオサスナ

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 ホーム レバンテは前節ベティス相手に逆転負けを喫し、これで開幕からの15戦未勝利。このタイミングでフロントは早くも2回目の監督交代を実施し、ハビエル・ペレイラが解任。後釜は未定だが、さすがにそろそろ勝利がなければ、今後の巻き返しというのも不可能になってしまう状況。残留という目標に望みをつなげるためにも、再々スタートとなるこの1戦の勝利は是が非でも手にしたいところだ。注目選手は、ロジェール

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 モラーレスと並び、レバンテの頼れる得点源の彼だが、今季はここまでわずか2得点と物足りない結果になっている、もちろんリーグワースト1位の失点数を誇る守備陣の改善も急務だが、チームのスタイル的にもそれはある程度強要範囲。より大きな課題はストロングポイントであるはずの得点力もリーグワースト2位の13点にとどまっていること。この状況を改善するためにもロジェールの奮起は必須。モラーレスとロジェール。2人のエースが得点をあげチームを勝利に導けるか、注目したい。


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 一方、オサスナは前節エルチェに勝ちきれずドロー。これで6戦未勝利となってしまった。ここまで難敵との連戦が続いていただけに、エルチェ戦こそは勝利が欲しい試合であったが、この試合で勝ちきれなかったというのは非常に痛い結果といえるだろう。とはいえ、序盤の貯金もあり順位は未だトップハーフ。この試合でしっかりとレバンテを叩き、もう一度、勢いを取り戻すことができれば本来の目標である残留は余裕をもってクリアし、さらに上の順位というのも十分見えてくるはずだ。注目はルーカス・トロ

f:id:rintorres9:20211204012344j:plain 開幕からピボーテの位置で圧倒的な存在感を放っていた彼。その存在の大きさは奇しくも、サスペンションの影響で欠場となった前節、中盤のスペースで狩り切れず、バイタルをうまく利用されるシーンが見られたことからも証明された。今節の相手レバンテにはバルディ、カンパーニャという中盤で質の高いチャンスメイクをできる選手がそろっており、それを相手にトロを中心としたオサスナ中盤陣がどんな仕事をできるかは注目したい。


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9、セルタvsバレンシア

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 ホーム セルタは前節アラベスに2-1で勝利。3戦連続引き分けという形で来ていた中迎えた重要な試合で勝ち点3を勝ち取り、これで4戦負けなし、順位も13位まで上がり、巻き返しへ向け、良い流れを作ろうとしている。アラベス戦ではミナ、アスパスの2トップに得点が生まれたのも大きな収穫。現状4戦未勝利のホームで勝ち点3を挙げ、12月最初の試合を良い形で終えたいところだ。注目選手はデニス・スアレス

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昨季は不動のトップ下として、ボール運びの中心を担っていた彼だが、今季はベルトランの台頭もあり、微妙な立場になっている。年俸の高さから冬の放出候補にも挙げられており、自らの存在をアピールするためにはここらでインパクトのある仕事をしたいところだ。2トップ以外に2列目が第3、第4のスコアラーになっていけるか、よりその部分がこれからは求められるようになってくるだろう。


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 一方、アウェイのバレンシアは前節ラージョ相手にメスタージャでドロー。今季絶好調の相手との試合ということもあり、押し込まれる時間も長かったが、勝ち点1を取ることができたのは最低限の目標を果たしたとは言えるだろう。これでアトレティコ、ラ・レアル、ラージョという難敵との3連戦を3戦連続ドローという結果で乗り切り、そして迎えるこの1戦。ここまでの3戦ドローをポジティブなものにできるかはこの1戦の結果によって大きく左右されると言えるだろう。注目はアルデレーテ

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この試合ではディアカビ、フルキエの2人が出場停止。ガブリエウもまだ離脱中であり、かなり不安を抱えるディフェンスラインとなることが予想される。そんな中でアルデレーテが個人として、そしてディフェンスリーダーとして、どのようなプレーを見せられるかはこの試合を大きく左右することになるだろう。ここまで夏の加入以来好パフォーマンスを披露しているアルデレーテがどのようなパフォーマンスでアスパスやミナに対抗していくか。注目したい。


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10、ヘタフェvsアトレティック

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 ホーム ヘタフェの15節はマジョルカに0-0のスコアレスドロー。ここ最近の出来を考えると勝利が欲しい1戦ではあったが、残留争いの直接のライバルにアウェイで引き分けという結果は決して悪いものではないはずだ。リーグワースト1位に沈む得点力の欠如は相変わらず大きな課題ではあるが532システムの下、守備はかなり安定してきており、また攻撃においてもダミアン・スアレス、オリベラの両WBは存在感を示している。そんな中迎えるアトレティックとのこの1戦。ロングボールが中心なだけにある意味、アトレティックのハイプレスとの相性は悪くなく、ホームということもあって勝ち点3を狙いたい1戦だ。注目はエネス・ウナル

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 今季4ゴールを挙げている絶対的エースはキケ・フローレス体制になって以来、WBが高い位置をとれるようになり、良い形でのクロスが増えたことで、チャンスが増えており、彼自身のパフォーマンスという点でも上昇傾向にある。マタ、サンドロといった他のFW人にも期待したいところではあるが、やはりリーグワースト1位の得点力を改善するためにはエースのさらなる爆発が不可欠。今季最少失点を誇るアトレティック相手に、ゴールを沈め勝ち点3をとれるか。注目したい。


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 一方、アウェイ アトレティックの15節はグラナダ相手にドロー。ミッドウィークのマドリー戦でも1-0で敗れ、これで気づけば6試合連続未勝利と厳しい成績が続いている。相変わらず頼もしいリーグ最高レベルの守備陣と中々得点が伸ばせない攻撃陣という構図は続いている。チームの性質上、冬で即戦力を補強ということもできないので、この課題を改善するためには現所属選手(カンテラーノも含め)に期待するしかない状況だ。その中でも期待したいのはがニコ・ウィリアムス、サラガ、ビジャリブレの3人。そのン中でもこの試合ではサラガに期待してみたい。

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本来ピボーテの選手である彼だが、本来右SHに入るベレンゲルが絶不調なこともあって、右での起用も増えており、マドリー戦では右でスタメン出場を果たした。べレンゲルやニコとはだいぶタイプ的には異なるが、彼がここで選択肢となることができれば、アトレティックの攻撃にも幅が生まれ良い方に向かうはず。彼のパフォーマンスに期待したい。

ラ・リーガ 15節振り返り&16節プレビュー Part1

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 この記事ではラ・リーガ15節の簡単な振り返りをしたうえで、16節の中から金曜及び土曜開催の5試合について書いていきたいと思います。コメント等ぜひぜひよろしくお願いいたします。

2、ラ・リーガ15節振り返り

 代表明け2試合目。ミッドウィークではチームによって命運が分かれた中で、迎えたこの15節。1番の注目カードだったマドリーvsセビージャはヴィニシウスのスーペルゴラッソでマドリーが逆転勝ち。ビジャレアルvsバルサはエメリvsチャビの駆け引き合いのなか決定力が差を分け1-3でバルサの勝利。アトレティコカディスに4発快勝。シルバ、メリーノを欠いたラ・レアルはマテウ・ラオスの恒例判定もありエスパニョールに敗戦。エスクリバを解任したエルチェはオサスナとドロー。未だ未勝利のレバンテはベティスに逆転負けを許し、試合終了後、今季2度目の監督交代。久保建英が2か月半ぶりの復帰を果たしたマジョルカはヘタフェにスコアレスドロー。その他の結果及び、順位は下記画像のとおり。f:id:rintorres9:20211130214023j:imagef:id:rintorres9:20211130214030j:image

 

15節のピックアッププレイヤーはベティスのファンミ。

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 前回のプレビュー記事で注目選手に挙げたファンミがレバンテ戦でハットトリックを達成。ベティスハットトリックは記憶に残っている人も多いであろう19-20シーズン アトレティック戦でホアキンが達成した時以来の快挙。ファンミはこのハットトリックで得点ランキング3位タイに躍り出たほか、スペイン人プレーヤーのゴール数トップに。今季絶対的なレギュラーとは言えない中、短い時間で結果を残す彼はチャンスメイカータイプの多いベティスの中で希少な存在。若くから才能を認められ、将来を嘱望されてきた逸材が遅咲きのスターとして主役の座を取りに来ている。

