rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ14節プレビュー Part1

1、前段

 皆さんこんにちは。よろしくお願いします!

 この代表ウィークでは我らがスペイン代表 ラ・ロハのW杯出場が決まりました!

 スウェーデンギリシャと同じという非常に厳しいグループとなり初戦のギリシャ戦に引き分け、続くジョージア戦も後半アディショナルタイムでようやく勝ち越し、4節にはスウェーデンに敗戦と特に前半戦は非常に厳しい結果になり、個人的にも敗退が頭をよぎりましたが、何とかW杯の舞台でラ・ロハが見れることとなり、非常に嬉しく思っています。アンス、ペドリ、ガビのバルサ3人衆を筆頭に若い世代の台頭によって世代交代も良い形で進んでいる今のラ・ロハがどのような内容、そして結果をカタールで見せてくれるか、いまから楽しみが膨らみます。

2、ラ・リーガ13節振り返り

 13節最大のビッグマッチ デルビ・セビジャーノは前半終了間際のギドの退場もあり、セビージャが勝利。上位対決となったマドリーvsラージョ、オサスナvsラ・レアルはそれぞれ両レアルが貫禄を見せ勝利。セルタvsバルセロナバレンシアvsアトレティコは3強の2つがそれぞれ3点、2点のリードを試合終了間際に追いつかれ、痛恨のドローとなりました。他の5試合も見ごたえのある好ゲームが多く、代表ウィーク前にふさわしい、面白い節となりました。

 さてそれではいつも通り、今節のベストイレブンとそのサブ組を置いて14節のプレビューに移りたいと思います。

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3、ラ・リーガ14節プレビュー

 今節は代表ウィークが短かったためなのか、終わったのが早かったからなのかは調査不足のためわかりませんでしたが。CL水曜開催組の試合も今回は延期にならず、全10試合が開催されることになります。今節1番の注目はチャビの初陣となるバルセロナダービーことバルセロナvsエスパニョール。マドリーはグラナダの本拠地に乗り込み、ラ・レアル、セビージャ、アトレティコの3チームはすべてホームでそれぞれ、バレンシアアラベスオサスナを迎えうちます。今回の記事では現地金曜及び土曜開催の5試合について書いていきます。現地日曜及び月曜の5試合の方を見たい方はPart2(11/20予定)の方を見ていただけると幸いです。

1、レバンテvsアトレティック

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 ホーム レバンテの前節はアラベス相手に試合終了間際、ホセルの勝ち越し点を許し敗戦。これで6分7敗と未だ唯一の勝利なしのチームとなってしまっている。修正を図りたいこの代表ウィーク、代表として狩り出されたのはバルディのみ。そのバルディはアルメリア相手にハットトリックを達成するなど好調っぷりを見せつけた。そのバルディ、カンパーニャの復帰もあり、インテリオールは充実。これでゲームを作り、良い形でのチャンスメイクもよりできるはずだ。前々節ケガを負ったデフルートスも練習に復帰しており欠くのは、アトレティックの屈強な守備陣相手とはいえ、ゴールを奪う力は持っているはずだ。注目はマルサ。433の底、もしくは442のドブレピボーテの一角としての出場が予想される彼だが、前節は見事なパスからデフルートスの得点をアシスト。それ以外でも終始存在感を見せ圧倒的なポテンシャルを証明するプレーを披露した。しかし、彼の課題は何より安定感。このプレーを継続して見せることができれば、チームの浮上、そして個人のステップアップは間違いなく見えてくる。彼がレバンテの救世主となることができるのか、厳しいマークにあうだろうこの試合が一つの試金石となる。


