rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガここまでの振り返りと第7節 プレビュー

1、前段

皆さん。お久しぶりです。大学とバイト、そして過密日程のリーガ観戦の関係で更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。

3節まで続けてきたリーガ全試合観戦も4節のグラナダvsベティスが見れなかったことを皮切りに、ラージョvsヘタフェ、アラベスvsオサスナエスパニョールvsアラベスグラナダvsラレアル、バルセロナvsカディスオサスナvsベティスの計7試合を見れていない状態になってしまいました。WOWOWで放送のあったグラナダラレアル、バルセロナカディスの2試合は代表ウィーク期間にでも見ようと思いますが、自分自身楽しんでリーガを見ていくためにも、できる限りの範囲で見ていきたいと思っています。

また、プレビューに関してもなかなか時間的にあげれない場合も出てきてしまうことが今後もありそうですが、こちらもできる範囲でやっていきたいと思っております。よろしくお願いします!

2、前節までの振り返り

 初のミッドウィークを終え既にバルセロナ、セビージャ、アラベスビジャレアルの4クラブを除く16クラブが6試合を終えたラ・リーガ。負けなしはマドリー、アトレティコ、セビージャ、バルセロナビジャレアルのCL出場組5チーム。一方勝利なしはレバンテ、グラナダ、ヘタフェ、アラベスの計4チーム。中でもヘタフェとアラベスは未だに引き分けすらなく連敗を継続してしまっている状況です。

 個人としてはマドリーのベンゼマ、ヴィニシウスが計13ゴールを挙げ絶好調。特にベンゼマは8G7Aとメッシがいなくなったリーガの新たな王様として君臨しています。新加入組ではマドリーのカマヴィンガ、セビージャのラメラ、ラージョのファルカオといったタレントが結果を残しており、若手からベテランまで幅広く活躍しているというリーガらしいシーズンになっています。

 その中で今回はここまでのベストイレブンという形で2チーム作ってみました。上がAチーム、下がBチームです。異論反論等々あるとは思いますが、ぜひそちらは建設的な形でコメントにお寄せいただければ幸いです。その上で本題の7節プレビューに移りたいと思います!

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チーム構成を考えたうえで、かなり悩んだのはGKと右ラテラルです。GKはタレントが多かったという意味で、一方で右ラテラルは選出に値する選手がいないという点で。ちなみに改めて言っておきますが、自分はコルチョネロス(アトレティコサポーター)です。

3、リーガ第7節プレビュー

今節はミッドウィークにリーガ6節があったこともあって、各チーム準備の時間が満足にとれず、特にターンオーバーの対象にならなかった選手にとってはコンディションも含め難しい一戦になる。ただそんな中でもバレンシアアトレティック、マドリービジャレアルバルサレバンテ等今節も引き続き注目試合は目白押しだ。

 1、アラベスvsアトレティコ 

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  ホーム アラベスはここまで延期分を除く5試合で全敗。得点1はリーグ最少、失点11はリーグ最多タイと攻守ともにうまくいっていないのが現状だ。更に敗北した相手もエスパニョール、オサスナマジョルカといった残留争いの直接のライバルになりそうなチームが多く早急の改善が求められる。現状、アラベスの根本的な課題は最適解が見つかっていないこと。マヌ・ガルシアやペリストリ(ローン延長)など才能ある中盤のボールプレーヤーを獲得した一方で、フィニッシュワークで違いを見せられるルーカス・ペレスを放出した今オフの影響を悪い意味で受けており、マヌ・ガルシアやペリストリの才能は中々生かしきれず、前線のホセルとグイデッティ(シーラ)の2トップはあまりに直線的で、中々相手の守備陣に危機を感じさせるところまで行けていない。特徴のある攻撃的なタレントはいるだけに如何に彼らを配置し、どのようなタスクを負わせるのか。そこをしっかりと作り直し、修正できなければ、昨季チームを救ったカジェハの解任はそう遠くはないだろう。それを回避するためにもホームで迎える今節、アトレティコ相手とはいえなんとか連敗をストップさせ、新たな希望を見つけ出す一戦にしたい。


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 一方のアウェイ アトレティコは前節、先制を許しながらも敵地でなんとかヘタフェに逆転勝ち。開幕からの負けなしは継続した。ただコケ、レマルというチームの要2人を欠いたチームは運び出しの部分から苦戦し、未だ未勝利のヘタフェ相手にもかかわらず決定機すらほとんど作ることができなかった。今節もレマルはもちろんコケも練習にこそ帰ってきたが、欠場が予想される。その中で誰が中心となり、どのような形で運び、崩していくのか。これを確立しコケ、レマル依存から脱却しなければリーガ連覇、そしてCLでの上位躍進は望めない。更にそれ以上に問題なのが前線。開幕から好調を維持するコレアはさておき、スアレスは前節2Gをあげたものの、如何せん体のキレはなく、出戻りのグリーズマンはコンディション的にも、チーム的にもフィットにはまだまだ時間がかかりそうな形、フェリックスは出場停止とネームバリュー的には豪華だが、実際の得点力には課題が残る。個人的には前節、好プレーを見せていたクーニャの起用も期待したいがどうなるか。ミッドウィークにはCLミラン戦を控える中で迎えるこの一戦。早々に結果を出し、大差をつけてジョレンテやCB陣など継続的に出場しているメンバーを休ませたいところだ。


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2、バレンシアvsアトレティック

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 ホーム バレンシアは4戦負けなしで迎えた前週のマドリー、セビージャの2連戦を連敗。その上、負け方も80分間圧倒しながらも残り10分で逆転されたマドリー戦、前半30分までに勝負をつけられたセビージャ戦とそれぞれ違う良くない形での敗北となってしまった。更にさらに、ソレール、ガヤ、コレイア、チェリシェフという両サイドの前後4人が総じてケガによって離脱という状況に追い込まれ絶好調だったチームは急速に正念場に追い込まれた。そして迎える非常に大事な今節の相手はアトレティック・クルブ。かつてバレンシアを率いた名将に率いられたチームはターンオーバーを使った前節ラージョに敗れ今季初黒星となったがフルメンバーがそろったときのハイプレスは凄まじい威力がある。正念場に迎える相手としてはあまりに難しい相手だが、ホーム メスタージャで3連敗となる黒星を上げるわけにはいかない。体を張ったキープなどで貢献こそしているものの未だ1得点とフィニッシュの面で物足りなさが残るマキシ・ゴメスに期待したい。


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 一方のアウェイ アトレティックはターンオーバーを行った前節アディショナルタイムファルカオのゴールを許し、今季初黒星となった。サンセットの欠場以降、バイタルスペースを利用としたチャンスメイクがムニアイン一辺倒になりつつあるところは不安材料といえるだろう。更には前節ビジャリブレもけがを負いアタッカー陣に一抹の不安は残る。ただビビアンも試合を重ねるごとに安定感を上げており、イニゴ・マルティネスと組むCBはかなりの堅さを誇る。またラテラルもレクエやバレンシアガといった本来のサブ組が特徴を出し始めチームとしていい方向に向かっているのは間違いない。今節の相手となるバレンシアは目標となるヨーロッパの出場権争いにおいて直接のライバルとなり得る存在であり、ダメージの色が濃い今のうちにしっかりと倒しておきたい相手。前節フラン・ガルシアの前に良さが出せず、プレッシング時も逃げ道となってしまったニコ・ウィリアムス、そしてリーガ連続出場記録の更新が目前に迫っているイニャキ・ウィリアムスのウィリアムス兄弟の爆発に期待したい。


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3、セビージャvsエスパニョール

 ホーム セビージャは前節バレンシアに完勝。チームの完成度、大半の選手のコンディション共にベストとは言えないが、それでも未だ無敗をキープとさすがの成績を残している。南米勢が多いセビージャにとって代表ウィークは最大の敵でもあり、その前にしっかりと成績を残すことは必要不可欠。その上でミッドウィークのCLに向けたコンディショニングもしたいところで、エスパニョール相手に早い時間で勝敗を決めてしまうような試合運びが理想だ。注目は左のエストレーモに入ることが予想されているルーカス・オカンポス。開幕からケガやコロナ感染、南米予選等々の影響で出だしが遅れた彼だが、徐々にパフォーマンスを上げてきている。彼の得点力、推進力、そして何よりメンタリティは今のセビージャが熱望するもので、ここらへんで彼に当たりが出るとチームとしても勢いが出るはず。ピスファンに昇格組エスパニョールを迎えるこの1戦。敗北は許されない。