ファンミを筆頭に前線のタレントの活躍が目立った15節。ベストイレブン及びそのサブ組を置いて、振り返りを終え、16節プレビューに移りたいと思う。

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3、ラ・リーガ16節プレビュー

 1、グラナダvsアラベス

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 ホーム グラナダの15節はアトレティック相手にサン・マメスで勝ち点1を持ち帰る結果に。442ブロックを作り、そこからのカウンターという形はアトレティックの屈強な守備陣相手にも脅威を与えており、勿体ない形での失点による勝ち点1という形にはなったが、ポジティブなイメージで終われる試合となるはずだった。しかし、その内容に水を差したのが、ただでさえ多かった怪我人のさらなる増加。この試合でヘルマン、ロチーナ、マチスの離脱が確定。CBはBチーム所属のトレンテに頼らざるを得ない状況となり、加入以来、チャンスメイカーとして圧倒的存在感を放っていたロチーナの離脱はチームの構造自体の練り直しを迫られるほど大きな痛手だ。そんな厳しい展開が予想されるこの試合、注目はホルヘ・モリー

f:id:rintorres9:20211130221346j:image来年で40を迎える彼だが、未だにポストプレーの質はオトラトップクラス。アトレティック戦でも、イニゴやイェライといった代表クラスのマークを孤立無援の中でもものともせずスアレスマチスらの上がる時間を作り、速攻の成立に大きく貢献した。ロチーナの不在により、更に自分たちの時間を作るのが難しくなるであろう中、彼がどれだけ相手を背負い、時間を作ることができるか。残留争いにおいて直接のライバルになるであろう相手との試合。ホームで勝ち点3を挙げ、今後につなげる1戦としたい。


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 一方、アウェイ アラベスは前節セルタに逆転負けを許し、5試合ぶりの敗戦に。相変わらずエース ホセルはゴールを挙げ、さすがの存在感を示したが、それ以外に得点を期待できるプレーヤーがいないのは大きな課題だ。ここまで通算得点11でリーグワースト2位に沈む得点面でホセル以外のプレーヤーの奮起が求められる。そんな中で注目したいのが左エストレーモのリオハ

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アラベスのカウンターの中心であり、リーガクラスタであれば知らぬ人はいない、オトラトップクラスのドリブラーである彼だが、ここまでプリメーラで戦った3シーズンでベストの成績は4G2Aと物足りない数字だ。今季も未だ1G1Aの彼が、より直接的にゴールにつながる仕事ができるかが、アラベスが今後より高い位置に行くため、そしてベティス移籍も噂されている彼自身のステップアップのためにも求められてくるだろう。ある意味ブーストのようになっていた期間が終わり、再び自分たちの実力が試されることになるだろうこの残留争い直接対決。敗戦後の試合でもここ数試合で見せたようなパフォーマンスを見せ勝ち点3を持ち帰ることができるのか。ここ数試合の好調が一時的なものだったのか、真の実力なのかが試される1戦になる。


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 2、セビージャvsビジャレアル

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 ホーム セビージャの15節はマドリーのホーム サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだが終了間際、一瞬のスキを突かれ逆転負け。上位直接対決に敗れ、リーガでは6試合ぶり今季2回目の敗戦となった。ただ、欠場が濃厚視されていながら、普通に出てきたクンデ、ジエゴ・カルロス、オカンポスの存在もあり、内容としてはマドリー相手に1歩も退かない戦いを見せたのはポジティブな点。今季は内容に納得できない試合も多かった中で、マドリー相手にこれだけのパフォーマンスを見せることができたのは収穫だろう。そんな中迎える16節の相手はビジャレアル。今季こそ低迷しているが、実力的にはここから巻き返しを図りCL権争いにおいて直接のライバルになっても不思議では全くない相手。ピスファンでしっかりと叩き、勝ち点3を取りたいとっころだ。注目は右ラテラルのモンティエル

f:id:rintorres9:20211130233358j:plainナバスの怪我で、スタメン起用が続いている彼だが、マドリー戦ではヴィニシウスを失点シーン以外は完全に抑え込み、実力の高さを見せた。ナバスのような明確な特徴はないが、バランスの良いラテラルとして存在感を示しているモンティエルがこの試合で相手するのはおそらくダンジュマ。ヴィニシウスに負けずも劣らないリーガ屈指のドリブラーである彼に対して、モンティエルがどんなプレーを見せてくれるのか、完全フル稼働状態なだけに勤続疲労は心配だが、彼がダンジュマを抑えきることができれば、セビージャの勝利は大きく近づくだろう。


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 一方 アウェイ ビジャレアルの15節はホームでバルサに1-3で敗戦。エメリとチャビの駆け引きが見られた試合は、チャビの仕掛けてきたプランに上手く解を出したエメリがこの監督間の駆け引きでは勝利しながらも、得点を決められずにいるうちに盛り返され、結果的には2点差を付けられてのホームでの敗北という結果になってしまった。ジェラールの不在、パコ、ディアという純粋なストライカーがエメリの信頼を得られないという状況の中で、さらに前の位置に入り、素晴らしく効果的なプレーをしているトリゲロスも、やはり本職ではないだけにゴールは決めきれず、決定力に難のあるダンジュマもチャンスは作りながらもゴールは遠い。チャンスシーンは多いだけに何かのきっかけに、得点の波に乗れさえすれば、12位と低迷中の順位は一気に上がるはずだが、問題はどのようにその得点の波に乗るか。そんな中で個人的に注目したいのは、この試合出番があるかは微妙かもしれないが、やはりディア

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スダット・ランスから今夏新たなストライカーとして獲得された彼だが、ここまでわずか1Gと期待に応える活躍はできていない。しかし、得点以外の場面では高いインテリジェンスを見せ、良い動き出しや、キープ、足元でのかかわりなどで攻撃を循環させており、得点以外はビジャレアルにとって理想的なストライカー像を見せている。だからこそ求めたいのはゴールという結果。彼がストライカーとして君臨し、ダンジュマ、ピノらと良い関係さえ築ければ、ジェラールなしでも十分やっていけるはず。リーグ1といっても過言ではないセビージャDF相手にこのセネガル人FWがどんなプレーを見せるのか。注目したい。


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3、バルセロナvsベティス

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ホーム バルセロナの15節はセラミカでビジャレアルに3-1で勝利。この試合も内容的にはかなり苦しい展開にはなっていたが、これまでチャビ就任以来3戦無敗、リーガでは連勝と、今一番重要な勝ち点3を拾っていくことはできている。ビジャレアル戦では守備時に、右ラテラル=エリガルが相手のSH=モイに対してマンマーク気味につき、ラテラル=ペドラサの上がりに対してはエストレーモ=アブデが責任をもって対応する形を構成したが、それをエメリに逆手に取られ、空くパウからの供給、そして守アブデvs攻ペドラサでの質的優位を生かし、結果的にバルサの右サイドから押し込まれる展開になってしまった。これに対してはビジャレアルの決定力不足、そしてアラウホ個人の守備能力でなんとか抑えきったが、左サイドの攻撃の形としては似たような形をとるベティス相手にチャビがビジャレアル戦の反省を生かし、どのように守備を構築していくかには注目したい。注目はアラウホ

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圧倒的な個人能力で、ダンジュマを完封した彼が今節マッチアップするのはおそらく15節のピックアッププレーヤーにも選出した今絶好調のファンミ。ダンジュマとは異なり、フリーランからの得点を狙う彼に対して、アラウホがどれだけ圧倒的な存在感を見せることができるのか。世界最高峰のCBに名乗りをあげようとしている彼のパフォーマンスに期待しながら、見ていきたい。


