rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

La Liga Matchday 33 Preview

1、32節ベストイレブン

 

2、33節プレビュー

1、レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー

 

 ホーム ラ・レアルの前節はヘタフェにドロー。ランチタイムキックオフとなったこの一戦。ここ最近、絶好調のザハリャンを中心に上手く5レーンを埋めながら前進。CBからライン間のインテリオールへの縦パスという形も目立ち、良い形で攻撃を押し進めていた。中盤での攻防もヘタフェの強度に退けをとらずよく戦えていたが、vsラタサというところに苦戦。前線で起点を創られ、人数をかけてくるヘタフェの攻撃に耐えきれず、ドロー決着となってしまった。これでEL圏内死守に向けて7位ベティスとの差は3。今後、3強との対決に加え、バレンシアベティスとの直接対決も控える日程を考えるとEL進出へも黄信号が灯っている。マドリーのターンオーバーが予想されるこの試合、貪欲に勝ち点3を狙いたいところだ。注目はアルセン・ザハリャンブライスの負傷離脱以来、インテリオールでインパクトを出しているロシア人MF。マドリー相手というこの大一番でインパクトを残せるか。

Real Sociedad v UD Almeria - LaLiga EA Sports

 アウェイ マドリーの前節はエル・クラシコアディショナルタイムでのゴールで見事勝利を挙げ、バルサとの勝ち点差は11に。6ポインターを制したことでリーガのタイトルは既に手中に収めたと言っても良いだろう。残りはCL。ミッドウィークにアウェイ バイエルン戦を備えた状態で向かうこの試合は、恐らくターンオーバーを行ってくるはず。保守的なアンチェロッティだけに、どこまで調整してくるかは不透明なところだが、省エネで戦いつつ、ベンチメンバーがインパクトを残せる試合にしたいところ。注目はナチョ・フェルナンデス。今季限りの退団が決定済みのカピタン。マドリー生え抜きとしてチームを支え続けた守備職人が、マドリーでの残りシーズンで何を掴み取るのか。リーガへのモチベーションの在り方が難しい中で、カピタンのリーダーシップに期待したい。

RCD Mallorca v Real Madrid CF - LaLiga EA Sports

 
2、ラス・パルマス vs ジローナ

ホーム ラス・パルマスの前節はセルタに1vs4で大敗。先制にこそ成功するものの、それ以降は良いところなく、5連敗。最後の勝利は2か月以上前と、これ以上ない負のサイクルに陥っている。ハイライン、そして下からのビルドアップというラス・パルマスの強みだった部分を攻略され、失点が積み重なり、その一方でゴール自体は中々上がってこない厳しい状況だ。特にトランジションの局面での遅れが目立っており、セルタ戦でも、この部分で圧倒され、ショートカウンターの形を多く作られてしまった。もちろん残留が決定的な状況の中で、モチベーションの在りようが難しいこともあるが、それにしてもギアをあげなければ、最悪の結果もないわけではない。注目選手は、キリアン・ロドリゲス。オトラのチームにいがちな闘将タイプがいないラス・パルマス。こういった状況でチームの意思を再統一する上で、カピタンの存在は不可欠。プレーでも圧倒的な役回りを担っているキリアンではあるが、ここでもう一度チームとしてまとまれるように、グラン・カナリアでの勝利に向けて生え抜きの主将に期待したい。

Ud Las Palmas V Athletic Club - La Liga Ea Sports

 

 アウェイ ジローナの前節はカディスに勝利。相変わらずホームでの強さを見せており、これで来季のヨーロッパカップ戦出場は確定。CL圏内もアトレティコ、アトレティックの躓きを見るとほぼ確定的であり、残る目標はバルサの牙城を崩しての2位フィニッシュといったところ。そんな中、迎えるこの試合、現在ジローナはホームで絶好調な一方、アウェイではまさかの5連敗中。難しい相手が多いとはいえ、この悪い流れは一刻も早く止めなければならない。同じポゼッションを志す2チームの対戦となる今節。相手よりも素早いトランジションと即時奪回、そして個の質によって上回りたいところだ。注目選手は、アレイクス・ガルシア。今季の活躍により、今夏での退団が濃厚な彼。最後のアピールそしてジローナへの恩返しとして、残りの期間のプレーには注目が集まる。中盤での攻防が鍵を握るこの試合。チームを勝利に導くことが出来るか。

