rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ1節 バレンシア VS ヘタフェ プレビュー

1、前段

お久しぶりです。案の定各チームプレビューは1チームで終わり、開幕節全試合プレビューもワクチンの副作用で熱を出していたこともあり、間に合いそうになく自分にあきれている私ですが、何とか開幕節プレビューは頑張ろうということで、金曜夜(日本時間では土曜早朝)のヘタフェVSバレンシアのプレビューのみ先に出すということで書いております。重ねて至らぬ点として、私プレシーズンマッチアトレティコVSザルツブルクのみしか全チームを通して見ていないため、情報は昨シーズンまでの積み重ねである既存知識と記事等での評判を基本としたものとなりますのでご了承ください。

 

2、昨季の成績と今季の展望

バレンシア

 昨夏ご存じ ピーター・リム オーナーの暴走によりパレホ、コンドグビア、フェラン、ロドリゴなど主力級の選手をこれ以下はないほどの安価で売りはたき、降格の懸念も上げられたバレンシアであったが、終わってみると降格圏から9ポイント離れた勝ち点43の13位でフィニッシュした。この結果は名門バレンシアとしてはあまりに寂しいものだが一方であれほどの戦力ダウンと内部崩壊がありながら、この結果を出せたというのは決してネガティブなものではないだろう。そして今オフは監督として天敵でもあったホセ・ボルダラスをヘタフェから引き抜くことに成功。既存の442ベースの堅守速攻を磨ける監督の招聘は必ずやチームのプラスになるはずだ。更に2人の新戦力 ジョージア人GK ジョージ・ママダシュヴィリ、ヘルタからボルダラスの希望により獲得したパラグアイ人CB オマル・アルデレーテは無名ではあるが、PSMでは高い評価を得ているようで即戦力となり得る存在だ。

ヘタフェ

 ここ数年ボルダラスのもとでおとぎ話(プレーはおとぎ話とは程遠いが)のようなシーズンを送ってきたヘタフェも昨季はシーズン序盤から苦しみ続け、降格の危機にもさらされた。冬のカルラス・アレニャ、久保建英という2人のテクニシャンの獲得によるゲームモデルの転換もチームに混乱をもたらしただけでなんとか1試合を残して残留には成功したが満足とは程遠い成績に。英雄ボルダラスと別れた今季招聘したのはミチェル。2000年代のリーガを見ていたもののはお馴染みらしいマドリーOBの彼だが私が見たことがあるのはマラガ時代の1年間のみ。しかも記憶がほぼなかったのでハイライト集をマラガとマルセイユの分見たが、印象としては守備からゲームを構築してのカウンターが基本路線のよう。ただボルダラス程極端ではなく、獲得でもアレニャ、ビトロ。また噂でカスティジェホが挙がっていることからある程度ボールも保持していくことは予想できる。今季の補強はアレニャ、ビトロに加えCBのステファン・ミトロビッチ、FWにミチェルの教え子 サンドロ・ラミレス、メキシコ期待のFW ホセ・メシアスなど有力なメンバーをそろえており、ミチェルのフットボールがはまれば躍進も夢ではない。

3、予想スタメン

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  バレンシア側はシレッセン、ジャウメの両GKの状態が不透明なこともあり、ママルダシュヴィリが濃厚。新戦力のアルデレーテの登録がギリギリになったことからこの試合に間に合うか定かではなく、その場合はおそらくディアカビ。ソレールが五輪明けということもありピボーテはPSMでコンバートされたギジャモンとラチッチのユニットと考えられる。

 一方のヘタフェも五輪でククレジャの出場が不透明。基本的には昨季の形を踏襲しつつ新戦力のミトロビッチがCB。右SHには昨季のようなラテラル縦並びではなく、司令塔タイプのアレニャが濃厚。ククレジャの穴はこれまた新戦力のビトロが埋めると予想される。

4、注目選手

バレンシア ウーゴ・ギジャモン

 ボルダラスのもとPSM通りであればピボーテの一角として使われるであろうギジャモン。足元の能力には確かなものがあり、CBとして若干抱えていた対人の難もピボーテの位置であれば強みに変えることもできることからハマれば、一気に化けるきっかけになる可能性を秘めている。ボルダラスがソレールをどのように使うかはまだ分からないが、彼が五輪明けでベストコンディションでない今がギジャモンにとってはアピールの機会となるだろう。


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ヘタフェ カルラス・アレニャ

 ベティス、ヘタフェとレンタル期間を経てついにバルセロナを離れたラ・マシア出身の逸材はボルダラス後のヘタフェの旗印となり得る存在だ。バルサ仕込みのパスセンス、テクニックはもとより、強みでもあるオフ・ザ・ボールの質の高さとハードワークは彼が苦しみぬいた末に得た大きな特徴でもある。自分の収まるはずだった座を見事に奪い取ったペドリ、同じカンテラでチームメイトとしても戦ったミンゲサやアラウホなど、すっかり追い越されてしまったかつての友やライバルに追いつくためアレニャの新シーズンが始まる。


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