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 一方、アウェイ ベティスの15節は何度か触れているようにファンミのハットトリックでレバンテに逆転勝ち。これで代表ウィークの中断以降、ELも合わせて3連勝となっており、中断前の悪い流れは完全に吹き飛ばした良い状況で、カンプノウに乗り込むことができることとなった。ただチームにとって非常に痛手となるのはこの試合、エース フェキルがサスペンションで出場できないこと。良くも悪くもチームに非常に大きい影響を与えていた彼の不在は構造自体の変化を生じさせるもので、その変化が、このボールを握られる時間も増えるであろうこのバルサ戦で吉と出るか、凶と出るかがこの試合のベティスの命運を左右するはずだ。注目はカナレス

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 チームにおいて組み立て、崩し、フィニッシュと様々な場面で顔を出し、攻撃を牽引している彼だが、普段はあくまでフェキルに次ぐ2番手の立ち位置。ただ、フェキル不在のこの試合では王様としてトップ下の位置に入ることが予想され、ここで彼がどのようなプレーを見せられるかが一つ鍵になってくる。当ブログでも何度も触れているフェキル、カナレス共存問題。この問題解決のためペジェグリーニに新たなプランを抱かせるようなパフォーマンスを見せたいところだ。


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4、アトレティコvsマジョルカ

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 ホーム アトレティコの15節はカディス相手に後半4発を叩き込み快勝。ミラン戦での敗戦によって流れていた嫌な雰囲気がこの試合で少し改善されたのはレマルのゴール後に見せたシメオネの表情からも察することができる。そして迎えるこのマジョルカ戦。格下相手にしっかりと勝ち点3を挙げ、ミッドウィークのポルト、そしてマドリー、セビージャと続くこの3連戦へ勢いをつけたいところだ。この試合の注目はクーニャ

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今夏加入したブラジル代表ストライカーはスアレスの存在、そしてグリーズマンの獲得などによって、ここまで出場時間としてはわずかな時間に留まりながらも、その時間でインパクト、そして前節は結果も残した。今節はコレア、グリーズマンと並んでのスタメン起用が予想されており、カディス戦でもよいコンビネーションを見せたこの3人の辛味には注目。スアレスが年齢もあり、なかなかパフォーマンスが安定しなくなってきた中、クーニャが新たなストライカーとしてその地位を確立させることができるのか。クーニャにとってもチームにとっても、プレーの質はもちろんながら、何より結果が求められる1戦だ。


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 アウェイ マジョルカの15節はヘタフェ相手にスコアレスドロー。これで7試合連続勝ちなし。引き分けが多いだけに深刻さは中々ピックアップされていないが、深い沼に両足がつく寸前といっていいくらい良くない流れから抜け出せずにいる。順位も開幕直後からはかなり落下し、今や14位。まだ15節時点とは言え、当初の予定通り残留争いに巻き込まれそうな位置取りとなっている。そんな苦しい状況において救世主としてのプレーを期待したいのが、ようやくピッチに帰ってきた久保建英

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約2か月ぶりの復帰となったヘタフェ戦での約25分間を見る限り、ケガを引きずっている印象はなく、時間的な制限はあるのかもしれないが、十分この試合から戦力としてカウントすることはできそうだ。前マジョルカ所属時はこのワンダ・メトロポリターノでのアトレティコ戦で2人を抜き、話題を生んだが、今季の彼に求めたいのはそのインパクトよりも具体的な結果。来年でマドリーとの契約が残り2年となり、去就云々という話が出てくるであろう中(残り契約1年をきると、いざ放出となった際に、他クラブから足元を見られた交渉をされるので、残り2年のタイミングで契約延長交渉が行われる場合が多いため) 彼がマジョルカの圧倒的な中心として数字で自らの存在価値とポテンシャルをペレスにそしてアンチェロッティにアピールすることができるか。ウーデゴールでもハキミでも勝ち取れなかったローンバックからのマドリー残留という高い高い目標へ、改めて久保建英の挑戦が始まる。


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5、レアル・ソシエダvsレアル・マドリー

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 ホーム ラ・レアルは前節エスパニョールのホームRCDEに乗り込むものの、1-0で敗戦。かなり微妙なゴール取消を筆頭にマテウ・ラオスに翻弄された感は否めないが、それを抜きにしても、ELで負傷し離脱となったメリーノ、シルバの穴は埋めきれなかった印象だ。これでELに続いての敗戦となり、今季初の公式戦連敗。ミッドウィークのコパでこの連敗は切ったが、まだ悪い流れは続いているといっていいだろう。今後、マドリー、PSVベティスビジャレアルと強豪との試合が続くだけに、この試合マドリー相手とはいえこの悪い流れを変えるような試合にしたいところだ。注目はヤヌザイ

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 主力が次々に離脱していく厳しい台所事情の中で、存在感を増してきているのがヤヌザイ。若くから将来を期待された逸材が、ここ数試合では全盛期のプレーを取り戻し、圧倒的なテクニックによって試合の支配者となっている。エスパニョール戦でも彼一人の力で守備陣を崩すシーンは何度も見られ、マドリー相手に彼がどのようなプレーを見せられるかは注目だ。


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 一方 アウェイ マドリーの15節はセビージャに勝利。内容的にはどちらかというと押し込まれる時間が長かったものの、相手のミス、そして一瞬のスキを突いて、2点を取り勝利。ミッドウィークに行われた延期分のアトレティック戦でもしっかりと1点をもぎ取り勝ちきり、気づけば勝ち点は36まで到達。2位アトレティコとの差は、1試合アトレティコが少ないとはいえ、既に7と徐々に優勝に向けた体制を整えつつある。開幕当初課題となっていた守備陣もミリトンの覚醒、そして圧倒的なパフォーマンスを見せるクルトワの奮戦もあり、複数失点は10/3のエスパニョール戦以来なしと、盤石ともいえるほどに改善した。そんなマドリーだが、今後は16節にラ・レアル、17節にマドリードダービーと難敵との連戦を迎える。ただ逆に言えば、この連戦で連勝することができさえすれば、一気に首位独走街道へという道も見えてくるということ。まずはしっかりとラ・レアルに勝利し、マドリードダービーに向けて勢いをつけたいところだ。注目はヴィニシウス。

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 セビージャ戦ではモンティエルとクンデの前にほぼほぼ完封されていながら、最後の最後に唯一といっても良いチャンスを生かし切り、スーペルゴラッソを挙げた。90分間試合から消えていながらも、一瞬のチャンスを生かし、チームを勝利に導く姿は、すっかりマドリーのエースそのもの。彼がこのシーズンどこまで成長を果たし、結果を残すのか。マドリーが再び、世界一の座に返り咲くためにも彼の活躍に期待したい。


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ラ・リーガ15節プレビューpart2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いいたします!

 この記事ではラ・リーガ15節の中から、日曜および月曜開催の5試合についてのプレビューを書いていきます。14節の振り返り、また金曜、土曜開催の5試合についてはPart1の方で触れておりますので、ぜひそちらもアーカイブ視聴等々とご一緒に見ていただけたら幸いです。

 

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2、ラ・リーガ15節プレビュー

6、ベティスvsレバンテ

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 ホーム ベティスは前節エルチェに完勝。3連敗、しかも全てが複数失点&無得点という悪い流れを、代表ウィーク明け最初の試合で一度切ることができたのは大きい。更にミッドウィークのELではフェレンツヴァローシュに○○○○。そんな中迎える最下位レバンテとの1戦。確実にホームの地で勝ち点3を挙げ、5位の座のキープ、はたまたCL圏内へというところにつなげていきたい。そんな試合、注目はファンミ。若くから才能を期待されていながら、いまいち伸び悩んでしまった感のある彼だが、今季はここまで1試合の平均出場時間53分と限られた時間の中で、既に5Gと大きな存在感を示している。ロドリやフェキルが右で作ったボールに左からファンミがダイアゴナルランで裏を取り決めるというのは今のベティスの得点パターンの1つとなっており、守備に不安のあるレバンテ相手であれば、このようなシーンは間違いなく作れるはず。今後年末にかけて再び厳しくなる日程の前に、しっかりと勝ち点3を積みあげ、この流れを維持したい。


