rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ2節 プレビュー Part2

1、前段

今回の記事ではpart1で触れられなかった日曜及び月曜開催の残り5試合について語っていきたいと思います。part1をご覧になっていない方はぜひ下部よりかお読みください。

では行きましょう!

 

rintorres9.hatenablog.com

 

 

2、第2節プレビュー

 1、レアル・ソシエダvsラージョ・バジェカーノ

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開幕節のラレアルは苦手なカンプノウでのバルサ戦に案の定大敗。オヤルサバルの芸術的なスーパーFK以外は特にいい内容もなく非常にネガティブな内容となった。特に問題となったのがストライカー不在。1、2番手のイサク、カルロス・フェルナンデスがケガで離脱しており、ウィリアン・ジョゼは移籍先を探している真っ最中と実質4番手のバウティスタしかストライカーがいない状況だ。ただ前節の内容を見る限りそれでもストライカーの存在は必要であり、この試合ではバウティスタの先発起用の可能性もあるだろう。このように不安要素は少なからずあるラレアルだが、とはいっても昇格組のラージョとは個々のタレント、戦術的な完成度などほぼ全面的に圧倒的優位な状況であり、ホーム アノエタ開幕戦となるこの試合取りこぼしは許されない。しっかりとアタッカー陣にゴールが生まれ余裕を持った展開になることが望まれる。


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一方のアウェイ ラージョは前節セビージャにこちらも大敗。序盤こそセビージャ相手に良い戦いを見せたものの16分のルカ・ジダンの極めて軽率なプレーで数的不利&先制点を許してからは、ほぼほぼ圧倒される形に。そういう意味では改めてこの試合がラージョが今季どれだけプリメーラの舞台で戦えるかの試金石となる。ラレアルからローンで借りているメルケランスやケビン・ロドリゲス、元アトレティコマリオ・スアレスを除くと知れた名前は中々ないであろうラージョにおいて一番の注目は監督のアンド二・イラオラ。言わずと知れたアスレティックのレジェンドでありスペインを代表するラテラルであった彼は未だ39歳。彼がチームをどのように引っ張り、どのような戦術を授けこのプリメーラを戦っていくのか。彼の出来がチームの成績、延いては残留という目標達成を大きく左右することとなるだろう。


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2、アトレティコvsエルチェ

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 王者アトレティコの開幕節はセルタを相手に多少の苦戦もありながら世界屈指のアタッカーの域に到達しようとしているコレアの大活躍で危なげなく勝利を収めた。ただその試合で乱闘が発生し、暴言をはいたエルモソはこの試合出場停止。現地情報によると大陸ごとのコンペティションを最後まで戦ったトリッピアーと年齢の影響もあり慎重にシーズンに入らせたいスアレスはこの試合頭からの起用はない模様。そしてその情報で明かされた予想スタメンが上記の通りである。アトレティコは次節のスタメンを練習でほぼ公開しており、この形から大きく変わることはないはずだ。ただジョレンテとサウールの両ラテラル、久々の442、デパウル・レマルのSHとしての出来、苦手としている3バック相手等懸念材料は挙げればきりがない。ただ観客の戻ったワンダ・メトロポリターノで明らかな格下といっていいエルチェ相手の取りこぼしは由るされるものではない。新エース コレアに期待しつつデパウルのパフォーマンスにも注目したい。


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 一方のアウェイ エルチェは前節ホームでアスレティック相手にスコアレスドロー。内容ではほぼ五分か少し優勢といっていいものであり今季から新たに導入している3バックは一定の手ごたえを見せた。特に左WBに入るモヒカ、左インテリオールのフィデルはかなりのハイパフォーマンスを披露しており、この2人にボジェが絡む攻撃はアトレティコ相手にも十分武器となり得るはずだ。ただ基本的にはモヒカが運動能力で一人交わしクロスという形は固定されており、守ジョレンテvs攻モヒカの1vs1はこの試合の鍵を握るだろう。またチームはアスレティック戦後、マルセイユからアルゼンチン代表ストライカーのベネデットを獲得。ボジェとの2トップは期待が膨らむ。まだ合流から日が浅いこともあり、この試合の出場可能性は低いが、残留という目標に向け彼のポストワークおよびフィニッシャーとしての活躍は注目だ。


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 3、レバンテvsレアル・マドリー

f:id:rintorres9:20210822170010p:plain     今節最高との呼び声高いレバンテvsレアル・マドリーの一戦。ホーム レバンテは前節カディス相手に勝ちきれずロスタイムに追いつかれ痛い引き分けに追わった。ただその中でも、エース モラーレスのゴラッソや怪我から復帰したカンパーニャの好プレーなどポジティブな面は多く見られた。圧倒的格上のマドリーを迎えるこの試合では、前節のようなアタッカーを4枚並べる形での442は考えにくいがどのようなフォーメーションであっても少ない人数で点を取ってこれるだけのタレントは十分にそろっている。一方で相変わらずネックなのが守備。特に最終ラインの安定感のなさは顕著であり、前節もピエルが決定的なミスを犯すなど大きなな不安要素を抱える。いくら打ち合い上等といってもノーガードに近い状態で勝てるほどマドリーは甘い相手ではなく、例年通りGK アイトール・フェルナンデスにかかる期待は大きい。アイトールを中心にマドリーの攻撃を最少失点に抑え、モドリッチ・クロースを欠く中盤で制圧権を取り、モラーレスやロジェールといったタレントが期待通りの結果を残すことができれば、必ずや勝利は見えてくるはずだ