Girona FC v Cadiz CF - LaLiga EA Sports

 
3、アルメリア vs ヘタフェ

 ホーム アルメリアの前節はビジャレアルに1-2で敗戦。先行を許しながら、前半のうちに同点に追いつき、その後も24本のシュートを打つなど攻勢に試合を進めていたものの、アディショナルタイムに失点。今日の試合の結果次第ではもちろん、たとえ今日勝ったとしても、他会場の結果次第では、今節での降格が決定する。2部降格はもはや既定事項であり、今日の試合はそれ以上に、ホームでの今季初勝利を挙げること。これが至上命題となる。残りのメンバーにとっては個人残留を賭けての重要なアピールチャンス。個々の奮起に期待したい。注目はマルク・プビル。イタリア方面からの関心が寄せられるプビル。値段としてはアルメリア側は2000万ユーロを要求とかなり高いものだが、それでも未来ある右ラテラルを欲しがるチームは多いだろう。より魅力的なオファー獲得へ。残りの試合を大切にしたい。

Celta Vigo v UD Almeria - LaLiga EA Sports

 

 アウェイ ヘタフェの前節はラ・レアル相手に1vs1のドロー。低い位置から繋ぐラ・レアル相手にハイプレスではなく、ミドルゾーンでの442セットを選択したボルダラス。しかしこの選択は上手くいったとは言い難く、選手間をうまく使われるシーンが多発。苦しい展開に追い込まれた。それでも、久々の先発となったラタサの高さを中心に、わかりやすい形での攻撃でチャンスメイク。この形が功を奏し、同点弾を挙げた。残留は確定的、ヨーロッパは厳しい現状を考えると、次の目標はトップハーフフィニッシュ。このためには、最下位アルメリアにはしっかり勝利したいところ。注目はネマニャ・マクヒモビッチ。長きにわたってチームを支えたレジェンドである彼だが、今季限りでの退団が決定。ギリシャへの移籍ということで、リーガでのプレイは残り6試合となる。今季も中心として躍動を続け、ヘタフェの一時代を作り上げた漢を良い形で送り出したい。

Getafe CF v Girona FC - LaLiga EA Sports

 

4、アラベス vs セルタ

 ホーム アラベスの前節は、アトレティコ相手に0vs2で勝利。先制に成功すると、その後はシベラを中心によく耐え、リオハのゴラッソで勝負あり。3連敗中と厳しい状況の中で、大金星をあげた。これまでチームを中心として支えてきたゲバラ、サムをベンチに置き、ジュリアーノやべナビデスを起用したルイス・ガルシア。この采配が功を奏し、これまで出番が限られていた選手たちの活躍により、チームに良い流れを呼び起こしたことは間違いない。このままホームで連勝といきたい今節だが、緊急事態発生。負傷で離脱中のセドラルに加え、ラファ・マリン、アブカルの両者が累積警告により、出場停止。本職のCBを欠いての一戦となる。マルチのテナグリア、ドゥアルテの両ラテラルの起用が予想されるが、パワー・高さ不足は否めず、この点がどう出るか。注目はジュリアーノ・シメオネ。今季加入も、PSMでの長期離脱もあり、ノーインパクトに終わっていた彼。然し、保有元のアトレティコ相手に躍動を見せ、勝利を引き寄せる要因となった。このまま終盤戦のニュースターとして名を売ることが出来るか。注目だ。

Deportivo Alaves V Real Sociedad - La Liga Ea Sports

 

 アウェイ セルタの前節は、ラス・パルマスに4vs1で快勝。先制を許すものの、ヒラルデス新監督の就任以来、創り上げてきた5レーンを活かしてのボール保持、そしてトランジションによるショートカウンターが面白いようにハマり、大量得点。降格圏とのカディスの勝ち点差を6に広げることに成功した。確実にチームが良い方向に向かっていた状況の中で、この様に結果が出たことは大きく、この流れの活かし方次第では、ラストスパートを良い形で行うことが出来る可能性は十分。そのためにも、アウェイで迎える今節、勝ち点3を持ち帰りたいところだ。懸念点があるとすれば、今季11Gを記録し、チーム最高のスコアラーとなっていたラーセンの不在。代役を務めるアナスタシオス・ドゥビカスに注目が集まる。彼も、前節は途中出場からゴールを挙げており、良い流れでこの試合に向かうことが出来るはず。快調のチーム、そしてエース アスパスとともに、試合と残留を決める一発に期待したい。

