rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ16節プレビュー Part2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事ではラ・リーガ16節全10試合から現地日曜、月曜開催5試合のプレビューについて触れていきたいと思います。金曜、土曜開催の5試合、また15節の振り返りについてはPart1の方で触れていますので、ぜひそちらもご覧ください。

 

rintorres9.hatenablog.com

2、ラ・リーガ16節プレビュー

 6、ラージョvsエスパニョール

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 ホーム ラージョは前節バレンシア相手に1-1のドロー。先行されながら追いついての勝ち点1という結果になったが、内容を見ると、そのまま勝ち越しててもおかしくないだけのものであり、難所メスタージャでの試合だったこと、そしてトレホがしゅつっ上停止だったことを踏まえても、内容・結果ともに納得のいくものだったのではないだろうか。そして迎える今節は今季6勝1分無敗と圧倒的好成績を残しているホームでエスパニョールとの1戦。ミッドウィークのコパでPK戦までもつれ込んだことから、一部メンバーの疲労は不安要素だが、控え組中心のメンバー構成となっていたことから、そこまで影響を心配することはないか。この試合、注目はイシ

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 15節でもゴールを挙げるなど、彼初のプリメーラの舞台で存在感を放っているイシ。ハーフスペースでボールを引き出してからのチャンスメイクは見事なものだ。vsエスパニョールという視点でも、互いにセグンダの舞台で戦った昨季、当該対決2試合どちらもでゴールを挙げ、MOMに輝くなど相性はいいといえる。彼が堅守を誇るエスパニョールDF陣を崩すようなプレーができるのか注目だ。


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 一方、アウェイ エスパニョールの前節はラ・レアル相手に1-0で勝利。格上相手にホームでの強さを見せつける結果となった。ケイディ・バレ、ヤンヘル・エレーラ、ダルデルで構成する中盤3枚は素晴らしい補完関係を見せ、ラ・レアルがメリーノ、シルバを欠いていたとはいえ、リーグ屈指のレベルであるラ・レアルの中盤を制圧した。開幕以来、勝利はホームのみと極端に偏った成績が出ており、アウェイでの1戦となるこの試合では苦戦が予想されるが、その悪いデータを乗り越えて勝つには、中盤を制することがカギとなる。注目はケイディ・バレ

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 アトレティコカンテラ出身であるアルバニア人の彼は、174と決して大きくはない体ながら、ヤンヘルとともに中盤で高い強度を見せるほか、保持時も良い引き出し方と、高いテクニックでサリーダを上手く成立させている。相手のキーマンであるトレホとのマッチアップが予想されるこの試合、どちらが相手にとって嫌なプレーができるのか。ここの攻防が試合全体に大きな影響を与えることになりそうだ。


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7、エルチェvsカディス

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  ホーム エルチェは前節パンプローナオサスナ相手に勝ち点1を持ち帰る結果に。エスクリバ解任による影響も、まだアシスタントコーチによる指揮であったこともあってあまり見られず、これで連続未勝利は7に。そんな中、苦しい状況が続くチームを指揮する監督がフランシスコ・ロドリゲスに。これまでウエスカマジョルカアルメリアなどで指揮を執った監督とのことだが、自分がオトラまでしっかりとみるようになったのはここ数シーズンということもあり、どんなフットボールを志向する監督なのかは不明だ。とはいえ、ホーム、そして相手は18位カディスと好条件が揃うこの試合、フランシスコ監督の初陣を勝利で飾り、この悪い流れを変える1戦にしたいところだ。注目はモヒカ

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 シーズン当初、圧倒的な存在感を見せ、左サイドを一人で制圧していた彼だが、チームの不調に尾を引かれる形で、ここ最近はなかなかインパクトを残せない試合が続いている。新監督の就任により、序列がわからなくなるとはいえ、モヒカの定位置が脅かされる可能性は殆どなく、主力として活躍が期待されることはほぼ確実。そんな彼がどのようなプレーを見せられるかはフランシスコ体制の今後を大きく左右するはずだ。


