rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ1節 プレビューpart1

1、マジョルカVSベティス

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 昇格組のマジョルカと昨季EL圏を獲得したベティスの対戦。ホームのマジョルカは今オフ、積極補強を慣行。ラテラルにリーガ経験も豊富なマフェオ、ジャウメ・コスタ。中盤に昨季アラベスで好パフォーマンスを見せたバタグリア、アタッカーに我らが久保建英、ストライカーにアンヘルを獲得。リーガで十分な実績を持つタレントを入れ残留に向け戦力を整えた。この試合ではマフェオのみのスタメン出場が予想されているが、途中からの久保、アンヘルのコンビはかなり強烈なはずだ。

 一方ベティスはエメルソンが共同保有先のバルセロナへ移籍。更にはDFの要のマンディもビジャレアルに移籍した。グラナダからGKルイ・シウバ、ボルドーからエメルソンの後釜としてサバリーを獲得したものの、戦力ダウンは否めない。その中で活躍が期待されるのがエドガルとロドリのカンテラ出身コンビ。カナレス、バルトラの出場が厳しいとみられるこの試合、彼らがどれだけのプレーを見せられるかが今季のベティスを左右するかもしれない。

2、カディスVSレバンテ

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 昨季序盤、昇格組ながら2強を喰うなど快進撃を見せたカディス。しかし、後半になるにつれ持ち前の442ブロックも破られだし、得点の形の少なさを露呈した部分も。しかし、それでも戦力を考えれば12位という成績はこれ以上ない成績であった。そして迎えるプリメーラ2年目。オフでは基本的なベースはそのままにしつつ、放出した選手の代わりとなる選手を獲得。特にカスティージャ出身のチュスト、ヒメネスカルデロンの3人には注目が集まる。

 一方のレバンテは昨季、コパ準決勝でアスレティックに敗北、リーグでもEL圏は不可能、かといって残留はほぼ確定になったことで最終盤、調子を大きく崩し14位フィニッシュ。ただシーズンを通してはモラーレス、ロジェールの両スコアラーの活躍、デフルートス、カルデナスの台頭、バルディのボランチ化成功などポジティブな要素は多かった。そして今オフはグラナダからソルダード、退団したトーニョの代わりにビジャレアルからフランケサを獲得。ロチーナこそフリーで手放したものの着実に戦力アップを果たした。しかし、今季一番の戦力アップともいえるのは昨季ほぼ1年間を棒に振った中盤の要カンパーニャの復帰。チームのビルドアップ、崩しそれぞれでタクトを握る彼の復帰により特徴豊かなアタッカー人は更に輝きを見せるはずだ。

3、オサスナVSエスパニョール

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 猛暑の影響でランチタイムキックオフからナイトゲームに変わったこの一戦。ホームのオサスナは昨季序盤こそ苦しんだものの後半で巻き返し11位フィニッシュ。昇格からの2年間で中位という成績を残したことからもわかるように名将アラザテの下、充実の一途をたどっている。今オフもブディミルを完全移籍で獲得。更にフリーでキケ・ガルシア、ホセ・アンヘルをエイバルから引き抜いた。加えて流出の危険性も大きかったモンカジョラと10年という長期契約を結び、完璧に近いオフを送っている。エース チミー・アビラが今季こそフル稼働し、主力が思い通りのプレーをできればヨーロッパの舞台も夢ではない。

 一方セグンダを制したエスパニョールは今オフの補強という意味ではセルジ・ゴメスただ一人。しかし、元々の戦力は十分プリメーラでも中位を狙えるレベルのものであり、残留は至上命題だ。五輪に出場したプアドとオスカル・ヒルこそ出遅れるもののメレンドやRDT、エンバルバなどタレントは十分にそろっており、シーズン当初から質の高いフットボールと結果の両立を期待したい。

4、アラベスVSレアル・マドリー

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 ホームのアラベスは昨季残留争い最終盤まで最下位近くから抜け出せない状態だったものの、カジェハ就任により風向きを変え見事逆転での残留に成功。そしてシーズン初めからカジェハの指揮下で迎える今季は、カジェハのサッカーを体現するためのタレントを獲得。ペリストリの再レンタル、ヒホンのマヌ・ガルシア、ビジャレアルカンテラのイバン・マルティンをローンで獲得するなど2列目のタレントをそろえた。またDFリーダーのルジューヌを完全での獲得に成功。ホセルの去就こそ不透明なものの魅力的な補強を行っている。登録の関係上このマドリー戦にはそれらのタレントの出場は難しい可能性もあるがカジェハがどのようなフットボールをマドリー相手に展開するかは注目だ。

 一方のマドリーはジダンの退任。ラモス、ヴァランの退団など一時代の終焉を感じさせるオフに。後任にはアンチェロティが就任し、リーガ奪還に挑む。ラモス、ヴァランが抜けたCBにはアラバを獲得。ナチョ、ミリトンとの併用で乗り切る作戦のようだが、4番手のバジェホは心もとなく、更なる補強の可能性も考えられる。更にこの試合では、メンディ、マルセロ、クロース、カルバハルらの欠場も決まっており、ローンバックのベイル、カンテラーノのミゲルとブランコらにかかる期待は大きい。スーパーリーグやCVCなどピッチ外での行動が目立つマドリーだが、開幕節とあるこの試合、満足のいく内容でしっかりと勝つことによってアンチェロッティ政権の期待値を上げていきたい。