rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ 12節 プレビュー Part1

1、前段

 皆さんこんにちは。

 今週はミッドウィークもリーグがあり、海外サッカーファンは大忙しの1週間だったことと思われます。個人的にもミッドウィークの試合は4試合くらいしか、しっかりとみることができませんでした。早いもので本日にはまた12節が迫っており息をつく間もないほど怒涛なペースで試合が続いていきます。皆様も無理のない程度にリーガを楽しんでいきましょう!

 大きなトピックとしてはこの日曜日からサマータイムが終わり、キックオフ時間が1時間それぞれ遅くなります。これをどう捉えるかは人それぞれですが、個人的には21時キックオフが少々早く、頭からみるのが厳しいこと、向こうのナイトゲームが5時キックオフになることで睡眠時間が単純に1時間増えることからこの通常時間は好きです(笑) 

 と雑談はここまでにして、プレビューに移りたいと思います。ベストイレブンに関しては見れていない試合が多いことからカットといたします。楽しみにしてくださっている方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

2、ラ・リーガ12節プレビュー

 1、エルチェvsレアル・マドリー

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 ホーム エルチェは10節のエスパニョール戦は2vs2のドロー。ミッドウィークの11節はアラベスに0vs1で敗戦。この2試合の結果により、2勝4分5敗の15位と昨季の成績を考えれば妥当ではあるものの、積極補強をしたこと、そして内容面でもよいものを見せていることを考えると厳しい結果になっている。特にアラベス戦では試合を通してかなり攻め込まれ圧倒された。そして迎える今節、相手はマドリーとこの流れで当たるにはあまりにも困難な相手との対戦となる。とはいえホームの舞台で簡単にひねられるわけにもいかず、意地を見せる展開に期待したい。注目はカシ―ジャ。かつてマドリー所属経験もあるこの守護神は、前節4セーブと1失点こそ許したが好パフォーマンスを披露した。バディアが昨季途中から完全にエスクリバからの信頼をなくしたことで、カシ―ジャは新加入ながら守護神として定着している。攻め込まれることが多くなるであろうこの試合、守護神のファインプレーは勝ち点ゲットへ欠かせないもの。カシ―ジャ中心の粘り強い守備でなんとか意地を見せたい。


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 一方アウェイ マドリーは週末のクラシコでは敵地カンプノウで快勝。スコアこそ2vs1であったがアンチェロッティの策が見事にハマり、それに合わせ選手が見せる質の高いプレーはバルサを数字以上に圧倒した。一方でミッドウィークのオサスナ戦では5枚で退く相手を崩し切れずスコアレスドロークラシコ後の試合が上手くいかないのはいつものことであり、またこの試合はオサスナの奮闘もかなり光っていたことからあまり気にせず、この週末の試合をしっかりと勝ち、ポイントを積みあげていきたいところだ。注目はモドリッチ。ミッドウィークお休みとなった彼はこの試合での出場が予想される。フェデがクラシコのケガで長期離脱することが決まった今、インテリオールのポジションでランニングからハーフスペースを打開できるのは彼唯一に。年齢も年齢となり、シーズンフル稼働、週2で試合はさすがに難しくなってきた彼だが、やはり出場した時の存在感はかなりのもの。この試合でも4枚か5枚かは分からないがオサスナ戦同様ブロックを退かれることは容易に予想できる。その中で彼がどのようなプレーで崩しのタクトをふるっていくのか注目したい。


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2、セビージャvsオサスナ

f:id:rintorres9:20211030101355p:plain                                                    ホーム セビージャは週末レバンテと撃ち合いを演じ5vs3で勝利。ミッドウィークはマジョルカ相手に1vs1という結果になった。しぶとく勝ち点を拾い、ここまで6勝3分1敗の3位とまずまずの成績を残している一方、内容的には不安定な戦いが続いている。そして今後3連戦は好調を維持するオサスナ、現在3連続引き分け中のCL第4節リール、そしてデルビ・セビジャーノと非常に難しく重要な戦いが続く。その中でいかに内容を高めながら、結果も伴わせられるかは今後リーガ、CLにおいて上位進出するための1つ指標になるようなところだ。その3戦において注目したいのがムニル。開幕から中々出場機会がなかった彼だがレバンテ戦でゴールを挙げ、続くマジョルカ戦でもスタメン起用。この試合では存在感を示すことができなかったが、ロペテギの構想には十分含まれるようになったといって良いだろう。その彼がこの3連戦においてどのようなプレーを見せることができるか。エンネシリが離脱中の今、エストレーモからの彼の得点力に期待したい。


