rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ 10節プレビュー part2

1,前段

皆さんこんにちは。よろしくお願いします。

今回は日曜開催の4試合+月曜開催のセルタvsヘタフェについて書いていきたいと思います。Part1では金曜開催のオサスナvsグラナダ、土曜開催の4試合について触れていますので、まだご覧になっていない方はアーカイブ視聴等の際に役立てていただけたら幸いです。

 

rintorres9.hatenablog.com

 

2、ラ・リーガ10節プレビューpart2

6、セビージャvsレバンテ

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 ホーム セビージャは前節セルタ相手にクンデ、ジエゴ・カルロスの2人を欠く中で、何とか勝利。ただ内容としてはかなりセルタに圧倒され、14本のシュートを浴びる厳しい展開に。ミッドウィークのCLでも3戦連続のドローとこの序盤戦いまいち流れに乗り切れていない。その中で、ごく一部ではあるがロペテギに対して解任という声も上がっており、そろそろ内容も伴った形で気持ち良い勝利を挙げ、そういったノイズをかき消したいところだ。この試合の注目に挙げたいのはオカンポス。コロナで出遅れたこともあるとはいえ、未だに今季無得点とチーム同様いまいち流れに乗り切れていない彼だが、エン=ネシリが離脱中の今、彼の得点力にかかる期待は大きい。またプレー面はもちろん、メンタリティ的にも、この曇りがかった状況を改善するため、チームを一番前から引っ張っていける存在は彼のみであり、そういった観点からも、この雰囲気を消し去るようなゴールを彼が挙げることで、チーム全体としても勢いがついてくると考えられる。満員のピスファンで新監督になってからまだ2戦目のレバンテを迎えるこの1戦。内容、結果ともに気持ちの良い勝利を挙げたい。


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 一方、アウェイのレバンテは前節 ヘタフェ相手にスコアレスドロー。ハビエル・ペレイラ政権初戦は若干ヘタフェに押されるような形で終了。ただ433の形でサイドを上手く使う形は何度か見られ、パコ・ロペスと違うスタイルでのフットボールの前兆は見られた。この試合の注目はメレーロ。前節インテリオールに入ると、サイドからの突破に合わせた良い飛び出しでチャンスを作った。カンパーニャ、バルディがいない今、中盤で創造的なプレーで違いを作れるのは彼のみ。セビージャ相手に押し込まれる展開が続く中で少ないチャンスを活かすならメレーロが前線のタレントと出来るだけ近い距離で、関わることが必要になってくるだろう。アウェイ セビージャ戦という非常に難しい試合とはなるが10試合目となる今節、そろそろ勝ち点3を取らなければ早々にしてその残留という目標が非常に遠いものになりかねない。タレントはいるだけに良い形で彼らを結びつけることができれば勝機はあるはずだ。


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7、バルセロナvsレアル・マドリー

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 全世界が注目するサッカー界のみならずスポーツ界最大の1戦エル・クラシコ

 ホーム バルセロナは前節アンスの先発復帰を彼自身のゴールとともに3vs1という結果で飾ると、ミッドウィークのディナモ・キエフ戦でも今季CL初勝利を挙げ、良い流れを保ってこのクラシコを迎えることになった。前節以降のトピックスの一つとして挙げられるのがデストのWG起用。高い攻撃力を誇る反面、ラテラルからだと消えるシーンが多くなってしまうといったデストの特徴にフィットしたこの起用は、今のところ見事成功しており、左でオーバーロードを作りつつ、右でアイソレーションを作り、デストの仕掛けとフレンキーの飛び出しから決定機というシーンはこの2戦でも見られた特徴だ。そんな中注目したいのがピボーテに入るブスケツ。両チームの今季のスタイル的ににバルサが比較的ボールを握り、マドリーがそれにハイプレスで迎え撃つといった展開が予想される。その中で世界最高のピボーテがどのような立ち位置を取り、どのようなタスクを担うのか。これは勝敗に直接かかわるようなポイント。バルサからすると彼を中心としたサリーダ・デ・バロンででマドリーのハイプレスをひっくり返し、メンフィス、アンスといった前線のタレントに良い形でつけたいところだ。いくら持ちなおしてきたとはいえ、今季の出来を考えると実力的にはマドリー優位といわざるを得ない一戦。ただバルサといえどホーム カンプノウでのクラシコ連敗など到底受け入れられるものではない。この試合こそ満員になると予想されるカンプノウ。それも観光客ではない現地クレの大観衆の後押しを受け、このエル・クラシコで周囲の雑音を完全に払しょくしたい。


