rinのリーガとスペインサッカーについて語るブログ

ラ・リーガとスペインサッカーについて気軽に書きます。内容めっちゃ浅いです笑 アトレティコのファンです。

ラ・リーガ 13節プレビュー part2

1、前段

 この記事では日曜開催のリーガ13節のプレビューについて書いております。金曜、土曜開催の5試合については下のpart1で書いておりますので、ぜひ振り返り、アーカイブ視聴等々のお供にお使いください。

 

rintorres9.hatenablog.com

 ではよろしくお願いします!

2、ラ・リーガ13節プレビュー

6、ビジャレアルvsヘタフェ

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 ホーム ビジャレアルは前節バレンシア自治州ダービーで敗戦。これでリーガ3戦連続勝ちなしと非常に厳しい流れが続いている。そんな中で迎えたミッドウィークのヤングボーイズ戦ではキャプーとダンジュマのゴールで勝利。暫定首位に立っており、次節ホームでユナイテッドに勝利できれば、グループ突破がほぼ決定する状況にまで持ってくることができた。更には突如上がったエメリのニューカッスル移籍の話もこの試合後本人の口から否定。結果的にこの試合の勝利、そしてこの報道がチームをもう一度再結束させるきっかけになる可能性は十分だ。代表ウィークを少しでもいい状況で迎えるため重要な一戦となるこの試合、注目したいのは右ラテラルに入る可能性が高いオーリエ。今夏を少し過ぎたタイミングで加入した彼は合流後4試合で1スタメン2途中出場とまだ信頼を勝ち取るには至っていない。ただ彼の身体能力とその幅をとれるという特性は他のラテラルと大きく異なる特徴。本来スタメンのフォイスがいない今こそ、フォイスとは違うタイプであり自信の存在価値を証明したい。


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 一方 アウェイのヘタフェは前節、エスパニョール相手に初勝利を挙げることに成功。新監督キケ・フローレス就任後の成績は相手がいずれも下位に沈むチームとは言え、1勝2分1敗と改善傾向にある。改めて442の形に戻し、ターゲットマンのウナルとその横を衛星に動くポベダの2トップは良い補完関係を持っており、採用されて以降の2試合で3点をチームの今季総得点となる6の半分の数字を挙げている。ということで注目はエネス・ウナル。昨夏ビジャレアルから加入した彼だが昨季は4Gにとどまり不発。デビュー以来その才能に高い期待を持たれているプレーヤーながら、パッとしない成績が続いている。そんな中この2試合では3得点を記録、前節はスーペルゴラッソを挙げるなど好調さを見せており、キケ政権下のエースとして君臨しつつある。古巣との対決となるこの試合。ビジャレアル相手に3戦連続弾を奪い、チームの最下位脱出につながる勝利をおたらしたい。


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7、バレンシアvsアトレティコ

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 ホーム バレンシアは前節ビジャレアルとのデルビーで見事勝利。8試合ぶりとなる貴重な勝利を挙げた。この試合、ボルダラスは今まで継続していた442の形ではなく4123の形でセット。更にゲデスを最前線に置き、しっかりとブロックを組みカウンターでゲデスの推進力を生かすという形に。これがビジャレアル戦では功を奏し、結果無失点勝利につながった。ビジャレアル以上の強敵となるこの試合でもこの形の継続は濃厚だ。その中で注目はソレール。前節こそケガ明けという理由でスタメンから外れた彼だが交代出場後はPKという形ではあったが、得点を決めチームの勝利に貢献。存在感の大きさはさすがの一言だ。先日発表されたヨーロッパ予選に向けたラロハのメンバーにも召集されており、マルコス・ジョレンテのいない今、ハーフスペースをランニングで攻略する彼の存在はギリシャスウェーデンという厳しい連戦を乗り切るために重要なピースになるだろう。強敵アトレティコをメスタージャに迎えるこの1戦、10番を中心に再浮上のきっかけとなる勝ち点3を取りたい。