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 一方アウェイのエスパニョールは前節アラベス相手に何とか初勝利。これまでも内容は悪くなかっただけにようやく結果がついてきたことは非常に大きい。このまま、一気に流れに乗っていきたいところだが、このタイミングでのアウェイ セビージャは非常に嫌な対戦カードだ。ただもちろん簡単に負けるわけには行かず、この流れを継続させるためにも実りある試合にすることが求められる。そのうえで注目は23番のエンバルバ。昨季セグンダで圧倒的な存在感を放った彼も今季ここまで中々インパクトを残せずにいる。時折セットプレー等で可能性こそ感じるプレーはあるがそれが結果に結びついていないのが現状だ。チームのさらなる浮上のため、このチャンスメーカーの復調に期待したい。


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4、レアル・マドリーvsビジャレアル

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 ホーム マドリーは前節若手中心の布陣でマジョルカを6vs1で破り内容でも圧倒的なものを見せた。6戦5勝1分で首位に立つマドリーはエース ベンゼマが王として君臨すると、ヴィニシウスも覚醒。ロドリゴ、カマヴィンガ、バルベルデといった若手も存在感を発揮しており、それに押されるようにしてアセンシオ、アザールといった苦しんでいた主力たちも段々と調子を戻しつつあるなど好循環が生まれている。それを引き出しているのは名将アンチェロッティの存在。世界一マドリーの監督に適任な男といっても過言ではない彼はチーム全員をうまく使い分けながら、その試合、そして長いシーズンを考えながらベストなチョイスができている。一方で課題があるのは最終ライン。メンディ、カルバハルの両ラテラルが不在なこともあり、そしてCB陣もそれぞれ守備者としての課題が露骨に出てしまう場面が多くクルトワの好セーブがなければ失点は更に多くなっていただろう。元来マドリーはこの能力で解決するクラブであることからも、特にミリトンの成長はこのシーズン勝ち続ける中で必須。ジェラール不在とはいえダンジュマやディア、パコなどの強力アタッカー陣にどう対応するか注目だ。


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 一方のアウェイ ビジャレアルは前節エルチェに大勝し、ようやく今季初勝利をあげた。やはりパレホ、パウの復帰によりビルドアップに余裕が生まれ、トリゲロスを1列前で使えるようになったことからライン間をとる動きが増えた。更にここにきてパコ・アルカセルが結果を残すなどアタッカー陣にも競争による活性化が生まれてくるなど、ポジティブな要素が見え始めてきた。しかしエメリは今節の相手である対マドリー戦での戦績が最悪。強豪(特に2強)相手へのリスペクトしすぎる癖はチームを変えても変わらず、本気でCL圏確保、そしてCLでの躍進を狙うならこの点は要改善だ。更にミッドウィークにはCLユナイテッド戦を控えマドリーとユナイテッドの連戦という地獄のような日程が続く。せっかく勝利によってつかんだ勢いを無駄にしないために、この2戦で満足のいく結果もしくは内容が欲しいところだが、エメリがどっちにプライオリティを持っていくのかにも注目だ。選手として注目はダンジュマ。段々とチームにフィットし、出場時間も伸びてきた彼が高い移籍金と評判に合うだけのプレーヤーになれるのか。ジェラールが離脱中の今彼にかかる期待は大きい。


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ラ・リーガ 4節 プレビュー part2

1、前段

 今回はpart1で触れていない残りの4試合の中で日曜開催の残り2試合について書いていきます!ビジャレアルvsアラベス、セビージャvsバルセロナが延期となったことで、8試合のみとなる今週のリーガですが楽しんでいきましょう!

part1をまだご覧頂いてない方はぜひこちらからどうぞ!

 

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2、リーガ第4節プレビュー

1、カディスvsレアル・ソシエダ

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ホーム カディスは前節オサスナ相手にアディショナルタイムのセットプレー2発で逆転され逆転負け。痛い敗戦を喫した。開幕から自分たちのスタイルを貫いた良い形でのフットボールができているだけに、2分1敗の勝ちなしという開幕3節には無念さが残る。そんな中で今節の相手となるのはレアル・ソシエダ。開幕3節カディスの451のブロックになっているのは新加入のピボーテ アラルコンのカバーエリアの広さ。彼が常に数的優位を作りつつ中央でにらみを利かせることで堅固な守備ブロックを保っている。ただ一方で451というフォーメーションの構造上アラルコンの脇=インテリオールの裏というのは空きやすくなっており、そしてこの試合の相手であるラレアルはシルバを筆頭にそのスペースを突くのが抜群にうまいタレントを数多く備えている。そんなラレアル相手にアラルコンがどう立ち回るのか。そしてセルベラ監督がどのような策を立てるのか。注目したい。


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 一方のアウェイ ラレアルは前節レバンテに完勝。オヤルサバルの疲労は気になったが、開幕から好調を維持するシルバの躍動は目覚ましいものがある。更にこの代表ウィークではオヤルサバルが休養となりコンディション調整ができたこともラレアルにとっては非常に大きなプラス要素。この2人が両ハーフスペースで躍動するようなことがあると守備に定評のあるカディスとはいえ、大敗の可能性もあり得る。一方この代表ウィークでは主力組だとイサクがスウェーデン代表、メリーノがスペイン代表、バレネチェアらがU21スペイン代表に選出されプレー。彼らの疲労具合は気になるが、それでも確実に勝ち点3を取らなえればいけない試合にはなる。開幕戦の低パフォーマンスからここ2試合スタメンの座をバレネチェアにとられている、仕事人ポルトゥの活躍にも期待したいところだ。


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2、レアル・マドリーvsセルタ

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  ホーム マドリーは前節ベティス相手にカルバハルのゴールで勝利。開幕3戦を2勝1分とまずまずの形で迎えた。けが人もだんだん戻りつつあり、メンディはこの試合の帯同メンバーに入り、クロースもあと一歩という情報が出ている。その一方開幕から右のエストレーモに入っていたベイルが恒例となってしまった怪我によって離脱。守備面など、彼を右に置くことの弊害はでていたものの、一方で得点力やキック精度等々圧倒的な武器も持っていた彼の離脱が吉と出るか凶と出るかは代わりに入るであろうロドリゴorアセンシオ次第だ。更にこの試合では南米組のコンディションが懸念点。ヨーロッパ組であってもメンバーによっては中2日でこの試合となる選手も多く、カマヴィンガやブランコ、ミゲルといった若手たちにチャンスが回ってくる可能性も十分にある。そしてもう一つ注目となるのが左のエストレーモ。前節スタメンを外されたアザールがこの機会にもう一度スタメンとなり、周囲を黙らせるプレーを見せるのか、それとも南米予選明けのヴィニシウスに再度任せるのか、CL上位進出を狙っていくにはアザールの復調orヴィニシウスの覚醒のどちらかは至上命題であり、アンチェロッティがどのような選択をするのかは注目だ。


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 一方のセルタは開幕から未だ勝ちなしの1分2敗と厳しいスタートをきった。前節もアトレティック相手に終始圧倒しながらもアイドゥーのミスで失点しそのまま敗北。よくない流れが続いている。その要因として挙げられるうちの一つがアスパスを中心とするアタッカー陣の不調。試合を経るにつれ良くなっているようには見えるが、まだ調子は上がっているようには見えず、セルタのストロングポイントであるこの部分が復活しない限り、復調は厳しい。マドリー戦は特に相性が悪く、いつも不幸な事件が起こっている印象だが、状況的にも最低でも次につながるものは残したいところだ。注目となるのはピボーテに入る選手。ここは普段ならタピアの独壇場だが、彼は南米予選に参加しており、コンディションはネック。もしベルトランがこの位置スタートになるとセルタとしても引き込んで守ることは厳しくなり、彼の良さを生かすためにもボール保持から狙いにくることも考えられる。しかし相手はそのプレッシャーをいなすのが世界一上手いレアル・マドリー。こういったなかでコウデがどうこの試合をプランニングしていくのか注目だ。


