rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ17節プレビュー PART2

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 今回の記事では、ラ・リーガ17節の中から現地日曜及び月曜開催の5試合のプレビューについてかいていきます。16節&ヨーロッパカップ戦の振り返り、金曜及び土曜開催の5試合プレビューに関してはPART1の方で触れていますので、ぜひ下記リンクから、ご覧ください。 

2、ラ・リーガ17節プレビュー

1、ビジャレアルvsラージョ

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 ホーム ビジャレアルの16節はセビージャ相手に0-1で惜敗。終盤はとにかく攻め続けたが1点が遠く、これで連敗となってしまった。順位も13位に沈み、相変わらず厳しい戦いが続いている一方で、CLではアタランタベルガモの地で3-2で勝利。見事2位でグループ突破を決めた。前回CLに参戦した時を見てもリーグとCLの両立が難しいのは、クラブ規模的に仕方ないものがあるのかもしれないが、その前回のように降格するわけにはさすがにいかず、そろそろ巻き返しをかけたいところだ。ただ、この試合に向けてネックとなるのはアタランタ戦が雪の影響で現地木曜開催になってしまったこと。これで中4日のはずが中3日になり、それもランチタイムキックオフと、影響は小さくないものがあるはずだ。そんな中、注目はジェラール・モレノ

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 前節から復帰を果たした彼は、セビージャ戦では中々インパクトを残すことができなかったが、アタランタ戦では良い形でのチャンスメイクもあり、アシストも記録。まだベストとはいかないが、徐々に調子を取り戻しており、絶対的エースとしての活躍が期待される。右HSを取りながら、決定的な仕事ができる彼の存在は、トリゲロスやダンジュマなどのパフォーマンスにも良い影響を与えることができ、個々からリーグでの巻き返しにおいて間違いなく不可欠な存在。ケガ明けなだけに無理はさせたくないだろうが、この試合彼がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待したい。


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 一方 アウェイ ラージョはホームでエスパニョールに勝利。先日、日本のニュースサイトでも翻訳され取り上げられていたが、今季の5大リーグにおいてホームで最も勝ち点を稼いでいるチームであるラージョ。しかし、その一方、アウェイ戦は未だ1勝のみと難しい戦いが続いている。とはいえ、シーズン前の前評判を考えるとこの6位という位置は奇跡といってもいいくらいの快挙であり、あとはこれをどこまで保って、シーズンを終えられるかというところに焦点を移しても良い時期になってきたと言えるだろう。この試合、注目選手に挙げたいのはイシ

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 先日2025年まで契約を延長した彼は右のハーフスペースを取りながら決定的な仕事をするという点で、ジェラールとの共通項も多い。また逆サイドのハーフスペースにはそれぞれ、トリゲロスとトレホというこれまた間受けの達人がいるという点で、この2チームの攻撃時の構造には似つかわしい部分も多く、この点においてどちらが上回れるかは注目ポイントだ。そんな中でカギを握るのがやはり選手個々のクオリティの部分。その点においてイシが決定的な仕事をできるのか、はたまたビジャレアルDF陣に上手く消されてしまうのか。注目していきたい。


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7、オサスナvsバルセロナ

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 ホーム オサスナは前節レバンテに勝ちきれず、スコアレスドロー。これでチームは7試合連続未勝利と暗いトンネルの中にすっぽり入ってしまっており、順位も10位まで落ちてしまった。ただオサスナにとって本来の目標は決して、ヨーロッパカップ戦出場ではなく、あくまで残留。その点ではまだバタバタする段階ではなく、しっかりと地道に勝ち点を拾いつつ、復調のきっかけをつかみたいところだ。今節の相手はいくら低迷期かつCL敗退直後とはいえ、バルサバルサパンプローナの後押しを武器に粘り強い戦いを見せたいところだ。この試合の注目はマヌ・サンチェス。

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 アトレティコからローン中の彼は、攻撃時は絶大な存在感を誇る一方、改善中とはいえ未だ守備には不安が残る。この試合ではおそらくデンべレorアブデとのマッチアップが予想され、右でアイソレーション的な形を作ってくるバルサの崩しに対し、マヌが底の1vs1でどれだけ耐えられるかはこの試合の鍵を握るポイントだ。来期以降アトレティコで戦えるだけの力が本当にあるのか。その試金石になる試合だ。