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 前節、アトレティック相手に攻勢に振舞うものの1点が遠く、ホームでスコアレスドロー。今季未勝利は未だに続いており、ヘタフェがカディスに勝利したことでとうとう最下位の座に転落してしまった。ただ内容を見ると、カンパーニャ、バルディという2人の司令塔の復帰と同時に、今までと比べて、遥かに良いフットボールを展開できるようになっており、勝利もそう遠い目標であるとは感じさせない試合はできている。そんな中注目は、ルベン・ヴェーゾ。今季もここまでリーグワーストの25失点と相変わらず守備に問題を抱えるチームにおいて、ハビエル・ペレイラ就任以来DFリーダーとしてのポジションを任せられるようになってきた彼。その甲斐もあってか前節はイニャキのラインブレイクに対し、何とか対応しきることに成功し、クリーンシートに貢献した。この試合でも、ウィリアン・ジョゼに加え、フェキル、ロドリといったタレントがマッチアップ相手となることは容易に予想され、そんな中でヴェーゾがどのようなパフォーマンスができるかはチームの命運を大きく左右する。強力ベティス攻撃陣を完封し、今季初の勝利を挙げることができるか、注目の1戦だ。


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7、エスパニョールvsレアル・ソシエダ

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 ホーム エスパニョールは前節カンプ・ノウで行われたバルセロナダービーに0-1で惜敗。RDTのシュートが二度ポストに阻まれたシーンや、ディマタの決定的なチャンスの場面など、同点あるいは逆転まで持っていけるだけの展開になっただけに、勝ち点0に終わってしまったのは悔しさは残るだろうが、カンプ・ノウでこれだけやれたという事実はエスパニョールの自信を更に膨らませるはずだ。ただ今節の相手もまたもや強敵ラ・レアル。厳しい試合になることが予想されるが、そんな中でエスパニョールにとってポジティブな情報が今季のホーム戦での戦績の良さ。ここまで4勝2分1敗と好成績を上げており、その1敗もアトレティコ相手にアディショナルタイムに逆転を食らった試合と、ここまでホームではマドリー戦の勝利を筆頭に良い内容を良い結果につなげる理想的な流れが実現できている。そんな中迎える、この試合キーマンはヤンヘル・エレーラ。今季グラナダから加入して以来負傷離脱が長かった、彼だが復帰以降は徐々に信頼を勝ち取り、ここ最近ではスタメンの機会も増えてきている。フィジカルを生かしたボールキープと奪取力、そして展開力を備えた彼は万能型かつ非常にレベルの高いミッドフィルダー。中盤を支配されることが予想されるこの試合、彼がメリーノやシルバ相手にどのようなパフォーマンスを見せれるかは、この試合のエスパニョールにとっては非常に重要なものとなるはずだ。


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 一方アウェイのラ・レアルは前節バレンシア相手にスコアレスドロー。荒れ試合となってしまったこの試合では守備の要エルストンドが退場。その後の振舞いも含め2試合の出場停止が濃厚視されている。更にはミッドウィーク 天王山となったモナコ戦で敗北を喫し、1試合を残して2位PSVと勝ち点差2の3位とかなり難しい状況に追い込まれてしまった。このように良くない流れが続いている中アウェイに乗り込むこの1戦。何としても勝ち点3が欲しい試合となる。注目はル・ノルマン。エルストンドの退場により、パチェコ(スベルディアが負傷離脱から戻ってくればスベルディアだろうが)の抜擢が濃厚な相方CB。今季ここまでル・ノルマンは10月の月間MVPに輝くなど、好パフォーマンスを見せているが、ラ・レアルのDFリーダーはエルストンドであり、ここまでの出来はエルストンドあってのものといいう捉え方もできる。彼が本当の意味で成長を果たし、オトラもしくはリーガトップクラスのといえるようになったのか進化の問われる1戦だ。


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8、カディスvsアトレティコ

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 ホーム カディスは前節ヘタフェに4-0で完敗。ほとんど良いシーンを作れず、クロス攻撃からこぼれ球を拾っての2次、3次攻撃に対応しきれず、大敗を喫してしまった。442のバスを置くようなブロック守備が特徴のカディスだが、今季の失点数は23とリーグワースト1位の出来。フォーメーションや人選もなかなか定まらず、難しい状況が続いている。そんな中迎えるアトレティコ戦。アトレティコがいくら不調とはいえ、厳しい戦いになることは間違いないだろう。この試合の注目選手はハロヤン。アルメ二ア代表の彼は昨年、紛争を原因に軍隊に動員されるなどかなりの苦労人であったが、今夏カディスに加入して以来、崩壊する守備陣において孤軍奮闘し、いつの間にかDFリーダーに。スピードや高さ等明確な武器があるわけではないが、高い集中力とポジショニングの良さで最後の壁となれるプレーヤーだ。この試合ではスアレスグリーズマン、コレアらといったリーグ屈指のアタッカー陣との対峙が予想され、難しい対応を迫られるシーンは大きくなるだろうが、そんな中で彼がどのようなプレーを見せられるかは注目だ。残留圏を維持するためにも、なんとか勝ち点をもぎ取りたい1戦だ。


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 一方のアトレティコは前節オサスナ相手に終盤、フェリペがセットプレーから沈め何とか勝利。3試合ぶりの勝利で勢いに乗るかと思われたが、ミッドウィークのミラン戦をホームで落とし、CLグループリーグ突破に黄信号が点る形になってしまった。問題は構造の作りこみの足りなさ。選手によってコロコロとフォーメーションを変えていることからもわかるように今のアトレティコには特に攻撃面での明確な構造がなく、選手の能力に頼ったパターン攻撃のみが武器となっている状況。これはやはりチョロの限界というべきなのだろうか。4シーズンほど前から限界説が囁かれながら、信頼とそして昨季挙げた優勝という成績で相変わらず絶対的な地位を築いているシメオネだが、ペップやトゥヘル、クロップといった欧州トップの監督と比べるとどうしても後れを取ってしまうのは否定しきれない現実だ。ここを隠しながら、選手の能力と限られた形で行けるところまで行くのか、それとも抜本的な改革を行うのか。ある意味今一番大っきな決断を迫られているのがアトレティコなのかもしれない。そんなことを念頭に置きながら、痛恨の敗戦の後、シメオネがどう立て直してくるのか注目したい。


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9、レアル・マドリーvsセビージャ

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 ホーム マドリーは前節グラナダに大勝。グラナダの出来が良くなかったとはいえさすがの強さを見せつけた。更にミッドウィークではホームで不覚を取ったシェリフ相手にしっかりリベンジを果たし、リーガ勢で唯一5節段階でのグループリーグ突破を確定させるなどアンチェロッティの下、さすがの強さを見せている。リーガでも現在1試合消化の少ない中で首位。得点数の32はリーグ最多で2番目に多いチームと比べても、10以上の差と圧倒的な力を見せつけている。そんな中迎えるセビージャ戦。本来間違いなく難しい試合になるはずの相手だが、セビージャは半数以上の主力が出場困難であり、この後アトレティック、ラ・レアル、インテルアトレティコという難敵との連戦が控えることを考えても、この試合、内容の伴った勝利はmustといえるだろう。注目はカゼミロ。前述のとおり、今節は主力の大多数が不在のセビージャだが、幸か不幸か中盤だけはしっかりとメンバーが揃えられそうで、中盤での攻防はこの試合の大きな注目点になる。今季はパスミス等のロストが目立ち、いまいち調子に乗り切れていない印象のカゼミロだが、要所要所での攻め上がりやフィルターとしてのパフォーマンスはさすがのものがある。厄介な相手とのマッチアップになるであろうこの試合、カゼミロが試合全体を通してどのようなパフォーマンスを見せることができるのか、注目したい。