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ラ・リーガ 4節 プレビュー part1

1、前段

 どうも!みなさんこんにちは。お久しぶりです。

 代表ウィークも明けようやくリーガが再開となります。これからはミッドウィークの試合も入るようになり、週2日体制となります。全節書くことは目標としつつ、できないときも忙しかったんだなあくらいに思っていただけると嬉しいです。また、3節まで続けてきた全試合視聴も難しくなります。それに応じてベストイレブンも、全試合からのセレクトとはなくなってしまいますが、一応続けたいと思っていますので、楽しんでいただけたら幸いです。

2、リーガ3節の振り返り

 3節は、アトレティコ、セビージャの引き分けにより早くも連勝チームがいなくなるという形になりました。その中でマジョルカバレンシアはそれぞれペリコ、アラベスに完勝し、未だ負けなしと予想に反した好調なスタートを遂げました。更にはラージョがグラナダ相手にまさかの4点差勝利。他にも信じられないようなビジャレアルのOGやアディショナルアイムにセットプレーから2点を取ったオサスナカディスに逆転勝ちを遂げるなど、相変わらずトピックスの多いMatchdayになりました。

 振り返りはここまでにして、いつも通り個人的3節のベストイレブンを置いて、プレビューに移りたいと思います。べスイレについての意見・批判は優しい形であれば()受け入れていますので、ジャンジャンコメント宜しくお願い致します!

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左 一番手 右二番手

3、第4節プレビュー

1、レバンテvsラージョ

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 ホーム レバンテは前節ラレアルに敗戦。勝ち点2の勝ちなしで開幕3節を終えた。ただ一方で内容面を見ると復帰したカンパーニャはモラーレス、デフルートス、メレーロといったタレントといい形で連携を見せており、充実したものにはなってる。今節はデフルートスの欠場が濃厚視されているが、代わりに入るバルディorカンテ―ロも十分期待が持てるタレントであり、攻撃面の心配はそれほどないと言うことができるはずだ。その一方で課題となるのは相変わらず3試合で5失点を喫しているディフェンス。ヴェーゾ、ドゥアルテ、ピエルといったCB陣はどれもリーガレベルに達しているとは言い難く、昨季まで一人でゴールを死守していたアイトールもまだ例年並みのスーパーセーブは見られていない。そんな中、期待されるのがデッドラインデーにアーセナルより移籍し、久々のリーガ復帰となるムスタフィ。アーセナルでは厳しいシーズンも多かったと聞くが、バレンシア時代彼が見せたプレーは確かなものがあり、その時のようなプレーを見せられれば、DFリーダーとして失点減少、そしてその後の勝ち点3獲得に大きな王権ができるはずだ。ラージョとの対戦となるこの試合、まずは前節グラナダ相手に4得点を挙げたラージョ攻撃陣をしっかり抑えたい。


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 一方のアウェイ ラージョは前節グラナダ相手にまさかの4得点勝利。トレホのキープ力、アルバロの仕掛け、エンテカのポストワーク等々前線のタレントのストロングポイントがうまく発揮された良い形で初勝利を挙げた。そして代表ウィーク明けとなる今節、代表に帯同した選手が他に比べて少なかったこともあり、しっかりと2週間リーガの舞台で戦えるだけの形、そしてレバンテ対策を作ってきたはず。前節はフロックだっのか、それとも本当にリーガで戦っていけるだけの実力があるのか。ラージョの本当の意味での実力が試される一戦だ。注目は移籍期間終了間近に獲得したセルジ・グアルディオラ、ウナイ・ロペス、そしてなんといってもラダメル・ファルカオ。前節見せたように個性豊かな面白いタレントがそろう前線でセルジ・グアルディオラファルカオがどのようなプレーを見せるのか。目標である残留達成のためにはエンテカを合わせた彼ら3人の中で2桁ゴールを記録するレベルの結果を残すプレーヤーが欲しいところだ。


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2、アトレティックvsマジョルカ

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 ホームのアトレティックは前節セルタ相手にかなり攻め込まれながらも1点を取り勝利。開幕3試合は負けなしの勝ち点5と上々の滑り出しを見せた。しかしこの試合ではここまでバイタルエリアに侵入し数多くのチャンスをクリエイトしていたサンセットがラ・ロヒータの練習中に怪我したことで出場が微妙に。ただ代わりを伺うのはラウール・ガルシアやビジャリブレといった実力十分なタレントであり、チーム力の大幅な低下は避けられるはずだ。更に同じく出場が危ぶまれていたベレンゲルやデ・マルコスは出場が濃厚視されており、イェライの復帰も間近に迫るなどポジティブな要素は多い。この試合の注目はムニアイン。対峙することが予想されるマフェオはメッシのマンマークでご存じの方が多い通り、対人にはなかなかの能力を持っている。そんな中でアトレティックの絶対的中心にして崩しのタクトを握る彼が、どのようなポジショニングをとり、どのような絵を描いていくのか。抜群の精度を誇るセットプレーと合わせ注目したい。


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 一方のアウェイ マジョルカは前節ホームで同じく昇格組のエスパニョールを圧倒し、見事勝利。開幕3試合を勝ち点7という出来すぎのような結果で終えた。更には移籍期間終了間際にイ・ガンインとマシュー・ホップという才能ある若手を獲得。更に攻撃面でのタレントを増やしている。我らが久保建英は前節右のハーフスペースに位置し、バイタルを攻略する動きで勝ちに大きく貢献。更に代表でもトップ下に入り別格さを見せつけた。しかし、厳しいようだが今季の彼に求められるのはどんなスーパープレーよりも結果。10回のポスト直撃弾より、1つのゴールである。マドリーとの契約が今季終了時点で残り2年となる彼にとって、自分に慣れ親しんだ舞台であり、自分が主役になれる昇格組のマジョルカを選んだ時点で、彼は今季マジョルカの王としての圧倒的な結果が求められるのが現実だ。中国戦で見せたポスト直撃弾やエスパニョール戦で見せたカットインからのシュート。どちらも素晴らしいプレーだったが、マドリーというクラブを目指す以上、これらは確実に決めていかなければならないものだ。今季そしてこれからの久保建英にために今節目に見える個人の結果を手にしたい。


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3、エスパニョールvsアトレティコ

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 ホームのエスパニョールは前節マジョルカに敗戦。開幕3試合を2分け1敗の勝ち点2で終えた。その結果以上に深刻なのが未だ得点が0であること。これはリーグ全体でも唯一の成績であり、早急な改善が必要だ。とはいっても、RDTとディマタの2トップはそれぞれいい動きは見せており、より問題なのはプアドとエンバルバで構成する2列目。どちらも間違えなく能力のあるタレントながらこの3戦、ほぼいいところを見せられていない。更にエンバルバは和解こそ報じられたものの前節ビセンテモレノの握手を拒否しており、プアドはケガによってこの試合の出場が不透明と厳しい状況は続く。そんな中光となり得る存在が33番のニコ・メラメド。前節も投入以降比較的自由に動きボールを触ることでリズムを作った彼はこの試合での先発起用も十分想定でき、アトレティコ相手であっても可能性を作ることができるプレーヤーなはずだ。アトレティコ相手とはいえ、簡単に無得点で負けることは許されない試合になる。ビセンテモレノの采配とともに実力ある選手たちの奮起に期待したい。


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 一方のアウェイ アトレティコは前節奇跡の()OGでビジャレアル相手に何とか追いついてドロー。内容は圧倒していたが得点がとりきれず、また失点はどちらもミスからと、自分たちで試合を難しくしてしまうなどいくつか課題が残る試合となった。ただそれでもプレーの質自体はリーガ内だと頭一つ抜けたものを見せていたのもまた事実であり、選手層から考えても今季のリーガを牽引する存在であることは間違いない。移籍関係ではデットラインデーにサウールをチェルシーに放出し、グリーズマンを復帰させた。これに関してはコルチョネロス(アトレティコサポーター)の中でも賛否両論大きく分かれる問題であり、コレア、フェリックスがいる中でどのように使っていくのかは不明だが、タレントとして間違えないものを持っているのもまた事実であり、期待は集まる。