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 一方、アウェイ カディスの15節はアトレティコ相手に後半だけで4点を取られ、これで2戦連続の4失点とリーグ最低の守備陣がさらに崩壊している状況だ。この敗北をもって順位もとうとう降格圏の18位となり、それより下のヘタフェが復調中、レバンテもタレントは揃っているため、きっかけさえあればという状況であることを踏まえると、カディスはかなり厳しい状況にあるといえるのではないだろうか。悪い流れを何とか改善し、残留に向け勢いに乗っていくためにも、ある意味、裏天王山ともいえるこの試合、勝ち点3を持ち帰ることは必須といってもいいだろう。注目はヨンソン

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 崩壊中の守備陣において、もはや最終ラインどうこうで守り切れる次元ではなく、一列前でどれだけ侵入を防ぐことができるかが今後のディフェンス改善には不可欠。開幕より相棒としてドブレピボーテを構成してきたアラルコンが離脱中の今、中盤の守備において中心とならなければいけないのがヨンソンだ。442同士での1戦となるであろうこの試合、中盤のヨンソンにどんなタスクを与え、どこに取りどころを設定するのか。セルベラ監督のプランとともに彼のパフォーマンスにも期待したい。


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8、レバンテvsオサスナ

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 ホーム レバンテは前節ベティス相手に逆転負けを喫し、これで開幕からの15戦未勝利。このタイミングでフロントは早くも2回目の監督交代を実施し、ハビエル・ペレイラが解任。後釜は未定だが、さすがにそろそろ勝利がなければ、今後の巻き返しというのも不可能になってしまう状況。残留という目標に望みをつなげるためにも、再々スタートとなるこの1戦の勝利は是が非でも手にしたいところだ。注目選手は、ロジェール

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 モラーレスと並び、レバンテの頼れる得点源の彼だが、今季はここまでわずか2得点と物足りない結果になっている、もちろんリーグワースト1位の失点数を誇る守備陣の改善も急務だが、チームのスタイル的にもそれはある程度強要範囲。より大きな課題はストロングポイントであるはずの得点力もリーグワースト2位の13点にとどまっていること。この状況を改善するためにもロジェールの奮起は必須。モラーレスとロジェール。2人のエースが得点をあげチームを勝利に導けるか、注目したい。


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 一方、オサスナは前節エルチェに勝ちきれずドロー。これで6戦未勝利となってしまった。ここまで難敵との連戦が続いていただけに、エルチェ戦こそは勝利が欲しい試合であったが、この試合で勝ちきれなかったというのは非常に痛い結果といえるだろう。とはいえ、序盤の貯金もあり順位は未だトップハーフ。この試合でしっかりとレバンテを叩き、もう一度、勢いを取り戻すことができれば本来の目標である残留は余裕をもってクリアし、さらに上の順位というのも十分見えてくるはずだ。注目はルーカス・トロ

f:id:rintorres9:20211204012344j:plain 開幕からピボーテの位置で圧倒的な存在感を放っていた彼。その存在の大きさは奇しくも、サスペンションの影響で欠場となった前節、中盤のスペースで狩り切れず、バイタルをうまく利用されるシーンが見られたことからも証明された。今節の相手レバンテにはバルディ、カンパーニャという中盤で質の高いチャンスメイクをできる選手がそろっており、それを相手にトロを中心としたオサスナ中盤陣がどんな仕事をできるかは注目したい。


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9、セルタvsバレンシア

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 ホーム セルタは前節アラベスに2-1で勝利。3戦連続引き分けという形で来ていた中迎えた重要な試合で勝ち点3を勝ち取り、これで4戦負けなし、順位も13位まで上がり、巻き返しへ向け、良い流れを作ろうとしている。アラベス戦ではミナ、アスパスの2トップに得点が生まれたのも大きな収穫。現状4戦未勝利のホームで勝ち点3を挙げ、12月最初の試合を良い形で終えたいところだ。注目選手はデニス・スアレス