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 一方 アウェイのマドリーの第9節はCL水曜開催の影響で延期。そしてミッドウィークのシャフタール戦では見事マニータをかまし快勝。こちらもバルサ同様良い形でこのクラシコに臨む。今のマドリーは中盤のユニットの人選によってチーム全体のスタイルをかなり変えることのできるチームであり、この試合でも、フェデ、カマヴィンガを用いハイプレスで強度高く前からはめてくるのか。はたまた、CLに引き続きトニルカコンビを起用し、ボール支配を狙いに行くのか。ここの人選は試合前の大きな注目点だ。そして注目選手を一人挙げるとすればヴィニシウス。この試合マッチアップが予想されるのはセルジ・ロベルトもしくはミンゲサのどちらかであり、彼ら相手であればヴィニシウスのところで質的優位は間違いなくとれるとみられ、ヴィニシウスが決定的な仕事を何度できるか、そしてそれを何度ゴールにつなげられるかはこの試合の命運を分けることになるだろう。カルバハル、メンディ、アザールらも復帰しほぼほぼ万全な状態でこのクラシコに臨むマドリー。昨季に続き、カンプノウでのクラシコ連勝なるか。


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8、ベティスvsラージョ

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 ホーム ベティスは前節アラベス相手にかなり苦しみながらもイグレシアスの得点でなんとか勝ち点3をゲット。ミッドウィークのレバークーゼン戦でもドイツ勢特有の強度の高いハイプレスに苦しんだが、なんとか1vs1の引き分けに。結果で見るとここまで4勝3分2敗の8位とまずまずの滑り出しを見せたベティスだが、特にここ最近の試合では内容面でかなり劣勢に立たされていることが多い。オトラの中では最高峰のマンパワーを持っているだけにそれでも結果がついてきているが、躍進中のラージョを相手とするこの試合はそうもいかない。注目はギド・ロドリゲス。ウィリアン・カルバーリョの隣としてドブレピボーテの一角に入る彼は開幕で出遅れながらも、復帰後は地味ながら不安の残るCBの前でフィルターとして機能。豪華な2列目を後ろから支えている。この試合ではトレホとのマッチアップが予想される。ファルカオ、イシ、アルバロといったタレントに比べると目立たない彼だがサイドによく顔を出し、攻撃の潤滑油として機能している。その彼を上手く消すことができれば、ラージョの攻撃力半減に繋がるはずだ。過密日程が続く中ではあるが、バレンシアアトレティコ、デルビ・セビジャーノと続く今後の対戦相手を考えてもホームで迎えるこの試合、確実に勝ち点3を取り、良い流れを作りたい。


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 一方、アウェイ ラージョは前節エルチェ相手に2vs1で勝利。先制点を奪われながらもしっかりと2点を取り、勝ちきるあたりもはやその実力は本物といっても過言ではないだろう。ここまでアウェイでの戦績は1勝1分3敗と全勝中のホームに比べると厳しいものにはなっているが、この良い流れを切らさないためにも、敵地ビジャマリンから勝ち点を持って帰りたい。注目はコメサーニャ。前節見事なパスでマリオ・エルナンデスのゴールを演出した彼は、開幕からドブレピボーテの一角に入り、左落ちからゲームを作っている。これとほぼ同様のタスクを担う選手ベティスにもいる。それがウィリアン・カルバーリョ。開幕から調子を上げ、ベティスの中盤を完全に仕切っている彼とコメサーニャのどちらがよりチームの中心としてボールに触り、リズムを作ることができるか。中盤を制し有利に試合を進め、さらに躍進を一つ上の舞台に進める勝利をつかみたい。


