rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ13節プレビュー part1

 

1、前段

 皆さんこんにちは。

 今回もよろしくお願いします!

 先週part2の方が出せず申し訳ありませんでした。用事が立て込んでおり、22時キックオフの試合に間に合わなかったため、見送らせていただきました。これからも多々こういうことはあるとは思いますが、こちらも緩~くやらせていただきたいと思っていますので、ご理解いただければありがたいです。

 いつも通り、コメントも受け付けております。ベストイレブンについて、あるいは各チームの情報で間違い、訂正、意見等々、建設的なものであれば何でもWelcomeでのでよろしくお願いします!

2、ラ・リーガ12節及びリーガ勢ヨーロッパカップ戦4節の振り返り

 第12節最大の注目となったバスクダービー レアル・ソシエダvsアトレティック・クルブの試合は序盤からインテンシティの高いハイレベルな攻防の末、土壇場のムニアインの直接FKでアトレティックが追いつき1vs1の痛み分け。その他の試合ではマドリーがエルチェに辛勝、セルジ暫定監督の初陣となったバルサアラベスに勝ちきれずカンプノウでドロー。アトレティコベティスに完勝。上位対決となったセビージャvsオサスナはセビージャが勝利。バレンシア自治州ダービーとなったバレンシアvsビジャレアルバレンシアが完勝。その他4試合も含め、ミッドウィークに試合があったことからターンオーバーを行うクラブも多かったものの相変わらず見どころの多い、面白い節となりました。

 そして、今週ミッドウィークに行われたCL4節&EL4節。リーガ勢はアトレティコアンフィールドリヴァプールに完敗。マドリーは前節大勝したシャフタールにアウェイで勝利。バルサディナモ・キエフに辛勝しグループ突破の望みをつなぐと、ビジャレアルもヤングボーイズに2-0で勝利し連勝。一方セビージャは3分けの後、勝ちが欲しかった1戦でホーム ピスファンでリールに敗戦。一気に厳しい状況に追い込まれることとなりました。ELではラレアルはオーストリアのシュトゥラム相手に痛恨のドロー。ベティスは難敵レバークーゼン相手に0-4で大敗と2チームともネガティブな結果になってしまいました。

 さて、振り返りはここまでに、いつも通り12節のベストイレブンとその控えメンバーを置いて、リーガ第13節プレビューに向かいましょう!

(ゴロサベルの左起用はご容赦ください笑)

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3、ラ・リーガ第13節プレビュー

1、アトレティックvsカディス

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 ホーム アトレティックの前節はバスクダービーとなるラレアルとの1戦。敵地アノエタに乗り込むと、いつもの形を少し変更し、ライン間で受けられることをを警戒しながら、相手のサリーダをハメに行った彼らだが、時間の経過とともに上手くシルバ、そしてメリーノの立ち位置によってそのプレッシングを回避されるように。先制され、更にイニゴ・マルティネスが退場になる厳しい展開ながら試合終了間際ムニアインがFKを叩き込み、何とか勝ち点1を持ち帰ることに成功した。引き分けが多いとはいえ直近5戦、バレンシアビジャレアル、ラレアルという厳しい相手が続く中で無敗で乗り切れたのは大きなポジティブといえる。ここから上位争いに絡んでいくためにも、今後カディス、レバンテ、グラナダ、ヘタフェと続く下位に低迷するチームとの4連戦は良い形で乗り切りたいところ。この試合はその皮切りとなる1戦だ。注目はイェライ。この試合は負傷離脱中のビビアン、前節退場処分になったイニゴの欠場が確定的。その中でDFリーダーを務めるイェライのパフォーマンスは重要となる。前節もイサクやセルロート相手に素晴らしい対応を見せていた彼。この試合でも好調ロサーノをしっかりと封じカウンターの憂いを断つことでカディスを押し込むことに貢献したい。


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 一方アウェイ カディスは前節マジョルカに先行を許しながらも試合終了間際にネグレドがPKを沈めドロー。何とか敗北は免れたが、これで8戦勝ちなしという状況に。順位もいつの間にか降格圏の18位まで落ちており、そろそろ勝ち点3が欲しいところだ。この試合注目はアレックス・フェルナンデス。前々節よりスタメンの座を取り戻した彼はカウンターの供給役として、ロサーノやソブリーノといった前線のタレントに良い形でのチャンスメイクができている。その一方でやはりアラルコンとヨンソンをインテリオールに並べる時に比べると守備面で脆さが見えるのも事実。特に後方のバイタルエリアに侵入されやすくなるのがアレックス起用のデメリットでもある。この試合そういったバイタルに入り込むのが得意なムニアインやサンセが相手にいることからこの部分の懸念はあるものの、カウンターの局面ではイェライ、ヌニェスという屈強なCBを崩すためアレックスの存在は欠かせない。彼の長所と短所どちらがより色濃く出る展開となるのか注目したい。