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昨季は不動のトップ下として、ボール運びの中心を担っていた彼だが、今季はベルトランの台頭もあり、微妙な立場になっている。年俸の高さから冬の放出候補にも挙げられており、自らの存在をアピールするためにはここらでインパクトのある仕事をしたいところだ。2トップ以外に2列目が第3、第4のスコアラーになっていけるか、よりその部分がこれからは求められるようになってくるだろう。


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 一方、アウェイのバレンシアは前節ラージョ相手にメスタージャでドロー。今季絶好調の相手との試合ということもあり、押し込まれる時間も長かったが、勝ち点1を取ることができたのは最低限の目標を果たしたとは言えるだろう。これでアトレティコ、ラ・レアル、ラージョという難敵との3連戦を3戦連続ドローという結果で乗り切り、そして迎えるこの1戦。ここまでの3戦ドローをポジティブなものにできるかはこの1戦の結果によって大きく左右されると言えるだろう。注目はアルデレーテ

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この試合ではディアカビ、フルキエの2人が出場停止。ガブリエウもまだ離脱中であり、かなり不安を抱えるディフェンスラインとなることが予想される。そんな中でアルデレーテが個人として、そしてディフェンスリーダーとして、どのようなプレーを見せられるかはこの試合を大きく左右することになるだろう。ここまで夏の加入以来好パフォーマンスを披露しているアルデレーテがどのようなパフォーマンスでアスパスやミナに対抗していくか。注目したい。


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10、ヘタフェvsアトレティック

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 ホーム ヘタフェの15節はマジョルカに0-0のスコアレスドロー。ここ最近の出来を考えると勝利が欲しい1戦ではあったが、残留争いの直接のライバルにアウェイで引き分けという結果は決して悪いものではないはずだ。リーグワースト1位に沈む得点力の欠如は相変わらず大きな課題ではあるが532システムの下、守備はかなり安定してきており、また攻撃においてもダミアン・スアレス、オリベラの両WBは存在感を示している。そんな中迎えるアトレティックとのこの1戦。ロングボールが中心なだけにある意味、アトレティックのハイプレスとの相性は悪くなく、ホームということもあって勝ち点3を狙いたい1戦だ。注目はエネス・ウナル

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 今季4ゴールを挙げている絶対的エースはキケ・フローレス体制になって以来、WBが高い位置をとれるようになり、良い形でのクロスが増えたことで、チャンスが増えており、彼自身のパフォーマンスという点でも上昇傾向にある。マタ、サンドロといった他のFW人にも期待したいところではあるが、やはりリーグワースト1位の得点力を改善するためにはエースのさらなる爆発が不可欠。今季最少失点を誇るアトレティック相手に、ゴールを沈め勝ち点3をとれるか。注目したい。


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 一方、アウェイ アトレティックの15節はグラナダ相手にドロー。ミッドウィークのマドリー戦でも1-0で敗れ、これで気づけば6試合連続未勝利と厳しい成績が続いている。相変わらず頼もしいリーグ最高レベルの守備陣と中々得点が伸ばせない攻撃陣という構図は続いている。チームの性質上、冬で即戦力を補強ということもできないので、この課題を改善するためには現所属選手(カンテラーノも含め)に期待するしかない状況だ。その中でも期待したいのはがニコ・ウィリアムス、サラガ、ビジャリブレの3人。そのン中でもこの試合ではサラガに期待してみたい。

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本来ピボーテの選手である彼だが、本来右SHに入るベレンゲルが絶不調なこともあって、右での起用も増えており、マドリー戦では右でスタメン出場を果たした。べレンゲルやニコとはだいぶタイプ的には異なるが、彼がここで選択肢となることができれば、アトレティックの攻撃にも幅が生まれ良い方に向かうはず。彼のパフォーマンスに期待したい。