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 一方、アウェイのバルサは16節、ベティスカンプ・ノウでチャビ体制初の敗戦を喫すと、続くミッドウィーク CL最終節バイエルン戦でも0-3で完敗。チームは連敗になり、04-05シーズンぶりの決勝トーナメント進出を逃す結果となり、新設のELプレーオフに回ることとなった。CL敗退以来、フレンキーやデストらに放出の噂が出るなど、暗い雰囲気は続いているが、いつまでもCL敗退を引きずっている余裕はなく、来季のCL出場権確保のため、ここからリーガでの巻き返しが当面の目標となる。唯一ポジティブな情報といえば、負傷離脱中だったアンス、ペドリの2人に復帰のめどが立っていること。この試合での復帰は難しいだろうが、既に世界トップクラスのスターになっている2人の復帰はチームを良い方向に進めてくれるはずだ。そんな中、迎えるこの試合、注目はメンフィス

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 開幕以来、3トップの真ん中の位置でエースとして振舞い、ここまで8Gと結果自体は期待に応える活躍をしているメンフィス。しかし、低調なチームとともに、オフ・ザ・ボールの質やトランジションの難などといった欠点が、徐々に明確に露呈してしまっており、更にビックマッチでは存在感を示すこともできておらず、バルサのエースとしては明らかに物足りなさが残ってしまっている。しかし、アンス、ブライスワイトがまだ戻らず、ルークは事実上戦力外状態の今、スコアラーとして期待できるのは彼のみであり、今季彼がどこまで結果を残せるかがバルサの最終順位に直結するといっても過言ではないのが、今のバルサの苦しさ。この現エースがこの試合以降、どんなプレーを見せてくれるのか、注目していきたい。


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8、ベティスvsラ・レアル

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 ホーム ベティスは前節フェキル不在の中、カンプ・ノウバルサを撃破。カウンターから絶好調ファンミが今季9点目となるゴールを挙げ、守備ではバルトラが古巣相手に絶対的な存在感を見せつけ、見事勝利を果たした。一方、ミッドウィークのELでは1.8軍くらいで臨んだこともあって、セルティックに2-3で惜敗。ただ中々、リーガでは出番の得れていない🐼ことボルハ・イグレシアスがドブレーテを達成するなど、決してネガティブな出来ではなく、プレーオフに回ることとはなったものの、今後のELでの躍進にも期待したい。今節の注目はウィリアン・ジョゼ。

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加入当初こそ、ゴールを量産した彼だったが、最近はインパクトの残せない試合が多く、前述のとおり、🐼が活躍を見せていることからも、その地位は決して安定的なものではない。ただ、いわゆる純粋なストライカータイプの🐼とは異なり、2列目に降りながら中盤とよいコンビネーションを作れるのはジョゼならではの良さでもあり、それを生かしつつどのように結果を出していくか。その両立が求められる。古巣との対戦となるこの試合、彼がゴールを挙げることができるのか、注目したい


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 一方、アウェイ ラ・レアルは前節マドリーに0-2で敗戦。今季初の連敗となってしまい、順位も4位まで落ちてしまった。やはりメリーノ、シルバをケガで失った影響は大きく、結果的にヤヌザイ、オヤルサバルの2人にかかる負担が大きすぎてしまい、良い形を作ることができなかった。その一方、、ミッドウィークのEL PSV戦では3-0で完勝。逆転で2位に食い込み、ELプレーオフの出場権を得ることに成功した。ハンドからのPK、相手のミス、退場などラ・レアルにとって幸運な事象が多かったとはいえ、この勝利はネガティブなムードになっていたチームの状況を一変させるものであり、気持ち良い形でベティス戦に臨めるはず。ターンオーバーを実行したベティスに対し、ラ・レアルはフルメンバーで臨んだことから、コンディション面での差には不安が残るが、ジョゼ、カナレス、ファンミと元ラ・レアル所属選手が中心となっているベティスに負けるわけにはいかない。注目はエルストンド

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 彼が出場停止になっていたちょうど2試合で連敗をしたことが、皮肉にも彼の存在の大きさを証明することになった。DFリーダーそして、サリーダの起点として彼の行っているタスクは質・量ともに素晴らしいものがあり、替えのきかない存在。強力ベティス攻撃陣相手に、彼がどんなプレーを見せられるのか、注目だ。


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9、レアル・マドリーvsアトレティコ

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  ホーム マドリーは前節アノエタの地でラ・レアルを粉砕。上位対決をしっかりと制すと、ミッドウィークのCL第6節 インテル戦でも2-0で見事勝利をあげ、公式戦9試合連続勝利。絶好調の状態が続いている。スタメンこそ固定傾向にあるものの、前節のヨビッチやCLでのアセンシオ等、主力の離脱による代役、あるいは途中出場からといった形でスタメン11人以外の活躍も垣間見られ、現状ネガティブな話題といえば不良債権となっているゴルフおじさんとハンバーガーおじさんの2人に関することくらいだ。デルビーとなるこの試合、2位セビージャとは1試合多いとはいえ、勝ち点8差、アトレティコとはこれまた1試合多いとはいえ勝ち点10差と、この試合に勝てば一気に独走街道を気付けるだけの差をつけることとなる。注目はカルバハル