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 一方 アウェイのセビージャは前節アラベス相手に痛恨のドロー。とはいえ展開的には90分にようやくラキティッチのゴールで追いついた形で、何とか拾った勝ち点1という表現の方が適切かもしれない。その一方、ミッドウィークのヴォルフスブルク戦では見事な内容で勝利。スソ、ラメラの離脱によるオカンポスの右起用が怪我の功名のような形でハマり、クンデは圧巻の空中戦を含めた対応力を見せた。しかし、満を持して迎えたマドリーとの試合。クンデ、ジエゴ・カルロス、オカンポスが負傷し、起用不可orベストコンディションではない状態に。元々の、ナバス、エン=ネシリ、スソ、ラメラらと合わせ、主力の大多数が不在という厳しい状況でこの試合に挑むことになってしまった。そんな中迎えるこの試合、注目はムニル。開幕から中々出場機会がなかった彼だが、中盤に差し掛かるあたりで出番が増えだし、好パフォーマンスを見せている。右か左か、どちらで起用されるかは不透明だが、オカンポスやスソ、ラメラの不在からスタメン起用が確定視されている彼がどのようなプレーを見せられるかが、この試合セビージャに希望を持たせることができるかに大きく関わるだろう。


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10、オサスナvsエルチェ

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 ホーム オサスナは前節アトレティコ相手に奮闘したが、セットプレーからの1点に沈みこれで3連敗。順位も9位まで落ち込むことになってしまった。マドリー、セビージャ、ラ・レアル、アトレティコと続いた4連戦は1分3敗と悔しい結果にはなったが、オサスナの本来の目標はあくまで残留であり、このエルチェ戦で悪い流れを断ち切り、こもう一度立て直すきっかけの試合としたいところだ。注目はモンカジョラ。ルーカス・トロが出場停止となるこの試合、特に中盤での強度という部分でモンカジョラにかかる期待は大きい。ピボーテかインテリオールかどちらでの起用になるかは分からないが、エルチェの中盤陣も粒ぞろいなだけに、その中でモンカジョラがどれだけの存在感を発揮できるかは、彼個人の実力を図る意味でも注目だ。幸い直近5戦vsエルチェでは負けがなく相性としてはいいデータが出ている1戦。良い内容で勝利を挙げ、仕切り直しとなる1戦にしたい。


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 一方 アウェイのエルチェは前節ベティスにいいところ無く3点を取られ、後半の攻勢も点にはつながらず敗戦。6試合勝ちなし、順位もとうとう18位と降格圏に入ってきてしまったタイミングでクラブはエスクリバ監督の解任を決断。フットボールの質としては良いものを見せており、結果さえついてくればという試合が続いていただけに解任は残念だが、クラブとして我慢の限界になるのは致し方ないだろう。後任はまだ決まっておらず、この試合でも形が大きく変わることはないと思われる。選手の質はある程度ではあるが高いものがあり、特徴を持った選手の中にシーズン2桁を期待できる絶対的ストライカーもいる、と浮上に必要な条件はそろっているように見える。この試合の注目はGKのポジション。エスクリバの下ではバディアが信頼を失い、昨季はガッサニーガ、今季はカシージャが使われていたが、この監督交代によってバディアにも可能性が出てきた。昨季前半の彼のパフォーマンスは目を見張るものがあり、守護神の座を勝ち取るだけの能力は十分に兼ね備えているだけに、この試合どちらがスタメン起用されるかは注目だ。監督交代ブーストを発揮し、6試合ぶりの勝利を挙げられるか。エスクリバの解任をネガティブな印象にさせないためにも、この試合なんとしても勝ち点3が欲しい試合だ。


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ラ・リーガ15節プレビューpart1

1、前段

 皆さんこんにちは!よろしくお願いします!

 今回も14節およびCLの振り返りを軽くした後に、15節の金曜、土曜開催の5試合のプレビューに向かう形にさせていただきます。いつもながら、個人の主観が強く入っている点、間違った点等あるかもしれませんが、ご了承いただければ幸いです。

2、ラ・リーガ14節振り返り&CL、ELグループリーグ第5節振り返り

 まずリーガ14節。最大の注目試合となったバルセロナダービーはバルサがPKからの1点で辛勝。チャビ初陣は収穫も課題も多く見られる1戦となった。マドリーはグラナダを圧倒し、1-4で勝利。アトレティコオサスナ相手に終盤フェリペのゴールを守り切りウノゼロで勝利。セビージャはアラベスにドロー。他にも、レバンテvsアトレティック、セルタvsビジャレアル、ラ・レアルvsバレンシアはすべて引き分け。ヘタフェはカディスに4発快勝。ベティスはエルチェに快勝。ラージョはマジョルカに快勝という結果となった。いつも通り今節ベストイレブン及びそのサブメンバーに関してはこの章の最後に画像のほうで貼ることにする。

 ミッドウィークのCLではビジャレアルがセラミカでユナイテッドに0-2で敗北。運命の1戦に臨んだバルサベンフィカに勝ちきれず、非常に厳しい状況に。窮地のセビージャはヴォルフスブルクに2-0と完勝。これまた勝ちの欲しいアトレティコはワンダでミランに痛恨の敗戦。最終節のポルト戦が運命の1戦となることになった。そんな中唯一、マドリーはホームで不覚を取ったシェリフに勝利し、リーガ勢で唯一の突破確定を果たした。ELの方ではベティスがフェレンツヴァローシュに2-0で勝利。突破に大きく近づいた一方で、ラ・レアルは天王山となったモナコ戦で敗戦し、最終節に突破の望みを懸けることに。

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3、ラリーガ15節プレビュー

1、アトレティックvsグラナダ

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 ホーム アトレティックは前節レバンテ相手にスコアレスドロー。得意のハイプレスが空転され、相手に中盤を支配される厳しい展開となったが、自慢のDF陣の活躍もあり何とか敵地で勝ち点1を持ち帰ることに成功した。とはいえ直近4戦勝ちなしという現状はヨーロッパ圏内を狙うのであればやはり物足りない成績。そしてその原因となっているのが圧倒的な得点力不足。失点の8という成績はリーグ1位である一方で得点11というのはリーグワースト3位タイ(1位の10得点がヘタフェ、アラベスで2チームあるため)。現在8位にいるチームの数字としては到底満足できるものではない。イニャキは相変わらず決定力はイマイチ。サンセット、ムニアインはチャンスメーカーとしての性質が強く、昨季チームトップの8点を決めたベレンゲルはまさかの大スランプ、ここで期待したい、というかそろそろ台頭してもらわないと困るはずのビジャリブレも怪我を再発と、とにかく得点を担保してくれるアタッカーが不在なのだ。ということもあり、この試合の注目はセラーノとニコ・ウィリアムスの2人。彼らに関しては2人とも純粋なストライカーではなく、それどころかリーガ初ゴールすらまだだが、この状況であれば、ポテンシャルは十分の2人のカンテラーノの奮闘に期待せざるを得ない。守備陣に不安を抱えるグラナダ相手に初ゴールを決め、これからチームの得点力不足改善に貢献してくれるようなアタッカーになることを期待したい。


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 一方 アウェイのグラナダは前節マドリーに1-4で完敗。獲得した1点もスアレスのミドルがナチョにディフレクトしたことで入ったものであり、90分を通してほとんどいいところのないまま終わってしまった印象だ。442のブロックもどこをプレスのスタート位置にするのかが傍目からは見えて来ず、ロベルト・モレノの落とし込みの部分に懸念を感じざるを得ない。現在17位のグラナダ、今節エルチェがエスクリバを解任したことで、グラナダより順位の低い3チーム(エルチェ、ヘタフェ、レバンテ)は全て監督交代を行なったことになり、この状況が続くようだとロベルト・モレノの首に関しても長くはないはずだ。そんな中、何とか光明を見出したいこの1戦。注目はモントーロ。絶対的チームの中心となっていたミジャが負傷離脱したことで前節のマドリー戦では中盤が散々の出来。終いにはモンチュが危険なタックルで退場を食らうという何とも厳しい、ものになってしまった。アトレティックを相手に迎えるこの試合、彼らの強度の高いプレッシングに対抗するためには中盤で互角以上の攻防を繰り広げる必要があり、ミジャ、モンチュが不在のこの試合そのタスクを果たせるのは、モントーロだけだ。彼を中心に何とかアトレティックのハイプレスを搔い潜り、スアレス、ロチーナ、モリーナといった前線のタレントに良い形でボールを供給することができれば、サン・マメスの地でも希望の持てる試合は展開できるはずだ。