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9、アトレティコvsレアル・ソシエダ

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 ホーム アトレティコの第9節はCL水曜開催の影響で延期。ミッドウィークに迎えたCLではリヴァプールにサヴィッチ、ヒメネスの両CBを頭から使えない中、2点を先行されるという非常に厳しい展開になるものの、グリーズマンのドブレーテで同点。その後もアリソンの牙城に阻まれはしたが、あと一歩というシーンを何度も作った。試合としては60分前のグリーズマンの退場、ケガを抱えていたエルモソの軽率なファウルによるPK献上などによって結果的に失点を許しホームで敗戦と厳しい結果になったが内容的には一切下を向かなければならないようなものではなく、今後の自身につながるようなものであった。そして迎えるこの試合、注目はグリーズマンリヴァプール戦ではドブレーテの末、退場という劇場を作り上げた彼だが、退場の際ワンダ・メトロポリターノの観衆から大きな拍手で送りだされていたことからわかるように、この試合でファンからも再び受け入れられたようだ。そして今節は古巣ラレアル相手。前所属時から古巣相手に好パフォーマンスを披露することが多いだけに、この試合も更にコルチョネロスのハートを掴む結果が欲しいところ。暫定とはいえ現在首位に立っているラレアルをホームで確実に叩き、しっかりと優勝戦線を牽引したい。


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 一方 アウェイ ラレアルはマジョルカをホームに迎えた前節、アイヘンが前半終了間際に退場し、10人となる厳しい展開だったが、90分ロべテの劇的ゴールで何とか勝ち越し、暫定首位に躍り出た。ただこの試合に続きアトレティコ戦でも代表ウィークで怪我を抱えて帰ってきたオヤルサバルの欠場が濃厚視されており、絶対的エースを欠いて昨季チャンピオンのホームに乗り込む。この試合注目はエルストンド。今季、守備面サリーダでの貢献ともにリーグトップといっても過言ではない存在感を放っており、前節10人になって以降の圧倒的守勢の中でも、見事なパフォーマンスを見せ無失点に貢献した。この試合でも守勢に回ることは予想され、その中でスアレス、フェリックス、グリーズマンといった世界最高峰のタレント相手に彼がどのようなプレーを見せられるのか。チームの命運という意味でももちろん、彼個人の今後の代表入りやステップアップなどへの試金石にもなる1戦だ。


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10、ヘタフェvsセルタ

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 ホーム ヘタフェはキケ・フローレスを新監督として迎えての初戦となったレバンテ戦でドロー。今季初勝利とはならなかったが、マクシモビッチをSTのような位置に置き、その下にクアトロピボーテを並べるという新しい形は良い形を何度か作った。同じく今季苦しんでいるセルタをホームに迎えるこの1戦。初勝利を挙げ、浮上へ良い流れを作りたいところだ。注目はアランバリ。前節右サイドに入った彼はハーフスペースを走り抜け、ダミアン・スアレスからボールを引き出してからのチャンスメイクでよいシーンを何度か作った。この形はかなり新生のヘタフェのストロングとなっており、セルタ戦でもここで押し込むことで、セルタのストロングであるハビ・ガランの攻撃力を無効化したいところだ。これまで得点がわずか3とリーグ全体でも圧倒的に少ないヘタフェ。ストライカーの決定力が上がらない今、2列目以降の選手の得点力にも期待したい。


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 一方 アウェイのセルタは前節セビージャ相手に圧倒的に押し込みながらも0-1で敗戦。これで連敗となり、一時連勝によって掴みかけた良い流れをみすみす放してしまうこととなった。絶対的エースのアスパスも未だに本調子とは程遠く、未だ7点とセルタにしては寂しいスコアになっている。そんな中この試合期待したいのはミナ。アスパスの不調が続く中、ミナは良く体を張り、チームに貢献している一方で、セビージャ戦でもあったように決定機逸も目立っている。昨季12得点を挙げ今年こそ15点の壁を破りたいところ。相方、そして2列目以降の得点力という意味でもいまいち伸び悩んでいる中、彼がエースとしてチームを勝たせる点を決められるのか注目したい。本来であれば今季こそ欧州カップ戦出場を目指さなければいけないだけの戦力を持っているセルタ。この試合未だ未勝利のヘタフェをしっかり叩き今後の上昇気流を再度作りたい。


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