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 アトレティコはトリッピアーを欠き、WBにジョレンテを置いていることから右サイドからの崩しは昨季ほどの破壊力をもてておらず、コレアが出てこない限りは十分メンディであれば対応しきれるはず。対して左サイドのカラスコ、レマル、エルモソのトライアングルは昨季に続き、大きな脅威を与えており、このポイントが今のアトレティコ最大の強み。特にカラスコの単独突破は大きな武器になっている。そのカラスコとマッチアップするのがおそらくカルバハル。今季長期離脱から復帰し、ここまでらしくないミスこそあるが、さすがの存在感を見せている彼が、このアトレティコ最大の武器を無効かできるか。注目してみたい。


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 一方 アウェイ アトレティコは前節マジョルカにまさかの逆転負けを喫し、4位転落。更にヒメネス、サヴィッチの両CBが離脱となり厳しい状況に追い込まれた。そんな中、迎えたミッドウィーク、ポルトに3-1で何とか勝利し、ぎりぎりでグループ突破に成功。厳しい状況の中でもチーム一丸となり結果を出したこと、そしてこの試合MOM級の活躍を果たしたのがグリーズマンであったことから、チームの雰囲気は180度変わり、一気に好転。メンタル上は最高の状態でデルビーに向かうこととなる。ただ如何せん欠場者の多いこと、、そしてそもそもやっているフットボールの質に問題があること等々含め、まともに戦ってはマドリーに勝つのはかなり難しいと言わざるを得ないのが現状だ。ただここでの敗戦は優勝戦線からの事実上の脱落を意味するものになりかねず、マドリーを走らせないためにもこの試合は勝ち点3が欲しい1戦となる。そんな中、注目はジョアン・フェリックス

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 負傷離脱から復帰以来、ベンチにこそ入っているものの出場機会が限られているため彼の状態がどこまで変わっているのかは分からないが、本調子を取り戻しているようであれば、アトレティコにとってこれ以上ない大きな武器となる。厳しい前評判を覆すためにも、周囲に関係なく1人で試合を決定づけてしまうだけの力を持つフェリックスにかかる期待は大きい。加入以来、負傷が多く期待に応えきれていはいないフェリックス。デルビーでコルチョネロスのヒーローとなることができるのか。今季のリーガを大きく左右するこの首都決戦、必見だ。


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10、カディスvsグラナダ

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 ホーム カディスは前節エルチェに3-1で敗れ3連敗。更にその3試合で負った失点は11と守備の崩壊が顕著になっている。順位も19位に沈み、セルベラの首もいつ切られるかわからないような状態。5年以上にわたってチームを支え続けてきた功労者のためにも、ホームで迎えるこの試合 勝ち点3がなんとしても欲しい1戦だ。注目はソブリーノ

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昨季ローンで加入し、今季正式加入が決まった彼は加入以来2トップの一角としてロサーノとコンビを組みながらも、彼の周りを衛星的に動きながら攻守において多大な仕事量をこなしている。ただ実際、その働きチームの勝利に貢献することはできておらず、これまで0ゴールと結果を見ても、厳しい評価を下す声が多いのも無理はない。9.5番としての役割に加え、ストライカーとして仕事を決める仕事ができるか。ソブリーノの奮起に期待したい。


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 一方、アウェイ グラナダの16節はアラベスに2-1で競り勝ち、3試合ぶりの勝利。順位も15位まで浮上した。一時の最悪な時期からは抜け出したグラナダだが、できるだけ余裕をもって残留するためにも、1ポイントでも降格圏から離れる必要があり、シックスポインターとなるこの試合、勝ち点3を持ち帰りたいところだ。注目はプエルタス

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 これまでチームの絶対的中心として攻撃を牽引していたロチーナの負傷離脱によって出番が再び回ってきた彼は、その期待に応えるように前節、見事な先制弾を挙げ勝利に貢献した。ロチーナとは利き足もタイプも異なる彼だが、その実力はここ数シーズンのパフォーマンスを見れば明らかであり、十分その穴を埋めることはできるはずだ。同ポジションにコジャドの獲得が決まっている中で、彼がNo10にふさわしい自らの価値を証明できるか。注目したい。


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