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2、アラベスvsセルタ

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 ホーム アラベスは前節セビージャ相手にアウェイで2-2の引き分け。アディショナルタイムの同点弾を食らうという悔しい結果になったが、セビージャ相手に互角以上の戦いぶりを見せ、ピスファンで勝ち点1を拾ったのは大きい収穫といっていいだろう。これで5試合負けなしとなり、順位も14位まで上昇。チーム全体として非常に良い流れができている。そんな中迎える15位セルタとの対決。ホームで勝ち点3を挙げ、残留争いからできる限り離れておきたい。この試合の注目はホセル。開幕前のセビージャへの移籍報道などもあり、中々開幕以来パッとしないプレーが多く見られた彼だったか、チームの復調とともに調子を上げ、気づけば得点ランク5位となる6得点をすでに挙げている。在籍3シーズン目となる今シーズンも彼の活躍はアラベスにとって生命線といえるもの。ここ2シーズン連続で記録している11Gの壁を越え、チームを一つでも上の順位にする活躍に期待したい。


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 一方 アウェイ セルタは前節ビジャレアル相手に1vs1のドローとなった。ラージョ、バルサビジャレアルと難しい相手との3連戦を3分という成績で乗り越えたセルタ。この3分という結果を良いものにするか、残念なものにしてしまうかはこの試合の結果によって決まるといっても過言ではないだろう。ここまで3試合連続勝利中と近年は相性のいい相手となっているアラベスを叩き、出遅れ分を取り戻すスタートの試合としたいところだ。この試合、注目はガリャルド。段々とチームにフィットしながら出場時間を伸ばしているブラジル人の彼は、前節も後半頭から起用されると、アスパスやブライスと良い関係を築きチームを活性化することに成功。自分の良さも見せながら、ポストワークやフリーランでタレント豊富な1、5列目を生かすことで、少しずつ存在感を強めている。ミナとアスパスの2トップという形は固定化されているため、この試合での先発起用はおそらくないだろうが、途中出場から流れを変える活躍に期待したいところだ。


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3、バレンシアvsラージョ

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 ホーム バレンシアは前節ラ・レアル相手にスコアレスドロー。最終的にはかなり荒れてしまった後味の悪い試合とはなったが、ギジャモン不在の中、アノエタの地で1ポイントを持ち帰れたことは非常に大きな収穫といえるだろう。そして迎える今節はこれまた強敵のラージョ。上位5連戦の最終戦となる。ただポジティブな要素としては2つ。1つ目がホームの成績の良さ。ここまで開幕以来メスタージャでは3勝3分1敗と好成績をあげている。そして2つ目がトレホの不在。ラージョのトップ下を務め、ライン間での引き出しからのチャンスメイク、ピボーテを消しながらのプレッシングなどに長所を持つ彼の存在はバレンシアにとって相性の悪い選手ともいえたが、この試合はサスペンションの影響で欠場することとなった。このようにバレンシアにとっての好材料も多く、調子も上向きつつある今、勝ち点3をメスタージャで獲得したいところだ。そんな中で迎えるこの試合、注目はマキシ。ケガで離脱していた彼が前節、マジョルカ戦以来、4節ぶりに復帰。南米予選の影響もあってか23分のにはとどまったものの久しぶりの出場を果たした。これにより注目されるのがマキシをどう使うか。マキシ離脱以来フォーメーションを442から4123に切り替え、ゲデスを前に置くことで調子を取り戻しつつあったバレンシア。ボルダラスがマキシの復帰を受けて、これを動かすのか、それともマキシをベンチに置くのか。そんな点に注目してスタメン発表を待ちたい。


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 一方 アウェイ ラージョは前節マジョルカに3-1で快勝し、6位の座をキープ。決して一時の勢いによる結果ではないことを証明するような、質の高いフットボールを個々のストロングポイントを生かしながら、展開しており昨季は順位で下回った相手を完膚なきまでに叩き潰した。ただ、地味にアウェイ戦はいずれも接戦での惜敗ではあるが3連敗という結果となっている。更にはバレンシア側の時にも触れたが、この試合はアシストランクリーグ1位タイのトレホがサスペンションで欠場。代わりに入ると思われるウナイ・ロペスも間違えなく良い選手だが、やはりチームの心臓ともいえる彼の不在は痛い。このようにネガティブな要素も多い、この試合だが、メスタージャの地で勝ち点3を持ち帰ることができれば、それは非常に大きな更なる自信となり、欧州カップ圏というのも夢ではなくより現実味を持った目標となってくるはず。そんなこの試合、注目はバリウ。ラ・マシア育ちのこの右ラテラルは前のイシと良い関係を築き、攻撃面では大きな貢献を見せている一方、守備面ではPK献上の回数がリーグトップと、対人の対応に不安を抱えている。そしてこの試合マッチアップする可能性が高いのは、ゲデス。彼相手に守備面でバリウがどこまで、対応できるのか、更には逆に高い位置を取り、ゲデスを低い位置に押し込むことができるのか。このマッチアップが試合全体に大きな影響をもたらすことは間違いない。


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4、マジョルカvsヘタフェ

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 ホーム マジョルカは前節ラージョに1-3で完敗。最後アンヘルとアブドンのショートカウンターで1点を返しはしたものの、全体的にはほぼいいところを作れずに終わってしまった。先程、セルタのところでもふれたが、連続引き分けが切れるタイミングで勝つか、負けるかはチームにとって、それまでの引き分けがポジティブなものになるか、ネガティブなものになるかが変わる非常に重要なもの。4分の次というこの大事な1戦を完敗という結果で終えてしまったマジョルカはこれで6試合勝ちなしとなり、非常に良くない流れとなっている。そんな中迎えるこの試合、相手は自分たちより下の順位ながら、調子を上げつつあるヘタフェ。悪い流れを切るため、そしてできるだけ残留争いに巻き込まれない位置をキープするため、この試合はアウェイながら勝ち点3を求めたい試合となる。注目はイ ガンイン。この試合にも復帰の可能性があると報じられている久保の復帰によって今までチームの王様としての立ち位置を得ていたイ ガンインの立場は多少なりとも大きく変わるはず。そしてこの久保離脱期間、イガンインの挙げた成績は1G1Aのみと非常に物足りない数字になっていることを考えても、彼の立場は危ういものがある。王様でいられる最後の試合となる可能性の高いこの試合。チームを7試合ぶりの勝利に導く勝利を挙げ、自分の存在意義を示せるか。注目したい。


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 アウェイ ヘタフェは前節、カディス相手に4-0で快勝。サイドを広く使い、そこからオリベラ、ダミアン・スアレスのクロスにFWが飛び込んでいくという形がこの試合ではハマり、クロスからのチャンスシーンが多くみられた。これで直近5戦は2勝1分2敗のイーブンの形となり、順位も最下位を脱出することに成功。勝ち点差3の16位カディスとの直接対決となるこの試合、勝利することで好調の維持、そして降格圏脱出を狙いたい1戦となる。注目はアランバリ。532への変更以来、ピボーテの位置に入ることが多くなっている彼だが、状況に応じて前線まで飛び出たり、高い位置でセカンドボールを回収するなど、自らの長所を生かしたプレーでクロス主体の攻撃を単発のものに終わらせない働きをしている。ババやガラレタといったハードワークできる中盤と対峙する個の試合、彼のセカンドボール回収という特徴が大きなカギになるはず。勝ちの欲しいこの試合、中盤を制し、優位に試合を進めたい。