 この試合ではコレア、デポール、ヒメネス、クーニャといった南米予選組の出場は厳しく、コケ、ジョレンテ等欧州代表組も疲労がたまっていることは想定できるが、それでも選手層は圧倒的なものがあり、この試合の勝利は絶対条件。早めに勝敗をはっきりさせミッドウィークのポルト戦に向けた調整ができれば、最高の展開になるだろう。


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4、オサスナvsバレンシア

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 ホーム オサスナは前節カディス相手に土壇場の逆転劇で見事勝利。開幕3戦で負けなしの勝ち点5と上々の滑り出しを見せた。更にこの代表ウィークではほとんどの選手が狩り出されなかったことで名将ジャコバ・アラサテの下、更なる充実が期待される。そのことからもわかるようにおそらくバレンシア対策というのも十分に立てられていることは予想でき、持ち味である柔軟かつアイディアのサイドと堅実かつ堅固な中央のバランスをもって絶好調のボルダラスバレンシアに挑むことが予想される。その中でキーとなるのが、昨季に引き続きローンでアトレティコから来ている左ラテラルのマヌ・サンチェス。攻撃において内外使い分け、時にはストライカー張りの位置に入りチャンスメイクを行う彼の存在はバレンシアの442ブロックに対し効果的であるはず。ただその一方で彼が空けるスペースがリスクになることもたしかであり、カウンター時そこのエリアからの侵入を試みる可能性は十分。更にちょうどマッチアップとなるのが現在絶好調のカルロス・ソレールであることもあって、ここの攻防は一つターニングポイントになるはずだ。


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 一方 アウェイのバレンシアは前節メスタージャでアラベス相手に3-0で完勝。開幕3戦で2勝1分けの勝ち点7を獲得と相手に恵まれた部分はあったとはいえ、新監督ボルダラスの下で順調すぎるスタートを切った。442で設定する守備ブロックからゲデス、チェリシェフの推進力、マキシのキープ、ソレールの飛び出しといった前線のタレントの特徴に、ピボーテやラテラルが絡んでいくカウンターはかなりの切れ味を誇っている。守備でも新守護神候補のママルダシュヴィリは好セーブを見せ、広いカバーエリアを持つガブリエウと対人で強さを見せるアルデレーテのコンビは良い補完性を持っている。サイドでも、ガヤはもちろん移籍期間終了間際に獲得したフルキエは身体能力化け物であり、対人で無類の強さを発揮するラテラルだ。そして迎える今節はカピタンであるガヤが代表中のケガで出場が厳しく、右コレイア、左フルキエの形が予想されている。ガヤの不在は大きすぎる痛手であり、サイド突破に強みを持つオサスナ相手に厳しい形にはなるが、持ち味の堅守速攻を見せることができれば十分勝機はある。この開幕3戦がフロックではなかったことを示すためにも、この1戦良い形で乗り切りたい。


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La Liga 第3節 プレビュー part2

1、前段

どうもこんにちは!

リーガ第3節プレビュー残りの日曜開催4試合に触れていきたいと思います。part1をまだご覧になられていない方はぜひ下のほうからpart1も見ていただけると嬉しいです!

では行きましょう!

 

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 2、第3節プレビュー

 1、バルセロナvsヘタフェ

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 カンプノウにヘタフェを迎えるバルサは前節、サンマメスでアトレティック相手にドロー。内容的にはかなり厳しいものだったため、この勝ち点1は上々といえるかもしれないが予想通り、アトレティックレベルのインテンシティをもって組織的にハメに来る相手にはまだ開幕節で見せたような相手を圧倒するようなフットボールは展開しにくいということが明らかになった。守備の約束事等、クーマンに課された仕事はまだまだ多いが、とりあえずはこのヘタフェ戦にいい形で勝利し気持ちよく代表ウィークに入りたいところだ。この試合ペドリがようやくのバカンスでお休み。前節ケガで交代したピケ、退場したエリック・ガルシアの欠場も確定している。その中で代役を誰が務め、どのようなプレーを見せるのかは注目だ。更に前節破壊力不足が露呈してしまった感のある、グリーズマンブライスワイトが格下相手であるこの試合どのようなプレーを見せるのか。ユスフ・デミルの登場にも期待しつつ注目したいところだ。


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 一方、アウェイのヘタフェは開幕2連敗スタート。開始早々10人になったバレンシア、明らかにコンディションが悪かったセビージャと優位な状況ながら良いところをほとんど見せれず無得点のままの2連敗はかなり深刻な状況だ。更にこの状況に追い打ちをかけるようにチームの絶対的中心であるククレジャのブライトン移籍が最終段階に入っており、この試合も召集を見送られている。残留のため、そしてミチェルの解任を防ぐためにも、代表ウィーク前のこの試合バルサ相手とはいえ、ポジティブな部分を見せたいところだ。そんなヘタフェにとってキーマンとなるのが、今夏サンプドリアから獲得したヤクブ・ヤンクト。ククレジャの代わりに左SHに入ると思われるこのチェコ人MFはセリエAで十分な活躍を見せていたようで、同じようなパフォーマンスをリーガの舞台でも期待したいところだ。彼がアレニャ、アランバリらといい関係を築いたうえで、エネス・ウナル、サンドロ・ラミレスの2トップにいい形で供給することができれば開幕からのCBコンビが両者ともに不在のバルサDF陣を揺さぶることもできるはずだ。


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2、カディスvsオサスナ

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 ホームのカディスは前節ベニート・ビジャマリンでベティス相手に1-1決着。2試合連続の引き分けとなった。相変わらず試合内容としては76%の支配率を相手に握られるなどかなり押し込まれたが、ハロヤン、ファリ、アラルコンの中央ユニットを中心に442ブロックと451ブロックを使い分けつつ耐え、ネグレドにロサーノ、サルビ・サンチェスが絡むという形でのカウンターは昨季と比べても更に迫力を増している。代表ウィーク前ラストのこの試合ホームで勝ち点3をとり、チームとして今の形を信じ切るきっかけとすることができれば、残留、そしてその上のトップ10という目標も不可能なものではないはずだ。この試合の注目として挙げたいのは右SHに入るであろうサルビ・サンチェス。この30歳のアタッカーはブロックを組んでの守備もしっかりとこなし、その上でカウンターで出ていくときのスピード、技術ともに光るものを持つカディスの矢ということができるだろう。オサスナの左ラテラルに入るとされるマヌは攻撃力は圧倒的なものを持つが、守備(特に対人)の部分では不安を抱えており、その部分をサルビがつければ必ずやゴール、そして勝利は見えてくるはずだ。


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 一方、アウェイのオサスナは前節エル・サダールでセルタ相手にスコアレスドロー。開幕節のペリコ戦に続きホーム連戦で勝ち点2にとどまってしまった。ただこの結果以上に問題なのが決定力不足。この2試合はどちらもかなり優位に試合を進めており、2試合合計の枠内シュート数は29本とかなり多いシュートをおちながらも得点がないのが現状だ。チミー・アビラ、ブディミル、キケ・ガルシアとオトラ最高クラスのストライカーを3枚持ちながらのこの結果はかなり深刻なものであり、早急の改善が必要だ。更には前節右サイドで躍動したキケ・バルハがケガで離脱。代わりにビジャレアルからローンとしてオンティベロスを獲得したものの、彼の穴を埋めるのはそう簡単なものではない。とここまでネガティブな話をしてきたが一方で内容がゴール以外ではかなり完璧に近いのもまた事実。エレーラ、ダビガル、アリダネ、トロで組む中央の守備はかなりの堅さを誇っており、ナチョ・ビダル、ブラシャナツ、ルベン・ガルシアといったタレントも好調を維持している。今後の躍進のためにこの試合をきっかけとしたいところだ。