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 一方アウェイのアトレティックは前節ホームでカディス相手に痛恨の敗戦。蹴る意識が高いカディス相手には中々得意のハイプレスがハマり切らず、一瞬のスキを突かれた6分の失点を取り返せないままになってしまった。代表ウィークではスペインA代表にシモンとイニゴ、U21にはアギレサバラ、ベンセドール、ニコと計5人が召集。特にU21組火曜開催だったこともあって、コンディションには懸念が残るか。話をレバンテ戦に戻すと、アトレティックは直近7試合レバンテ相手に負けがなく、昨季のコパ準決勝でも勝利した相性のいい相手。更に直近8戦アウェイでの負けはなく、データ上では好条件がそろっている1戦となる。この試合の注目はべレンゲル。以前も触れたが、今季のベレンゲルは極めて調子が悪く、結果としてもまだ1アシストと明らかに物足りないもの。前節もHTで交代となっており、心配な状況が続いている。右ハーフスペースに侵入して結果的な仕事をする彼の特性は変えのきかないものであり、この試合で何とか再起のきっかけをつかみたいところ。欧州出場権のためにもしっかりと勝利し、少しでも順位を上げたい。


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2、セルタvsビジャレアル

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  代表へはアイドゥーがガーナ、アラウホがメキシコ、フォンタンがU21スペイン、タピアがペルー、ブライスがスペインにそれぞれ召集された、ホーム セルタは前節バライードスでバルサと対戦。前半に3点を先行される厳しい展開も、後半アスパスの96分での劇的ゴールを含む3点を取り、値千金の勝ち点1をゲットした。ただこの結果以上に大きいのは大エースアスパスの復活。ドブレーテという結果はもちろん、特に2点目は時間帯、難易度等々どれをとってもスーペルゴラッソに値するもので復調を象徴するものといって過言はないはずだ。この試合の注目ももちろんアスパス。この対戦カードは直近10試合で引き分けがなく、全体的に得点が多く入る試合となっている。そしてビジャレアルとアスパスといえば思い出されるのが2018-19の涙のドブレーテ。残留争いの直接のライバルとなっていた両チームの裏天王山的な試合だったこの試合ケガを押して出場したアスパスがドブレーテをあげチームを勝利に導き男泣きした伝説の試合だ。未だ15位に沈むチームの浮上へあの時の再来となるようなアスパスのスーパープレイに期待したい。


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 一方 アウェイ ビジャレアルは前節 ヘタフェに勝利。ピノ、ダンジュマを試合途中に失う厳しい展開もトリゲロスの1点を着実に勝利につなげた。エメリのニューカッスル移籍報道及びその否定以来、連勝と良い波に乗ったまま代表ウィークの中断となった。この代表ウィークはパウがスペイン、マンディがアルジェリア、オーリエがコートジボワールエストゥピニャンがエクアドル、ダンジュマがオランダ、チュクウェゼがナイジェリア、ディアがセネガルにそれぞれ召集。更にアルビオル、トリゲロス、ピノの契約延長に成功するなどトピックの多い中断期間となった。そんな中迎える、中断明けセルタ戦、未だ12位と低迷するチームの順位を一つ一つ挙げていくためにも、アウェイなが勝ちの欲しい1戦だ。この試合の注目はパコ・アルカセル。ダンジュマ、チュクウェゼ、ディアは代表明け、ジェラール、ピノは出場が厳しいとみられるこの試合、アタッカーの中で唯一ベストコンディションで臨めるであろうパコにかかる期待は大きい。今回のラ・ロハではRDTが初召集され、モラタがW杯出場を決める1発を沈め、ロドリゴも久々の復帰を果たした。だが、本来それらのタレントとポジション争いをしていなければならないはずのパコは未だリーガ0Gと昨季に引き続き、厳しいシーズンになってしまっている。台所事情の苦しい今、彼の力を見せつけビジャレアルの浮上及び逆転でのW杯メンバー入りのきっかけとなる試合にしたい。