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5、ビジャレアルvsバルセロナ

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 ホーム ビジャレアルは前節セルタに勝ちきれず、1-1のドロー。順位は12位と相変わらず波に乗り切れない状況が続いている。そしてミッドウィークのCLグループリーグ第5節ホームでのユナイテッド戦では終盤に2点を献上し0-2で敗戦。アタランタがヤングボーイズに引き分けたため、突破圏内は維持できたものの、最終節はアウェイでの直接対決と厳しい状況に追い込まれることとなった。このようにリーガ、CL共に難しい立場になっているチームだが、これからの日程はこの状況に追い打ちをかけるようなもの。バルサ、コパを挟んでセビージャ、アタランタ、ラージョ、ラ・レアルの5連戦という極めて厳しい試合が続くこととなる。エース ジェラールが12月中に帰ってくるとは言え、クリスマス休暇まで厳しい状況は回避できないだろう。そんな5連戦の初戦となるvsバルサ。注目はトリゲロス。ジェラールのいない今、コクランが台頭してきたとはいえやはりライン間で決定的な仕事ができるのは彼を抜いて他にない。ブスケツを筆頭にタレントが揃い、高い完成度を誇るバルサの中盤相手に、ビジャレアルの中盤がどこまで対抗できるか。それにはトリゲロスのライン間での動きは間違いなくキーポイントになるはずだ。ホームの声援を生かし、チャビに初黒星を付けることでこれからの連戦に向けて勢いを付けたい試合だ。


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 一方 アウェイ バルセロナは前節のバルセロナダービーでは序盤こそ良い形は見せたが、得点は疑惑ともいえる判定からのメンフィスのPK1本に留まり、終盤にはRDTやディマタに決定的なチャンスを3回以上は与えるなど、快勝とは程遠い内容となった。ミッドウィークのベンフィカ戦でも得点を取り切れずスコアレスドロー。2位の座はキープしたが、次節はバイエルン戦。そして勝ち点差2で3位につけるベンフィカの相手がディナモ・キエフであることを考えても、難しい状況になったと言わざるを得ない。チャビ就任によってブーストが起きるかともいわれていたが、ここまではその段階にまでは達していない。時間がかかることは当然だが、チームの目標と現状を照らし合わせると、そろそろ良い波に乗りたいところだ。そんな中迎えるこの試合、注目はアブデ。前節イリアスに代わり、右エストレーモとして45分プレーした彼はエスパニョールの左ラテラル ペドロサと熱い勝負を繰り広げた。縦の推進力に優れた純粋なウインガ―である彼の存在はWGに幅を取らせるバルサにとって重要であり、デンべレのいない今、彼にかかる期待は大きい。この試合でマッチアップするだろうエストゥピニャンもペドロサ同様、身体能力に特徴があるタイプで、このマッチアップは見ごたえのあるものになるはずだ。アウェイの地で強敵ビジャレアルを倒し、勢いに乗りたいバルセロナ。得点力という課題を解消し、勝ち点3を持ち帰ることができるのか、注目したい。


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ラ・リーガ 14節プレビュー Part2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事ではラ・リーガ14節の中から現地日曜、月曜開催の5試合について取り上げたいと思います。Part1の方で、金曜、土曜開催の5試合については触れていますので、ぜひそちらをご覧になってから、こちらのPart2を見ていただけると嬉しいです。

では早速プレビューに行ってみましょう!

2、ラ・リーガ14節プレビュー

6、ヘタフェvsカディス

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 ホーム ヘタフェは前節ビジャレアルに敗戦。エスパニョール戦に続く連勝とはならず、依然最下位となっている。ただキケ就任以来1勝2分2敗と結果としては悪いものではなく、今後の浮上に希望は残る結果は出ている。あとはこれを解任ブーストではなく、しっかりと底力として継続していくことができるか。それを見るうえでもこの1戦は重要な1戦になる。懸念としては代表ウィークで主力が狩り出されたこと。マクシモビッチとミトロビッチはセルビア、ジェネはトーゴ、そしてアランバリとダミアン・スアレスウルグアイにそれぞれ召集された。特に南米勢の2人は出場機会が多くなったとはいえ移動含めたコンディションに不安の残る状態で、この残留争いの直接対決となるこの試合、ベストコンディションで臨めるかは不安が残る。その中で注目はポベダ。キケ就任以来、ウナルの相棒として重用されており、精力的な動きで攻撃の循環に貢献している。トニモヤ同様アトレティコカンテラ出身ということで筆者としても思い出深い選手であり、今後も活躍に期待したい。


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 一方、アウェイのカディスは前節 アトレティックに勝利。ここ3戦負けなしと徐々に調子を上げていった状態でこの中断期間に突入することになった。そしてこの代表ウィークではハロヤンがアルメニア、アルサメンディアがパラグアイ、アカポが赤道ギニア、ヨンソンがデンマーク、アラルコンがチリ、バスティダがU21スペイン、オスマジッチがモンテネグロ、ロサーノがホンジュラスにそれぞれ召集と、多国籍軍な分代表ウィークでの離脱者は多いのは懸念点だ。そんな中、この試合の注目はソブリーノ。ここ最近はネグレドをベンチにおいて、彼とロサーノの2トップを組むことの多いカディス。その中で、ソブリーノはロサーノとは縦関係を作りながら、守備面ではピボーテを消し、攻撃面では中継役となりカウンターの基準点となっている。マルチ性も彼の持ち味であり、試合展開に応じて左やピボーテに入ることも。このように地味な部分での貢献は多い一方、得点力不足のチームにおいてストライカーがこれまで0得点1アシストというのはあまりに寂しい結果。今後チームの上昇のためにも、ソブリーノがより得点に絡む貢献をし、ロサーノのみになっている得点源を分けてあげることが必要だ。


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7、グラナダvsレアル・マドリー

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 ホーム グラナダは前節エスパニョールに完敗。初勝利以来続けてきた4戦負けなしの記録は途絶えることになった。その上で迎えた代表ウィークではアブラムがペルー、マチスベネズエラに召集。グラナダとしてはエース ルイス・スアレスが南米予選に行かなくて済んだことは大きな収穫であり、いわゆるFIFAウイルスの影響は最小限に収められそうだ。ただ、問題なのはそれとはまったく別に怪我人が特に主力中の主力に多くなっていること。中断前に怪我を負った、ドゥアルテ、ミジャの復帰はまだのようで、更にモントーロ、ロチーナの2人が中断中にケガを負い、この試合に間に合うかは微妙という情報が出ている。それぞれモンチュ、プエルタスという代わりの人材はいるものの、ここ最近でこの2人が担っていた役割は大きく、両者ともに不在となれば大きな影響が出ることは避けられない。セーブ率1位を誇っているマクシミアーノを中心とした守備でなんとかマドリー攻撃陣を防ぎ、一瞬のチャンスに望みを託したいところだ。


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 一方、アウェイ マドリーの前節はラージョに競り勝ち2-1という結果に。基本的には圧倒しながらも、クローズのフェーズに入った残り15分には課題が残った。この代表ウィークも相変わらずほとんどの選手が代表の中心として召集されており、ここ1,2年話題になっていたマドリーの選手がラ・ロハにいない問題もカルバハルの招集で今回は回避されることとなった。この代表ウィークの影響としてはミリトン、ヴィニシウスといった攻守の要が南米予選帰りということでコンディションに懸念が残る点。【ベイルの件はもういいでしょう()】ナチョやアセンシオ、ロドリゴといった代表ウィークにしっかりと休養をとれた選手たちの活躍に期待したいところだ。そんな中この試合の注目はクロース。前節インテリオールで先発すると、左落ちからのさすがの展開力はそのままに、普段は中々見ないペナルティエリアまでの飛び出しや被カウンター時の回収などでも良いプレーが見られコンディションの高さを感じるパフォーマンスを見せた。代表引退も発表し、代表明けもベストコンディションで挑めることとなったのもマドリーとしては非常に大きいポイント。フェデを欠き、モドリッチが相変わらず代表含めフル稼働している中、クロースにかかるものは大きい。