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2、エスパニョールvsグラナダ

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 ホーム エスパニョールは前節アルフォンソ・ペレスに乗り込み、最下位ヘタフェと対戦するも敗北。マドリー戦の勝利を含め、直近4戦負けなしという結果を残して中で最下位に今季初勝利を献上してしまうという痛恨の結果となった。やはりその最大の原因と言えるのがエースRDTの不在。エースの代わりに入ったディマタ、あるいはロレンは彼の半分の貢献もすることができず結果、枠内シュートはわずか3本と厳しい展開のまま終えてしまった。ただ、その大エースRDTの出場停止は暴力行為によるものとみなされ3試合出場停止も考えられた中、前節の1試合で済むことに。次節に2季ぶりのデルビ―を控えるこの1戦。ホームで確実に勝利し、良い流れを取り戻したいところだ。RDT以外の注目としてはディエゴ・ロペス。水曜日に40歳の誕生日を迎えた彼だが、全く衰えは見られず今季もスーパーセーブを連発。40歳になって初めてとなるこの試合。無失点かつ勝利という気持ち良い形でこの記念すべき1戦を飾りたい。


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 一方 アウェイ グラナダはここにきて復調気味。前節もレバンテ相手にアウェイで3-0と完勝し、これで4戦負けなし。順位も14位まで上昇した。この要因の一つとして考えられるのは守備の安定。DFリーダーのドミンゴス・ドゥアルテをケガで欠き、かなり厳しくなると予想されていた守備陣だが、その代役として入っているビクトル・ディアスの奮闘、そしてチーム全体のブロックを451から442の形に変更したことで前監督時代の安定感を取り戻している。その上で攻撃では崩しの局面、あるいはセットプレーで新加入ロチーナが輝きを見せている。そんな中、この試合の注目はホルヘ・モリーナ。39歳とこちらも大ベテランの域に入っている彼。その影響もあり、ここ数シーズンは中々スタメンとして継続的に出場とも行かなくなってきたものの、出たときの存在感はさすがの一言。前々節のヘタフェ戦でも古巣相手に恩返し弾を浴びせるなど衰えを感じさせないプレーを見せている。ヘタフェ、レバンテに続き、残留争いにおいて直接のライバルとなり得る相手との3連戦最後となるこの試合。アウェイながら勝ち点3を持ち帰りたいところだ。


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3、セルタvsバルセロナ

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 ホーム セルタは前節ラージョ相手に敵地でスコアレスドロー。11本(内枠内5本)のシュートを浴びる厳しい内容だったがディトゥーロの活躍もあって、何とか勝ち点1を持ち帰った。ただ開幕からここまでを見ると不調といわざるを得ない結果。内容的にはよい試合も多いが、それでも勝ちきれないという厳しい状況は続き、遂に順位は15位。12試合フルで消化しながら降格圏まであと3つという順位は到底納得できるものではなく、これ以上の低迷はコウデの去就に関わりかねない問題だ。更に不幸は続き、前節の負傷でミナが離脱。長期離脱にならなそうなことは不幸中の幸いだが、この試合の欠場は確定的だ。そんな中、この試合の注目はガリャルド。今季新加入の彼だが、ここまで出場時間もそこまで多くもなく、出た試合でもインパクトは残せていない。アスパスが不調、ミナはケガという厳しいお家事情もあり、フィットまで待つといった悠長なことは言っていられないチーム状況であり、彼にかかる期待は大きい。ここ3戦リーガでは勝てていない不調バルサ相手に新たなラッキーボーイが得点を挙げ、代表ウィーク前に少しでも良い流れをつかみたい。


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 一方 アウェイのバルサはセルジ暫定監督体制初戦となった前節のアラベス戦はホーム カンプノウでドロー。ブロックを構える相手にメンフィスのスーペルゴラッソ以外ではなかなか効果的な打開ができず、一瞬の緩さを突かれ失点を許してしまった。更にようやく合流し好パフォーマンスを見せていたアグエロが持病の不整脈が再度悪化したようで長期離脱が濃厚に。(またピッチでプレーが見られる日を心待ちにしております。) 一方ミッドウィークに行われたCL第4節ではディナモ・キエフ相手にアンスのゴールで勝利。次節ベンフィカとの決戦まで何とか持ち込むことに成功した。そんなチームにおいて希望となりそうなのがデンべレの復帰。開幕から幅の取れるWGの存在欲していたチームにおいて彼の復帰が大きな意味を持つものになる可能性は大いにある。(と思ったら再度ケガで離脱) 更にアラウホはCLで復帰。ペドリ、フレンキーももう間もなく復帰の見込みと主力陣は続々と帰ってきており、戦力的には十分なものになりつつある。代表ウィーク明けにはチャビの就任がほぼ確定の状況になっている中、セルジ暫定監督の下では最後の試合となりそうなこの試合。(日本時間土曜朝正式にチャビの就任が決定。セルタ戦はセルジが指揮を取る) 彼への感謝のためにも、セルタ相手に気持ちの良い勝利を挙げ浮上のきっかけとしたい。