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3、ラージョvsグラナダ

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 ホーム ラージョは前節アノエタでラレアルに完敗。スコア自体は0-1とそこまでネガティブになる数字ではなかったが、ディミトリエフスキの活躍と、ラレアルのフィニッシュ面の質の低さがなければあと2、3点入る内容であったことを考えると不安要素は大きい。やはりプレーオフから上がってきたため準備の時間が他の昇格組と比べ少なかったという要素も働き、ここ2戦ヨーロッパで戦う2チーム相手とはいえ厳しい内容月図鋳ている。それでも、代表ウィーク前ラストとなるこの試合、いい形で連敗を切り2週間のトレーニングでの改善を図りたいところだ。この試合の注目は8番のトレホ。守備時は2トップ、攻撃時はトップ下に入り、バイタルの位置でピボーテの脇を取り、良い形でのキープを前節は見せた。彼がゴナロンを筆頭にかなり高いレベルにあるグラナダの中盤相手にも同様のプレーができ、そこにエンテカやメルケランス、アルバロといったアタッカー陣がいい形で絡むことができれば必ずや決定機は作れるはず。プリメーラの舞台でどこまで彼らのフットボールが通用するのか。ラージョの奮闘に期待したい。


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 一方のアウェイ グラナダは前節ホームでバレンシア相手に88分のソレールのPKで追いつかれドロー。これで開幕節のビジャレアル戦から連続の引き分けと可もなく不可もなくという形の序盤を送っている。バレンシア戦では昨季から所々で採用している3バックを採用。5バック気味に引いて相手にボールを持たせつつバッカのポストからルイス・スアレスの抜けだしというまさに狙い通りのような形で先制に成功したが、前半45分で451に戻したことから、何かしらロベルト・モレーノは不満点or懸念点があったと思われる。またピッチ外では大きな動きがあり、圧倒的フィジカルで右サイドを支えてきたフルキエのバレンシア行がほぼ確定。またその代わりにアトレティコからアリアスをローンで獲得することも公式発表を待つのみという状況になっている。

そんな中この試合の注目は新戦力 バッカ。前節もガブリエウ相手に見事なポストプレーからチャンスメイクした彼が、ルイス・スアレスと継続的にいい関係を築くことができれば退団したソルダード以上の結果を残せるはずだ。中盤が充実の一途を見せているなかで彼らの供給をうまく形にできるのか。コロンビア人ストライカーに期待したい。

4、アトレティコvsビジャレアル

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 ホーム アトレティコはここまでの2戦スアレス、トリッピアーを温存しながらも堅実な形で2連勝。コンドグビアやデポールなど昨季と比べてのプラス要素も見えてくるなど、着実な強さで2連勝を果たしている。その中でもコレアは大爆発中。2試合3ゴールと今まででは考えられないほどの決定力を見せており、この調子が一時的なものなのか、本格的な覚醒なのか注目したところだ。

 3連勝を目指すこの試合ではトリッピアーとスアレス、そして前節出場停止だったエルモソの3人がスタメンに復帰するとみられており、昨季慣れ親しんだいつもの形で臨むことが予想されている。その中でビジャレアルという強敵相手にどのような試合を見せるのか。そしてこのメンバーに途中から入ってくるであろうデポール、クーニャといった新加入メンバーがどのような連携を見せるのか。注目したいところだ。


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 一方のビジャレアルは前節 エスパニョール相手にスコアレスドロー。ただ内容ではかなり押し込まれており、ペリコに決定力がもう少しあれば敗北も十分あり得る内容だった。開幕節のグラナダ戦に続き2戦連続のスコアレスドローと低調なスタートのビジャレアル。やはりその原因として挙げられるのが、パレホとパウの不在。低い位置からゲームを作る彼らの不在はビルドアップがうまくいかなくなるだけでなく、トリゲロスがピボーテとして司令塔の役割をしなければならない状況になってしまい、相手のライン間でボールを引き出すというチーム全体の武器を失うことにもなっている。そんな中でも代表ウィーク後に復帰予定の彼らが合流する前に少しでもいい形でこのアトレティコ戦を終わらせたいところ。前節スタメンから外れたジェレミ・ピノ、新加入ながら前節一つ好プレーを見せたダンジュマの2人のサイドアタッカーに注目したい。


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ラ・リーガ 第3節 プレビュー part1

1、前段

どうもこんにちは!見ていただきありがとうございます!

最近皆さんのおかげで、少しづつではありますがブログを見ていただける方が増えてきており、非常にうれしく思っております。プレビューの内容や前節のベストイレブン、予想スタメン、今後のブログの内容等々、質問、指摘、意見、要望等コメントしていただければ、基本的にはどこかのタイミングで拾っていきたいと思っておりますので、ぜひご気軽にお願い致します!

 

2、第2節の振り返り

前節同様、自分は戦術解析などができるタイプの人間ではないので雑感だけ少し述べつつ個人的ベストイレブンを貼ってプレビューに向かいたいと思います。

一応今節も全試合観戦は達成しましたが(3節までは続けたいと思っています)、2節最大のビッグマッチ レバンテvsマドリーは期待通りの内容を見せ、アスレティックvsバルセロナも予想通りの展開になりました。その中で個人的に一番内容が面白かったのはオサスナ。得点こそ決まりませんでしたが素晴らしいサッカーを展開していました。一方で不安が残ったのはセビージャvsヘタフェ。簡単なミスが多く、特にセビージャの選手たちは普段であれば絶対にしないような軽率なプレーを連発していた印象でした。と2節の振り返りはここまでにしつつ、最後にベストイレブンを貼りたいと思います。今回は2チーム作りました。上がベストチーム、下が準ベストチームです。インテリオールで出ていたフレンキーのリベロ起用や左CBを務めたダビド・ガルシアの右CBなど若干無理のある形になってしまいましたが、ご容赦ください。

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3、第3節のプレビュー

 1、マジョルカvsエスパニョール

 

  前節アウェイでアラベス相手に勝利し、開幕2戦で勝ち点4とここまでいい形で入っているマジョルカ。今節は同じく昇格組のエスパニョールをホームに迎える。前節はパス総数がベティス戦の568から353になったことが証明してるようにロングボールを大窟合う大味な展開に。ただその中でもヴァリエントを中心に守備陣は安定したプレーを見せ、途中出場のサルバ・セビージャからフェル・ニーニョの形で1点を取り見事勝ち切った。我らが久保建英は88分までプレー。チーム合流からまだ日が浅いこともあって、連携面などにまだ課題は残すものの、積極的にボールを引き出しチャンスメイクへという動きは多く見せた。また守備の面でも、守備時はCFの横に出て2トップ気味の形で前方向でのプレッシングというタスクがうまくはまり、存在感を見せた。

 今節の相手であるエスパニョールもアラベスと同じく、442で構えつつ、前線のディマタ、RDTに早い形でつけ、そこにテクニックのある2列目のエンバルバ、プアドが絡む形が多いため、前節と似たような展開が予想される。その中で、久保、ダニ・ロドリゲス。ニーニョとテクニックを備え、違いが作れる3人にエンブラというアクセントを持つマジョルカ攻撃陣が結果を残すことができるか注目だ。


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  一方のアウェイ エスパニョールは前節ホームでビジャレアルに引き分け2試合連続でのスコアレス。ただ内容としては非常にポジティブなものであり、カブレラ、セルジ・ゴメスを中心に守備陣は安定感あるプレーを見せ、開幕節課題だったビルドアップではダルデルの復帰により、いい形での前進が増えた。更にアタッカー陣もゴールこそなかったがRDTはキレある動きを見せ、ディマタも中央でフィジカルを生かし存在感を放った。更に、ビジャレアル戦後、ベティスからFWロレンを獲得。19-20シーズンには2桁得点を挙げたこのストライカーの獲得は間違えなくエスパニョールの攻撃を更に強化することになるだろう。まだ合流して日こそ浅いが、ウーレイが中国代表への合流で既にチームを離れていることから、今節途中からのデビューには期待したい。一方で少々不安なのはラテラルの陣容。前節左ラテラルのペドロサが負傷。右のオスカル・ヒルも満足とは言い難いプレー内容を見せている。その中で期待したいのがセビージャから獲得したアレイシ・ビダル。リーガの舞台で長く活躍するこの右サイドの職人の出番に期待したい。