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8、エルチェvsベティス

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 ホーム エルチェは前節マジョルカに2vs2のドロー。ボジェの2ゴールで勝ち越すも、90分に同点弾をぶち込まれ、またもや勝ち点3をとり逃す形に。これで5試合勝ちなしとなり、気づけば順位も降格圏の18位。毎回エルチェに関しては言っていることだが、内容と結果が最も見合っていないチームといって問題はないだろう。その中で課題を挙げるとすればやはり得点力不足だろうか。ここまで総得点11というのはリーグワースト3位タイの結果。ケガで離脱期間もあったボジェが4点を取っていることからもわかるように、彼への得点面での依存度は過度に高く、それを減らしてあげることが、これからのポイントになるだろう。期待したいのは2列目の選手たちのゴール。未だパストーレフィデル、ホサン、テテ・モレンテといった選手たちにスコアがついてきていないのはやはり物足りなさが残る部分。彼らがより結果という意味で相手に脅威を与えられるようになれば、ストライカーへのマークも減り良い好循環が生まれるはずだ。ロコがチリ、モヒカがコロンビアとそれぞれ南米予選に召集されたことで、この試合の欠場が予想されるのはチームにとって決して小さくない影響があるが、この中断明けのしかもホームでの勝ち点確保は浮上に向けて欠かせない一戦。選手たちの奮起に期待したい。


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 一方 アウェイのベティスは直近3戦のアトレティコレバークーゼン、そしてデルビ・セビジャーノという強敵との3連戦を、通算失点12、得点0の3連敗という最悪の結果で終えることになってしまった。ここ数シーズン変わらないことだが、やはり選手のタレント力に頼る割合の多い分、不安定さがでてしまうのは大きな不安要素。特に守備に関しては人選、やり方含め再考の余地があるのではないだろうか。代表ウィークではグアルダードがメキシコ、ロドリ、ミランダがスペインU21、ブラボがチリ、カルバーリョポルトガル、ギド、ペッゼラがアルゼンチンにそれぞれ召集。立て直しのタイミングとしたいこのタイミングで主力陣、特にピボーテ陣が不在というのは痛いところだが、その中でペジェグリーニがどのような立て直しを図るのかには注目したい。この試合の注目選手はカナレス。デルビ・セビジャーノでも一人奮闘していた彼だが、相変わらず起用ポジションは定まっておらず、試合によって変わってしまっている状況。その中でもさすがのプレーを見せているのは見事だが、フェキルとの共存を筆頭に数年前から残っている問題が多数あるのも事実。今後彼がどのようなポジションでどのようなタスクを継続的に負うようになるのか。今季もELの枠を目指すためにはそこの仕組みづくりは不可欠だ。


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9、レアル・ソシエダvsバレンシア

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   ホーム ラ・レアルは前節オサスナに勝利。サリーダのところをインテンシティ高く明確な意図を持ったハイプレスで狙われ、ひやひやする展開とはなったが、幸運な形でのメリーノの恩返し弾におまけをつけて勝ち越すのは強さの表れといっても良いだろう。この試合ではとうとうオヤルサバルが復帰。彼以外も含め、ようやくではあるが段々怪我人も減ってきだし、本気で優勝争いに参戦できるだけの実力は、戦力、サッカーの質、勝負どころの強さ、理不尽力、どれをとっても整ってきたといえる。そのためにもホームでポイントを落とすわけにはいかず、この試合でも確実に勝ち点3が欲しいところ。懸念点を挙げるとするなら、やはり代表に召集された選手たちのコンディションであろうか。この代表ウィークではライアンがオーストラリア、メリーノがスペイン、セルロートがノルウェー、イサクがスウェーデン、トゥリエンテス、ロべテなどがスペインU21 に召集。南米組がいないのは幸いだが、それでも彼らのコンディションには不安が残る。故にオヤルサバルやポルトゥ、ヤヌザイといった代表に召集されなかったタレントの奮起は必要不可欠。バレンシアのハイプレスをいつも通りのボール運びで外し、前線のタレントがしっかりと決定的な仕事をすることができれば、強敵バレンシア相手とはいえアノエタで勝ち点3をとることは十分に可能だろう。


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 一方、アウェイ バレンシアは前節アトレティコ相手にウーゴ・ドゥーロの劇的ドブレーテで追いつきなんとか勝ち点1をメスタージャでゲット。直近5試合1勝2分2敗とまだ褒められた成績ではないが、ベティスビジャレアルアトレティコ、ラ・レアルといった相手を含んでいたことを考慮すれば、十分評価に値する成績とみても良いのではなかろうか。ただこの試合はガブリエウをケガ、ギジャモンをサスペンションで欠くことが確定。さらにアルデレーテも南米予選帰りということから守備陣にかなりの不安を残した中での1戦となる。そんな中で注目はラチッチ。昨季、ローンバック後ドブレピボーテの一角として存在感を示した彼だが、今季はギジャモンのコンバートもあり、難しい立場に。それに応じてなのかパフォーマンスも物足りない印象だ。W杯出場を決めたセルビア代表でも先発の座はつかめておらず、クラブ、代表両方でのスタメン奪取という目標へはもう一つせんしゅとしてのれべるをあげたいところ。ギジャモンを欠き、ラ・レアル相手ということもあって中盤の争いでは厳しい対応を強いられると予想されるこの試合、先発出場濃厚の彼が底の位置で攻守両面においてどのようなパフォーマンスを見せるかは試合全体に大きく関わる。ギジャモン不在及びバック陣の不安を消し去るようなスケールの大きいプレーに期待したい。


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10、ラージョvsマジョルカ

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  昇格組同士となるこの1戦。ホーム ラージョは前節マドリー相手に1-2で惜敗。開始から攻勢をかけられながらも一歩も引かず、終盤マドリーが2点のアドバンテージの影響から気を抜いたところを上手くつき、同点直前まで追い込んだ。内容面、結果面両者ともにラージョの立場から見れば決してネガティブになる必要のある試合ではなく、むしろ手ごたえを感じる1戦になったのではないだろうか。代表ウィークでの招集も北マケドニアのディミトリエフスキのみとコンディション調整も問題なく万全な状態でこの試合に臨めるはずだ。唯一のネガティブな点としてはファルカオの離脱。1(点)/66(分)というわけのわからない数字をたたき出していたエースの離脱は確かに痛手だが、代わりのエンテカやセルジ・グアルディオラも確かな実力者でそこまで問題にはならないはずだ。注目選手はアルバロ。左で内外使い分けながら縦に仕掛けられる彼はラージョの大きな武器だ。この試合でマッチアップが予想されるマフェオもまた守備対応に関しては定評のある選手で、アルバロvsマフェオのマッチアップは見ごたえのあるものになるだろう。もはやフロックとは呼べない存在感をリーグに示しているラージョ。まずは前半戦を最高の形で折り返すために、この試合で勝利を挙げ、もう一度波に乗りたい。


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 一方 アウェイ マジョルカの前節は前節エルチェ相手に土壇場で追いつき2-2のドロー。これで4戦連続ドローとなっている。この結果には負けていないというポジティブな解釈の反面、勝ちきれないという問題も露骨に表れているといえる。特に課題なのが守備面。直近5試合でクリーンシートが1試合もなく、総失点も19とリーグ内で下から数えて3位タイとなっている。各サイトの評価点を見てもわかる通りDF陣のパフォーマンスが特別悪いわけではないだけに、問題点がどこにあるのか、構造レベルからの見直しが必要なのかもしれない。この代表ウィークではババがガーナ、ラゴがコートジボワールにそれぞれ召集。影響としては最低限に抑えられたといって良いのではないだろうか。この試合の注目はガラレタ。ピボーテの位置でババと組む彼だが、ここまで運動量多く地味な仕事をよくこなしている。この試合ではコンビがババになるかセビージャかバタグリアかは分からないが、そのコンビとともにピボーテの脇を上手くとってくるトレホの対応が非常に重要なタスクになるはず。ラージョの攻撃の要である彼を上手く消せれば敵地での勝ち点3も見えてくる。現状、順位では後れを取っているが昨季の成績でいえばマジョルカの方が上であり、その貫禄を見せるような試合にできるか注目したい。


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