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 一方アウェイのオサスナは週末の第10節、グラナダに1vs1のドロー。チミーのゴールで先制しながらも90分の劇的ゴールによって勝ち点2を失った。ミッドウィークのマドリー戦は押し込まれる厳しい展開ながら、5バックでしぶとく構え、何とかマドリー攻撃陣をシャットアウト。スコアレスドロー決着となった。そして迎える今節はセビージャ戦。マドリー戦に続き、連続で非常に難しい相手との対戦となる。ただオサスナは今季アウェイでは無敗。更に引き分けたのも前節サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだマドリー戦のみとアウェイで無類の強さを誇っている。難攻不落のピスファンといえどもオサスナが恐れることは何もないはずだ。注目はモンカジョラ。オサスナ、セビージャともに中盤には戦える選手が多く、フィジカル的な局面が多く見られる1戦になることは予想でき、その中でモンカジョラがどのようなパフォーマンスを見せることができるかは大きな注目だ。モンカジョラ自身としても五輪を経験し、今後ラ・ロハの厳しい中盤3枠の争いに名乗りをあげていくため、こういったビックマッチでインパクトを残したい。


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3、バレンシアvsビジャレアル

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 バレンシア自治州ダービーとなるこの試合。

 ホーム バレンシアは週末のマジョルカ戦は2点を先行する厳しい展開となり、何とか90分からのゲデス、ガヤのゴールで追いついたものの一人少なくなった相手に勝ちきれず。ミッドウィークのベティス戦は1vs4で完敗。これで7試合勝ちなしと開幕からの好調はすっかり見る影もなくなってしまった。更に前節DFリーダーのガブリエウがケガで離脱と非常に良くない流れが続いてしまっている。その中でなんとか1勝を挙げ、この流れを払拭するため、ホームに迎えるこのダービー戦は何としても勝ち点3が欲しい。この試合注目はディアカビ。ガブリエウのケガで右CBとして出場することが予想される彼だが、依然不安定なプレーが多いのが現状。パコやダンジュマと対峙することが予想されるこの試合では大きく懸念が残るところ。ただ、ガブリエウがケガした今それは、如何ともしがたく彼の奮起に期待するしかない。ボルダラスの強みをしっかり取り戻し、堅守からのカウンターでなんとかビジャレアル相手に勝利を挙げ浮上の足掛かりにしたい。


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 一方のアウェイ ビジャレアルは週末の10節アトレティックに痛恨の敗戦で連敗に。ミッドウィークのカディス戦では2点のビハインドを何とか追いついたが、3vs3のドローとなり、これで3戦勝ちなし。更にはジェラールの再離脱、フォイスの負傷離脱と主力陣の怪我人も多くなってきており、バレンシア同様かなり厳しい流れが続いている。そんな中迎えるこの試合、アウェイとはいえ勝ち点3を持ち帰りたい1戦だ。注目はチュクウェゼ。ジェラールが離脱し、再度ピノ、ダンジュマへの負担が大きくなる中で、前回のジェラール不在時にはいなかったチュクウェゼの存在はキーになるだろう。右の大外から仕掛けドリブルからチャンスメイクする彼はピノやジェラールともまた一線を画すものであり、左のダンジュマとともにサイドでよい形を作ることで中央を空けることにもつながる。けが人がいるとはいえ、それでもタレントは十分そろっているだけにきっかけさえあれば浮上は必ず見えてくる。そのきっかけをこのダービーから作っていきたいところだ。