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 一方、アウェイ アトレティコは前節ベティスに3発で完勝。ベティスのパフォーマンスレベルが低かったことは否めないが、前々節から行っている3421がハマり、フェリックスが待望の今季初ゴールを挙げるなど、ポジティブな結果になった。しかし、ミッドウィークに行われたアンフィールドに乗り込んでのリヴァプール戦ではいいところ無く完敗。フェリペの退場があったとは言え、現時点での完成度の差、そして3421システムの限界を感じるような1戦となってしまった。そんな中迎える大切なメスタージャでのバレンシア戦。リーガ連覇のためにもこれ以上の取りこぼしは回避したいところだ。この試合の注目はコケ。昨季の影のMVPであり、EURO、ネーションズリーグでも素晴らしいプレーを見せているが、3421へのフォーメーション変更後、らしくないパフォーマンスが続いている。それが勤続疲労によるものなのかドブレピボーテへの変更からくるものなのかは不明だが、彼の復活抜きにアトレティコの本当の意味での巻き返しは始まりようがない。アトレティのカピタンとしてチームを牽引するプレーに期待したい。


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8、マジョルカvsエルチェ

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 ホーム マジョルカは前節カディス相手にドロー。これで3戦連続ドロー、更には3戦連続退場者を出すという中々ない記録が続いている。ただ一時期に比べるとアンヘルのフィット、マフェオ、ルッソのケガからの復帰でチームとしての調子は確実に上向いており、だからこそ早く勝ち点3という結果が欲しいところだ。残留という目標において直接のライバルになるであろうエルチェとの対戦となる今節。ホームで勝ち点3を挙げ良い流れで代表ウィークに入りたい。この試合の注目はヴァリエント。開幕以来12試合すべてでスタメン出場を果たしているこのスロバキア人CBは2年前と比べ格段に成長した姿を見せており、けが人が相次ぐなど不安定だったマジョルカのDF陣を支え続けている。そんな彼がこの試合マッチアップするのはおそらくルーカス・ボジェ。圧倒的なフィジカルと技術、決定力の高さでエルチェのエースとして君臨する彼はケガからの復帰以来絶好調。相手に大きな脅威をもたらしている。そんな彼をヴァリエントが抑えきることができるのか。そこでヴァリエントがどのようなプレーができるかが、全体の結果をも左右するだろう。


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 一方 アウェイのエルチェは前節マドリー相手に惜敗。ヴィニシウス対策はかなり機能しており、内容でも互角といって良い戦いをしていたのだが、一瞬のスーパープレーで得点を奪われ、ラウール・グティの退場で勝負あり。これで4試合連続勝ちなしと内容はいいだけに非常にやり切れない結果が続いている。何としても勝ち点3が欲しいこの試合、注目はパストーレ。合流以来ベンチを温める試合が多かった彼だが、徐々にチームにもフィットし始めさすがのプレーを見せ始めている。トップ下として起用されたマドリー戦でも厳しいマークの中でも狭い空間でよいチャンスメイクを行った。彼がさらにルーカス・ボジェやルーカス・ぺレスといったストライカー陣とよりよい関係を築ければここまで通算9点と伸び悩んでいるゴール数もおのずと増えていくはず。彼のイマジネーション溢れるチャンスメイクから勝利につながる得点に期待したい。