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2、バレンシアvsアラベス

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前節アウェイながら88分のソレールのPKでなんとか勝ち点1をもぎ取ったバレンシア。ただストライカーのマキシ・ゴメスのコンディションがいまいち上がっておらず、カウンターの破壊力がゲデスの推進力あるドリブル任せとなっているところは否めない。そういう状況のなか2年ぶりの新戦力として昨季バジャドリーで4G2Aを挙げたマルコス・アンドレを獲得。スタッツから見ると8M€は高いように感じるが、テクニックのあるタイプの9番としてボルダラスの熱望もあっての獲得ということでうまくハマれば、新たな武器として貢献してくれるはずだ。その他にもケイタ・バルデ、フルキエなどの獲得が秒読みのようだが、まず最優先はこの試合にしっかり勝つこと。開幕2節の内容は決していいものではないが、なんだかんだここまで1勝1分けと来ており、メスタージャでアラベス相手となると勝ち点3を取り、無敗で代表ウィークに入りたいところ。代表にも呼ばれここ2試合連続ゴールと五輪の疲れも感じさせず好調を維持するソレールに今節も期待したい。


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一方、アウェイ アラベスはメンディソローサでの2連戦を勝ち点0という最悪の形で終えてしまった。マドリー戦の前半はポジティブな内容を見せたが、前節マジョルカ戦はホセルの高さ、リオハの突破力、マヌ・ガルシアのパスセンス頼りになってしまい敗戦。修正が急務となる。先ほど挙げたようにアタッカー陣はベンチ含めタレント豊富であり、ルジューヌ、ラグアルディアのCBコンビ+パチェコも安定感はあるが、どうしてもピボーテとラテラルの質不足が否めない。前節は左ラテラルのルベン・ドゥアルテが散々なプレー内容の末、2枚のアマリ―ジャで退場。今節代役を務めるとみられるハビ・ロペスに期待したいところだが…。厳しい状況であることは間違えないが、代表ウィーク前の3連戦を3連敗で終わらせるわけにはいかない。早速チームに適応し良いプレーを見せているマヌ・ガルシアのイマジネーションから何とか得点を挙げ、メスタージャから勝ち点を持ち帰りたいところだ。


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3、セルタvsアトレティック

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ホーム セルタは前節GKディトゥーロの活躍でなんとかエル・サダールでオサスナ相手に勝ち点1を持って帰ることに成功した。ただアスパスを筆頭にアタッカー陣のコンディションの悪さが露骨に出ており、武器である攻撃力が低下中。更にフォンタンにしろカルロス・ドミンゲスにしろ左CBの守備面での弱さは否めず、不安な開幕からの2試合になっている。代表ウィーク前ラストのバライードスで向かえる今節は、難敵アトレティック相手とは言え良い1戦にしたいところ。ここ2戦比較的いいプレーを見せているソラーリ、セルビの2人に期待したいところだ。また今週はアルビレックス新潟の所属歴もあるチアゴガジャルドを獲得。私は新潟といったらマルシオ・リシャルデスが出てくるくらい、特に最近のJリーグには疎いのでどういった選手なのかは分からないのだが、ファクンド・フェレイラが抜け不在となっていたミナのスペア役として間違えなく出番はあるはずだ。

ぜひ、アルビレックス新潟のファンの方々もこれを機にセルタ、そしてリーガに興味をもって頂けるようになったら嬉しいです!  


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 一方 アウェイ アトレティック(呼び方についてはぜひ今週のLALIGA FREAKSを!)は前節バルセロナ相手に人に厳しくつき、前からはめていくハイプレスで特に前半は圧倒。後半体力が落ちてからは主導権を握られるシーンも増え、最終的には好プレーを見せていたダニ・ガルシアのミスからメンフィスにゴラッソを叩き込まれ、1-1で試合終了に。サンマメスで勝ちきれなかったのは悔しさは残るだろうが、やはりモチベーションの高い時のアトレティックの強烈さは見せつけた。ただ実際に試合連続引き分けと満足できる結果にはなっておらず、代表ウィーク前に勝ち点3を確保しておきたいところだ。注目は2トップの一角に入るであろうサンセット。年代別スペイン代表(ラ・ロヒータ)にも選ばれた彼は、バルサ戦でもバイタルエリアでボールを引き出し、相手にとって非常に危険なチャンスシーンを数多く作り出した。一昨シーズンから台頭し、昨季、一定の出番を得た彼にとって今シーズンは更なる開花となるかもしれない。スペインの今後を担うアタッカーの試合を決定づけるプレーに期待したい。


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4、エルチェvsセビージャ

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 *クンデが帯同を拒否したため代わりにグデリ、レキク、ディレイニーのいずれかが入ることが濃厚

 

ホーム エルチェは前節アトレティコにワンダ・メトロポリターノで敗戦。ビルドアップ等、自分たちにできるベストのプレーは見せたが個人の質、チームとしての完成度ともに上回られた一戦となった。ただ、チームの方向性としては決して間違っておらず、安定したビルドアップ、テクニックレベルの高いインテリオールに強烈なサイドプレーヤーと十分コマもそろっている印象だ。更にマルコーネあるいはラウール・グティと回しながら起用できるプレーヤーとしてシャルケからマスカレルを獲得。選手層という意味でも順調に整っており、今季の躍進を期待させるだけの要素はそろっている。今節はセビージャ相手と前節に引き続き、かなり厳しい相手との対戦にはなるが、良いフットボールをしているだけに勝ち点1で代表ウィークに入るというのは避けたいところ。いくらセビージャ相手とは言え、これまでのフットボールを展開した上で、モヒカ、パラシオスがサイド制圧し、エース ボジェと新加入ベネデットがクンデ、ジエゴ・カルロス相手に決定力を見せることができれば勝利も期待できるはずだ。


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 一方のアウェイ セビージャは前節、敵地アルフォンソ・ペレスでヘタフェに勝利。ただ内容はロペテギ政権最悪といっても良いようなものであり、普段では絶対に起こらないようなパスミスやコントロールミスなどが目立った。特にフェルナンド、そしてコロナ明けのスソは単純ミスの回数が圧倒的に多くコンディションが懸念視されるプレーであった。ただその中でも途中出場・新加入のラメラ、ラファミルの活躍でなんとか勝ち点3を積み上げることができたのは非常にポジティブ。第2節時点で連勝したのはセビージャを除くとアトレティコのみであり、現状首位に立っている。更に今週はラメラ、ラファミル、モンティエル、アウグスティンソンに加えドルトムントからディレイニーを獲得。相変わらずモンチが見事な錬金術を見せており、新戦力の活躍にも引き続き期待したいところ。

ラ・リーガ2節 プレビュー Part2

1、前段

今回の記事ではpart1で触れられなかった日曜及び月曜開催の残り5試合について語っていきたいと思います。part1をご覧になっていない方はぜひ下部よりかお読みください。

では行きましょう!

 

rintorres9.hatenablog.com

 

 

2、第2節プレビュー

 1、レアル・ソシエダvsラージョ・バジェカーノ

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開幕節のラレアルは苦手なカンプノウでのバルサ戦に案の定大敗。オヤルサバルの芸術的なスーパーFK以外は特にいい内容もなく非常にネガティブな内容となった。特に問題となったのがストライカー不在。1、2番手のイサク、カルロス・フェルナンデスがケガで離脱しており、ウィリアン・ジョゼは移籍先を探している真っ最中と実質4番手のバウティスタしかストライカーがいない状況だ。ただ前節の内容を見る限りそれでもストライカーの存在は必要であり、この試合ではバウティスタの先発起用の可能性もあるだろう。このように不安要素は少なからずあるラレアルだが、とはいっても昇格組のラージョとは個々のタレント、戦術的な完成度などほぼ全面的に圧倒的優位な状況であり、ホーム アノエタ開幕戦となるこの試合取りこぼしは許されない。しっかりとアタッカー陣にゴールが生まれ余裕を持った展開になることが望まれる。


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一方のアウェイ ラージョは前節セビージャにこちらも大敗。序盤こそセビージャ相手に良い戦いを見せたものの16分のルカ・ジダンの極めて軽率なプレーで数的不利&先制点を許してからは、ほぼほぼ圧倒される形に。そういう意味では改めてこの試合がラージョが今季どれだけプリメーラの舞台で戦えるかの試金石となる。ラレアルからローンで借りているメルケランスやケビン・ロドリゲス、元アトレティコマリオ・スアレスを除くと知れた名前は中々ないであろうラージョにおいて一番の注目は監督のアンド二・イラオラ。言わずと知れたアスレティックのレジェンドでありスペインを代表するラテラルであった彼は未だ39歳。彼がチームをどのように引っ張り、どのような戦術を授けこのプリメーラを戦っていくのか。彼の出来がチームの成績、延いては残留という目標達成を大きく左右することとなるだろう。