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3、セビージャvsアラベス

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 ホーム セビージャは前節のデルビ・セビジャーノで見事勝利し、3位をがっちりキープ。とはいえこの日もギドの退場までの内容は褒められたものでなく、この中断期間でのロペテギによる修正が不可欠だ。この代表ウィークはボノ、ムニルがモロッコ、クンデがフランス、モンティエル、アクーニャ、パプがアルゼンチン、アウグスティンソンがスウェーデンディレイニーデンマークに召集。ナバス、エン=ネシリが未だ離脱中、更に南米勢が多いことからコンディションには不安の残るメンツも多く、台所事情としては苦しい中で迎える1戦となる。注目はジョルダン。未だ代表に召集されたことがないというのが謎でしかないほどの実力者であるジョルダンは前節も後半1人少なくなったベティス相手に圧倒的な存在感を披露。一人で相手のブロックを揺さぶり続けた。代表ウィーク明けとなるこの試合も、彼は疲労もなくベストコンディションで臨めることとなり、退いてブロックを作ってくるであろうアラベス相手に彼の展開力は鍵になるはず。この試合、しっかりと会心の内容で勝利し今後のCL逆転突破、優勝争いの本格参戦につなげたい。


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 一方、アウェイ アラベスは4231導入以来絶好調。ここ4戦で3勝1分と今までの不調が嘘のように残留争いにおいて直接のライバルになるであろうカディス、エルチェ、レバンテに見事勝利し、順位も14位まで上昇させることに成功した。スコアを見ても試合終了間際の劇的弾が多く、難しい試合でポイントを拾いきる力がついてきたのは、今後厳しい残留争いを勝ち抜くためにも非常に大きい。この代表ウィークも代表に取集されたのはセネガルのルームのみと、しっかりカジェハの下でチームの結束、連携面にも期待が持て、バルサに引き続きセビージャ相手でも勝ち点を拾う可能性は十分にある。この試合の注目はトニモヤ。アトレティコカンテラで長くカピタンを務めた彼は今季とうとう他チームでのプリメーラ初挑戦。ここまで中盤に居座るタイプのルームの横で献身的に動くハードワーカーとして自らのポジションをしっかり確保している。ジョルダン、フェルナンドらを擁するセビージャの中盤相手となるこの試合、彼がどれだけのプレーをできるのか注目したい。代表ウィーク前の良い流れをそのまま引き継ぎ、降格圏から一つでも離れられるよう勝ち点の欲しい1戦だ。


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4、アトレティコvsオサスナ

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 ホーム アトレティコは前節メスタージャに乗り込むと90分まで2点の余裕を持ちながら、アディショナルタイム ウーゴ・ドゥーロのドブレーテを許しまさかのドロー。勝ち点2を落とす結果になった。前回の代表ウィーク中断明けの6試合で1勝3分2敗と厳しい10月シーズンになってしまった。その原因として挙げられるのが守備の崩壊。その6戦で12失点とアトレティコとしてはあり得ないといって良い失点数になってしまっている。この原因の一環といえるであろうことが3トップへの変更。フェリックス、グリーズマンスアレス、コレアから3人を並べるこの3トップは攻撃面では機能しているが、一方で守備面に大きな懸念を抱えているのも事実。WGが戻り切れないWBの前のスペースからフリーでクロスを挙げられるシーンが多く目立ってしまっていた。ここのバランスをいかに捉え、改善していくのかチョロの采配に注目したい。ほとんどのメンバーが代表に召集され、ヒメネス、ロディ、デポール、コレア、スアレス、クーニャと南米勢も多く、コンディションには大きく不安は残るが、ホーム オサスナ戦といえば昨季37節劇的逆転勝利で優勝を決定づけた良い思い出の残る地。ここで気持ちの良い勝利を挙げ、浮上のきっかけにしたい。