Celta Vigo v UD Almeria - LaLiga EA Sports

 
5、アトレティコ vs アトレティック

 ホーム アトレティコの前節はアラベスに完敗。相変わらずのアウェイでの弱さを露呈し、CLに続き敗戦。5位アトレティックとの勝ち点差を5に広げるチャンスを逃し、迎える直接対決となる。今節はホームということで、ベストのアトレティが見られるはずだが、アトレティックはコパにてホームで土を付けられた相手。相性は最悪であり、難しい試合になることは間違いない。来季以降のCL出場権確保には、アウェイでの弱さを考えると、この試合は勝ち点3が必須。久しぶりに1週間、しっかりと休み、対策ができるこのタイミングで、選手たちがどれだけ心身ともに回復できるかは大切なところだ。注目選手はマリオ・エルモソ。今季限りの退団が確定的なスペイン人DF。左からの供給という武器を活かし、アトレティに欠かせない存在となったエルモソにとっては、メトロポリターノで迎える残りわずかの試合となる。突破力のあるエストレーモを揃えるアトレティックに対して、彼の攻撃面での良さと守備面での脆さ。どちらの特徴が表れるか。この点が試合を左右することは間違いない。

Atletico Madrid v Girona FC - LaLiga EA Sports

 

 アウェイ アトレティックの前節はグラナダにドロー。先制を許しながら、早々に同点弾。しかし、その後が続かず、17本のシュートを打ちながら、1得点で終わってしまった。これで2戦連続 サン・マメスで勝ちきれず。コパでのやり切った感からか、パフォーマンスレベルも落ちており、アトレティコの躓きもあり、なんとか勝ち点3差に留まっているが、この試合次第では、このままズルズル行く可能性もある。アウェイとは言え、何が何でも勝ち点3が求められる一戦となる。幸い、今季のアトレティコ相手にはここまで3戦3勝と絶対的な強さを誇っており、特に両エストレーモの縦突破は大きな脅威を与えている。ウィリアムス兄弟を中心に、個々がベストを尽くすことができれば、要塞メトロポリターノとはいえ勝利を掴めることは実証済み。注目はイニャキ・ウィリアムス。今季、右エストレーモの位置で大きく成長を遂げた彼が、チームを勝利に導くことができるか。注目したい。

Athletic Club v Real Mallorca - Copa Del Rey Final

 
6、カディス vs マジョルカ

 ホーム カディスの前節は、ジローナに4vs1で大敗。残留争いのライバルであったセルタ、ラージョの勝利もあり、17位マジョルカとの勝ち点差は6に。残留に向けて、非常に厳しい状況に追い込まれた。そんな中で迎えた6ポインター。この試合の結果次第で、残留争いは決定的なものになる。可能性を繋げるためにも、ホームで迎えるこの試合は勝利がマストだ。ぺジェグリーノ監督のチームは、悪くないブロックと、可能性を感じさせる攻撃を見せているだけに、あとは最後の部分。ゴールを決める、守るというところ。ここが一つのきっかけによって好転すれば、逆転残留の可能性も出てくる。注目はファンミ・ヒメネス。冬にサウジから帰還し、以来2トップの一角として君臨しているファンミ。流石のプレーを見せてはいるが、結果はわずか3点のみと、物足りない成績に終わっている。最終盤、得点の少なさが課題となっている中で、点の取り方を知っているセカンドストライカーに期待したい。

Cadiz CF v Atletico Madrid - LaLiga EA Sports

 

 アウェイ マジョルカの前節は2vs1でセビージャに敗戦。ブロックを敷きながら構え、カウンターというらしい形でオンターゲットの観点では、相手を上回ったが、得点は遠くアディショナルタイムに一点返すのみとなってしまった。コパでの敗戦以来、悪い試合をしているわけではないが、連敗となっているマジョルカ。他チームの勝利もあり、順位も17位と残留ギリギリの位置となってしまった。この試合如何では、最悪のケースも想定でき、何としても勝ち点1、願わくば勝ち点3を持ち帰りたい一戦となる。前回のPreviewでも触れたように、今季のマジョルカの課題は間違いなく得点力。個々に目を向けると6Gのアブドンがトップ。その後が、ムリチの5Gと圧倒的に物足りないのが実情である。ラリン、ラドニッチ等、他のストライカーたちが全く期待に応えられていない今、やはりチームを助けるゴールを挙げられるのは、絶対的エース ヴェダト・ムリチを除いて他にない。今季は負傷による離脱もあったムリチ。堅い試合が予想される中で、それをぶち壊すインパクトに期待したい。

Valencia CF v RCD Mallorca - LaLiga EA Sports

 