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2、アトレティコvsエルチェ

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 王者アトレティコの開幕節はセルタを相手に多少の苦戦もありながら世界屈指のアタッカーの域に到達しようとしているコレアの大活躍で危なげなく勝利を収めた。ただその試合で乱闘が発生し、暴言をはいたエルモソはこの試合出場停止。現地情報によると大陸ごとのコンペティションを最後まで戦ったトリッピアーと年齢の影響もあり慎重にシーズンに入らせたいスアレスはこの試合頭からの起用はない模様。そしてその情報で明かされた予想スタメンが上記の通りである。アトレティコは次節のスタメンを練習でほぼ公開しており、この形から大きく変わることはないはずだ。ただジョレンテとサウールの両ラテラル、久々の442、デパウル・レマルのSHとしての出来、苦手としている3バック相手等懸念材料は挙げればきりがない。ただ観客の戻ったワンダ・メトロポリターノで明らかな格下といっていいエルチェ相手の取りこぼしは由るされるものではない。新エース コレアに期待しつつデパウルのパフォーマンスにも注目したい。


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 一方のアウェイ エルチェは前節ホームでアスレティック相手にスコアレスドロー。内容ではほぼ五分か少し優勢といっていいものであり今季から新たに導入している3バックは一定の手ごたえを見せた。特に左WBに入るモヒカ、左インテリオールのフィデルはかなりのハイパフォーマンスを披露しており、この2人にボジェが絡む攻撃はアトレティコ相手にも十分武器となり得るはずだ。ただ基本的にはモヒカが運動能力で一人交わしクロスという形は固定されており、守ジョレンテvs攻モヒカの1vs1はこの試合の鍵を握るだろう。またチームはアスレティック戦後、マルセイユからアルゼンチン代表ストライカーのベネデットを獲得。ボジェとの2トップは期待が膨らむ。まだ合流から日が浅いこともあり、この試合の出場可能性は低いが、残留という目標に向け彼のポストワークおよびフィニッシャーとしての活躍は注目だ。


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 3、レバンテvsレアル・マドリー

f:id:rintorres9:20210822170010p:plain     今節最高との呼び声高いレバンテvsレアル・マドリーの一戦。ホーム レバンテは前節カディス相手に勝ちきれずロスタイムに追いつかれ痛い引き分けに追わった。ただその中でも、エース モラーレスのゴラッソや怪我から復帰したカンパーニャの好プレーなどポジティブな面は多く見られた。圧倒的格上のマドリーを迎えるこの試合では、前節のようなアタッカーを4枚並べる形での442は考えにくいがどのようなフォーメーションであっても少ない人数で点を取ってこれるだけのタレントは十分にそろっている。一方で相変わらずネックなのが守備。特に最終ラインの安定感のなさは顕著であり、前節もピエルが決定的なミスを犯すなど大きなな不安要素を抱える。いくら打ち合い上等といってもノーガードに近い状態で勝てるほどマドリーは甘い相手ではなく、例年通りGK アイトール・フェルナンデスにかかる期待は大きい。アイトールを中心にマドリーの攻撃を最少失点に抑え、モドリッチ・クロースを欠く中盤で制圧権を取り、モラーレスやロジェールといったタレントが期待通りの結果を残すことができれば、必ずや勝利は見えてくるはずだ


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 一方アウェイ マドリーは開幕節タレントを生かすアンチェロッティらしいフットボールで見事アラベスに4点を挙げ勝利。新加入アラバも早速インパクトを残し、エース ベンゼマもドブレーテといい滑りだしとなった。しかし、迎える今節はクロースに続きモドリッチの不在も決定。セバージョスも離脱中であることからイスコ、もしくは前節少しの時間試したアセンシオのどちらかが穴を埋めると考えられる。そんな中でこの試合、及び今季通してにおいてキーマンになるのがフェデ・バルベルデ。中盤インテリオールに広いカバーエリアの管理を要求するアンチェロッティフットボールにおいてこのウルグアイ人の活躍を欠かせない。モドリッチ、カゼミロ、クロースという黄金のトライアングルに今年こそ完全に食い込むことができるのか。2人が出遅れている今がアピールのしどころとなる


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4、ヘタフェvsセビージャ

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 ホーム ヘタフェは前節バレンシア相手にほぼ90分数的優位な状況ながら敗北。ミチェルによる3バックからボールをしっかり握りサイドに幅と高い位置をとらせ中盤の運動量を生かすというフットボールは考え方は面白いものがあったが、昨季まで180度反対といってもいいフットボールを志向していた状態からの転換には時間がかかりそうだ。開幕戦からカバコが退場したこと、相手が圧倒的格上のセビージャであることを考えると3バックをこの試合でも継続するかは定かではないが、早く今季の形を見つけチームに適応させなければミチェルの解任、あるいは降格という2文字が見えてくる。ただ実際メンバーを見てみるとククレジャやアレニャをはじめ新戦力のメヒアスやビトロ、ヤンクトにサンドロと前線を中心にタレントは十分そろっている。彼らをどう生かしつつ、ホーム開幕戦となるこの試合、勝ち点を拾っていくのかベンチワークも含めミチェルの采配に注目だ。


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 一方のアウェイ セビージャは前節3バックと予想外のスタート。多少運びの部分で苦戦したが、相手が10人になり、4バックに戻し、パプ・ゴメスが入ってからは昇格組ラージョを圧倒。強さを見せた。相変わらずスソ、ラキティッチ、ボノ、オカンポスなど主力がコロナの集団感染により離脱しているのは痛いところだが、代わりに入った新戦力ラメラやイドリシ、オスカル、ドミトロビッチらがポジティブなプレーを見せており、長いシーズンを戦っていくうえでこの期間は大事なものになる。補強の方も着々と進んでおり、両ラテラルの控えにそれぞれアルゼンチン代表モンティエル、スウェーデン代表アウグスティンソンを獲得。更に今夏の注目銘柄ラファ・ミルを競り落とすなどCLと両立しつつリーガでも十分に優勝争いに食い込むだけの戦力を整えてきた。今節彼らが出場するかは分からないが、彼らの活躍がセビージャを一つ上のランクに押し上げることとなるだろう。


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5、オサスナvsセルタ

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 ホーム オサスナは開幕節昇格組のエスパニョールに多くのシュートを浴びせながらもことごとく枠に入らずエル・サダールでスコアレスのスタートに。連続ホームでセルタを迎える今節こそ勝利が期待される。前節キケ・ガルシアを左に置きラテラルとの空中戦で無双させるというスタイルは比較的はまっており今節も同様のプランで来ることも予想できる。また左ラテラルもコテが離脱、マヌは合流したばかりということでベンチにファン・クルスがいながらも一列前のルベン・ガルシアになると考えられる。もちろん1列前に置いたときのような華麗なドリブルからの崩しなどは見えにくくなるが、余裕がある中で挙げるクロスは高精度でブディミルやキケの決定機を演出するはずだ。相変わらずの安定感を誇る中盤3枚、ベンチに控えるチミーやハビマル、R.トーレスなどのタレントも合わせ、アラザテのもとホームのファンに勝ち点3をプレゼントしたい。


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 一方のアウェイ セルタは開幕節王者アトレティコに惜敗。左CBに入るフォンタンの守備対応はかなり不安なものがあり、そこからコレアにの2発を招いてしまったが代わりの補強の動きがないことからも今季の彼の成長にかかるものは大きい。また前節最終盤の乱闘騒ぎによりウーゴ・マージョが出場停止となるがケビンでも十分変わりは務まるはずだ。目つぶしのような行為をしたアスパスがお咎めなしになったことはチームにとって非常に大きなことであり、前節精彩を欠いたブライスとともに活躍を期待したい。いくらアトレティコ相手とは言えバライードスで開幕戦を落としたセルタにとってヨーロッパ圏争いに食い込むために、連敗は許されない。セルビやソラーリといったベンチメンバーも合わせ豊富な前線のタレントによる明確な結果に期待したい。


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ラ・リーガ2節プレビューpart1

1、前段

どうも。こんにちは!