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4、バルセロナvsアラベス

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 ホーム バルセロナは10節のクラシコではカンプノウでマドリーに敗戦。これでクラシコ5連敗と屈辱の結果となった。更にミッドウィークでは昇格組ラージョにファルカオのゴールを許し敗戦。フレンキー、アンス、ペドリらを欠く攻撃陣はチャンスというチャンスを作れず、試合終了後ようやくクーマンの解任が発表された。後任としてはチャビが確定視されている中、少なくともこの試合まではBチームの監督を務めるセルジ・バルファンが暫定監督として勤めることに。クーマン、チャビ同様元バルサのプレーヤーでもある彼は今季からピミエンタのいなくなったBチームの監督を務めているが、結果としてはあまり出ていない現状。ただ最後の希望といってもいいチャビに少しでもいい環境でバトンタッチしてあげるためにも、アラベスをホームに迎えるこの試合、勝ち以外の結果は許されない。前節厳しいチーム状況の中1人気を吐いたニコに更なる期待を抱きつつ、新監督へのアピール合戦ともなるこの試合、各人の奮起を楽しみにしたい。


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 一方アラベスはここにきてカディス、エルチェに連勝し今季2、3勝目を連続して挙げた。勝利した相手もまた残留争いにおいてライバルになるであろう2チームでありこの連勝が持つ意味は大きい。今節も3連勝目となる勝利を挙げ勢いを更につけたいというのは事実だが、現実を見るといくら不調とはいいえカンプノウバルセロナに勝利するハードルは極めて高いのも事実。リアリストとして勝ち点1を狙いに行く必要はあるだろう。注目はマヌ・ガルシア。アトレティコ戦からの541変更以来、出番が激減していた彼だがトップ下に置く4231の再採用によって再びスタメンが見えてきた。彼のイマジネーションと狭いスペースでのターンのテクニックはアラベスにおいて唯一無二のもの。引きこもってのカウンターが基本になるであろうこの試合でも、カウンターの局面で彼の一人外す能力は間違いなく武器になるはずだ。新フォーメーションによって良い波に乗り出したアラベス。その波を終わらせずさらに大きいものにしていくため、この試合も良い形で乗り切りたい。


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5、カディスvsマジョルカ

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 ホーム カディスは週末の10節、アラベスに0vs2で敗戦。ミッドウィークの11節はビジャレアルに3vs3のドローという結果となった。これでチームは6試合勝ちなし。順位も降格圏の18位に沈む厳しい戦いが続いている。課題として着目すべきは失点の多さ。総失点数は18となっており、この数字はレバンテに次いでワースト2位。堅守を売りにしているチームとしてこの数字は到底許容できないものである。唯一のポジティブな点としては新エースのロサーノがミッドウィークにハットトリックを挙げ、勢いに乗っていること。彼に良い形で勝利を決める得点を挙げてもらうためにも守備の再構築は必須だ。注目として挙げたいのは左ラテラルのエスピノマジョルカは前節でも見せていた通り、右サイドからの攻撃にストロングを持っており、ここをどのように封じるかは一つのポイントになる。左に入ることも予想されるロサーノの守備負担を軽減し、カウンター時の武器とするためにエスピノの奮闘は欠かせない。今後残留争いにおいてライバルとなる可能性もある相手にホームで負けるわけにはいかない。堅守速攻という自らのスタイルをもう一度取り戻し、勝ち点3を取りたい。


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 一方アウェイ マジョルカはこの10節、11節バレンシア、セビージャと強敵との連戦を2分けで乗り切った。この2試合で計3人の退場者を出していることは大きな課題であるが、それでもしぶとく勝ち点を拾い続けているのは評価に値する。ただ一方で勝利という結果がなかなかついてきていないのも事実。ラレアル、バレンシア、セビージャという3連戦を2分1敗とまずまずの成績で乗り切った今、カディス相手に勝ち点3を奪い残留争いに巻き込まれない体制を今から作っておきたい。注目はマフェオ。負傷離脱を経て前回の代表ウィーク明けごろから帰ってきた彼だが、さっそくサストレとの格の違いを見せつけ右サイドを攻守において制圧している。イガンイン、ダニ・ロドリゲスとの連携ももはや十分すぎるほどのもので、右サイドはマジョルカにとって大きなストロングだ。この試合でも彼を中心とした右サイドの打開から中で待つストライカーに良いボールを供給したい。敵地から勝ち点3を持って帰るだけの体制はすでに整っているはずだ。


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