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9、オサスナvsレアル・ソシエダ

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 ホーム オサスナは前節セビージャ相手に敗戦。今季アウェイ初黒星となった。上位対決として期待が集まったこの試合ではあったが、過密日程の影響からオサスナはターンオーバーで臨んでおり、そこまで引きずる必要のない敗戦といえるだろう。そして迎える今節の相手はマドリー、セビージャに続き強敵ラ・レアル。ちなみに代表ウィーク明けとなる次節はアトレティコと上位相手との厳しい試合が連続して続く。ただオサスナの目標はあくまで残留であり、これまでの成績は出来すぎといったも過言のないレベルのもの。そういった意味ではこの4連戦は余裕を持って挑戦を楽しむという感覚で挑めるはずだ。注目はルーカス・トロ。今季はここまでけがもなくリーグ屈指のパフォーマンスを見せているこのピボーテの存在はモンカジョラ、ブラサナクとともにオサスナの躍進を支えており、この中盤3枚vsラ・レアルの誇るトリオの対決は見物。タイプの違うこの中盤ユニットにおいてどちらが主導権を得るのか。それがこの上位対決の結果を左右するはずだ。


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 アウェイ ラ・レアルは前節バスクダービーにおいて終始優位に試合を勧めながらも、レミーロの痛恨のミスで失点し、1vs1で終了。それまでかなりのスーパーセーブでチームを救っていたレミーロを責めることはできないが、勝ち点2を落とす痛恨の結果に。更には続いて迎えたミッドウィークのELでも格下のシュトゥラムに勝ちきれずこれまた痛恨のドロー。モナコPSVと同居する厳しいグループなだけにこの試合を引き分けで終えてしまったという意味は大きくなってしまうはずだ。このようにここまで作ってきた良い流れが、オヤルサバルの離脱とともに陰り始めている。そんな中注目はやはりもう一人のエース イサク。WGで起用された前節はやりずらさを感じさせるようなプレーぶりでインパクトを残せず。セルロートが良いプレーを見せているだけにこの2大ストライカーをどのように起用・併用していくのかはアルグアシルの腕の見せ所だ。代表ウィーク前最後となるこの試合、良い流れを取り戻し気持ちよくブレイクに入りたい。


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10、ベティスvsセビージャ

 さあ今節ラストとなる試合はリーガ随一の熱さを誇るローカルダービー デルビ・セビジャーノ。しかし、両チームの調子は決して良いとは言えない現状だ。

 ホーム ベティスは前節アトレティコに0vs3で敗戦。フェキルを休ませたという弁明事項があるとはいえ、ほとんど良い形を作れず圧倒されてしまった。そしてミッドウィークのELでもレバークーゼンに0vs4の大敗。2試合で0得点7失点とかなり厳しい週になってしまった。順位自体は5位と好位置につけているベティスだが、内容としては個人能力に頼っている部分も大きく、チームとしての構成には課題を残しているベティス。しかしこの課題は一朝一夕で改善できるものではなく、何よりこのデルビ・セビジャーノはそういった次元を超えた魂のぶつかり合いである。それをホーム ベニート・ビジャ

マリンで迎えるこの試合、敗北は許されない。注目はフェキル。先程触れたようにアトレティコでは休養、ELでは試合終盤に退場とこの2試合消化不良に終わっている彼。故に、この試合にかけるモチベーションは高いはずだ。屈強なセビージャDF陣相手でも違いを作れる希少な存在である彼がこのデルビーでどんなプレーを見せるのか 注目したい。


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 一方 アウェイに乗り込むセビージャは前節オサスナに勝利。相手がターンオーバー行っていたとはいえ、上位対決を確実に勝利した。しかしミッドウィークのCLリール戦ではピスファンで痛恨の敗戦。これで4試合勝ち点3とかなり突破が難しくなってしまった。そんな中迎える3ポイント以上の勝ちを持つ大事な大事なこの試合。注目はアクーニャ。不動の左ラテラルとして君臨している彼だが、ここ最近の調子は振るわず、狙いどころにされてしまっている。この試合でもロドリを右サイドに要するベティスは必ずここを突いてくることが予想され、そんな中アクーニャがどのようなプレーを見せられるかは大きなこの試合の焦点となる。他チームの結果次第でもあるが、この試合に勝利すれば首位も見えてくるセビージャ。内容面、そしてCLでの低迷からファン、メディアの目をそらさせるためにもこの大切なデルビーに勝利し、今後につなげていきたい。


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