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DAZN側のミスでサムネがビジャレアルとなっていますが、対戦相手はアラベスです。


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4、アラベスvsレバンテ

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 ホーム アラベスは前節 カンプノウバルセロナ相手にドロー。かなり押し込まれる苦しい展開だったが、何とか1失点に抑え、ワンチャンスをものにすることで貴重な勝ち点1を持ち帰ることに成功した。この勝ち点1で3戦連続負けなしに。4231の形に変更以来の無敗記録は継続しており、ようやく今度こそ自分たちの形を見つけることができたといって良いだろう。そんな中迎える残留争いにおける直接のライバルとの1戦。ここでレバンテを叩き、さらに上昇気流に乗りたいところだ。この試合の注目はCBに入るであろうルジューヌ。負傷離脱期間にミアズガ、ラグアルディアのコンビが好パフォーマンスを見せていただけに序列の低下も考えられたが、復帰初戦となったエルチェ戦からさすがの安定感あるプレーを見せており、その存在感を示している。この試合でもレバンテの強力アタッカー陣を無失点に抑える働きに期待したい。


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DAZN側のミスでサムネがビジャレアルとなっていますが、アラベスです。

 

一方、アウェイ レバンテは前節グラナダ相手に0vs3で完敗。ヘタフェの勝利によって開幕以来未勝利の唯一のチームとなり、苦しい状況は続いている。そんな中、大きな希望はカンパーニャ、バルディの復帰。中盤、そして崩しのフェーズで違いを作ることができる彼らの離脱はレバンテにとってあまりに大きい痛手であった。それだけに彼らの復帰でチーム状況が一気に改善する可能性もあり、大きな期待がかかる。この試合注目はクレルク。ハビエル・ペレイラ就任以来パコ・ロペス時代と比べると低い位置をとっている彼だが、前節2失点目の失点に代表されるように個人パフォーマンスとしては本来の彼とは程遠い。チームとしても4バックでいくのか5バックでいくのか、そしてその中でクレルクにどのようなタスクを与え、どのように使っていくのか。この代表ウィークの中断前にヒントを見つけ出しておきたい。


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5、レアル・マドリーvsラージョ

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 ホーム マドリーは前節 エルチェに何とか勝利。完全に対策され封じられながらもすくないチャンスをものにしたヴィニシウス、らしくないミスからフラストレーションをためるような仕草も多かったものの、見事なアシストで貫禄を見せつけたモドリッチを筆頭に、自分たちのペースではなくてもしっかりと結果を残すマドリーらしさが垣間見える試合となった。ミッドウィークのシャフタール戦でも敵地で難しい試合となったが、こちらも勝利。屈強かつ堅実なDFラインにベンゼマ、ヴィニシウスに代表されるアタッカーの能力を最大限生かし、どのような試合でも勝ちきる。そんなマドリーらしさが垣間見える連戦となった。そして迎える好調ラージョとの1戦、注目はミリトン。序盤こそ不安定さを感じさせていた彼だが、ここ最近は絶好調だった昨季終盤をも上回るような好パフォーマンスを見せており、シャフタール戦では見事なフィードでベンゼマのゴールの起点となる場面もあるなどCBとしてもう一つ上の段階に向けて成長しつつある。ここまで1G/80分のペースで得点を取っている好調ファルカオとのマッチアップとなることが予想されるこの試合、披露こそ心配ではあるが、ファルカオ相手にミリトンがどのようなプレーができるのかにも注目したい。


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  一方 アウェイ ラージョは前節セルタ相手にスコアレスドロー。多少メンバーを変えながらもセルタ相手に押し込む展開は続いたが、1点が遠くホームで勝ち点2を取りこぼす結果となった。ただ順位こそ6位とここまで出来すぎといって良い結果のラージョだが、あくまで目標は残留。その意味ではベルナベウに乗り込むこの1戦も胸を借りる気持ちで勢いそのままに自分たちのスタイルを貫き通してくるはずだ。注目はトレホ。前節は休養という意味で途中出場となった彼だが、ここまで見事なプレーでラージョ攻撃陣を牽引。アシストランキングでは6をマークしベンゼマに続く2位につけるなど好調を維持している。彼の特徴としては左に流れて一度中継点となり、そこからアルバロ、フランとから絡みながら抜け出したアルバロ、中央のファルカオ、右HSのイシに良い形で供給していくもの。そういう意味ではベンゼマと似ている部分もあり、このアシストランキング1位、2位対決には注目。本調子とは言えないカゼミロ相手にトレホが空いてエリア内に近いところで脅威となれれば、ラージョに流れは傾くはず。上位対決となるこの試合、質の高い両チームの対決に期待したい。


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