まず先週の日曜日分をしっかりと()サボってしまったこと謝罪します。ごめんなさい。これからもこういうことはあるかもしれませんが緩く見ていただけたら幸いです。この1週間でリーガ開幕節10試合すべてを見ましたが、どの試合も様々な意味で面白い試合でしたね。戦術的なことを語れるほどのセンスはないので、一応個人的な第1節のベストイレブンを置いて第2節のプレビューに移ります。ちなみに今回も金曜、土曜(日本時間土曜早朝、日曜早朝)と日曜(日本時間では月曜早朝)以降の2つに分け展開していきたいと思います!

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2、第2節プレビュー

 1、ベティスvsカディス

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 前節、昇格組のマジョルカに後半何とかセットプレーで追いつたものの勝ち点1に終わったベティス。先日の試合の反省点の一つとして挙げられるサイドの迫力不足。特にエメルソンの穴は大きく、中一辺倒のような形が多くみられた。そんな中ケガから帰ってきたピボーテの柱ギドと五輪からのバカンスを終えたミランダがメンバー入り。彼らの投入によって供給が安定し、更にサイドの幅がそれなりにはとれるようになることから、カナレスとフェキルがある程度自由ななかで近い関係をもって相手を崩すといったベティスらしい攻撃がみれるはず。ホーム開幕戦となるこの試合、熱狂的なベティコにスペクタクルなゲームと勝ち点3をプレゼントしたい。


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 一方のカディスはレバンテ相手に試合終了直前のエスピノのゴールでなんとか勝ち点1を拾った。良くも悪くも昨季と変わらないスタイルを維持しつつサルビ、ロサーノという両翼のスピードは目を見張るものがある。ピボーテに入る新戦力のアラルコンは非常に回収能力が高く好プレーをレバンテ戦でも見せており、今季を通して注目したい選手の一人だ。降格を避けるためにも、昨季からの継続路線かつユーロやコパ、五輪組がほぼ不在という強みを生かし、できるだけ序盤戦で勝ち点を稼ぎたい。


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 2、アラベスvsマジョルカ

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 前節マドリーに1vs4と惨敗したアラベス。ただその内容は3点差が付くほどの差があったものではなく、特に前半はポジティブなプレーも多くみられた。特にトップ下に入ったマヌ・ガルシアはまだベストコンディションではなかったが、積極的にボールを受けリズムを作るなど能力の高さを見せた。ただ時間の経過に伴いポジティブトランジションでのミスが増え一方的に押し込まれる展開になってしまったことは、今後において大きな課題となる。更にマドリー戦後、ホセルとともに近年のチームを支えてきたルーカス・ペレスの退団が確定。後釜としてジローナからシーラを獲得したが、そのポジション、役割をどのように埋めていくかは原大智の出番も合わせ注目だ。


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 一方のマジョルカも前半はサイドを広く使った質の高いポゼッションを展開。その質はベティス相手にも十分通用するものであった。更にその後ビジャレアルからローンでフェル・ニーニョを獲得。スペインの今後を担っていくスター候補の加入は更に攻撃の破壊力を上げるはずだ。もちろん前節こそ合流から日が浅かった影響かららしさは見せられなかったが、このチームの攻撃の切り札は間違えなく久保建英である。彼がこの試合、頭からの出場になるかはまだ不明だが今季のマジョルカを占ううえで久保がどれだけの数字を上げることができるかは間違えなく重要なものになる。そのためにも今季の活躍を期待させるような試合を見せたいところだ。


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 3、エスパニョールvsビジャレアル

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 ホームのエスパニョールは前節オサスナ相手に押し込まれながらもなんとか耐え、アウェイで勝ち点1を持ち帰った。タレントは昇格組とは思えないほどのものであり、そのブロックを組んだ時の守備の質は中々のものがあるが、前節は能動的にビルドアップの形からのチャンスメイクというシーンはほぼなかった。その課題克服のためにキーマンとなるのが前節出場停止だったダルデルと、ビジャレアルからのローンで獲得したモルラネスの二人。合流から日が浅いモルラネスは同時期に獲得したアレイシ・ビダルと同様ベンチからのスタートが予想されるがダルデルに関しては十中八九スタメン復帰すると思われる。彼のボールさばきからいい形で運べればタレントがそろうアタッカー人は必ず仕事をしてくれるはずだ。


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 一方のビジャレアルはセラミカでグラナダ相手にスコアレス。何度か決定的なチャンスがあり試合全体を通して主導権を握ったものの、やはり供給役のパウとパレホの同時不在はあまりに痛い。ただポジティブな点としては今オフに獲得したディアとエース ジェラールのコンビがすでに息ピッタリである点。更に先日ボーンマスから獲得したダンジュマがうまくフィットすれば、破壊力は3強にも負けず劣らずのものとなる。そのためにもまずはこの1戦しっかりと勝利することでPSMからの嫌な流れを払拭し、3節のアトレティコ戦に臨みたい


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 4、グラナダvsバレンシア

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 前節はビジャレアル相手にアウェイながら耐え、勝ち点を持ち帰ったグラナダ。監督がディエゴ・マルティネスからロベルト・モレノに代わった今季も持ち前の体を張ったブロックとそこからの一瞬のスキを突いたカウンターあるいはセットプレーで点を取るスタイルは継続している。特にそれを支えるのがゴナロン、ミジャ、モンチュで構成される中盤3枚。ピボーテのゴナロンは状況に応じてCBの間に落ち3枚気味を作り、ミジャはバランサー兼司令塔としてチームの前プレとカウンターの起点となり、モンチュは前節の異常なプレス回数が示しているように、中盤の広いエリアをカバーする役割を果たした。この中盤の奮闘に3トップが結果で答えられれば今季のグラナダも期待できるチームといえるだろう。


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 対するバレンシアは波乱の開幕戦に。前回のブログで私が注目として挙げたギジャモンがまさかの開始30秒で退場。その後ほぼ90分間を10人で戦いながらもチェリシェフのダイブ気味なプレーによって得たPKをソレールが沈め、GKママルダシュヴィリの活躍もあって見事勝利を挙げた。10人となったため見えずらい部分もありながら所々でよい面でボルダラスらしいカウンターの形なども見られたのは収穫といえるだろう。おそらくは11人でできるであろうこの試合、ボルダラスバレンシアがどのようなスタイルで今シーズン戦っていくのか。その大枠が見られる一戦になるはずだ。


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5、アスレティックvsバルセロナ

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 *イェライが帯同メンバーから外れたので前節同様ビビアンが入ると思われる。

 

開幕節、アウェイとはいえ昨季の順位を考えると勝っておきたかったエルチェ相手にスコアレスドロー。更に内容もエルチェに前半20分過ぎくらいからは支配される苦しい時間が続いた。ぼんやりとだがよりメンタルの部分が前面に出るフットボールをしてもいいのではと思った私だが、その点に関しては次節は問題ないあろう。約1年ぶりの観客ありのホーム サンマメス、そして相手は昨季コパ決勝で敗れた 格上バルセロナ。モチベーションの高い試合になるのは間違えないといえる。ただ戦力的に見てどうしても気になるのがラテラル。デマルコス、カパ、ユーリと3人の主力が離脱しており、レクエとバレンシアガの出場が見込まれる。その2人も決して悪い選手ではないが対バルサということを考えるとどうしても各落ち感は否めない。その点を筆頭に2トップやドブレピボーテの組み合わせなど人選も含めマルセリーノがどのようなプランを練ってくるか、注目だ。


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 一方のバルセロナはメッシ退団後初戦となった前節、ラレアルに4vs2で勝利。特に前半は内容でも圧倒的な強さを見せていたことから良い風向きが吹いてきた。デパイを偽9番として扱いそのスペースにブライスワイトやフレンキーが入ってくる形はチームとして構築されており、ボールロスト後のネガトラによる即時奪回も徹底されている。しかし、元々カンプノウでのラレアル戦は相性が良く、またラレアルはしっかりとボールを大切にするチームであったからこそできたということもできる。ソリッドな442ブロックのもとで徹底された守備戦術を持つアスレティック相手にも前節のような形が作れるか、早くも新生バルサの第一関門だ。


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