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 一方アウェイ マドリーは開幕節タレントを生かすアンチェロッティらしいフットボールで見事アラベスに4点を挙げ勝利。新加入アラバも早速インパクトを残し、エース ベンゼマもドブレーテといい滑りだしとなった。しかし、迎える今節はクロースに続きモドリッチの不在も決定。セバージョスも離脱中であることからイスコ、もしくは前節少しの時間試したアセンシオのどちらかが穴を埋めると考えられる。そんな中でこの試合、及び今季通してにおいてキーマンになるのがフェデ・バルベルデ。中盤インテリオールに広いカバーエリアの管理を要求するアンチェロッティフットボールにおいてこのウルグアイ人の活躍を欠かせない。モドリッチ、カゼミロ、クロースという黄金のトライアングルに今年こそ完全に食い込むことができるのか。2人が出遅れている今がアピールのしどころとなる


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4、ヘタフェvsセビージャ

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 ホーム ヘタフェは前節バレンシア相手にほぼ90分数的優位な状況ながら敗北。ミチェルによる3バックからボールをしっかり握りサイドに幅と高い位置をとらせ中盤の運動量を生かすというフットボールは考え方は面白いものがあったが、昨季まで180度反対といってもいいフットボールを志向していた状態からの転換には時間がかかりそうだ。開幕戦からカバコが退場したこと、相手が圧倒的格上のセビージャであることを考えると3バックをこの試合でも継続するかは定かではないが、早く今季の形を見つけチームに適応させなければミチェルの解任、あるいは降格という2文字が見えてくる。ただ実際メンバーを見てみるとククレジャやアレニャをはじめ新戦力のメヒアスやビトロ、ヤンクトにサンドロと前線を中心にタレントは十分そろっている。彼らをどう生かしつつ、ホーム開幕戦となるこの試合、勝ち点を拾っていくのかベンチワークも含めミチェルの采配に注目だ。


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 一方のアウェイ セビージャは前節3バックと予想外のスタート。多少運びの部分で苦戦したが、相手が10人になり、4バックに戻し、パプ・ゴメスが入ってからは昇格組ラージョを圧倒。強さを見せた。相変わらずスソ、ラキティッチ、ボノ、オカンポスなど主力がコロナの集団感染により離脱しているのは痛いところだが、代わりに入った新戦力ラメラやイドリシ、オスカル、ドミトロビッチらがポジティブなプレーを見せており、長いシーズンを戦っていくうえでこの期間は大事なものになる。補強の方も着々と進んでおり、両ラテラルの控えにそれぞれアルゼンチン代表モンティエル、スウェーデン代表アウグスティンソンを獲得。更に今夏の注目銘柄ラファ・ミルを競り落とすなどCLと両立しつつリーガでも十分に優勝争いに食い込むだけの戦力を整えてきた。今節彼らが出場するかは分からないが、彼らの活躍がセビージャを一つ上のランクに押し上げることとなるだろう。


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5、オサスナvsセルタ

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 ホーム オサスナは開幕節昇格組のエスパニョールに多くのシュートを浴びせながらもことごとく枠に入らずエル・サダールでスコアレスのスタートに。連続ホームでセルタを迎える今節こそ勝利が期待される。前節キケ・ガルシアを左に置きラテラルとの空中戦で無双させるというスタイルは比較的はまっており今節も同様のプランで来ることも予想できる。また左ラテラルもコテが離脱、マヌは合流したばかりということでベンチにファン・クルスがいながらも一列前のルベン・ガルシアになると考えられる。もちろん1列前に置いたときのような華麗なドリブルからの崩しなどは見えにくくなるが、余裕がある中で挙げるクロスは高精度でブディミルやキケの決定機を演出するはずだ。相変わらずの安定感を誇る中盤3枚、ベンチに控えるチミーやハビマル、R.トーレスなどのタレントも合わせ、アラザテのもとホームのファンに勝ち点3をプレゼントしたい。


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 一方のアウェイ セルタは開幕節王者アトレティコに惜敗。左CBに入るフォンタンの守備対応はかなり不安なものがあり、そこからコレアにの2発を招いてしまったが代わりの補強の動きがないことからも今季の彼の成長にかかるものは大きい。また前節最終盤の乱闘騒ぎによりウーゴ・マージョが出場停止となるがケビンでも十分変わりは務まるはずだ。目つぶしのような行為をしたアスパスがお咎めなしになったことはチームにとって非常に大きなことであり、前節精彩を欠いたブライスとともに活躍を期待したい。いくらアトレティコ相手とは言えバライードスで開幕戦を落としたセルタにとってヨーロッパ圏争いに食い込むために、連敗は許されない。セルビやソラーリといったベンチメンバーも合わせ豊富な前線のタレントによる明確な結果に期待したい。


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