7、グラナダ vs オサスナ

 ホーム グラナダの前節はアトレティック相手に1vs1のドロー。難所 サン・マメスで勝ち点1を持ち帰ることに成功した。しかし、残留争いのライバルたちもまた、軒並み勝利したため勝ち点差13は狭まらず。残り試合を考えると、ここからの逆転残留は現実的とは言えない状況になってしまった。それでも、奇跡を起こすため、そして来季のためにも、残りのシーズンをどう戦っていくかは肝要。ホームのお客さんに勝利を届けたいところだ。注目はエース ミュロト・ウズニ。昨季 セグンダで得点王に輝き、プリメーラへと帰ってきたアルバニア人FWは今季も、苦しむチームの中で奮闘。2桁ゴールに乗せ、サム、サラゴサをシーズン途中で失った苦しい前線を支えている。相棒のボジェが未だ4Gと苦しむ中で、活躍を続けるウズニ。来季以降の個人残留等、選択肢を広げるためにも、チームとしても、個人としても得点が欲しいところだ。

Deportivo Alaves v Granada CF - LaLiga EA Sports

 

 オサスナの前節は、ラージョに敗戦。先制に成功するものの生き残りをかけて戦うラージョの気迫に押し切られ、逆転負けを喫する事となった。これにてチームは連敗。残留という大きな目標を事実上クリアした残りの試合、どのようにモチベーションを持っていくかは試されるところとなる。そして、それ以上に深刻なのが負傷者問題。前節で新たにダビド・ガルシアがリストに加わり、更には練習にてモヒカも負傷。稼働できるトップチームの選手はかなり限られる段階でのやりくりを強いられている。然し、それでもチームのレジェンド アラサテを良い形で送り出すためにも、残り期間、良い流れを手繰り寄せてシーズンを終えたいところ。アウェイで戦うこの一戦も願わくば、勝利という結果を手繰り寄せたいところだ。注目選手は、ホルヘ・へランド。今季、一躍台頭したタホナル出身の左利きCB。新加入のカテナが期待に応えきれていない中で、ダビド・ガルシアのパートナーとして、君臨している。シーズン通して、非常に安定感あるプレーを見せており、今後にも期待が集まるエランド。相棒であり、DFリーダーでもあったダビド・ガルシアが離脱となる中で、どれだけ普段と変わらないパフォーマンスを披露できるのか。注目したい。CA Osasuna v Deportivo Alaves - LaLiga EA Sports

 

8、ビジャレアル vs ラージョ

 ホーム ビジャレアルの前節はアルメリア相手に2vs1で辛勝。最下位 アルメリア相手に、苦しい展開を強いられるものの、最後にはスルロットのゴールで無事、勝ち点3をゲットした。これでヨーロッパ圏内の7位 ベティスまでは勝ち点差6。厳しい状況ではあるが、可能性は十分。残り試合を全て勝つ意気込みを持ち、1試合1試合を大切に積み重ねていかなければならない状況である。そんな中で迎えるラージョ戦。相手もまた残留のために、是が非でも勝ち点3が欲しい状況であり、激しい一戦になることが予想される。高強度の試合に耐え、しっかりとホームで勝つ。この試合では内容度外視でも、勝利が求められる一戦だ。注目選手は、サンティ・コメサーニャ。この試合、古巣との対決となるコメサーニャ。今季は、目立ったパフォーマンスこそ少なかったものの、中盤戦 パレホの不調が長引いた時期を中心によくコンスタントに試合に出続け、安定したプレーを続けた。この最終盤、古巣相手に恩返しとなるゴールでチームに貢献したい。

Villarreal CF v Valencia CF - LaLiga EA Sports

 

 アウェイ ラージョは前節 オサスナ相手に劇的勝利。先取点を許す苦しい展開の中で、絶望感が立ちこみ始めた80分 チャバリアのゴールで追いつくと、イシのスーペルゴラッソで逆転に成功。厳しい試合の中、バジェカスで勝ち点3を拾うことに成功した。これにて降格圏の18位 カディスとの差は9にまで広がり、時期を考えると残留へ大きく道が開く勝利と言えるだろう。前節創り上げた勢いに乗り、更にその差を広げたい今節。敵地とはいえ、最低でも勝ち点1が欲しい一戦だ。注目選手は、イシ・パラソン。前節はチームを救う逆転弾を沈めたイシ。彼にしては珍しく、ユニフォームを脱ぐなど、感情を全面に表した。昇格以来、チームの絶対的中心となった彼。直近は従来の右サイドから、中あるいは左サイドでプレーすることも多くなっている。いずれにしても攻撃の全権を握る存在であり、彼の出来がチームの結果を直接左右する。この試合でも、2試合続けて、チームを勝利に導く活躍に期待したい。