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 一方、アウェイ オサスナは前節ラ・レアルに敗戦。しっかりと相手をリスペクトして良い戦いを繰り広げたが、結果的には連敗となってしまった。マドリー、セビージャ、ラ・レアルと続いた地獄の4連戦も今節が最後。終わりよければ・・・ではないが、ここでなんとか勝ち点を拾い、少しでも良い形でこの4連戦を終えたい。この中断期間、代表に召集されたものはなく、アリダネもこの試合にも復帰可能という見込みも立っており、フルメンバーで十分対策を練ってこの一戦に臨むことができるはずだ。注目はファン・クルス。5バックを起用しなかった場合、出番はないだろうがこれまでの流れを見てもボールを握られる格上相手には5バックで来ることが濃厚。ラテラルとしては物足りない彼も3バックの左としては守備、供給ともに素晴らしいものを見せており、期待が高まる。この試合ではグリーズマンジョレンテといった相手のストロングに当たるポイントとのマッチアップが予想され、彼の出来がチームの結果を左右するといっても過言ではない。自慢の532or541ブロックでしっかりと耐え、一瞬のスキを突くことでワンダ・メトロポリターノから勝ち点を持ち帰りたい。


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5、バルセロナvsエスパニョール

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 ホーム バルセロナはこの中断期間で大きな動き。チャビがとうとうチームに合流した他、アウヴェスが帰還を果たし、2人の偉大なレジェンドを中心に再建へ向かうこととなった。チャビの初陣ということもあり、注目と期待が高まる1戦だが、その一方でネガティブな要素が多いのも事実。まず離脱者の多さ。ペドリを筆頭にケガから帰ってきたメンツも多い一方で、デンべレ、アンス、ブライスワイト、アグエロと前線のアタッカーは相変わらず離脱者が多く、純粋なアタッカーとして起用可能なのはメンフィス、コウチーニョ、そして戦力外のルークの3人のみ。更に代表ウィークの中断があったとはいえ、代表に召集されていた選手が大半で実際チャビと直接話しながら練習を行えたものは少ない。以上2つの大きな懸念点をこの試合のバルサは抱えているがそれでも楽しみなのは事実。注目はリキ。クーマンの下では出番がほとんどなかったリキ。これはクーマンが嫌いだからという意見も多かったが、実際試合になると軽いプレーが攻守で目立ってしまっていた。ペドリ、フレンキー、ニコ、ガビ等々、次々と自分と同年代あるいはそれより下の世代のタレントが出てくるバルサのインテリオールにおいて彼が生き残るにはこのチャビ就任がラストチャンス。彼の下で存在感を示し、もう一つ上のレベルに進めるか、それともこのままバルサを離れることになってしまうのか。崖っぷちのバルサのアイドルのプレーに期待したい。


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 一方、アウェイ エスパニョールは前節グラナダに2-0で勝利。ヘタフェ相手の敗戦というミッドウィークの取りこぼしをしっかり取り返し、良い流れのまま代表ウィークに突入。この代表ウィークでもエース RDTがスペイン、ウーレイが中国、ケイディ・バレがアルバニアにそれぞれ召集された。そして迎えるこのバルセロナダービー。なんだかんだ10年以上勝ちがなく、2年前もこのデルビーで降格を決定させられたと、同じ地域のライバル以上の因縁を抱えているエスパニョールにとって、この試合をチャビ初陣の引き立て役で終わることなど許されない。バルサが調子を落としている今こそ、このデルビーで勝ち、自らの存在意義を改めて証明したいところだ。注目はセルジ・ゴメス。今季セビージャから加入し、ディエゴ・ロペスカブレラと良い関係を築きながら、堅守を支えている彼はラ・マシア育ちであり、今季デルビーの相手という形でかつての同僚、そして偉大な先輩たちと再会を果たすことになる。押し込まれることが予想されるこの試合、彼を中心としたブロックで確実にバルサ攻撃陣を抑え、チャビ就任で盛り上がるバルサを落とし穴にはめたいところ。間違いなく盛り上がる2年ぶりのバルセロナダービー。見逃せない試合となる。


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