Rayo Vallecano v CA Osasuna - LaLiga EA Sports

 
9、ベティス vs セビージャ

 ホーム ベティスの前節は、バレンシアに勝利。ドブレーテをあげた、アジョセを筆頭に、個人能力で相手を上回り、ECL圏の7位に。EL圏内の6位 ラ・レアルとの勝ち点差も3に縮まり、残り試合を考慮に入れると十分差すことのできる状況ではある。それだけに、ホームで迎えるこのデルビ・セビジャーノの意味は大きい。ここで勝ち点3をあげ、シーズン最終盤に向けた勢いを創ることが出来るのか。試される一戦だ。注目選手は、やはりこの人。イスコ。昨季までセビージャに所属していたイスコ。然し、ここでは本人の問題もあり、上手くいかず。再起を期してベティスに加入した今季。大爆発。チームの絶対的中心として、ビルドアップから崩しまで攻撃の全権を担っている。古巣対決となるこの試合。掛けるモチベーションはかなりのものがあるはず。チームを勝利に導き、自分の存在を改めて全世界にアピールするため、このファンタジスタのプレーに期待したい。Real Betis v Celta Vigo - LaLiga EA Sports

 

 アウェイ セビージャの前節は、マジョルカに2vs1で勝利。前半こそスコアレスに終わったものの、後半に2トップのゴールでこじ開け、勝ち点3を獲得した。事実上、既に残留の危険も、ヨーロッパカップ戦出場圏の夢もないセビージャ。残るモチベーションはトップハーフフィニッシュのみと心の持ちようが難しい試合ではあるが、デルビは別。ピスファンで勝ち切れなかった前回対戦のリベンジへ。掛ける思いは強いはずだ。当時と比べれば、チーム状況も改善を見せており、喰える可能性も十分。キケ・サンチェス・フローレスがつくりあげた、粘り強い守備とカウンターでその可能性を切り拓きたい。注目選手は、セルヒオ・ラモス。前回対戦では出場機会に恵まれなかった闘将。こういう大一番に誰よりも強い人物であり、勝ち方を熟知している。5バックの中央に君臨し、大きな話題にはならないものの堅実なパフォーマンスを披露しているラモス。然し、この試合だけは特大インパクトでチームを勝利に導く活躍に期待だ。

Sevilla FC v Real Sociedad - LaLiga EA Sports

 
10、バルセロナ vs バレンシア

 ホーム バルセロナの前節はエル・クラシコ。CLの敗戦から立ち直るためにも、リーガの優勝戦線に生き残るためにも、勝利が欲しかった一戦だが、まさかの逆転負け。1日中日が少なく、また90分と120分の下がったのにもかかわらず、そしてマドリーがターンオーバーをしていたのにも関わらず、結果はアディショナルタイムでのベリンガム弾による逆転負けと、前半戦と似たような展開で終わってしまった。そんな中、今季限りの退任が決まっていたチャビが、一転し来季以降の続投を宣言。先行き不安の中で、残りのシーズンをどのように戦っていくのか。モチベーションの持ちようが難しいところとなる。注目選手は、ジョアン・カンセロクラシコでは守備での脆さが前面に出てしまい、批判の的になってしまった。彼は未だローンという形であり、来季以降の去就は未確定。喧嘩別れしたシティに帰るわけにもいかず、ここで存在意義をアピールする必要がある。武器である攻撃を前面に出し、来季もこのユニフォームを着ることが出来るか。Real Madrid v Barcelona - La Liga EA Sports

 

 アウェイ バレンシアの前節はベティスに敗戦。中々らしいサッカーが出来ず、苦労した試合は惜敗。ヨーロッパカップ戦を懸けた直接対決に敗戦となってしまった。念願の結果を掴むためには、連敗をしないことが何よりも大切。悪い流れは速いうちに断ち切り良い流れを掴み、36節 ラ・レアルとの直接対決まで突き抜けたいところだ。そのためにも、アウェイ バルサ戦というこの試合の重要度は最高クラス。少なくとも勝ち点1を持ち帰りたい試合となる。注目はクリスティアン・モスケラ。弱冠19歳ながら、ガブリエウ・パウリスタの退団、ディアカビのアクシデントなどもあり、バレンシアのDFリーダーとして重要な役割を担っている。そんな彼には、今夏、移籍の報道も多く出ており、個人のアピールという意味でも、バルサ相手にどこまでやれるかは1つの試金石となる。耐える時間が長くなるであろうこの試合、大きなインパクトを残し、チームの好結果に繋げたい。Ca Osasuna V Valencia Cf - Laliga Ea Sports